魔導管理室(まどうかんりしつ) カリヤドネ/ハーミット・サークル》 [編集]

魔導管理室 カリヤドネ SR 水文明 (14)
クリーチャー:ムートピア 10500
シンパシー:自分の墓地にある呪文(このクリーチャーの召喚コストは、自分の墓地にある呪文1枚につき1少なくなる。ただしコストは0以下にならない)
このクリーチャーが出た時、コスト3以下の呪文を3枚まで、自分の墓地からコストを支払わずに唱えてもよい。こうして唱えた呪文は、唱えた後、墓地に置くかわりに山札の下に置く。
W・ブレイカー
ハーミット・サークル SR 光文明 (3)
呪文
S・トリガー
相手のクリーチャーを1体選び、タップする。次の相手のターンのはじめに、そのクリーチャーはアンタップしない。
※殿堂入り

DMRP-11で登場した/ムートピアツインパクト

クリーチャー面はコスト14と超重量級だが、墓地の呪文1枚につきコストが1軽くなる。《魔光帝フェルナンドVII世》と同じコスト軽減の条件がシンパシーとしてキーワード能力となっている。
cipで墓地の呪文を3連発する能力を持ち、呪文の組み合わせによっては戦況を一変させる事が可能である。詳しくは【カリヤドネループ】を参照。

呪文面は《マジェスティック・サンダー》の下位互換ではあるが、こちら側のS・トリガーにより細やかながら防御札として機能し、このカード自体が墓地に落ちてもコスト軽減に繋がる。《サイバー・I・チョイス》などでクリーチャー面をプレイする事も可能な為、カードとして見ればあちらより優秀と言える。【カリヤドネループ】では最悪空撃ちしてクリーチャー面のシンパシー元稼ぎに使うことも。

《「大当たり!もう一本!!」》との相性は最高の一言。これを1マナで召喚できる状況では墓地は十分肥えているはずなので、そちらを1回放ってからこちらを召喚すればそれだけで呪文を6回唱えることができ、《次元の嵐 スコーラー》G・ゼロ条件を満たすことが可能。

総じて、呪文の組み合わせに応じて様々な使い方が考えられるカードである。

ルール [編集]

《サイバー・K・ウォズレック》との相違点 [編集]

墓地にある呪文を唱えて、それを山札の下に送るのは《サイバー・K・ウォズレック》の能力に似ているが、こちらは置換効果が発生する能力である。具体的な処理の違いは以下の通り。

  • 《サイバー・K・ウォズレック》は2枚唱えた後に山札の下に置かれるが、こちらは1枚唱え終わるごとに山札の下に置かれる。
  • 《ジャミング・チャフ》などの効果によって、呪文が唱えられない状況下では、《サイバー・K・ウォズレック》は選んだ呪文は山札の下に置かれるが、こちらは選んだ呪文は山札の下に置かれない。

環境において [編集]

登場からしばらくはこれといった実績も無く、ハンデスなどでのグッドスタッフ的な使い方ならば《サイバー・K・ウォズレック》が優先された。

最初に大きな戦果を残したのはDMGP-9th
【ミッツァイル】全盛期のメタゲームの間を縫った地雷デッキとして優勝を勝ち取った。
その後もCSで上位入賞を続け、12月中旬まで【ミッツァイル】VS【カリヤドネループ】という構図を作り上げた。(→12月中旬のCSヒストリー)
2020年1月1日に、高性能な妨害札兼フィニッシャーとなる《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》殿堂入りし、弱体化を余儀なくされる。それでも墓地さえ肥やせば更地からでもループ移行可能な強力なデッキであることに変わりはなく、何より主要なループパーツは一切規制されていなかったため環境に君臨し続けた。

【カリヤドネループ】は他の周辺パーツが1つ程度規制されたとしても墓地肥やしさえできれば支障なく回すことができたためか、2020年12月18日にこのカード本体が殿堂入りすることになった。ムートピアとしては第1号で、ツインパクトとしては2例目。超天篇の規制カードとしては同時に殿堂入りした《生命と大地と轟破の決断》と合わせて早くも7枚目。オリジナル環境への悪影響を考慮した上での殿堂入りでもあったと見られる。

しかし、殿堂入り後もしばらくは《ロスト・ウォーターゲイト》サーチし、《デビル・ドレーン》シールド落ちケアして戦う型が一定数環境に残っていた。

王来篇環境開始からしばらくすると環境から姿を消したが、DMEX-17期から《月下旋壊 ド・リュミーズ》軸で【青魔導具】基盤の【スコーラー】がポツポツ上位入賞すると、《堕呪 ウキドゥ》を使ったループのコンボパーツとして見かけるようになった。

その他 [編集]

  • カード名はクリーチャー面、呪文面共にヤドカリ(英:Hermit crab)に由来する。
  • 《奇天烈 ヤックマン》のフレーバーテキストによれば、カリヤドネの中には一生遊べるほどのゲーム機が並んだゲームセンターが内蔵されているらしい。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • クリーチャー面の2つ目の能力について

Q.《魔導管理室 カリヤドネ》が持つ「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」の能力で唱えた呪文は、どのタイミングで山札の一番下に置きますか?
A.呪文を1枚唱えた後、次の呪文を唱える前にその呪文は山札の一番下に置かれます。
引用元(2019.12.11)

Q.バトルゾーンに自分の《我怒の鎖 パンサーベア》が1体います。相手は《極・魔壊王 デスゴロス》の「攻撃する時」の能力で墓地から《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》をバトルゾーンに出し、墓地から呪文を3枚選びました。相手は、墓地から選んだ3枚を全て使用できますか?
A.いいえ、1枚目の呪文を使用した場合、2枚目以降の呪文を使用ができなくなります。1枚目の呪文の効果で《我怒の鎖 パンサーベア》がバトルゾーンを離れた場合、2枚目、3枚目の呪文を使用できます。
引用元(2020.9.18)

Q.自分の《卍 新世壊 卍》がバトルゾーンにある状況です。自分は《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》をバトルゾーンに出し、「出た時」の能力で墓地から魔導具呪文を唱えました。自分はこの魔導具呪文を、山札の一番下か《卍 新世壊 卍》の下のどちらに置くかを選べますか?
A.はい、選べます。同一プレイヤーの置換効果が複数存在する場合、どの1つを適用するかそのプレイヤーが選べます。

+  総合ルール 101.5b

引用元(2021.10.22)

Q.《魔導管理室 カリヤドネ/ハーミット・サークル》が持つ「このクリーチャーがバトルゾーンに出た時」の能力で3枚の呪文を墓地から唱える際、1枚目の呪文を唱えている間、2枚目、2枚目の呪文は保留状態になっていますか?
類似例:《サイバー・K・ウォズレック/ウォズレックの審問》
A.はい、唱えようとしている残りの呪文もすべて、保留状態になっています。ですので、例えば、1枚目に唱える呪文が《超次元エクストラ・ホール》だった場合でも、その効果で保留状態になっている残りの2枚は選べません。

+  総合ルール 409.1e

引用元(2022.9.20)