《フィーバー・ナッツ》 [編集]

フィーバー・ナッツ C 自然文明 (3)
クリーチャー:ワイルド・ベジーズ 1000
すべてのクリーチャーの召喚コストを1少なくする。ただし、コストは0以下にはならない。

DM-12で登場したワイルド・ベジーズ

相手も含めたすべてのクリーチャー召喚コストが1小さくなる。

相手にもアドバンテージを与えてしまうことから実質的に使用制限があり、使いにくさが目立つ。相手自分共に加速させることからゲームを早める作用があり、かつゲームが長引くとその分相手に利用される機会が増えてしまうので、このカードを採用する時はかなり早めのビートダウンのような、ゲームセットまでのターン数の少ないデッキで使いたい。

下手に残られると直接的な敗因になりかねないため、自分でこのクリーチャーを除去する手段があると運用がずっと楽になる。具体的にはスーサイド効果のコスト、進化クリーチャーの進化元など。

早期大量展開から攻撃するようなデッキに採用すれば、仕事はきちんとさせつつも仕事させるターン数は減らすことが出来、効率よく運用出来る。上手く大量展開が出来れば、ロックがかかった相手はクリーチャー除去に動かざるを得ないため、用済みのこのクリーチャーを消してもらうことにつながる。

勝負を急いで展開することを強制されるため、全体除去が刺さったときに立て直しが利かないのが欠点。また、やはり相手の召喚コストを下げてしまうことの事故が一定数あるのも目をそらせない。しかし、下記のワイルド・ベジーズ種族デッキのように上手くかみ合う事例もあるので、頭の片隅にこのクリーチャーの存在を入れておいても損はないだろう。

環境において [編集]

やはり、相手にも恩恵が大きいことから、長らく就けるデッキが見つからずにいた。

しかし、革命ファイナル環境において【緑単ループ】でついに日の目を浴びるようになった。ループに突入すれば相手にターンを返すことはないため、相手にコスト軽減の恩恵がないも同然だった。特にフルパンを耐えてから増えた手札でコンボを始動する展開において強力であった。

新章デュエル・マスターズ環境前半では、【緑単ループ】はこのカードを採用した最速ループ特化型と《原始 サンナップ》を採用した《S級原始 サンマッド》によるビートダウンプラン折衷型に二分されていた。これを使った型だからといってビートダウンが全くダメという訳ではなく、4ターン目にジャスキルかジャスキル+1体のワンショットをするぐらいなら十分出来た(関西の競技プレイヤー界隈では前者が、関東のコミュニティでは後者が流行していたと伝わっているが、真偽は不明)。

新章デュエル・マスターズでは【ガシャゴズラループ】にも使われた。

《ベイB ジャック》プレミアム殿堂に指定されてからは、【緑単ループ】【ガシャゴズラループ】も衰退し、このカードも使われなくなる。

そして、十王篇終期の2021年2月になると、【ゼロ・ルピアループ】メタカードとしての需要が生まれた。このクリーチャーのコスト軽減強制で適用されるため、《ゼロ・ルピア》コスト軽減によって相手のクリーチャーがノーコストで召喚されるところを、このクリーチャーの「ただし、コストは0以下にはならない。」という能力から、最低でも1コスト払わせることで大量展開を防ぐことができるようになった。
コスト軽減が本分のはずのカードが、逆にコスト加重カードとして機能してしまったのだ。

その他 [編集]

  • 弾が進むにつれ、進化クリーチャー進化元種族ではなく文明が参照されるようになってきた。この現象によってこのクリーチャーからの進化先が増えてきたため、進化でこのクリーチャーを容易にどかせるようになった。この点では、運用性は上がっている。
  • 《コッコ・ルピア》同様コスト軽減は強制である。かつてはコストダウンによって要求される文明を揃えられないという状況を作り出せたため、《腐敗電脳メルニア》等に代表される低コストの多色クリーチャーを封じることができた。しかし2015年7月15日のルール変更にてこのような場合、文明が揃うよう追加でマナを支払えるようになったことによりこのような戦術は取れなくなった。

旧テキスト [編集]

フィーバー・ナッツ C 自然文明 (3)
クリーチャー:ワイルド・ベジーズ 1000
各プレイヤーはクリーチャーを召喚する時、支払うコストが1少なくなる。ただし、コストが1の時は少なくならない。

フレーバーテキスト [編集]

  • DM-12
    タオパブの森には、得体の知れない元気が漂っている。
  • DMEX-08
    オシャレになりたーい! ― ピーナッツくん
  • プロモ(P26/Y3)
    元気があれば、何でも出せる!

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 能力について

Q.《フィーバー・ナッツ》がバトルゾーンにいる状況で、《流星のガイアッシュ・カイザー》を「相手のターンの終わりに」の能力で召喚する際、「コストは0以下にはならない。」の能力によりコストを1支払う必要はありますか?
A.いいえ、マナコストの支払いは必要ありません。《フィーバー・ナッツ》などが持つ召喚コストを少なくする能力は、効果でコストを支払わずに召喚する際には適用されません。
引用元(2021.10.22)

Q.《フィーバー・ナッツ》がバトルゾーンにいる状況で、《夢幻なる零龍》を召喚する場合、支払うマナコストは1ですか?
類似例:《ゾンビポンの助》
A.はい、支払うコストは1です。元のコストが0であるカードを使用する場合でも、コストを軽減する効果は適用されます。
《フィーバー・ナッツ》が適用されるので、コストを1支払う必要があります。
引用元(2021.10.22)