《インビンシブル・アビス》 [編集]
インビンシブル・アビス VR 闇文明 (13) |
呪文 |
相手は、バトルゾーンにある自分自身のクリーチャーすべてを持ち主の墓地に置く。 |
DM-06で登場した闇のインビンシブル呪文。
相手のクリーチャーをすべて破壊するこれまた豪快な能力を持つ。
相手クリーチャーを対象を選ばず全滅させるというのは、あらゆる除去の中でも最高の威力である。闇文明の強力な呪文としては珍しく自身にデメリットはなく、選んでいないので、《光器ペトローバ》などのアンタッチャブルでも構わず破壊することができる。
しかし、いかんせん重過ぎてまともに唱えることができない。
10マナまでならば《セブンス・タワー》《爆進イントゥ・ザ・ワイルド》《スーパー大番長「四つ牙」》などで比較的スムーズに溜められるが、そこからさらに13マナまでチャージする手間は尋常ではない。
また、通常のデッキならば1、2体の除去だけで十分なことも多く、その多大なコストに見合った成果を出すのは難しい。
リセットカード視点で見ても、S・トリガーを持ちコストも手頃な《アポカリプス・デイ》や、進化クリーチャーであり呪文ではないがフィニッシャーを兼任できるバロム系・《悪魔神王バルカディアス》・《偽りの悪魔神王 デス・マリッジ》があり、汎用性や利便性では大きく劣ってしまう。
《インビンシブル・アビス》の利点を述べるならば、自分のクリーチャーを巻き込まない事、バロム系と異なり破壊の対象外がなくリセットカードとして信憑性が高い事などが挙げられる。シンプルではあるが、効果の内容自体は良質で強力である。
それもあって《インビンシブル・フォートレス》と並んでサイクル中では使われる方であり、《邪神の覚醒者ロマノフ・Z・ウィザード》を使うデッキや、《星龍の記憶》を利用する【暴発ミルザム】では1,2枚差さっていることも。
運用性を大きく損なわせている多大なコストさえなんとかできれば、リセットカードとして活躍が期待できる。
何らかのコスト踏み倒しが可能なデッキならば、ロマンを求めて1、2挿してみるのも面白いだろう。
- 13マナ溜めるには非常に骨が折れるので、まともに唱えようとすると、その間に制圧されて負けるといったことにもなりかねない。やはりコスト踏み倒しを利用するべきだろう。
- よく「インビジブル・アビス」と読み間違えられる。「インビジブル」は「不可視な、隠れた」、「インビンシブル」は「無敵の、不屈の」という意味である。
- イラストに描かれているのは闇文明の本拠地「魔霊宮」。また、アビス(Abyss)は深淵、奈落といった意味。邪魂を再生する秘術が伝えられており、ダークロード直属の精鋭たちが守っている。
- 漫画「覇王伝ガチ!!」では大虎が神鷹戦にて《邪神の覚醒者ロマノフ・Z・ウィザード》の能力で使用した。会場に居る大虎以外の全員から「超アホアホムダカード」「10万円の自分よりでっかい大根」などと酷評された。しかし、結果的にはその試合の勝敗を決めたことから、長く使われなかったカードにも光が当たる可能性があることを知らしめた。
また、誤植で「持ち主の基地に置く。」というテキストになっていた。(単行本では修正)
DM-06とDMPP-06のインビンシブル呪文サイクル。すべて13コストの豪快な効果を持つ呪文。
イラストに描かれているのは各文明の本拠地。
- DM-06
猛毒の瘴気立ちこめる大爆発の跡地から、あらゆる生者を憎み、あらゆる魂を汚す恐れと悲しみの精神波動が放出された。
- DMPP-06
闇文明の中心地である魔霊宮では、邪悪な存在を復活させる秘術の研究が進められていた。この波動はその副産物だ。
収録セット [編集]
参考 [編集]
2021年1月20日までは「自分のマナゾーンにあるカードがすべて闇なら、唱えるコストを5少なくする。」能力だった。