ハイランダー

デッキ内のカードを全て1枚ずつしか入れない構成のこと。

言い換えれば同じ名前のカードを2枚以上入れない組み方を指す。

通常のデッキよりも格段に多くの種類のカードを入れられるため、非常に対応力が高く多様な動きをとることができる。
反面、決まった戦術を行うことが難しく、毎回違った戦い方を要求されるのでプレイングの難易度は高い。

たまに銀の弾丸戦術のデッキや、グッドスタッフ【ボルメテウスコントロール】でこの形式をとっているものがある。カードプールの増加に伴い組みやすくなり、可能性も広がっているが、実際に組んで回すのには依然として高い技量が求められる。

《天使と悪魔の墳墓》《黒神龍アマデウス》デメリットを受けないこと、各デッキに対する対応力、柔軟性を高められることがこの構成の意義とされる。

だが、わざわざこの構成にするメリットはそれほど大きくない。
前者に関しては複数積みカードの枚数を減らせばプレイングで十分カバーできるし、後者ならば環境に合った的確なメタカードを2,3枚入れた方が勝率自体は上げやすい。また、この構成を活かすためには《クリスタル・メモリー》などの万能サーチは複数積むのが望ましい。

また、同名カードを入れない都合上、特定のコンボを決めるのは困難であり、カード1枚1枚の純粋なカードパワーのみで戦うことになる、仮にコンボを組み込むとしても汎用性の高いものしか入らない。

しかし、一方でハイランダーの愛好家も多く存在する。同じカードは一枚しか使えない緊張感と独特のプレイ感覚はハイランダーでしか味わえないからである。

またプレイングはその場その場で引いてきたカード、相手のデッキタイプから戦術を組み立てていくので、頭の柔軟性が求められる。決まった戦術というのは大まかなものしか存在しないが、逆にいえば、プレイヤー自身がゲームの道筋を作り出していけるということでもある。

デッキの強さや勝ち負けよりも、ゲームにおける思考自体を楽しみたい人には向いている組み方といえるだろう。

  • 相互互換などを活用すれば一定量のキーカードを揃えることも可能。もっとも「特定のカードを絶対に使用したい」というデッキでも無い限りそこまでする必要は無いが。
  • デッキ構築により各々の強さの落差が激しいデッキタイプでもある。しっかり調整すればガチデッキとも戦えるが、適当に組むとどうしようもないジャンクデッキになってしまう。
  • 漫画「デュエル・マスターズSX」では最弱デュエリスト、角古れく太が使用したデッキ。キーカードからハイランダーを意識しているように見えるが、強いカードを適当に1枚ずつ組み込んだだけにも見える。ジャンクデッキと紙一重のこのデッキタイプならではの描写と言えるだろう。

参考


Last-modified: 2018-07-15 (日) 06:36:50