撃髄医(げきずいい) スパイナー》 [編集]

撃髄医 スパイナー R 闇文明 (9)
クリーチャー:マフィ・ギャング 2000
スーパー・S・トリガー(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい。その時自分のシールドが1つもなければ、このクリーチャーにS能力を与える)
このクリーチャーが出た時、次の能力を3回行う。
►相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-3000する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)
S−このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト4以下のクリーチャーを好きな数、自分の墓地から出す。

DMRP-04魔で登場したマフィ・ギャング

cipで相手クリーチャー1体に-3000のパワー低下を3回行い、スーパー・S・トリガーで自分の墓地からコスト4以下のクリーチャーを好きな数リアニメイトする能力を持つ。

相手のクリーチャー1体のパワーを-3000させる能力を3回繰り返すという珍しいクリーチャー。1回ごとに対象を選び直せるため、3体にそれぞれ-3000ずつはもちろん1体に集中させて-9000など柔軟な運用が可能である。

最大で-9000のパワー低下の強さは《S級不死 デッドゾーン》《阿修羅ムカデ》で実証済みであり、ウィニーの大群と中型クリーチャーどちらにも対応できる強力なクリーチャーと言える。
一方でパワーが10000を超える大型クリーチャーには1体で対応できないのは《冥王の牙》《凶殺皇 デス・ハンズ》に劣る点。

またスーパー・ボーナスは、コスト4以下のクリーチャーであれば文明に関係なく好きな数リアニメイトできるという豪快なもの。《百発人形マグナム》などを蘇生できるためループコンボに注目されている。

テクニック [編集]

環境において [編集]

新章デュエル・マスターズ環境から双極篇環境にかけては【青黒退化】【墓地ソース】で使われた。運良くこれで墓地ウィニーを出し尽くせば、《学校男》で相手の盤面に干渉したり《終末の時計 ザ・クロック》で1ターンを確実に凌いだりして、このカードcipで出した《戦略のD・H アツト》《【問2】ノロン⤴》により回復した墓地を活かして返しのターンコンボビートダウンを始動する、といったように大逆転の契機になることも有り得る。

またコスト4以下という点に注目して、狙うことは難しいが【デ・スザーク】の隠し味として偶に入った。好きな数リアニメイトして好きな回数無月の門をトリガーさせれば、劣勢からの逆転も夢ではない。ただしこのクリーチャーは魔導具を持っていない為、入れる枚数には注意された。

超天篇環境では【赤白“轟轟轟”ブランド】を仮想敵とした防御札として使われる。パワー低下という継続的効果なので《ナゾの光・リリアング》エスケープを貫通し、呪文ではないので《音奏 プーンギ》GR召喚も反応しない。

ただ、DMBD-09DMBD-10期あたりでは、軽量除去対策として多少コストが大きくともパワー4000以上のGRクリーチャーを好む風潮が一部で漂うようになったため、3000パワー低下1回では1体を処理し切れず刺さりにくい場面もそこそこ見られるようになった。

DMRP-12では全体パワー-3000と一体をパワー-12000の2モードが選べ、手打ちも容易な《九番目の旧王》が登場。これからはクリーチャーである点で差別化が必要だろう。

オリジナルではDMEX-17終期からチャンピオンシップでも非常に使用率が高い【白青赤鬼羅.Star】の対策として【青黒退化】に投入されるケースが激増した。

ゴッド・オブ・アビス環境では【黒単アビスロイヤル】が主な居場所。【我我我ブランド】のウィニーに刺さり、《ベイB セガーレ》さえ気を付ければ【緑単オービーメイカー】への対策にもなる。

【絶望神サガループ】の現役時代はS・トリガーを無効化するそちらに腐るということで肩身が狭かったが、そちらが消滅してS・トリガーが有効な環境になるや否や【黒単アビスロイヤル】に確定レベルで入るようになった。ある程度墓地が溜まっていれば、スーパー・ボーナスでの大量リアニメイトでさらに墓地肥やしを行い、いとも簡単に殿堂入りの《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》《単騎連射 マグナム》にアクセスできるようになる。
特に【赤緑アポロヌス】対面ではマナゾーンにあるクリーチャーを相手が《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》選ばれた時能力でランデスすることでスーパー・ボーナスでのリアニメイトを活かすことができる。もっとも、相手が侵略の際に《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》を一番上にしなければランデス効果が発動されないので簡単にケアできるが。

ただ、《忍蛇の聖沌 c0br4》が登場すると【黒単アビスロイヤル】における確定枠がそちらに取って代わられ、こちらは採用率に陰りが見えるようになった。

ルール [編集]

  • このクリーチャーのパワー低下は、「同時に対象を3回取る」能力ではなく、「『1体を選ぶ』操作を3回繰り返す」能力である。
    • 同時に複数体を選ぶ《レインボー・スパーク》などとは違い、同じクリーチャーを複数回対象にできる。
    • 選ばれた時能力持ちを3回選んだら、その能力が3回誘発する。
    • 可能ならこのクリーチャーを選ぶ能力持ちのクリーチャーを、1回選んだだけで破壊しきれなかった場合、次もそのクリーチャーを選ぶ必要がある。
    • 選んだクリーチャーのパワーが0になった場合、次の対象を選ぶ前に墓地に置く。ただし、そのクリーチャーのpigなどは3回選び終わった後に解決する。
+  2019年12月のアイコン能力に関する裁定変更前の記述

その他 [編集]

  • 選んだだけで能力がトリガーする《熱血星龍 ガイギンガ》などには注意。複数回選ばなければいけない状況では相手に大量のアドバンテージを与えてしまう。
  • 名前の由来はおそらく英語で脊椎を表す“spine”とスナイパー"sniper"の掛詞だろう。

アニメにおいて [編集]

サイクル [編集]

DMRP-04魔で登場したスーパー・S・トリガークリーチャーサイクル

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 2つ目の能力について

Q.《撃髄医 スパイナー》の「パワーを–3000する」能力は、同じクリーチャーに対して使うことができますか?
A.はい、3回使う対象はそれぞれ選びますので同じものでも構いません。例えば、パワー9000のクリーチャーに対して3回使えばパワーを0にすることができます。
引用元(2019.7.2)