(うな)鉄腕(てつわん) ギリガザミ》 [編集]

唸る鉄腕 ギリガザミ R 水文明 (8)
クリーチャー:ムートピア 2000
スーパー・S・トリガー(このクリーチャーを自分のシールドゾーンから手札に加える時、コストを支払わずにすぐ召喚してもよい。その時自分のシールドが1つもなければ、このクリーチャーにS能力を与える)
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、カードを1枚引く。その後、相手のクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。
S−このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、コスト9以下の呪文を1枚、コストを支払わずに自分の手札から唱えてもよい。

DMRP-04魔で登場したムートピア

cipキャントリップバウンスをし、スーパー・S・トリガーでコスト9以下の呪文を1枚自分の手札から唱えることができる。

クリーチャー《サーフ・スパイラル》といった性能。
スーパー・S・トリガー呪文を踏み倒せる範囲はコスト9と幅広く文明の指定も無い。ほとんどの呪文を踏み倒せるのでそこから逆転も狙えるかも知れない。

この手のクリーチャーで一番困るのは召喚呪文のどちらかを封じられている時に何もできない事だろう。
だが、このクリーチャー《時の法皇 ミラダンテXII》ファイナル革命の対象外。
《光神龍スペル・デル・フィン》《偽りの王 ナンバーナイン》《古代楽園モアイランド》《闇鎧亜クイーン・アルカディアス》常在型能力による呪文封じも、cipバウンス除去すれば問題ない。
また、2018年3月より《単騎連射 マグナム》殿堂入り、2020年1月より《音精 ラフルル》プレミアム殿堂となったのも大きな追い風となっている。

《貝獣 ウーニ》も呪文を唱えるという意味ではライバルだが、スーパー・S・トリガー以外の効果ではこちらの方が使いやすいだろう。

高コストS・トリガー獣ということで、【ハチ公ガチンコ・ジャッジ】にも適性がある。系の型を組みたいなら一考の余地がある。

ルール [編集]

バトルゾーンに相手の《禁断〜封印されしX〜》があり相手の攻撃でこのクリーチャーのスーパー・S・トリガーを発動した場合、《テック団の波壊Go!》などカード指定除去呪文封印が全て剥がせる状態ならば、バウンスより先にそれらを唱えて強制的に禁断解放させ、ターン・プレイヤー優先権により《伝説の禁断 ドキンダムX》表向きになるのでそのままバウンスすればよい。

環境において [編集]

デュエル・マスターズ全国大会2017で3位に入賞していた【ロージアミラダンテ】には2枚投入されており、リペアの戦力として存在感を示した。

その他、双極篇環境辺りまでは呪文をある程度扱う後ろ寄せ傾向の系のデッキなら何にでも入るという状況であり、特に【ジャバランガループ】【ダーツデリート】【ウーニループ】などのコンボデッキ系統での活躍が目覚ましかった。

しかし超天篇環境ではGRクリーチャーを大量展開する戦略に対応できなかったため、需要が衰えた。流行していた《「本日のラッキーナンバー!」》 で「9」を宣言することで、返しのターンの《BAKUOOON・ミッツァイル》を寸断するついでにこちらの9コスト呪文を封殺することが出来たのも大きい。

王来篇環境では【青黒退化】/【青黒緑退化】を中心に活躍。それらの系統同士のミラーマッチでは《竜魔神王バルカディア・NEX》に対する返し手として一定の評価を受け、ゲームを長引かせてしまう恐れがあることを考えると相手の方も悠長に《The邪悪 寄成ギョウ》《竜魔神王バルカディア・NEX》で呼び出すことが躊躇われるため、《The邪悪 寄成ギョウ》に弱い点もあまりネックにならなかった。このシリーズでは【ディスペクター天門】系統でも良く使われた。

王来篇終期のオリジナルでは抜き4色《超七極 Gio/巨大設計図》基盤の【ナウ・オア・ネバーループ】が流行。このカードもそちらの呪文面での回収対象たるループパーツとして使われるようになった。

王来MAX環境が開始して【赤緑タマシードアポロヌス】が各地のオリジナルチャンピオンシップを荒らす流行のデッキとなると、《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》に対する返し手としても評価されるように。《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》をバウンスすることでダイレクトアタックを防げるのは当然のこと、【ディスペクター天門】系統であれば状況的に確定で発動できるスーパー・S・トリガー《ヘブンズ・ゲート》にアクセスすることで《砕慄接続 グレイトフル・ベン》を呼び出して《超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン》でのランデスをケアできる。【5色マッド・デッド・ウッド】が流行すると、そちらに2枚ほど投入されるケースが散見されるようになった。

『全国大会2019』日本一決定戦でベスト8に残った【緑白青黒ギャラクシールド】に防御札として2枚投入されていた。【我我我ブランド】対面で序盤刻んでくるところに合わせるとバウンスと殴り返しで2面取ることができるのが美味しい。1コストウィニー程度なら殴り返しに困らないパワーもあった。【JO退化】に使われる《アルカディアス・モモキング》ロックされない点も大きい。

《闇王ゼーロ》スーパー・ボーナスの範囲内であることから、【青黒緑ゼーロベン】に投入される場合もある。一見すると元々ノーコストで詠唱できる《闇王ゼーロ》がスーパー・ボーナスで唱えられても意味はなさそうだが、ブレイクを受けている最中にS・トリガーや加わった手札などで元々未達成であった手札や盤面の条件が達成できるので、実はちゃんとした意味がある。

アビス・レボリューション期に【アカシック3】が発祥すると、徐々にあわよくば呪文発射台として使える《巨大設計図》範囲内のカードとして採用されるように。このシリーズでは【5色ディスペクター】重量級呪文の発射台として投入される場合も。

他のカード・デッキとの相性 [編集]

サイクル [編集]

DMRP-04魔で登場したスーパー・S・トリガークリーチャーサイクル

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]