【フェルナンドVII世】 [編集]

《魔光帝フェルナンドVII世》(《魔光帝フェルナンドVII世/魔弾デュアル・ザンジバル》)を主軸にしたデッキの総称。様々なタイプが存在するが、フェルナンドのコスト軽減アタックトリガーを活かすため、いずれもデッキでも墓地肥やしが利用される。
通称はフェルナンド、フェルコン(フェルナンドコントロール)など。

魔光帝フェルナンドVII世 VR 闇文明 (11)
クリーチャー:デーモン・コマンド/ナイト 11000
このクリーチャーの召喚コストを自分の墓地にある呪文1枚につき1少なくしてもよい。ただしコストは1より少なくならない。
このクリーチャーが攻撃する時、バトルゾーンにある相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのクリーチャーのパワーは、そのターン中、自分の墓地にある呪文1枚につき-1000される。(パワーが0以下のクリーチャーは破壊される)
W・ブレイカー
魔光帝フェルナンドVII世 VR 闇文明 (11)
クリーチャー:デーモン・コマンド/ナイト 11000
このクリーチャーの召喚コストを、自分の墓地にある呪文1枚につき1少なくしてもよい。ただし、コストは0以下にはならない。
このクリーチャーが攻撃する時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーは、自分の墓地にある呪文1枚につき-1000される。
W・ブレイカー
魔弾デュアル・ザンジバル VR 闇文明 (4)
呪文:ナイト
KM−相手のクリーチャーを1体選ぶ。このターン、そのクリーチャーのパワーを-2000する。
ナイト・マジック(バトルゾーンに自分のナイトがあれば、この呪文のKM能力をもう一度使ってもよい)

基本的な動きは墓地呪文を送り、このクリーチャー召喚することであるが、墓地肥やしの方法も多数存在し、どの方法を取るかによってデッキの構成がガラリと変わってくる。
以下、そこそこメジャーなタイプのものを記す。

ナイト [編集]

《魔光帝フェルナンドVII世》種族でもあるナイトを軸に置いたタイプ。
単にナイトデッキにフィニッシャーとしてこのクリーチャーを採用するだけでも活躍できるが、コスト軽減をある程度意識して《エマージェンシー・タイフーン》《ゴースト・タッチ》などの軽めの呪文を多めに入れるといいだろう。
手札消費は激しくなるものの、《天雷の導士アヴァラルド公》《魔弾オープン・ブレイン》《魔弾グローリー・ゲート》などナイトには手札補充が豊富なため、それらでサポートしていきたい。

《カラフル・ダンス》 [編集]

《カラフル・ダンス》によって墓地に大量の呪文を落とし、可能なかぎり素早く《魔光帝フェルナンドVII世》召喚するタイプ。2ターン《フェアリー・ライフ》から繋げば最速3ターン召喚でき、様々なタイプの中でもトップクラスのスピードが特徴。
性質上、多少のリアニメイト要素も絡めることが可能。
ただし、あくまで高速召喚による除去ビートダウンが持ち味であり、ドローが得意なタイプではないため注意したい。クリーチャーが少ないので相手に《転生プログラム》を使われるとライブラリアウトの危険がある。

《転生プログラム》 [編集]

デッキ内の呪文の比率を高めるだけで、墓地に呪文を連続して落とせる可能性がある《転生プログラム》を軸とする。
《カラフル・ダンス》軸より安定性は落ちるが、《魔光帝フェルナンドVII世》に頼りっきりである必要性がないのが長所。
【転生プログラム】にこのカードを投入するタイプも存在し、どちらかと言えばそのほうがメジャー。
しかし、転生プログラムのプレミアム殿堂によりこの型は消滅した。

青黒赤//)軸 [編集]

序盤は各文明の軽量呪文で墓地を肥やし、《魔光帝フェルナンドVII世》に繋げるタイプ。
候補となる主な軽量呪文は《ドリル・スコール》《キリモミ・ヤマアラシ》《エマージェンシー・タイフーン》《ゴースト・タッチ》など。除去呪文が非常に豊富で、定番の《スーパーバースト・ショット》《地獄スクラッパー》《デーモン・ハンド》などのほか、変わったところで《怨念集結》《偶発と弾幕の要塞》《執拗なる鎧亜の牢獄》なども使える。比較的速攻に耐性があるのが長所。

緑青黒自然//)軸 [編集]

《フェアリー・ライフ》などの2マナブーストから《氷牙レオポル・ディーネ公》に繋ぎ、そこから大量の軽量呪文を連打するタイプ。
主な候補は定番の《フェアリー・ライフ》《エマージェンシー・タイフーン》《エナジー・ライト》《ゴースト・タッチ》などのほか、マナが増えやすいため《ミスティック・クリエーション》《ゴースト・パニッシュ》など。呪文サポートとして《妖魔賢樹フライ・ラブ》《邪眼の銃鬼イヴァンII世》などが投入されることもある。
《氷牙レオポル・ディーネ公》が除去に弱いのが難点だが、1ターンでも生き延びれば膨大なアドバンテージを稼いでくれる。

いずれのタイプでも呪文の割合が高くなるため、相手の除去による息切れを補うために何らかの墓地回収は入れておきたい。《プライマル・スクリーム》《リバース・チャージャー》《スパイラル・ドライブ》《魔弾ソウル・キャッチャー》などが候補になるか。

  • 呪文がそこそこ多めでが入るデッキなら、極端な専用デッキとして構築しなくても《魔光帝フェルナンドVII世》の投入を検討できることが多いので、実際には上記のどれにも該当しないデッキもある。

弱点 [編集]

極端な【速攻】にも弱いが、S・トリガー持ちの除去呪文を多めに採用することである程度は対応できる。
その後、DMR-02にて《ヴォルグ・サンダー》が登場すると呪文が多めのデッキ構築が危険視されて必然的に弱体化を余儀なくされた。
さらにそれから年月が経ち、双極篇にてツインパクトが登場。呪文でもありクリーチャーでもあるツインパクトの登場により《ヴォルグ・サンダー》に対する耐性を得た。

参考 [編集]