【除去コントロール】

呪文を中心に相手の行動を妨害し、ゲームの流れを支配して勝利するコントロールデッキ。略して除去コンとも呼ばれる。

ハンデス火力確定除去による除去で相手の息切れを狙う。
もちろんブロッカーも搭載されることが普通であり、そちらに防御の多くを頼って【クリーチャーコントロール】に近くなることもしばしば。

DMでは、いわゆる呪文のみで相手のクリーチャーを支配するデッキを作ることは非現実的なので、呪文が中心とはいっても完全にそれに頼る構成はほとんどない。


大きく分けて

呪文を中心に相手の場や手札コントロールするのは同じだが、その後にトドメを刺す方法でどちらかに分かれる。
現在はライブラリアウト呪文プレミアム殿堂入りで規制されているため、基本的には今使われている除去コントロールはフィニッシャー型がほとんど。

文明的には、長期戦を狙うためドローが必須なのではほとんどの場合採用される。また、ライブラリアウト呪文があり(現在は使えないが)、ハンデス確定除去のあるも大抵は必要。
ほとんどの場合はこの2色を中心に計3〜4色でデッキが作られる。非常に長期戦に長け、マナ数も出やすいため、タッチを利用すれば5色全てを使う構成も可能と言えば可能。(>5色コントロール

ドラゴン・サーガ以降はクリーチャーの質が上がったため、クリーチャーの能力を中心に除去を行うことも十分できるようになった。その影響でクリーチャーによる除去を中心としたものでも、除去を中心とした立ち回りになるデッキなら【除去コントロール】と呼ばれるようになった。


変遷

基本セットの終わりまでぐらいはクリーチャー戦がメインにエキスパンションが作られ、【アクアンブラック】【リーフ青単】の方がメジャーなデッキだった事もあり、【除去コントロール】はマイナーなデッキであった。

闘魂編に入ると《フェアリー・ライフ》《エナジー・ライト》《ミスティック・クリエーション》など汎用性が高い呪文型デッキが流行する。《バースト・ショット》《デーモン・ハンド》で大型にも小型にも対応でき、環境にいた赤単赤黒にも有利に働いた。チャージャーが出る以前は白抜き4色自然のブーストからフィニッシャー・全体除去に繋げるパターンも存在したが、チャージャーの登場以降は自然無しでも適度なマナ加速が可能となり、構築の幅も広がっていった。

聖拳編環境では【ボルバルブルー】の台頭によりこのデッキタイプは一時期廃れる事に。転生編環境では《無双竜機ボルバルザーク》が殿堂入りとなった事から、除去コントロールのフィニッシャーを務めるようになった【除去ボルバル】や登場。このほか普通の除去コントロールも環境に復帰した。

革命編環境では【黒単ヘルボロフ】がトップメタとなり、以降【レッドゾーン】《伝説の禁断 ドキンダムX》を獲得するまで環境において1人勝ち状態のトップメタであった。

革命ファイナル終盤の初期型の【ドルマゲドンX】(いわゆる【黒赤デッドゾーン】)は除去ハンデスを延々と放てる凶悪なデッキタイプであり、悪名高き【緑単ループ】ですらこのデッキを天敵としていた。この完全体の【ドルマゲドンX】DMR-23の発売から2017年2月26日の殿堂レギュレーション改訂の間までの2ヶ月しか通常環境にはなかった。

双極篇では【デ・スザーク】が確立。DMEX-02で露骨なメタカードとして《ポクチンちん》が登場したが、《ポクチンちん》がバトルゾーンに出るタイミングによっては後続で墓地肥やしして《卍 デ・スザーク 卍》で除去して形勢逆転できるほど対応力が高かった。

参考