《ロイヤル・ドリアン》 [編集]

ロイヤル・ドリアン R 自然文明 (5)
クリーチャー:ワイルド・べジーズ 1000
S・トリガー
このクリーチャーが出た時、すべての進化クリーチャーの一番上のカードを、持ち主のマナゾーンに置く。

DM-11で登場したワイルド・ベジーズ

cipバトルゾーンにあるすべての進化クリーチャーの一番上カードマナゾーンに送る、S・トリガークリーチャーである。

進化クリーチャーへのメタカードとして用いるのが正道だろうが、進化元は残ってしまうため、あまり使い勝手は良くない。だが、【速攻】中速ビートダウンには優秀な進化クリーチャーがよく用いられているため、防御用カードとしての出番も少しはあるかもしれない。

このカードの真価は、自分の進化クリーチャーと組み合わせた退化コンボにこそあるだろう。
進化元は残る特徴を活かして、強力なクリーチャーを擬似的にコスト踏み倒しできる。
詳細は再構築の頁で説明している。

環境において [編集]

かつてはコスト7以上の進化クリーチャーの一番上をどかすことができる点(主に《邪神R・ロマノフ》)で《龍脈術 落城の計》との差別化ができていたものの、2021年3月16日ルール改訂により1体しかクリーチャーを残せなくなったことで《落城の計》との差別化がしづらくなった。
あちらとの違いは、クリーチャーが残る点自分と相手を問わずバトルゾーンにいる進化クリーチャー全てが対象である点進化クリーチャーの一番上がマナゾーンにいく点、呪文メタに引っ掛からない点

登場から環境で活躍する機会は永らくなかったが、DMEX-17末期にオリジナル環境チャンピオンシップ【青黒緑退化】の入賞が散見されたのを機に活躍を始め、2022年の正月明けには環境における退化デッキとして【青黒退化】【青黒緑退化】が二大派閥となり、このカードは後者のデッキのキーパーツとなった。

このカードが活躍した最大の要因は呪文メタに引っ掛からない点にあり、【5色コントロール】《覚醒連結 XXDDZ》《音卿の精霊龍 ラフルル・ラブ》を、《王来英雄 モモキングRX》採用型デッキが《アルカディアス・モモキング》を環境で暴れさせている中で、それらの呪文ロックの影響を受けずに済むのが大きい。S・トリガーで捲れれば《我我我ガイアール・ブランド》のアンタップ、スピードアタッカー付与を望まぬタイミング誘発させることができるというのもある。ビートダウンコントロールも、このカードのおかげで【青黒緑退化】に対して全てをケアすることはできない状況に追い込まれるのである。

メディアでの活躍 [編集]

その他 [編集]

  • 非常にユニークな能力を持つため人気が高い。だが複雑な裁定が関与するためか、長い間再録はされなかった。DMX-11にて念願の再録がなされることになり、格段に入手しやすくなった。しかしそれからまた10年に渡って再録されず、上述の退化戦術の大流行の時期も入手しづらい状態が続いた。その後、DM22-EX1デュエキングMAXカードとしてようやく2度目の再録の機会を得た。
  • ドリアンとはアオイ科の属する樹木の果実のこと。食べごろの見分け方の難しさなどから「果物の王様」とも呼ばれ、果実から独特の臭いにおいを放つため飛行機やホテルなどでは持ち込み禁止にされることも多い。

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

ロイヤル・ドリアン UC 自然文明 (5)
クリーチャー:ワイルド・べジーズ 1000
S・トリガー
バトルゾーンに出た時、すべての進化クリーチャーを持ち主のマナゾーンに置く。

DMPP-09で実装。アンコモンに降格し、カード指定除去から単なるクリーチャー除去になった。

クリーチャーのS・トリガーなので、《超神星マーキュリー・ギガブリザード》でロックされた状態でも《クリスタル・ツヴァイランサー》も一緒に除去できる。

《超神星アポロヌス・ドラゲリオン》にもランデスを食らわずに除去できるカードとして機能する。

一方で、相手が進化クリーチャーを使わないデッキでは能力を発揮できない。一応自分の進化クリーチャーをマナ送りにしてマナブーストという使い方はできるが、それならより軽くてチャージャーもついている《メビウス・チャージャー》がある。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

参考 [編集]