ゾーン変更誘発

ゾーン変更誘発(ゾーン移動誘発)とは、カードが別のゾーンへ移動することを含む誘発条件であり、誘発型能力の一部である。
デュエル・マスターズ総合ゲームルールの603.5に記載されている。


以下デュエル・マスターズ総合ゲームルール Ver.1.12(最終更新日2018/09/28)より引用


603.5. カードがゾーンを移動することを含む誘発条件は「ゾーン変更誘発」と呼ばれます。手札・バトルゾーン・マナゾーン・墓地・山札などゾーン間での移動を条件とするものは全てゾーン変更誘発能力です。


603.5a バトルゾーンに出た時の能力は、クリーチャーやクロスギア、ウエポンやフォートレスがバトルゾーンに出た時に誘発します。1つ以上のカードをバトルゾーンに出すたびに、今出たカードが持つ誘発型能力を含み、すべてのバトルゾーンに出た時に誘発する能力をチェックします。


603.5b カードの特性を追加・変更する継続的効果は、カードがあるゾーンに置かれる瞬間にすぐ適用され、本来の特性のままでそのゾーンに置かれることはありません。特性を条件に持つ誘発型能力は、その継続的効果適用後の特性をチェックします。
例: 薫風妖精コートニーがいるときに、自然のカードをマナチャージすると、そのカードは全ての文明を持つカードとしてマナゾーンに置かれます。この時、スペースチャージ(闇)の能力を持つクリーチャーがいれば、その能力は誘発されます。


603.5c 誘発型能力の中には、その能力を持つカード自身がバトルゾーンを離れたり、山札や手札に移動したときにも誘発するものがあります。それらの能力が誘発するかどうかを判断するために、ゲームは「過去の状態を見る」必要があります。これらは、そのイベントの直後ではなく直前のカードの存在や状態に基づいて誘発します。
例: 2体のクリーチャーと、「クリーチャーが破壊される時、カードを引く」という能力を持ったクリーチャーがバトルゾーンにあるとき、すべてのクリーチャーを破壊する呪文を唱えたとすると、この能力を持つクリーチャーは、他の2体のクリーチャーと同時に墓地に行きますが、その能力は3回誘発します。一方、「クリーチャーが破壊された時、カードを引く」という能力を持ったクリーチャーがバトルゾーンにあるとき、すべてのクリーチャーを破壊する呪文を唱えたとすると、その能力の誘発はそのクリーチャー自身の1回のみです。


603.5d いくつかのカードは、特定の状態でゾーンに出ます。これらの能力は誘発型能力でなく常在型能力です。
例: シールド・フォースを持つクリーチャーはバトルゾーンに出るときにシールド・フォースの能力を持った状態でバトルゾーンに出ます。


この誘発条件を持つトリガー能力は移動先のゾーンで移動したカードを「見つける」ことができる。ただし、手札山札などの公開されていないゾーンへ移動した場合や解決前に別のゾーンへ移動した場合は「見失う」。
例) 《光波の守護者テルス・ルース》がいる時にランデスし、《光波の守護者テルス・ルース》能力が解決される前に何らかの効果墓地に置かれたカードが移動していた場合、それらのカードを見失うのでマナゾーンに戻すことは出来ない。

通常、イベントが誘発条件を満たしたかどうかのチェックを行なうのは、イベントの直後に存在するカードについてである。

例外として、ゾーン移動誘発が「カードがバトルゾーンを離れる」場合、誘発するかの判定はこれらが実行される直前の状況を元に行われる。
例)《封魔妖ザビ・クズトレイン》X体が同時に破壊された場合、ドロー能力はX×(X-1)回誘発する。

  • 「(ゾーン)に出た時」をチェックするのは移動後である。(cip等)
  • 「(ゾーン)を離れた時」をチェックするのは移動前である。
  • 「(ゾーンA)から(ゾーンB)に置かれた時」をチェックするのは"移動後"である。(pig等)

《邪眼皇弟アウグストIII世》以降、ゾーン移動誘発の表記が変わった。

邪眼皇弟アウグストIII世 R 闇文明 (6)
クリーチャー:ダークロード/ナイト 5000
このクリーチャーまたは自分の他のクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのクリーチャーとパワーが同じ相手のクリーチャーを1体破壊する。
自分が呪文を唱えた時、相手の手札を見てその中から自分が唱えた呪文とコストが同じ呪文を1枚選んでもよい。相手はそれを捨てる。

以前なら単に「自分の(性質)のクリーチャーがバトルゾーンに出た時」としか書かれなかったが、(性質)のクリーチャーが持つ「(性質)のクリーチャーがバトルゾーンに出た時」は「このクリーチャーまたは(性質)のクリーチャーがバトルゾーンに出た時」と表記されるようになった。

 

自身が破壊された際のゾーン変更誘発に関しては疑問点が残されている。

《凶鬼07号 ジャバランガ》より

凶鬼07号 ジャバランガ SR 闇文明 (7)
クリーチャー:マフィ・ギャング/デーモン・コマンド 6000
W・ブレイカー
このクリーチャーまたは自分の他のクリーチャーが破壊された時、それよりコストが1だけ大きい闇のクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出してもよい。
  • 2018年9月5日の事務局回答によると「他のクリーチャーが破壊された時」または「自分の○○クリーチャーが破壊された時」というテキストがバトルゾーンで誘発する、つまりバトルゾーンにある間だけ働く能力であるのに対して、「このクリーチャーが破壊された時」という効果は墓地で誘発する、つまりpigであるという裁定である。よって、このクリーチャーと自分の他のクリーチャーが同時に破壊された場合、このクリーチャーが破壊された分の効果だけが反応し、他のクリーチャーが破壊された分は反応しない形になる。

《神帝スヴァ》より

神帝スヴァ P 闇文明 (5)
クリーチャー:ゴッド/オリジン 6000+
G・リンク-《神帝アージュ》の右横、《神帝マニ》または《神帝ヴィシュ》の上側
このクリーチャーのパワーは、自分の墓地にあるゴッド1体につき+2000される。
このクリーチャーが《神帝アージュ》とリンクしていて攻撃する時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選んでもよい。そのターン、そのクリーチャーのパワーは-8000される。(パワーが0以下のクリーチャーは破壊される)
自分の、カード名に《神帝スヴァ》と書かれているカードがバトルゾーンを離れた時、自分はゲームに負ける。

pigより

  • 「自分のクリーチャーが破壊された時」とある能力はバトルゾーンからトリガーする。よってそれはpigの一種ではない。つまり、その能力を持ったクリーチャー自身が破壊された場合はトリガーしない。(2018/9/5事務局正式回答)
    • しかし、2018/9/7に変更されたデュエル・マスターズ総合ゲームルール603.5cでは、「クリーチャーが破壊された時」とある能力を持つクリーチャーがにいるときに、すべてのクリーチャーを破壊する呪文が唱えられた場合、その能力はそのクリーチャー自身の破壊による1回のみ誘発すると記載されている。
      この記述に従えば、このような書式の能力は発生源であるクリーチャー本人が(単体で)破壊された時にもトリガーすることになり、事務局の回答と矛盾が生じている。
      例を挙げれば、《魔光大帝ネロ・グリフィス》呪文踏み倒しは自身の破壊には反応しないという裁定が出ているが、総合ルールに則れば過去と同様に発動することになる。
      《神帝スヴァ》特殊敗北条件の場合、総合ルールに沿うならば敗北の発生は自然なものであり、暫定裁定として用いられているデザイン上という曖昧な言葉は不要となる。
 

Ver.1.10(最終更新日2018/09/07)、Ver.1.11(最終更新日2018/09/21)、Ver.1.12(最終更新日2018/09/28)と更新されているが、603.5cの文言は一切変更されていない。

該当するキーワード能力

参考