禁断(きんだん)轟速(ごうそく) レッドゾーンX(エックス) [編集]

禁断の轟速 レッドゾーンX SR 闇/火文明 (6)
進化クリーチャー:ソニック・コマンド/S級侵略者/イニシャルズ 8000
進化:闇または火のクリーチャー1体の上に置く。
S級侵略[轟速]:闇または火のコマンド(自分の闇または火のコマンドが攻撃する時、自分の手札か墓地、またはバトルゾーンにあるこのクリーチャーをその上に重ねてもよい)
W・ブレイカー
このクリーチャーが出た時、相手のクリーチャーを1体選び、相手はそれに封印をひとつ付ける。
(カードを封印するには、自分の山札の上から1枚目を裏向きのままそのカードの上に置く。コマンドが出た時、その持ち主はそのコマンドと同じ文明を持つ自身のカードから封印を1つ、墓地に置く。クリーチャーが封印されている間、両プレイヤーはそのクリーチャーを無視する)

DMR-20で登場した/ソニック・コマンド/S級侵略者/イニシャルズ進化クリーチャー

《轟く侵略 レッドゾーン》多色となり、《伝説の禁断 ドキンダムX》の能力を得て更なるパワーアップを遂げた姿。

多色となったことで侵略元の対象がコマンドと大幅に広がった。
新たなS級侵略である[轟速]S級侵略[不死][宇宙]を足したような能力で、《S級不死 デッドゾーン》などと同じく墓地からの侵略に加え、《S級宇宙 アダムスキー》のようにバトルゾーン内からの侵略も可能となっている。
更にcip《ジ・エンド・オブ・エックス》と同じく相手クリーチャー1体を封印するという確定除去まで備えている。

今までの侵略者の戦法に合わせて見るなら、S級侵略[轟速]侵略方法は別々に考えたほうが良いだろう。
まず、コマンドと組み合わせた場合、《S級不死 デッドゾーン》に続き「墓地から侵略除去を放つ」クリーチャーが増える事になる。当然重ね掛けできるチャンスも増える。相手のクリーチャーを一掃しつつ《S級不死 デッドゾーン》T・ブレイカーで攻めるのが良いだろう。
コマンドと組み合わせる場合は、バトルゾーンからの侵略が活きる。味方コマンドW・ブレイカーを与えるようなもので、スピードアタッカーと合わせれば一気にシールドを削りに行く事ができる。ただし、後述の通り侵略するたびに頭数が減っていく点に注意。味方コマンド《機動剛勇ラスト・モモタロウ》になると言っても良いだろう。実際に侵略を使うタイミングはよく考えたい。《超音速 ライディーン》と合わせるのも手か。

S級侵略を使うならばマナの色を気にする必要はなく、今まで登場した除去持ちのレッドゾーンである《轟く侵略 レッドゾーン》《S級不死 デッドゾーン》を主体にしたデッキにも上記のように組み込む事が可能。封印であるため、後者の強みである《光器パーフェクト・マドンナ》除去も難なくこなせる。

だが、上記2枚と比べてパワー・打点が低いという弱点もある。ただしパワーの低さは墓地からのS級侵略によるcipの再利用がしやすくなるので一概には言えない。打点に関しては、リスクはあるもののバトルゾーンからの侵略で補いたい。

相手がコマンドを大量搭載したデッキの場合は返しのターンに封印が外されてしまうので腐ることがあるが、タップしたクリーチャーに封印を付ければ最低でもフリーズと同等の効果になるため、完全に腐ることは少ない。また、【レッドゾーン】を相手にすることを考えると、《超音速 ターボ3》での手札補充を前提にしても、必ずしも都合良く侵略元と侵略先を用意して連打を打てるとは限らないので、コマンドデッキに対しても思ったより除去として機能する。

環境において [編集]

革命編環境終期には《革命目 ギョギョウ》の革命2を発動させないようにシールドを3枚残せるこのカードが【レッドゾーン】《超音速 ターボ3》と共に重宝されていた。ただ、登場当初は打点が《轟く侵略 レッドゾーン》《熱き侵略 レッドゾーンZ》cipシールド焼却を含めて実質3打点)と比べて低い点、【レッドゾーン】全盛の環境にあって返しにすぐにコマンドを出されて封印から復帰されるのではと懸念されていた点から、低く評価する者も少なくなかった。

革命ファイナル環境では【赤黒レッドゾーン】【黒赤デッドゾーン】で活躍。後者では《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》の封印を外すために素出しも視野に入れられる。一方で、それ以外のタイプの【レッドゾーン】には多色であることや墓地侵略が腐りがちであることがネックとなってあまり採用されなかった。

新章デュエル・マスターズ環境では【白緑メタリカ】システムクリーチャーを狙って処理できることから【レッドゾーン】でまた採用されるようになった。

双極篇環境以降は速度重視の【赤白レッドゾーン】が主流となり、【赤黒ドルマゲドン】にピン挿しされているのが見られる程度となるが、《熱き侵略 レッドゾーンZ》殿堂入り後はそのリペアとして各種【レッドゾーン】に積まれることがある。

【超神羅星アポロヌス・ドラゲリオン】成立後は《轟く侵略 レッドゾーン》と共にメテオバーン元になる中継点たる侵略持ちとして使われるようになった。勿論封印外しによって復帰される裏目はあるが、EXライフクリーチャーパワーコストに関わらず取り敢えずは1発で除去できるのが大きい。また【赤青アポロヌス】においては、《ネ申・マニフェスト》《アストラルの海幻》手札交換で墓地に落とすと必要な手札を1枚節約できるのもポイント。

ただ、《禁断の轟速 ブラックゾーン》が登場すると、アンタッチャブルに対処できるそちらが優先されやすく、【赤青アポロヌス】ではそちらの5枚目以降という立ち位置になっている。【赤黒バイク】【青黒赤バイク】でも立ち位置は概ね同じ。

背景ストーリーでの活躍 [編集]

その他 [編集]

  • 闇と火の多色のため、新車廃車の中間の「中古車」と呼ばれることも。
  • アニメ『デュエル・マスターズ!』では第17話で劇中に登場したTwitterと思しきSNSにDMR-20版のイラストをアイコンにした「禁断仙人@forbiddenbigbang」なるアカウントが登場していた。
    駄作に終わった劇場版デュエル・マスターズについて「封印しなきゃ(使命感)」とツイートしている。

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

Q.《禁断の轟速 レッドゾーンX》の能力、S級侵略[轟速]によって、バトルゾーンから侵略する時、進化元のクリーチャーはどうなりますか?
A.S級侵略[宇宙]の場合は、カードだけ攻撃クリーチャーの上に移動しますが、S級侵略[轟速]は進化元のクリーチャーごと攻撃クリーチャーの上に移動します。S級侵略 [宇宙]とは違い、カードではなくクリーチャーが指定されているためです。
引用元(過去のよくある質問より)

  • 4つ目の能力について

Q.自分の《禁断の轟速 レッドゾーンX》《覇王速 ド・レッド》がバトルゾーンにいる状況で、自分は《覇王速 ド・レッド》で攻撃し、《禁断の轟速 レッドゾーンX》の「S級侵略 [轟速]」を使用して《覇王速 ド・レッド》の上に重ねました。
すでにバトルゾーンにいる《禁断の轟速 レッドゾーンX》をバトルゾーンにいるクリーチャーの上に重ねましたが、「出た時」の能力で相手のクリーチャーを1体封印できますか?
A.いいえ、封印できません。バトルゾーンからバトルゾーンに移動することは、バトルゾーンに出たことにはなりません。
引用元(2021.7.16)