【グスタフループ】 [編集]

《グスタフ・アルブサール》リアニメイト能力を使いクリーチャーを出しつつ、攻撃途中の《グスタフ・アルブサール》破壊することで攻撃をキャンセルさせながらループするデッキ。青黒黒緑で組まれるが、この項では黒緑型を紹介する。

グスタフ・アルブサール SR 闇文明 (8)
NEOクリーチャー:マフィ・ギャング 11000
NEO進化:自分の闇のクリーチャー1体の上に置いてもよい。
W・ブレイカー
キズナプラス(このクリーチャーが攻撃する時、その下にあるカードを1枚、自分の墓地に置いても良い。そうしたら、このクリーチャーと自分の他のクリーチャー1体のKZ能力を使う)
KZ−進化ではないクリーチャーを1体、自分の墓地からバトルゾーンに出す。
阿修羅サソリムカデ SR 闇文明 (8)
クリーチャー:マフィ・ギャング 11000
ブロッカー
W・ブレイカー
スレイヤー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分の山札の上から2枚を墓地に置く。その後、マフィ・ギャングを2体まで、自分の墓地からバトルゾーンに出す。そのターンの終わりに、自分のクリーチャーを2体破壊する。

主要カード [編集]

候補カード [編集]

《魔龍バベルギヌス》非進化なら何でも出せる上に《グスタフ》のNEO進化元にもなる
《解体人形ジェニー》定番ピーピングハンデス
《カラフル・ナスオ》1枚の手札消費で4枚墓地肥やし
《カラフル・ダンス》実質0コストかそれに近い強力墓地肥やし
《ダーク・ライフ》初動マナブーストにしてささやかながら墓地肥やしもこなす
《堕魔 ドゥポイズ》《サソリムカデ》と共にリアニメイトし、無限墓地肥やしを行う。
アンタッチャブル貫通の軽量除去としても優秀
《水上第九院 シャコガイル》ブロック構築でのフィニッシャー

超次元ゾーン [編集]

このデッキの回し方 [編集]

2ターン目に2コストの初動マナブーストを打ってから、3ターン目に《カラフル・ナスオ》墓地肥やしを行い、4ターン目に《呪術と脈動の刃》から《戒王の封》《阿修羅サソリムカデ》《グスタフ・アルブサール》2体に繋げ、そのまま下記のようなザビ・ミラループに入るのが理想。

ザビ・ミラループ [編集]

手札に《呪術と脈動の刃》1枚、墓地に《グスタフ・アルブサール》2枚、《阿修羅サソリムカデ》1枚、《復活の祈祷師ザビ・ミラ》1枚、マナゾーン《戒王の封》が1枚必要。

  1. 手札《呪術と脈動の刃》マナゾーン《戒王の封》を唱えて《阿修羅サソリムカデ》をリアニメイト。
  2. 《サソリムカデ》の能力で《グスタフ・アルブサール》2体をリアニメイトさせ、1体を《サソリムカデ》の上に進化(以下、《グスタフ》A)。
  3. 《グスタフ》Aで攻撃時、キズナプラスを使い《サソリムカデ》を墓地送りにし、《グスタフ》AのKZ能力で《復活の祈祷師ザビ・ミラ》をリアニメイト。
  4. 《ザビ・ミラ》で攻撃途中の《グスタフ》Aを破壊して《ヴォルグ・サンダー》を出す。
  5. 《サソリムカデ》の上に置かなかった方の《グスタフ》(以下、《グスタフ》B)のKZ能力で4.で破壊した《グスタフ》Aをリアニメイトし、《ザビ・ミラ》の上に進化。
  6. 3.の《サソリムカデ》を《ザビ・ミラ》に置き換えて3.〜5.を繰り返す。

このループは《異端流し オニカマス》《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》があると割り込まれてループを止められるので、それらがない時に行う。

《サソリムカデ》+《集器医ランプ》の有限ループ [編集]

手札に《戒王の封》1枚、墓地に《グスタフ・アルブサール》1枚、《阿修羅サソリムカデ》2枚、《集器医 ランプ》2枚、《復活の祈祷師ザビ・ミラ》2枚、マナゾーンに《呪術と脈動の刃》が1枚必要。

  1. ザビ・ミラループの1.の手順と同じ
  2. 1.でリアニメイトした《サソリムカデ》(以下、A)の能力で《グスタフ・アルブサール》ともう1体の《サソリムカデ》(以下、《サソリムカデ》B)を蘇生。
  3. サソリムカデ》Bの能力で《ランプ》を2体リアニメイト。
  4. 1体目の《ランプ》のキズナで、《グスタフ》のリアニメイトKZ能力を使い《ザビ・ミラ》をバトルゾーンへ。
  5. 《ザビ・ミラ》で自身と《グスタフ》以外のクリーチャー破壊して《ヴォルグ・サンダー》を出す。
  6. 2回目の《ランプ》のキズナで、《サソリムカデ》を蘇生させ、以降2.〜5.を繰り返し、2体目の《ザビ・ミラ》で自身と《グスタフ》以外のクリーチャーを破壊していけばループ成立。

こちらはcipなので、コスト踏み倒しメタがあっても誘発型能力解決が終わるまで割り込めないため、《ヴォルグ》のストックを貯めていくことが出来る。

《魔龍バベルギヌス》と組み合わせた無限ループ [編集]

バトルゾーンに《魔龍バベルギヌス》を進化元にした《グスタフ》(以下、《グスタフ》A)、進化元の存在しない《グスタフ》(以下、《グスタフ》B)が1体ずつ必要。

  1. 《グスタフ》Aで攻撃時、進化元の《バベルギヌス》を墓地に送り《グスタフ》のキズナプラス2体分トリガー
  2. 1回目の《グスタフ》KZ能力で《バベルギヌス》をリアニメイトさせ、《バベルギヌス》で攻撃途中の《グスタフ》Aを破壊し、その《グスタフ》Aを《バベルギヌス》の上に進化。
  3. 1回目の《グスタフ》KZ能力で墓地にある好きなクリーチャーを蘇生。
  4. バトルゾーンは初期状態に加えて好きなクリーチャーが1体増えた状態に戻る。そのまま1.〜3.を繰り返す。

ループの途中で相手のシステムクリーチャーを《堕魔 ドゥポイズ》などで処理し、途中で何らかの山札削りを交えつつ《水上第九院 シャコガイル》《終末の時計 ザ・クロック》などでエクストラウィンを行うと良いだろう。

弱点 [編集]

まず墓地対策に注意すべきである。《阿修羅サソリムカデ》系統のデッキを意識して《龍素記号Xf クローチェ・フオーコ》の導入化が進む中、ただ最速ループを優先するだけでは安定した勝利にはつながりづらくなっている。

《異端流し オニカマス》が存在する状況では途中で《堕魔 ドゥポイズ》などで処理しない限り有限ループで妥協せざるを得ず、さらにそれを処理できない上で《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》によって山札回復されると勝利が絶望的になる。ループと関係が無いといいう理由で軽量除去の代表格である《堕魔 ドゥポイズ》すら入れない構築もあるので、この点では注意が必要。

しかし何と言っても無限攻撃によるループの弱点は【チェイングラスパーループ】と共通する最大の弱点。コンボデッキの常として《パクリオ》など墓地以外のゾーンにコンボパーツを叩き落とすハンデスには弱い。黒緑型だとデッキと噛み合うマッドネスがこれといって存在せず、噛み合ったとしてもコンボと関係の無い札はループデッキにおいては不純物なので入らない。とにかくこの点が重く、《凶鬼07号 ジャバランガ》が登場すると攻撃を必要としないそちらを主軸とした【ジャバランガループ】に主流が移行した。

その他 [編集]

青黒構築の場合は墓地肥やしを墓地利用デッキで多く使われる《エマージェンシー・タイフーン》《サイバー・チューン》呪文《戦略のD・H アツト》などの色の合うクリーチャーに置き換え、《戒王の封》の早打ち手段を《龍素知新》に置き換えた構築となる。だが【知新ジャスティス】が環境に影響を与えた煽りを受けて《龍素知新》が殿堂入りとなったため、殿堂レギュレーション環境では通用しなくなった。以降は青黒型がDM・双マーク2ブロック構築環境で使われていた。

参考 [編集]