《カモン・ビクトリー》 [編集]

カモン・ビクトリー P 水文明 (3)
呪文
S・トリガー
E2(エピソード2)またはE3(エピソード3)のブースターパック1袋を開封し、その中から1枚選んで手札に加える。残りを自分のコレクションに加える。
※グランプリでは使用禁止カード

DMX-12で登場した、衝撃的な効果を持つ呪文

その効果はなんと、「その場でブースターパックを開封し、その中から1枚を手札に加え、他をコレクションに追加する」という斬新かつユニークなものとなっている。このカードを使う場合は当然指定のパックを入手しておく必要がある。要するに1回呪文効果を使うごとに150円以上かかるという、現実でコストがかかる呪文ということになる。
ブラック・ボックス・パックのジョークエキスパンションとしての側面を象徴する1枚である。

この呪文によって開封できるパックは下記の物である。

また、おまけ程度にS・トリガーを持っているが、ゲームエンドになりかねない状態でシールドからこれが来た場合には、DMX-08DMX-12DMX-14の中にあるニンジャ・ストライク持ちカードが相手のターンに使用できる防御手段となる。
こう考えると、意外にも実用性は無いこともない……といったところ。

ルール [編集]

《カモン・ビクトリー》の公式の裁定は以下の通り。

  • 競技イベントルールの制定に伴い、「ゲームの開始前に、使用するデッキと超次元ゾーンのカードおよびプレイマット以外は机の上に置いてはならない」こと、「机の上にないものを使用することはできない」ことが定められたことがあった。したがって、競技性の高いイベントでは未開封のブースターパックを用意できなくなり、実質的に使い物にならないケースが存在する。以下のルールはデュエ祭等、競技性の低い大会での使用を前提とする。主催者がOKを出せば使えるぐらいの認識で構わないだろう。
    • この《カモン・ビクトリー》に関する規定は2015年7月22日制定時には記述されていたが、同年9月19日改定時には削除されている。したがって第一回公認グランプリでは厳密に適用されていたが、それ以降は競技イベントルールとしては特に制約はないことになる。その後グランプリでの使用禁止カードに指定された。

その他 [編集]

  • このカードの元ネタとなっているのは、Magic:The Gatheringに登場する《Booster Tutor》であろう。このカードと同じようにブースターを開封し、その内1枚を手札に加える能力を持つ。このカードとの相違点としては、あちらはどのパックを開封するかが制限されていないことと、ジョークカードであるため公式の試合では使用できないことが挙げられる。
  • パックを一度に多く入手することができる箱買いと相性が良い。買ってきたパックを、ゲームの中で剥いていくのも一興だろう。
  • 殿堂入り及びプレミアム殿堂に指定されてはないものの、大型の非公認大会などではイカサマや金銭面でのトラブル防止のために使用禁止とされている場合が多い。

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]