うららか もも [編集]

漫画・アニメ「(新章)デュエル・マスターズ」シリーズのキャラクターで、ヒロイン。
そして自然文明の姫にして、自然文明のデュエルマスター候補[1]

声優は豊崎愛生氏。

第1話で姿のみ登場し、台詞ありの登場は第2話から。
姓が「うららか」で名が「もも」、ピンクの髪をした少女。
切札 ジョーのクラスメイトで、とても仲が良い。
ネックレスやスマホケース、OP映像(第6話以降から変更)のエフェクト等から、蝶がトレードマーク。
好きな食べ物はカニクリームコロッケと思われる(アニメ第25話で校内新聞コンクールで優勝し、1週間分の給食のメニューを決められる権利を得た際には毎日カニクリームコロッケにした)。

好奇心旺盛で、興味のある事を目撃したり噂話を聞いたりすると、切札 ジョーを巻き込んで検証しようとする。
しかし、その好奇心が災いしてデュエル・ウォーリアとの闘いに巻き込まれてしまう事もあり、《自然星人》に拉致される、《I am》に弾き飛ばれて気絶する等、災難に遭っている。
切札 ジョーはももの危機には助けようと必死になっている。
ジョーはあらゆる事情をももに隠しているが、漫画ではジョーに隠し事があるとは知っており、それでもいつか教えてくれるのを待って追求はせず、ジョーは本当は全て話したいと申し訳なく思っている。

主な使用デッキは準緑単の【スノーフェアリー】。『キング』第39話では【黒緑フシギバース】も使用した。

  • デュエル・ウォーリアの存在を知らないどころか、デュエマシーンがない為、デュエマをしているかすら不明であった。
    ただし、ジョーと共にデュエマのイベントに足を運ぶなどはしている。
    • アニメ『キング』になるまで全くデュエマをしたことがなかったと判明した。
  • 所謂メシマズであり、『!』では第44話でバレンタインデーに肉と納豆となんだかわからない食材をチョコに混ぜ、醤油とハチミツと栄養ドリンクを入れて3日間煮込み、イチゴパウダーとカレー粉と粉末ドリアンをかけたおぞましいチョコ[2]ジョーに手渡している。勿論、そのチョコは彼を卒倒させるほどの壊滅的な味であった。ボルツ曰く「食べるデーモン・ハンド」とのこと。
    • 尤も、「今年は変わり種に挑戦してみたの」という渡す際の台詞から、該当回でたまたま滅茶苦茶なレシピで作っただけの可能性は捨てきれない。
    • 後に『キングMAX』では第6話でカレーを作った時もクリーチャーのようなものが混入しており、キラを除く食べた男性陣達は皆爆発している。
  • また、絵心もないのか後述する『キング!』では第6話で自分の絵をデッキーにカード化させようとして失敗、ジョーに絵を描かせる方向にシフトしている。
  • 自宅は花屋。家族は少なくとも母親(声優は「VS」シリーズのヘレンを担当した富岡美沙子氏)と父親(声優はゼーロおよびその息子であるゼーロJr.との兼任で森田成一氏)が確認できる。母親は彼女と同じピンクの髪であり、母親似[3]のようである。また、切札 ジョー切札 るるとは家族ぐるみの付き合いがある模様。
  • 黄昏 ミミプラマイ 零と違って出る所は出ていない年相応の体型なのだが、ミノマルに「おっぱいを飲ませて欲しい」とセクハラまがい…もといセクハラそのものな発言をされてしまっている。裸の小学生の胸にすりよりながら「おっぱいを飲みたい」とねだる変態クリーチャーというものすごい光景がお茶の間に流れる事となったが、当の本人は困惑も否定もせずまんざらでもなかった模様。デュエマは小学校低学年が見るアニメであることから、性的描写は徹底的に抑えられており[4]、このような描写がなされる事自体が衝撃的でもあった。
    流石に小学生にする発言ではないが、これはミノマルがももに「自然の女王」の面影と母性を感じてしまった為である。一見ギャグかサービスシーンにしか見えないシーンだが、ストーリーのカギを握る伏線であったことが後に明らかになる。
  • 『!』40話にてトンボの口から産みの親は自然文明の女王であり、当時起きていた争いに巻き込みたくなかった女王はペンダントを赤ん坊のももに持たせて地球に逃がしたと語られた。
  • 上記の通り出生の関係上人間ではなく、後にカード化された産みの母などを考慮すると「種族グランセクトクリーチャー」が正体ということになる。ただしアニメ漫画全て通して(当たり前だが)ジョー達からは人間として扱われており、少なくともガイアハザード同様「クリーチャー世界で住むクリーチャー」としては認識されていない。背景ストーリー上では他マスター同様「うららかもも」という名前は出てないが姫として登場しているため今後「クリーチャーとしてのうららかもも」がカード化される可能性は存在する。

来歴 [編集]

『デュエル・マスターズ(2017)』はデュエマの場面がないまま終わっており、彼女の実力が明かされる日はなかった。
『2017』期は翌年の展開の為の伏線を張り巡らす意図もあったのかもしれない。

『デュエル・マスターズ!』においてもデュエマの場面がないままではあったが、扱いは打って変わって後半の主軸となり、物語のカギを握る存在となった。

デュエマをするシーンが皆無で、「ヒロイン的存在」とアニメ1期第3話劇中で紹介された割に、登場時間が短い・姿のみ登場・全く登場しない話も多い彼女であるが、漫画及びアニメ第37話においてはゲジスキーが放った「デュエル・マスター候補にしか効かない毒」に倒れ、寝込んでいる。つまり彼女もデュエルマスター候補の1人ではないかと推測されていた。
さらに話が進んだ『!』ではガイアハザード達の真のデュエルによる異変を感じるようになっている。その後、ガイアハザードの一人ミノマルと出会い彼を家に住まわせている。ミノマルが姿を消して以降彼を常に心配しており、ジョーが見てもわかるほど落ち込んでいた。

後に5色に輝く蝶のネックレスを持つものが自然文明を救う「プリンセス」という情報を基にトンボジョーと共に捜索。そしてトンボがネックレスの存在に気付いたことで、ももの正体は自然文明を救うカギとなる「プリンセス」であったことが発覚する。

自身がプリンセスであると告げられ多少困惑するもそのままジョーにクリスマスパーティーに連れられる。そこでしびれを切らしたハニーQに、半ば誘拐される形で自然文明に連れてこられた。その後、暴走するミノガミを正気にさせジョーと共に自然文明を救うことに成功したが…。

バラギアラの一件以降も、ももはたびたび自然文明を訪れていた。その際再度自然文明の女王の状態が悪化していたのだが、彼女がいるときだけ女王の容体が安定していた。そのことに気が付いたガイアハザード達は彼女を再び自然文明に連れて行こうと考える。
しかし、ジョーやその仲間達はそれを拒み、真のデュエルの果てにガイアハザード全員が敗北。だが、ミノマルとジョーが戦って傷つくことを悲しんだ彼女は自然文明に行くことを決断する。
直前に母親とけんかをしていたのもあってか両親は特に心配していないだろうと考えていたが、ミノマルに自身を必死に探す両親の姿を見せられ、一旦は元の世界に帰る。
そして自身が両親に愛されている事を再確認した彼女は、現在の母親と父親も育ての親であるが彼女にとって大切な親であることに間違いはない為、両親にもう心配をかけられないと『自身に関する記憶の消去』をペンダントに願う。[5]そして両親を含め、デュエルマスター候補を除いた周囲の人たち全員から自身の記憶が消えた後、ジョーに「これからもよろしくね」と言い自然文明へ移り住む。
ガイアハザードを前に彼らの行いを許し、自然文明の全てを守り、立派な姫になって人間界に戻ることを宣言。
こうして彼女は自然文明の姫として、自然文明のデュエルマスター候補として自然文明の住人に受け入れられたのであった。ここで『!』の話は幕を閉じる。

『!!』では水文明の話がメインの話のためか表立っては出てこず、背景ストーリーのみで語られることが多かったが内容を見るに平和に暮らしていたようだ。(一時期デリートロンの侵略もあったが)

ところが、十王篇ではガイアハザードを倒され、鬼札覇王連合の人質にされてしまった。それが原因で大長老不死樹王国の侵略者としてジョー達の敵になるハメになってしまう。

アニメ「キング」でも鬼札 アバクに人質として捉えられ大長老が不死樹王国のキングとなるところまでは同じであり、大長老がジョーに倒されその大長老も連合を裏切ったことにより無事解放された。
その後登場4年目にして初のデュエマをすることになり、いろいろと教えてもらいながら(一部接待プレイもされつつ)なんとか勝利をもぎ取った。

第39話では門番鬼の助大長老の助力のもと「鬼タワー」を「ももタワー」に改造してしまい、そのせいで「キング・オブ・デュエマッチ」の表彰式が行えなくなってしまった。
このような行動に出た理由は本人曰く、「キング・オブ・デュエマッチ」の皆で蹴落としあうようなデュエマは楽しくないと考えたため。ジョーもそれに賛同するが、コニーの指示でファイナルタワーチャレンジのチーム代表としてデュエマすることになる。
ジョーとの戦いでは、難易度の高い不死樹王国のカードを使いこなしている一方、クリーチャーの能力を知らないで使う、語尾に「じゃ」を使うなど違和感があった。この事をジョーに指摘されると動揺し始め、首を振った際に右耳の通信機を落とし、大長老がももに通信機を通して指示を出していた事が発覚する。それがバレた直後、デュエマを大長老に丸投げして逃走した。なお、大会運営側はチームバトルの特例としてこのやり方を認めたようである。
第41話では他のデュエマでも同じイカサマをしていたことを鬼の槍の影響で暴走したキラに見抜かれ、大長老共々《「雷光の聖騎士」》に斬り殺されそうになるが、ゼーロJr.に助けられた。

アニメ『キング!』では女王の容態が安定したのか、本人曰く「サクッと帰ってきてサクッと転入した」とのことで、当たり前のように学校に現れ、ジョー達と合流している。
第2話にて母親と連絡を取っていることから周辺人物の記憶は戻している可能性が高い。なお、第1話にて教室に入ってきた際は皆の注目を集めている描写がある。
第6話では自分だけのカードがないことに思い悩み、大量の男性デュエリストを使役して真夜中にデッキーを盗み出し、自身がジョーを騙して描かせた切札家関係者のカードを用いてジョーに挑むが、敗北した後はそのことを詫び、ジョーがもものカードを一緒に探すと言ってくれて喜んでいた。
その後、第12話や第21話では普通にジョーの練習相手になる姿が見られた。使用デッキは不明だが自然単らしきカードが見られ、あくまで「(ジョーにとってのモモキングのような)自分だけのカードがない」だけでデッキ自体は普通に組んでいるのだろう。
第37話でのジェレミー戦ではガイアハザードやジョーから借りた形で《未来王龍 モモキングJO》《ボルシャック・モモキングNEX》を使い見事勝利し、五龍神の一体である《地龍神バラフィオル》に認められた。

『キングMAX』でも引き続き登場。ジョーと同じく6年生になっている。デュエマシーンでは前々作の『キング』に引き続き【スノーフェアリー】を使用していた。
第17話(最終話)では小学校を卒業。卒業式には女王とハニーQ、大長老が参列(カブト鬼、ミノマル、でんでん、トンボ、トテントは自然文明で留守番)し、人間の両親はももの回想およびエンディング映像での店のシーンにのみ登場。
また、モノローグではジョーのことを「一番大好き」と言及し、彼と目が合ってウィンクしていた。

  • 漫画版ではゼーロとの決着後に女王の容態が安定した為、地球の家族の元へ帰ることとなっている(なお、記憶は女王によって戻されている)。
    その後、アバクがゼーロJr.を倒した際には父親と共に買い物をしていたが、鬼タワーの目が開いていく様子を目撃してしまい、アニメ『キング』とは異なり他の人々と同様に鬼化してしまうが、ジョーがアバクを倒したことにより元に戻った。
    また、超獣歴程編ではアニメ『キング!』とは異なり登場しなかった。
    小学校卒業後は、熊本県で農業をしているボルツの手伝いをしている。
    また、アニメとは異なりデュエマはしなかった。

プロフィール[6] [編集]

  • 身長:140cm→148cm[7]
  • 体重:秘密♡[8]
  • 文明:自然
  • 好きなもの・こと:かわいいもの

自然文明のお姫様。ジョーや仲間達に会うために、人間界に遊びにくることもしばしば。デュエマは勉強中。

戦績 [編集]

  • 通算戦績:6戦2勝4敗

アニメ「デュエル・マスターズ キング」 [編集]

  • 通算戦績:2戦1勝1敗
    話数対戦相手勝敗デッキ名
    15話切札 ジョー勝利スノーフェアリー
    39話敗北めぐりめぐる 不思議な力 不死樹王国

アニメ「デュエル・マスターズ キング!」 [編集]

アニメ「デュエル・マスターズ キングMAX」 [編集]

主な使用カード [編集]

マナゾーンや墓地に置かれていたカード [編集]

登場カード [編集]

参考 [編集]


[1] 劇中で「候補」と言われた事はなく、アニメ「!」第51話のボルツの「姫になっちまったって事はももちゃんが自然のデュエルマスターか?」との発言に、キラは「そうなるな」と返しており、正式なデュエルマスターの可能性がある
[2] なお、作っている様子を母親が見た際には《聖邪のサトリ ミント》に似たガスマスクを付けていた。
[3] もっとも本当の母親は別人であるため偶然似ていただけである
[4] ミミや紗雪の決定稿にアニメーターへ向け「胸の谷間やボディーラインといった要素は絶対に描かない」事が徹底されていた
[5] 困ったときにペンダントを握るようにと自然文明の女王に言われていた。
[6] 公式サイト、アプリ「デュエマであそぼう!」、「デュエマであそぼう!2022」より
[7] 8cm高くなった。
[8] 乙女の秘密のことだが、ヒミコの方は公開されていた。