封魔(ふうま)フォラス》 [編集]

封魔フォラス UC 闇文明 (5)
クリーチャー:グランド・デビル 9000
自分の他のクリーチャーをバトルゾーンに出した時、そのクリーチャーを破壊する。
自分のマナゾーンにカードを置いた時、そのカードを墓地に置く。
W・ブレイカー

DM-20で登場したグランド・デビル

コスト5にしてパワー9000、W・ブレイカーと、コスト論を大きく上回るパワーと打点を持つ。しかし、その代償として課せられたデメリットはまともにプレイができなくなりかねないほど致命的で、《封魔フォラス》の後に出した自分のクリーチャーは勝手に自壊し、さらにマナも溜めることができなくなる。

ましてやグランド・デビルには《封魔ガルマジアス》という強力なクリーチャーが存在するため、相当な工夫をしない限りこのカードが使われることはない。

普通に使うことはまず無理なので、デメリットを逆手に取ったコンボなどに組み込むことが主な使い道になる。

デッキのスペースを激しく圧迫するが、《盗掘人形モールス》《魔龍バベルギヌス》と組み合わせての無限ループコンボが有名。
他にも、《鎧亜の深淵パラドックス》が擬似的な4ドロー呪文《恐劇人形ワラニン》《スケルトン・バイス》になるなど、面白い使い方ができる。

使用に際しては《ナイトメア・マシーン》《トラップ・コミューン》等、これ自身を状況に対して臨機応変にバトルゾーンから離れさせられるカードが必須だろう。

《封魔ガルマジアス》の存在もあり【グランド・デビル】のアタッカーなどとして採用されることは稀。このカード自体をコンセプトにした【フォラスループ】での採用が主である。

  • テキストからは読み取れないが、自分のクリーチャー自壊させる能力はトリガー能力であるが、セルフランデスは置換効果を生成する常在能力である。「自分のマナゾーンにカードを置いた時」なので、どう見てもトリガー能力ではあるが、以下のループを防ぐために、無理やりエラッタされたのだろう。テキストを正すとするなら、「自分のマナゾーンにカードが置かれる時、かわりにそのカードを墓地に置く。」と読み替える必要がある。
    • そのループとは、もし《封魔フォラス》のセルフランデスがトリガー能力であれば、《生命と霊力の変換》を唱えたターンに新たにカードが自分のマナゾーンに置かれる度にそれを墓地に置く能力が誘発し、《生命と霊力の変換》の置換効果で新たにマナゾーンに再度置かれ、《封魔フォラス》の能力が無限に誘発してしまう。
    • 後にゾーンを移動したカードは置換効果の対象にならないと《生命と霊力の変換》側が裁定変更を受けたため、無限ループできないようになっているが、《神々の地 ディオニソス》で十分再現可能であり、やはり《フォラス》のマナゾーン処理は置換効果だとしないと不都合な状況に変わりはない。
  • 名前の由来は『ゴエティア』に記されたソロモン72柱の序列31位の悪魔フォラスと思われる。

フレーバーテキスト [編集]

  • DM-20
    フォラスの後に続くはいない。何故ならフォラスが踏み潰してしまうからだ。

収録セット [編集]

参考 [編集]