キャントリップ [編集]

メインの用途とは別についている、1枚ドローする能力の俗称。
また、それを持つカードのこと。略して「キャントリ」とも。

基本的に呪文能力によるものを指すが、クリーチャーなどが持つcipをこれに含めることもある。

クリスティ・ゲート P 光文明 (3)
呪文
S・トリガー
自分のシールドをひとつ見る。その中から、進化ではない光のデーモン・コマンドを1体、バトルゾーンに出してもよい。
カードを1枚引く。
ルナ・ブルーダイナソー VR 水文明 (5)
クリーチャー:サイバー・ムーン 4000
ブロッカー
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを1枚引いてもよい。
このクリーチャーは攻撃することができない。

広義には「オマケ」ではなく1枚ドローすることがメインのカードや、さらに拡大解釈して「1ドローする」という能力全般を指すこともある。

アクア・ハルカス C 水文明 (3)
クリーチャー:リキッド・ピープル 2000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、カードを1枚引いてもよい。
ガード・グリップ C 水文明 (1)
呪文
カードを1枚引く。

上の派生で、ドローソースでの拡大解釈と同様にルール上では「引く」に該当しないときでもキャントリップ互換として扱う場合もある。デッキの回転面では同義だが、流石に元から離れすぎているため「疑似キャントリップ」といった形でぼかす場合がほとんど。

エヴォル・メラッチ P 火文明 (3)
クリーチャー:ファイアー・バード炎 1000
このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の山札の上から4枚を見る。その中から進化クリーチャーを1体、相手に見せてから自分の手札に加えてもよい。その後、残りを好きな順序で自分の山札の一番下に置く。
電磁闘竜トモエ UC 水/火文明 (2)
クリーチャー:サイバーロード/ティラノ・ドレイク/サムライ 1000
バトルゾーンに出た時、自分の山札から1枚目を表向きにする。それがこのクリーチャーと同じ種族をもつクリーチャーなら手札に加え、それ以外であれば墓地に置く。

キャントリップを持つカードはプレイしても手札が減らないので、息切れの原因にならない。また、見かけ上「マナだけを支払った」ような形になる。
「1枚」に限定しているのはこの特徴ゆえであり、2枚以上のドローは手札を増やすという意味で「ドローソース」と呼ばれ、キャントリップとは区別することがある。

キャントリップはドローだけでなく、別の仕事もこなすことができる。例えば《クリスティ・ゲート》は、進化ではないデーモン・コマンド踏み倒す能力を併せ持つ。
当然、その分コストは重めに設定される。

あくまで単体のカードが息切れを防止するだけなので、手札を増やしたい場合は《エナジー・ライト》《口寄の化身》のようなドローソースを頼るべきである。

  • 語源はMagic:The Gathering同名の俗語。MtGの公式ブログでも使用されたことのある由緒ある単語である。昨今ではMtGやデュエマに限らず、様々なカードゲームで広く使われている。
    • キャントリップが「呪文能力による、オマケの効果」と定義されることが多いのは、MtGで初めて登場した際にそういったカードにつく効果であったため。
    • なお、更に語源を辿ると、RPG「ダンジョン&ドラゴンズ」の用語に由来する。「cantrip」とは英語で「まじない」などの意味を持つ言葉であり、同RPGにおける小さな魔術を示す単語に準えて命名された。

キャントリップの例 [編集]

参考 [編集]