《オールデリート》 [編集]

オールデリート P(VR) 闇文明 (11)
呪文
各プレイヤーは、バトルゾーン、手札、シールドゾーン、墓地にある自身のカードをすべて山札に加えてシャッフルする。

DMX-21で登場した呪文

4つものゾーンに一度に干渉する、非常に豪快なリセット呪文

各プレイヤーはバトルゾーン手札シールドゾーン墓地のカードをすべて山札に戻さなければならない。
マナゾーン山札を除いてその他のゾーンは空になるため、リセットとしては最大級の威力である。

《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》龍解時能力から更にシールドゾーンが含まれたことによって、より確実なシールド焼却が可能となった。しかし、普通に使うと自分もバトルゾーン手札シールドゾーンを含むあらゆるリソースがリセットされてしまい、この呪文を唱えた後に取れる行動が原則皆無になってしまう。
それどころか、そのまま相手にターンが渡って今引きスピードアタッカーなどをひかれてダイレクトアタックをくらう恐れもある。

だが、何らかの方法でアタッカーを用意できれば、ガラ空きとなったところにダイレクトアタックを決められる。

《純潔の信者 パーフェクト・リリィ》などの離れることを置換効果で免れる能力と併用することで、確実なダイレクトアタックが可能。
他には、同時に複数の呪文唱えることができる《甲型龍帝式 キリコ³》と併用するべきだろう。うまく超次元呪文が唱えられれば《ガイアール・カイザー》《勝利のガイアール・カイザー》を出すことができる。

他には相手が《光器パーフェクト・マドンナ》のようなクリーチャーを出している場合は要注意。離れない・あるいは離れることを置換するブロッカーが1体場にいただけで、そのターン中のダイレクトアタックが極端に難しくなることを意味している。

後に登場した《禁断〜封印されしX〜》との組み合わせは強力。リセットと同時に全ての封印が外れて禁断解放が行われるので、結果として自分の《伝説の禁断 ドキンダムX》だけがバトルゾーンに残り、即座にダイレクトアタックを決めることができるようになったためである。仮にバトルゾーンに相手が《光器パーフェクト・マドンナ》などを残していたとしても《伝説の禁断 ドキンダムX》能力によって封印してしまえる。このカードと《禁断〜封印されしX〜》を使った詳しい構築は、【オールデリート】を参照。

ルール [編集]

その他 [編集]

  • 登場当時は派手だがやや実用性に欠ける事もあり、シングルカードでのレートは特別高いわけでは無かった。しかし上記の《禁断〜封印されしX〜》が登場すると市場価格が急激に上昇した。のちにDMX-24ベリーレアとして再録されると、入手が幾分か楽になったこともありレートは落ち着きを取り戻した。
  • 漫画『FE』の第二回世界大会において、ガルドを総動員させてデュエリストの抹殺を企んだザキラが「全消(オールデリート)」と発言したのが元ネタと思われる。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • DMX-21
    ふたたびの力を手に入れ、貴様たちをオールデリートしてやる。 ---ザキラ
  • DMX-24
    覇王の復活が世界の消滅を導く。
  • DMEX-15
    デュエルマスターを守るための組織、ガルド。その長にして「Z」の称号を持つザキラは、その運命に抗うべくデュエルマスターとなるという野望を抱き、全決闘者の抹殺へとのりだした。
  • DMRP-20(11A/20)
    闇文明象徴となりし存在も、五龍神復活を前にしては「つまらん」とも言っていられない。
  • DM22-EX1
    蒼狼の一族は5柱のを呼び出した。そのうち1柱は、支配が行き詰った時に世界をリセットして再構築する神だった。彼らはその神にあえて「起源」の名を与えた。

収録セット [編集]

参考 [編集]

アドバンス環境の構築

オリジナル環境の構築