コンバット・トリック [編集]

「戦闘」(combat)と「騙し」(trick)より。
バトルを有利にするために用いられるカードの効果の総称。
「トリック」という名の通り、基本的には相手に見えないカードで行うものを指し、公開ゾーンの誘発型能力はコンバット・トリックとは呼ばない。

  • Magic:The Gatheringコンバット・トリックから。そちらのゲームでは対戦相手のターンにもデュエマのキーワード処理である「マナコストを支払ってカードを使う」ことができるため、コンバット・トリックに使えるカードはデュエマとは桁違いである。シンプルな効果でもコンバット・トリックに使え、例えば《スパイラル・ゲート》に対応する《送還》なら相手が攻撃宣言を済ましてこのターンに攻撃してくるクリーチャー1体を除去し、結果的に不利となる戦闘をやり過ごすことができたりする。

代表的なものにバイオ・Tニンジャ・ストライクなどがある。相手にとって有利な状況で発生したはずのバトルをひっくり返し、相手の計算を崩すことができる。
クリーチャーに攻撃する際にアタック・チャンス《千切秘伝ワイルド・ベジタブル》《異星秘伝エイリアン・ストーム》などを唱えてバトルを制するのもコンバット・トリックに転用した例と言える。

エピソード1には固有のコンバット・トリック能力を持つ《オンセン・無敵タイム》《超次元ごっつぁん・ホール》も存在する。
革命編からは侵略革命ファイナルからは革命チェンジがシリーズでプッシュされており、クリーチャーが突然強化される事は茶飯事となっている。

アビス・レボリューションではニンジャ・チェンジという能力も登場した。《聖なる混沌 クノイチマントラ》は突然味方のパワーを+3000する正統派コンバット・トリックのカードである。殴り返しマッハファイターでの除去が逆に自爆特攻に変換されてしまうことも少なくないだろう。

広義には自分への攻撃に対して発動するS・バック革命0トリガーやバトルに関与しないニンジャ・ストライク[1]なども含まれる場合がある。

公開情報から使うダイナモ《エコロバルーン・ビートル》《黒神龍ザンジバル》などはバトルを有利にするが、それらが見えているなら相手はその影響を乗り越えるときのみバトルを開始してくるはずのため、立ち位置はバトルに対するゆるいロックとなり、コンバット・トリックとは意味合いが異なる。

  • 片方のプレイヤーだけが常時閲覧可能な非公開ゾーンはふつう手札だけである。一見勝負のついた上でハンデスコスト踏み倒しメタの行動を行なったとしても、相手の手札を警戒した立ち回りであればオーバーキルとは呼び難い。
    逆に相手の手札がゼロの場合など、相手の手札にコンバット・トリックがない事を把握していれば、警戒は必要ない。
    • 後に山札の一番上を手札にあるかのように扱える《斬龍電融 オロチリュウセイ》系の能力で、手札以外からコンバット・トリックが可能になった。その《オロチリュウセイ》は「自分のターン中」の指定があり、ターン・プレイヤー時に相手のブロックに反応させて山札からニンジャ・ストライクするといった使い方で起こりうる。
      「非公開ゾーンだが閲覧可能」な領域としては水晶マナもあるが、DM23-EX3時点ではコンバット・トリックに使えるカードは存在しない。

参考 [編集]


公式Q&A

Q.相手の《ウラミ入道》の「攻撃する時」の能力で、相手はその《ウラミ入道》自身を破壊しました。自分は《光牙忍ハヤブサマル》の「ニンジャ・ストライク」を使えますか?
類似例:《ボルシャック・ドギラゴン》の「革命0トリガー」
A.いいえ、使えません。非公開ゾーンにあるカードの「相手のクリーチャーが攻撃する時」の能力や、「クリーチャーが自分を攻撃する時」の能力は、ターンプレイヤー側の攻撃する時にトリガーした待機状態の能力をすべて解決した後で、その使用宣言を行わないと使えません。使用宣言を行う前に攻撃クリーチャーもしくは攻撃先のクリーチャーがバトルゾーンを離れてしまうと、使用宣言が行えず、能力を使うこともできなくなります。

+  (総合ルール 505.6a)

引用元(2022.5.20)

+  類似裁定(2022.8.5)


[1] 例:《威牙忍クロカゲ》革命0トリガー風にプレイヤーへの攻撃から守る目的で使った《光牙忍ハヤブサマル》《バイナラドンデン》