置換効果(広義)

後述の「継続的効果に属する狭義の置換効果」と《ボルシャック・大和・ドラゴン》等の「自己置換効果」を総称して「広義の置換効果」と呼ぶことがある。
自己置換効果に期間は存在せず、後述の置換効果(狭義)とは区別される。詳細は該当ページを参照。

置換効果(狭義)

効果の一種。
この効果はあるイベントを、他のイベントに置き換える。
継続的効果の一種である。
元はMagic:The Gathering用語。デュエル・マスターズでは「置き換え効果」と呼ばれることもある。

アクア・ソルジャー UC 水文明 (3)
クリーチャー:リキッド・ピープル 1000
このクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分の手札に戻す。

不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー VR 光文明 (7)
クリーチャー:エンジェル・コマンド 9000
シールド・フォース
SF−このクリーチャーは「ブロッカー」を得る。
SF−このクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、バトルゾーンから離れずにとどまる。
W・ブレイカー

停滞の影タイム・トリッパー R 闇文明 (3)
クリーチャー:ゴースト 1000
相手のカードは、タップされた状態でマナゾーンに置かれる。

置換効果に分類されるカードはいくつか見られる。

例えば上の《アクア・ソルジャー》の場合、「破壊される」というイベントを「かわりに手札に戻す」という別のイベントで置き換えている。

《停滞の影タイム・トリッパー》の場合も同様に、通常はアンタップ状態で置かれるマナゾーンカードの処理を、「タップして置く」という別の処理で置き換えている。

このような効果を置換効果と呼ぶ。難解なルールだが、これらの事を知らないと全く違う結果になることもあるので注意が必要である。

基本的に「かわりに」とテキストに表記されていれば、それは置換効果に部類されるが、「かわりに」を用いない表記もある。下記の3と4が該当する。
置換効果は以下の3種類がある。括弧内はそれが意味する挙動。


1.「Aする時、かわりにBする」(Aする場合、AのかわりにBする)
この書式の置換効果が最も多い。狭義にはテキストに「かわりに」とあるこれのみを置換効果と言う。
代表的なものはモヤシ解除マッドネスセイバーなど。


2.「Aする時、Bする」(Aする場合、かわりにBしてからAする)
この書式はトリガー能力と紛らわしいが、BがAに割りこんで処理されるならば置換効果である。すなわち、BがAされる前に処理されるならば常在型能力による置換効果、Aの後ならトリガー能力による単発的効果である。

例えば、《大革命のD ワイルド・サファリ・チャンネル》マナ数を変動させる場合、実際には多色カードをタップする前にマナ数を変動させているので置換効果となる。タップしてからマナ数が2に変動しても遅いので、タップする前に変動させていることになる。逆に、《アクア・ハルカス》などのcip能力はバトルゾーンに出てから誘発するので、トリガー能力である。


3.「Aして〔ゾーン〕に出る」(〔ゾーン〕に出る場合、かわりにAの状態で〔ゾーン〕に出る)
この書式の置換効果は出方を置き換える。
G・リンクシールド・フォース《停滞の影タイム・トリッパー》《永遠のリュウセイ・カイザー》などのタップインが該当する。

以下は主に1.と2.のパターンである「かわりに」と明記されている置換効果についての裁定である。


置換効果の大原則

1.「AするかわりにBする」という効果なので、「Aした」ことにはならない
この場合、Aしたことを誘発条件とするトリガー能力は誘発しない。


2.「置換効果の適用」は「呪文や能力の解決」とは異なるので、指定の効果を生成する呪文や能力の解決中でも適用される


3.コストを置換して別の行動を取っても、「そうした場合〜」の効果を実行できる
《地獄門デス・ゲート》などの、「捨てる。そうした場合〜」「破壊する。そうした場合〜」といった能力に使用しても、所定の行動を行うことができる。ただし《破壊と誕生の神殿》のように参照ゾーンが指定されている場合は結果的に不発に終わるケースもある。


4.同一のイベントに対し、置換効果は一つしか適用できない
「AするかわりにBする」と「AするかわりにCする」の二つは同時には起こり得ないので、一方しか適用できない。「AするかわりにBする」二つでも同様。


5.置換効果に別の効果は割り込めず、結果として置換効果は連鎖しない。これがMagic:The Gatheringにおける置換効果との最大の相違点である。


6.置換した後の行動が実行できない場合、置換することはできない
元々は《神羅スカル・ムーン》が、相手クリーチャー無しでも破壊耐性を得られる事態を避けるために設けられた追加ルールだったが、《絡繰の悪魔龍 ウツセミヘンゲ》がリリースされた頃にはすっかり忘れ去られ、原則から逸脱した暫定回答が出される事態を招いた。以降はこのルールの重要性が再認識されている。その一方で、《S級宇宙 アダムスキー》《宇宙 タコンチュ》のように、カード開発時には意図しなかったであろうと予想される挙動になってしまうケースもある。公式動画チャンネルでデッドマンらも普通に間違えている。


7.一つのイベントに両プレイヤーの置換効果が同時に発生した場合、アクティブ・プレイヤーのものが優先され、それ以外は連鎖せず無効となる


置換効果の細則

  • 「Aする時、Bする」という能力は、Bを行うのがAした後であればトリガー能力である(《アクア・ハルカス》等)。だが、Aを実行する直前に作用し、別の結果をもたらすのであれば「 Bに割り込んでAする 」という置換効果(を生成する常在型能力)である。Magic:The Gatheringでは混同を避けるため、トリガー能力に「〜するたび」を、置換効果に「〜する際」を当てている。
  • ただし、一部のカードは句点(。)後の文章も置換効果に含めないと効果がややこしくなるため、例外的に全文を置換効果と解釈するものがある。
    例えば《ガイアール・ゼロ》能力は文章上、ブレイクを「シールドを見せる」処理に置換した後に改めてブレイクする事になっているが、これだと最後のブレイクを同じ能力でさらに置換することになり無限ループが発生してしまう。この場合、置換先は「〜その後、このクリーチャーはそのシールドをブレイクする。」までとする事で、置換の連鎖を回避している。

代表的な物

以下の能力はいずれも置換効果を生成する。


参考


Last-modified: 2018-11-24 (土) 19:34:06