龍神(りゅうじん)ヘヴィ》 [編集]

龍神ヘヴィ P 闇文明 (5)
クリーチャー:ゴッド/ドラゴン・ゾンビ 5000+
このクリーチャーが出た時、自分のクリーチャーを1体破壊してもよい。そうした場合、カードを1枚引き、相手は自身のクリーチャーを1体選んで破壊する。
G・リンク:《破壊神デス》または《龍神メタル》の左横
このクリーチャーがリンクしている時、相手のクリーチャーはこのクリーチャーを可能であれば攻撃する。

DMC-40で登場したゴッド/ドラゴン・ゾンビ

cip能力で自分のクリーチャーを1体破壊することでクリーチャー除去ドローできる。
こちらはカードを1枚引けるので、全体的に見ると1枚分のアドバンテージを得ている事になる。《銃神兵ディオライオス》+1ドローと考えると分りやすいだろう。
任意なので無理に自分のクリーチャー破壊しなくてもよいのもありがたい。

このcipのためにG・リンクを考慮せずとも単体で十分に使える。選ばない除去なので、狙った相手を除去できないこともあるが、状況次第では《光器ペトローバ》などのアンタッチャブル除去でき、《レッド・ABYTHEN・カイザー》ランデスも誘発させない。

また、自分のドラゴンが破壊された時に能力が誘発する《黒神龍グールジェネレイド》《ダーク・ルピア》との相性は抜群。《ヘヴィ》自身を破壊して、それらの能力トリガーさせてもよい。他には《爆竜兵ドラグストライク》破壊して相方の《龍神メタル》を踏み倒すなどの小技も利く。

《破壊神デス》《龍神メタル》、それら名前集合のクリーチャーのいずれかとG・リンクできる。リンク時の能力は強烈であり、相手クリーチャーを自身に無理やり攻撃させることができる。どれにリンクしてもパワーが10000以上になるので、大抵の相手クリーチャーバトル破壊できる。

相手は《ヘヴィ》がリンクしている間バトルゾーンクリーチャーを維持することが困難になる。クリーチャーを出しても召喚酔いが解け次第勝手に自爆することになるので、《ヘヴィ》を除去できない限り詰みに近い状態となる。
特に【速攻】には大型クリーチャーを除去できるようなカードが少ないため、リンクしただけで場を制圧できることも多い。

主なリンク先は《暗黒破壊神デス・フェニックス》となるだろう。墓地進化Vではあるがマナコストが4と軽く、メテオバーンで《ヘヴィ》か《メタル》をリアニメイトできる。リンクするとパワー14000となるので相手に与えるプレッシャーは大きい。

《破壊神デス》《龍神メタル》トライ・G・リンクすれば23000のパワーに加えてアンタッチャブルまで得るので、そのゲームは勝ったも同然だろう。ただし、《破壊神デス》召喚するのに10マナもかかるので、達成はなかなか難しい。大抵は《龍神メタル》とのG・リンクで十分である。
《破壊神デスペラード》リンクしても強力であり、攻撃時にパワー10000未満のクリーチャーをすべて破壊できる。

現在では、能力パワーはそのままにリンク対象が広がり、マナコストが4に下がった上位互換《極限龍神ヘヴィ》が存在する。
今後は基本的にあちらの5枚目以降という使い方になるだろう。特に《暗黒破壊神デス・フェニックス》を使う場合なら、あちらのリアニメイト効果を安定させるために採用できなくはない。

環境において [編集]

登場からゴッドデッキ、それ以外のデッキにかかわらず、色の合うあらゆるコントロールに採用され、あまりの汎用性の高さとフィニッシャーとしての強力さが祟り、2011年1月15日より《邪神M・ロマノフ》共々初のゴッドの殿堂入りとなり、【ヘヴィ・デス・メタル】を揃えることが困難になった。ただし、覚醒編環境ではトーナメントシーンでの活躍が乏しかったため、強力すぎるからというよりは長らく環境に君臨した【ヘヴィ・デス・メタル】というフィニッシャーの世代交代や、類似カードにスポットライトを当てるための規制という意味合いが大きかったのだろう。

その後、【ヘヴィ・デス・メタル】の弱体化もあって2016年2月1日付で殿堂解除

殿堂解除後の環境では5コスト支払って両プレイヤー1体選ばせ除去とキャントリップというのは良いカード止まりであり、相性の良かった【黒単ヘルボロフ】も程無くして環境から失墜。以降、真剣勝負ではあまり見かけなくなったが、【5色ドギラゴン剣】では《Mの悪魔龍 リンネビーナス》でのリアニメイト範囲内であるため、《異端流し オニカマス》を除去できる札として使われることがある。踏み倒した際に《異端流し オニカマス》が反応しても、元々自身をコストとして破壊すれば良いという意味でデメリットが機能しない。

カード単体に対する殿堂解除制度開始初期のカードの中では、使われた部類ではある。

ルール [編集]

他のカード・デッキとの相性 [編集]

流通・再録について [編集]

比較対象 [編集]

メディアにおいて [編集]

  • ヘヴィ・デス・メタルに関するネーミングでは《ヘヴィ》のみ省略されることがしばしばある。漫画ではヘヴィ・デス・メタルの攻撃時の技名が「デス・メタルフレアー」となっていた。さらにはアニメでのDMC-40が「デス・メタルデッキ」と紹介されていた。「ヘヴィ」を入れると言葉が長すぎるということだろうか。

その他 [編集]

  • 後年《破壊龍神ヘヴィ・デス・メタル GS》が登場したが、あちらが《破壊龍(しん)ヘヴィ・デス・メタル GS》であるのに対しこちらは当ページ冒頭にもあるように《龍(じん)ヘヴィ》。「神」の濁点の有無に違いがある。
    そのため《あたりポンの助》などで「龍(じん)ヘヴィ」を指定しても、同一名前集合扱いとはならず「破壊龍(しん)ヘヴィ・デス・メタル GS」には効果が及ばない。

デュエル・マスターズ プレイスでは [編集]

単一のカードとしては存在せず、《破壊龍神》でのみバトルゾーンに登場させることができる。

リンク対象 [編集]

関連カード [編集]

収録セット [編集]

デュエル・マスターズ [編集]

デュエル・マスターズ プレイス [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • カード特性について

Q.《怒流牙忍法 次元隠しの術》を唱え、バトルゾーンにいる相手のリンクしている《龍神ヘヴィ》《龍神メタル》を選びました。
相手は《龍神ヘヴィ》の方を、超次元ゾーンに置きましたが、この場合、「そのクリーチャーと同じコスト」はどうなりますか?
A.2体でリンクしていた場合、それらのコストは合算されています。よって、コスト12のクリーチャーをバトルゾーンに出すことができなくなります。
《龍神ヘヴィ》《龍神メタル》のどちらか片方を超次元ゾーンに置いたとしても、「そのクリーチャー」のコストは12です。
引用元(2020.7.17)

+  類似裁定(2021.7.16)
+  類似裁定(2021.9.24)

Q.相手は《「殺した人間の名くらい、おぼえているよ!!」》を使って、自分のリンクしている《龍神ヘヴィ》《龍神メタル》を破壊しました。次の自分のターン中、自分は手札から《龍神ヘヴィ》《龍神メタル》をバトルゾーンに出せますか?
A.いいえ、出せません。リンクしているゴッドは両方の名前を持っています。
リンクしている状態で破壊された場合、どちらを墓地に置いたとしても、《龍神ヘヴィ》《龍神メタル》もバトルゾーンに出せない状況になります。
引用元(2021.5.21)

+  類似裁定(2021.7.16)
+  類似裁定(2021.9.10)

Q.自分のリンクしている《龍神ヘヴィ》《龍神メタル》がバトルゾーンにいる状況で、自分は《カワモリデン/リーフストーム・トラップ》の呪文側を唱えました。自分は《龍神ヘヴィ》《龍神メタル》を選び、状況起因処理により《龍神ヘヴィ》のみをマナゾーンに置こうとしましたが、この《龍神ヘヴィ》はタップした状態でマナゾーンに置かれますか?
A.はい、タップした状態でマナゾーンに置かれます。バトルゾーンにある時は闇と火の多色クリーチャーでしたので、タップ状態で置かれます。また、置く時点では多色ですが、置いたカードは単色のカードですので、「スペース・チャージ:多色」はトリガーしません。

+  (総合ルール 803.1b)

引用元(2021.7.16)

Q.自分のリンクしている《龍神ヘヴィ》《破壊神デス》《ダーク・ルピア》がバトルゾーンにいる状況で、相手は《デーモン・ハンド》を唱えました。効果で《龍神ヘヴィ》《破壊神デス》を破壊する際、自分はそのうち《破壊神デス》のみを墓地に置きましたが、《ダーク・ルピア》の「自分のドラゴンが破壊された時」の能力はトリガーしますか?
A.はい、トリガーします。リンクしているゴッドは、それぞれの特性をすべて持っています。墓地に置かれた《破壊神デス》はドラゴンを持ちませんが、リンクしていた《龍神ヘヴィ》はドラゴンを持ちますので、《ダーク・ルピア》の効果で相手のクリーチャーを1体破壊できます。

+  (総合ルール 803.1b)

引用元(2021.9.7)

Q.自分のリンクしている《龍神ヘヴィ》《龍神メタル》がバトルゾーンにいる状況で、その上に《ボルシャック・モモキング》を進化してバトルゾーンに出しました。この一番上の《ボルシャック・モモキング》のみが離れ、再構築により進化元のクリーチャーが残る際、下のカードはリンクしたままですか?
A.いいえ、どちらか片方のクリーチャーのみがバトルゾーンに残ります。《ボルシャック・モモキング》を出した時点で、進化元に置くカードの順番を決定する必要があります。《ボルシャック・モモキング》が離れて再構築が行われる際、重ねた《龍神ヘヴィ》《龍神メタル》のうち、上に置いた方がクリーチャーとしてバトルゾーンに残り、もう一方はその下に重ねられたままになります。

+  (総合ルール 801.1b)

引用元(2021.9.7)

Q.自分のマナゾーンにカードが6枚あり、相手の《獣軍隊 ヤドック》と自分の《龍神ヘヴィ》がバトルゾーンにいる状況です。自分が《インフェルノ・サイン》を唱えて、効果で墓地から《龍神メタル》をバトルゾーンに出す際、《龍神ヘヴィ》《龍神メタル》の「G・リンク」と、《獣軍隊 ヤドック》の置換効果の適用はどちらが先になりますか?
A.置換効果の適用が先です。置換効果によって《龍神メタル》が実際にバトルゾーンに出ない場合、状態定義効果は何もしません。結果的に、《龍神メタル》のみが《獣軍隊 ヤドック》の置換効果でマナゾーンに置かれます。

+  (総合ルール 110.4f)

引用元(2021.9.7)

Q.自分のマナゾーンにカードが7枚あり、相手の《獣軍隊 ヤドック》と自分の《龍神ヘヴィ》がバトルゾーンにいる状況です。自分は《龍神メタル》をリンクした状態でバトルゾーンに出す際、このリンクした《龍神ヘヴィ》《龍神メタル》《獣軍隊 ヤドック》の置換効果でマナゾーンに置かれますか?
A.いいえ、マナゾーンに置かれません。バトルゾーンに出る《龍神メタル》はコスト7のクリーチャーです。《獣軍隊 ヤドック》は実際に出るクリーチャーの情報のみを参照しますので、《獣軍隊 ヤドック》の置換効果は適用されません。

+  (総合ルール 803.1d)

引用元(2021.9.7)

Q.自分のマナゾーンにカードが7枚あり、相手の《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》と自分の《龍神ヘヴィ》がバトルゾーンにいる状況で、自分は《龍神メタル》をリンクした状態でバトルゾーンに出しました。このリンクした《龍神ヘヴィ》《龍神メタル》《奇石 ミクセル》の「相手のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストが大きいクリーチャーを相手がバトルゾーンに出した時」の能力で山札の一番下に置かれますか?
A.いいえ、山札の一番下に置かれません。バトルゾーンに出た《龍神メタル》はコスト7のクリーチャーです。《奇石 ミクセル》の能力は実際に出たクリーチャーの情報のみを参照しますので、《奇石 ミクセル》の能力はトリガーしません。

+  (総合ルール 803.1c)

引用元(2021.9.7)

Q.《緊縛の影バインド・シャドウ》と自分のアンタップ状態の《龍神ヘヴィ》がバトルゾーンにいる状況で、自分は《龍神メタル》をリンクした状態でバトルゾーンに出しました。このリンクした《龍神ヘヴィ》《龍神メタル》はタップ状態になりますか?
A.いいえ、アンタップ状態です。バトルゾーンに出る《龍神メタル》は火のクリーチャーです。《緊縛の影バインド・シャドウ》は、実際に出るクリーチャーの情報のみを参照しますので、《緊縛の影バインド・シャドウ》の状態定義効果は適用されません。

+  (総合ルール 803.1d)

引用元(2021.9.7)

Q.相手の、リンク状態の《極限龍神ヘヴィ》《極限龍神メタル》がタップしてバトルゾーンにいます。自分の攻撃可能なクリーチャーは「EXライフ」シールドのある《紫天連結 ネバーシデンド》だけです。
《紫天連結 ネバーシデンド》で一度《極限龍神ヘヴィ》《極限龍神メタル》を攻撃した後、アンタップした《紫天連結 ネバーシデンド》はもう一度《極限龍神ヘヴィ》《極限龍神メタル》に攻撃しなければいけませんか?
類似例:《龍神ヘヴィ》
A.いいえ、攻撃しなくても構いません。リンク状態の《極限龍神ヘヴィ》がいる限り、攻撃可能な相手クリーチャーはすべて、一度ずつ《極限龍神ヘヴィ》に対して攻撃する必要があります。ただし、一度攻撃してバトルゾーンに残ったクリーチャーは再度攻撃する必要はありません。今回の場合、アンタップした《紫天連結 ネバーシデンド》は、プレイヤーや《極限龍神ヘヴィ》以外のクリーチャーにも攻撃できますし、攻撃しなくても問題ありません。
引用元(2022.7.28)

Q.相手の、リンク状態の《極限龍神ヘヴィ》《極限龍神メタル》がタップしてバトルゾーンにいます。自分の攻撃可能なクリーチャーは2体いるのですが、そのうち1体で攻撃すれば、もう1体は《極限龍神ヘヴィ》《極限龍神メタル》に攻撃しなくても良いですか?
類似例:《龍神ヘヴィ》
A.いいえ、2体とも《極限龍神ヘヴィ》《極限龍神メタル》に攻撃する必要があります。
引用元(2022.7.28)