エラッタ

公式に発表されるカードテキストの修正のこと。また、ルール変更に対応するために出される訂正のこと。

デュエル・マスターズでは子供向けであるという都合上大々的なテキストの変更は少なく、多くは裁定の変更という形をとる。

カードの能力は常に最新のルールの下で出されたエラッタに合った内容に読みかえて使う。
ゲーム進行に支障をきたすような大きなものから、プレイヤー同士でのちょっとした会話ネタにしかならないような細かいものまで、大小さまざまなものがある。

大きなものの例では、《絶望の魔黒ジャックバイパー》《蒼狼の始祖アマテラス》能力が有名。
また、逆に小さなものだと、《封魔ヴィレ・アポストロ》の「ドデビル」などが挙げられるだろう。

カードのテキストの変更ではなくルールの変更を指してエラッタと言い回す事例もあるが、errata(誤字、正誤表)の意味から外れるので適切な表現ではない。


過去のエラッタ一覧

枚数を指定する効果

変更日:(時期不明)
旧ルール:「相手の手札を2枚見ないで選び」などの枚数を指定してある効果は、相手の手札が1枚以下だった時、指定枚数を満たしていないので、その効果を実行することができません。

新ルール:「相手の手札を2枚見ないで選び」などの枚数を指定してある効果は、相手の手札が1枚だった時、指定枚数を満たさない場合でも、ある分だけの枚数(1枚)を指定し効果を実行します。

  • 補足1:旧ルールでは相手のクリーチャーが1体だけのときは《英知と追撃の宝剣》を使っても一切効果が発生しなかった。
  • 補足2:古い《スケルトン・バイス》はわざわざ以下のようなテキストにして相手の手札が1枚でも捨てさせることができるようにしていた。
    相手の手札から2枚見ないで選び、相手はそれを持ち主の墓地に置く。1枚しかない場合は、相手はその1枚を持ち主の墓地に置く。

破壊を置き換える効果に関する扱い

旧ルール:「このクリーチャーが破壊されるときに墓地に置く代わりに手札に戻す」などの効果の処理は、一度墓地に置かれてから指定された場所に移動する。

新ルール:「このクリーチャーが破壊されるときに墓地に置く代わりに手札に戻す」などの効果の処理は、直接指定された場所に移動する。

ドラゴン」の扱い

カードテキスト上に「ドラゴン」とだけ書かれている場合、それは「種族にドラゴンと付くクリーチャー」と読み替える。

  • 補足:このエラッタが出たものの、DM-22でテキストの簡易化のために「ドラゴン」とだけ表記するカードが復活した。

《レジェンド・アタッカー》

変更時期:不明(2004年頃?)
テキストの「ターン終了時までドラゴンとなる」が「種族にアーマード・ドラゴンを追加する」に変更。

進化クリーチャー進化元について その1

不死鳥編で新能力メテオバーンが登場したことにより変化。
旧ルール:一度場に出た進化クリーチャーは、進化元のカード(下に重ねたカード)が無くなった場合、バトルゾーンにとどまる事ができず、墓地に置かれてしまう。

新ルール:一度場に出た進化クリーチャーは、進化元のカード(下に重ねたカード)に何が起こっても、バトルゾーンにとどまる事ができる。

進化クリーチャーと進化元について その2

進化クリーチャーが進化クリーチャーの上に重ねられているとき、《ロイヤル・ドリアン》などの効果で一番上のカードが場を離れた場合、すべての進化元をバラバラにし、再び重ね直す。
適正な進化元の上に重ね直すことができなかった場合、重ねられなかったカードは墓地に送られる。

進化クリーチャーと進化元について その3

バトルゾーンに進化元がいない場合、進化クリーチャーを出すことはできない。(一部のカードで、進化元がいなくても進化クリーチャーを出すことができたが、現在は出すことができなくなった。)

破壊置換効果と破壊誘発型能力について

例として《インフィニティ・ドラゴン》が複数いるときにドラゴンが破壊される場合、《インフィニティ・ドラゴン》の破壊置換効果は「墓地に置かれる代わりに〜へ置く」となるため、重複することはなくどちらの《インフィニティ・ドラゴン》の置換効果を行うかを選択することになる。
他のカードの能力の置換効果についても同様。

《華憐妖精ミンメイ》《薫風妖精コートニー》について

《薫風妖精コートニー》によって5色レインボーカードとなったマナゾーンクリーチャー《華憐妖精ミンメイ》能力によって召喚するとき、旧ルールでは召喚するクリーチャーがもともと持っていた文明マナカードタップすれば召喚できたが、新ルールでは5文明が必要となり、結果的に4コスト以下のクリーチャー召喚できなくなる。(マナが出ない5色レインボーカードタップして「4コスト、5文明」のような払い方ができるときは召喚可能。)
というルールだったのだが、2015年7月15日の裁定変更によりコスト4以下のクリーチャーを召喚する場合、5文明分のマナを支払えば召喚できるようになった。

シールドが手札に移動するときのS・トリガーの裁定

《マーシャル・クイーン》《吸引のシーリゲル》などで「シールドが手札に移動する」際、「S・トリガーを使用できない」と特に明記されていないのならば、そのシールドのS・トリガーを使用できる。
厳密に言うとエラッタではなく、曖昧だった裁定が正式に確定したもの。
また過去に《陽炎の守護者ブルー・メルキス》の能力でS・トリガー持ちクリーチャーが出た場合や、《封魔ダンリモス》の能力で指定以外のS・トリガー持ちのカードだった場合、S・トリガーとして使用できない、という裁定があったが、これも同時にS・トリガーを使用できるとされた。

複数のシールドが同時に手札に移動するときのS・トリガーの判定

《マーシャル・クイーン》などで「複数のシールドが同時に手札に移動するとき」、今までは一枚ずつ手札に加えてS・トリガーなどの処理していたが、そうではなく同時に手札に加わるという裁定に変更。

つまり《マーシャル・クイーン》の場合であれば、3枚同時に手札に加え、その後手札に加えたカードのS・トリガーを使用できる。
手札に加えたカードのうち《星龍の記憶》を最初に唱えることで、手札に加えた時点ではS・トリガーでなかったカードをS・トリガーとして使う、などということはできない。(→【星龍マーシャル】

シールド・プラスされたシールドを手札に加えた場合も同じで、《奇跡の精霊ミルザム》で6枚重なった1枚のシールドを手札に加えた場合、6枚全てのカードが同時に手札に加わる。

過去のルールではW・ブレイカーなどでシールドを複数枚ブレイクする際は、今まで通り、一枚ずつシールドをブレイクしていた。
つまり、《星龍の記憶》が最初のシールドから出てきた場合、次にブレイクされるシールドはS・トリガーを得られることになっていた。
しかし現行のルールではW・ブレイカーなどでシールドを複数枚ブレイクする際は、同時に手札に加わる。という風に変わってしまった。
よって、この場合は《星龍の記憶》がブレイクされた複数のシールドから出てきた場合、他のブレイクされたシールドはS・トリガーを得ないので注意。

バトルに勝った時誘発する能力

旧ルールでは「バトルに勝った時」誘発する能力は、相手クリーチャーが場にいる間に解決されそれから相手クリーチャーが墓地に置かれることになっていた。現在のルールでは相手クリーチャーが墓地に置かれてから解決される。この能力はpigなどの「墓地に置かれたとき」の能力と同時に誘発する。

複数のクリーチャーが同時に破壊される場合

旧ルール:全体除去等によって複数のクリーチャーが破壊される場合、まずアクティブ・プレイヤーのクリーチャーが一体ずつ墓地に置かれていく。それが終わってから非アクティブ・プレイヤーのクリーチャーが一体ずつ墓地に置かれていく。

新ルール:アクティブ、非アクティブを問わず、すべてのクリーチャーが同時に墓地に置かれる。

多色カードとコスト軽減効果

旧ルール:多色カードを手札から使うときコスト軽減効果により「文明の数>マナコスト」となっている場合、全ての文明の支払いができないためカードを使用することはできない。

新ルール:多色カードが「文明の数>マナコスト」となった場合、文明のためにコストを余分に支払うことができる。余分な分のマナは支払い終了時になくなる。

  • 例えば、旧ルールでは《モビル・フォレスト》で赤緑の《無頼勇騎ゴンタ》のコストを1に下げると普通に召喚することができなくなっていた。現在では2マナ分をタップして文明のみを用意する形で1マナ支払って召喚することができる。
    なお、旧ルールでも、マナの5色レインボーで「文明だけを支払う」ことができればカードを使うことができた。

公式発表された誤植による訂正

その他の誤植・印刷ミス

テキストの変更で能力が若干変わったもの

以前のカードも、新たに再録された同じカードのテキストに統一する。

  • 《凶食虫スティンガーワーム》DM-01
    • DM-01のテキストには「このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、バトルゾーンにある自分の他のクリーチャー1体を自分の墓地に置くそうしなければ、このクリーチャーを自分の墓地に置く。」と表記されていたが、DM-18で再録されたときには「このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分のクリーチャーを1体破壊する。」となった。後者のテキストでは、他のクリーチャーが場にいるときでも自身を選んで破壊することが可能となり差異が生じたが、後者のテキストに統一された。ただし、再録されていないDM-01の同じギミックのカード(《怒りの影ブラック・フェザー》等)は原文のままである。
  • 《メタルウイング・ワイバーン》DM-02
    • DM-02のテキストには「このクリーチャーが攻撃するとき、相手の「ブロッカー」を持つクリーチャー1体を破壊する。」と表記されていたが、DM-18で再録されたときに「相手の」が削除された。そのため、DM-02版であっても、攻撃する時に場に自分のブロッカーのみがいる場合は、その自分のブロッカーを破壊することになる。
  • 《無双竜機ドルザーク》プロモーション・カード
    • プロモーションカードのテキストには「自分の他のドラゴンが攻撃した時」、DMC-39以降のテキストには「自分の他のドラゴンが攻撃する時」と記載されている。後者の「攻撃する時」に統一する。
  • 《蒼狼の始祖アマテラス》DM-31
    • 旧テキストではデッキを見てから選択できた「呪文を唱える」か「クロスギアをジェネレートする」か「何もしない」かを、デッキを見る前に選択しなければならなくなっている。
  • 《父なる大地》 (DMX-04)
    • 初期のテキストでは最初の部分が「相手のクリーチャーを1体選び、持ち主のマナゾーンに置いてもよい。」と任意効果だったが、DMR-18では「持ち主のマナゾーンに置く。」に変更された。
  • 《プロジェクト・ゴッド》 (DM-36)
    • リンクして出すゴッドには1体という制限がもともと存在したが、DMX-24再録後は、リンク可能であれば2体以上出せるようになった。
  • 《勝利のガイアール・カイザー》 (DMR-04)

誤植のように見えて正式なもの

参考


Last-modified: 2018-09-25 (火) 01:11:18