デッキ・カードプールの変遷(へんせん) (デュエル・マスターズ プレイス) [編集]

DMPP-01 第1弾「超獣の始動 -MASTER OF DUEL-」 [編集]

カードプールは第1弾220種に加えベーシックカード70種の計290種。
《ボルメテウス・ホワイト・ドラゴン》をキャンペーンで入手できた事から【ボルメテウスコントロール】が流行した。他には《ツインキャノン・ワイバーン》《大勇者「ふたつ牙」》等のスーパーレアやベリーレアのパワーカードをふんだんに使用した【青赤緑ビートダウン】 、おなじみの【赤単速攻】【リキッド・ピープル】など、【速攻】や【ビートダウン】が多く見られた。

速攻ビートダウンに強く、ビートダウンはコントロールに強く、コントロールは速攻に強い」という基本的な三すくみが成立しており、バランスが取れていた時期と言える。

《ミラージュ・マーメイド》は条件を満たせば3枚ドローという強烈なアドバンテージに加え、cipが無条件となり強化されたサイバーロード《ペコタン》と組み合わせやすいという点から水入りデッキで多く使われた。

《聖霊王アルカディアス》は一度出されると対抗手段が乏しく制圧力が高かった。特に呪文を多用する【ボルメテウスコントロール】に強烈に刺さり、一定の成果を出していた。【ターボバロム】も地雷として活躍した。

《二角の超人》は若干の弱体化を受けたが、マナ回収による手札補充のメリットが大きく、コントロールで広く採用された。

【赤単ヴァルボーグ】を除く【赤単速攻】青単ベリーレア以上のカードの必要枚数が少なく、課金をしなくてもデッキを作りやすかった。

ベーシックカードやレア以下のカードでも《アクア・ハルカス》《光輪の精霊 ピカリエ》などの有用なカードも多く存在し、ベリーレア以上のカードに頼らずとも基本的なデッキを構築することが可能であった。
プレイヤーの中には無課金・微課金で楽しむ層もおり、カードを集めやすい・デッキを組みやすいという事情はTCG版以上に大きな影響を及ぼしている。

この時期に活躍したカード・アーキタイプ [編集]

DMPP-02 第2弾「伝説の再誕 -RETURN OF LEGENDS-」 [編集]

全85種が追加。《アストラル・リーフ》《アクアン》《超竜バジュラ》といったTCG版で活躍したパワーカードが調整され参入した。

《アストラル・リーフ》はパワーが3000に変更になったことと、《マリン・フラワー》が不在であり最速2ターンでの召喚が不可能になる弱体化を受けた。
《アクアン》は手札に加える最大数が5枚から3枚に下方修正された。
《超竜バジュラ》ランデスがランダムになり意図的にマナの色を削る動きができなくなった。


2000火力に《クリムゾン・チャージャー》《テンペストザウルス》が追加されたためパワー2000以下のウィニーは肩身が狭くなった。

この弾で登場した《サウザンド・スピア》が、環境初期には多大な影響を与えることになった。
これまではとりあえず初動で出しておいて損のなかった《アクア・ハルカス》《青銅の鎧》《光輪の精霊 ピカリエ》はもちろん、新たに登場した《傀儡将ボルギーズ》《光器ペトローバ》などの中型すらも刈り取るパワーカードとして多くのプレイヤーに認知されることになる。

《クリムゾン・チャージャー》《サウザンド・スピア》以外にも《ブレイン・チャージャー》《リバース・チャージャー》《黒神龍ゾルヴェール》も獲得した【ボルメテウスコントロール】が流行した。前期から【ボルコン】を使っていた人だと、デッキ改造の出費がレア以下で済み、気軽に組めたということも関係している。
これによりパワー4000以下を並べるデッキが減り、環境が低速化することになる。

それらの影響によりブロッカーの信頼性が低い環境となり、対ブロッカー性の高い【リキッド・ピープル】は採用率を大きく落とした。

しかし、徐々に【ボルメテウスコントロール】《アストラル・リーフ》《アクアン》入りの構築にはリソースを奪いきれず攻撃に転じるスキが生まれにくいということが発覚。勝ちパターンに陰りが生まれたため採用率が低下することになる。
加えて、強力と思われていた《サウザンド・スピア》も、【ボルメテウスコントロール】のような特殊なデッキでもない限り、自分のクリーチャーも巻き込むデメリットの存在が非常に痛く気軽にデッキに組み込めるものではなかった。
環境の2大デッキとなった《アストラル・リーフ》《アクアン》のデッキでは《サウザンド・スピア》を入れられない、または入れる必要がないという状況のため、非常に強力な効果を持ちながら採用されるデッキと遭遇する機会は減り、事実上《サウザンド・スピア》の脅威は消え去っていくことになった。

【速攻】【ボルメテウスコントロール】による《サウザンド・スピア》での盤面リセット後も、攻めるための手札が維持できる《アストラル・リーフ》を入れた構築が大多数を占めるようになった。青赤青緑が人気であり、青単もしばしば採用された。DMPP-01環境では評価の低かった《マーチング・スプライト》が、《アストラル・リーフ》の展開と合わせて大量ドローできることから大きく評価を上げていった。
《アストラル・リーフ》を入れない【速攻】は、《凶戦士ブレイズ・クロー》《スナイプ・モスキート》《怒髪の豪腕》《シビレアシダケ》《レベリオン・クワキリ》を軸とした速さを突き詰めた形の【赤緑速攻】と、《アクアン》による手札補充と《光器ペトローバ》で火力に耐性を持たせる【白青ガーディアン】程度となった。【赤緑速攻】はSRを1枚も入れずに組むことができるので無課金層に好んで使われた。

《アストラル・リーフ》cipの3ドローはビートダウン以外でも優秀な効果だが、低パワーバニラの《エレガント・ランプ》を採用せざるをえない関係上、欠点をごまかせるビートダウンが基本となる。詳細は【アストラル・リーフ】(デュエル・マスターズ プレイス)を参照。

手札補充には《アクアン》も強力であり、【アクアンホワイト】【アクアンブラック】【アクアンホワイトブラック】が環境に進出した。水文明のマナには、この環境のカードプールでは最上位のS・トリガーである《アクア・サーファー》を無理なく採用できる。両者を4積みしても残り32枚は自由に選択できるので構築の幅は広い。
切り札には光の《聖天使クラウゼ・バルキューラ》《守護聖天グレナ・ビューレ》《聖霊王アルカディアス》などを、闇では《凶骨の邪将クエイクス》《悪魔神バロム》などを核とすることが多い。
どちらの文明にも強力なS・トリガー(《ホーリー・スパーク》《デーモン・ハンド》など)があるため汎用性も損なわない。《光器ペトローバ》《傀儡将ボルギーズ》を始め、便利なカードも多く登場している。

環境上位に君臨したものは【アストラル・リーフ】と【アクアン】、その他のデッキが追随する形に。
DMPP-01環境で僅かに使用されていた【二角コントロール】も、この頃使用されることが多くなった。
キーカードが似たものになることが多くなり、同じパワーのクリーチャーをお互いに並べているなら強力な除去札となる《クエイク・ゲート》も再浮上した。アンタップキラー付与のためアンタッチャブルを貫通でき《光器ペトローバ》を除去できた点も環境にマッチしていた。

対戦バランスは、【リーフ】、【アクアン】、その他のデッキ間で有利・不利の相性関係が成立しており、特定のデッキが環境を支配することはなかった。
しかし、《リーフ》も《アクアン》も使わない場合は、《アクア・ハルカス》《卵胞虫ゼリー・ワーム》など低資産カードだけではそのリソース差を覆すことが困難という側面も見られた。マッドネスが1枚も存在していなかったため、リソース確保が得意なデッキでリソース確保の苦手なデッキにハンデスをしていると一方的に蹂躙してしまいがちである。
こうして、強力なカードが増えた一方でそれらのカードの恩恵を受けられないデッキタイプ(特に低予算で組める速攻デッキなど)は苦戦を余儀なくされた。【赤緑速攻】が一部でしぶとく用いられた程度で、多くはメタゲームからの撤退を余儀なくされた。

この時期に活躍したカード・アーキタイプ [編集]

DMPP-03 第3弾「英雄の時空 -ETERNAL RISING-」 [編集]

全85種が追加。多種族クリーチャー、多色カードが登場した。

  • 多色カードで支払える文明
    • 多色カードはTCG版になぞらえれば「多色カードは1枚で複数の文明を支払うことができ、タップインした状態でもその文明を支払うことができる」ルールとなっている。
      例えば、自分のマナ自然を含まない状態で火/自然の多色カードをマナチャージすれば、火/自然の多色カードをそのターンに使うことができるなど、構築理論が大きく変わっている。
  • 多色カードによる強化
    • 《アクアン》は多色が参入したことでデッキ内の水と光または闇の共存が安定し、使いやすくなった。
  • 多種族クリーチャーによる強化
    • 《光器ペトローバ》は多種族を選ぶと、その全ての種族を選んだ扱いになる裁定になる強化を受けた。

この弾では、デュエプレで初となる「リリース後、対戦バランス調整目的のテキスト変更」、所謂ナーフが行われた。
対象となったのは《ダイヤモンド・ブリザード》のみであり、以下の項目では調整前・調整後を分けて記述する。

《ダイヤモンド・ブリザード》調整前(〜Ver.1.2.0) [編集]

《ダイヤモンド・ブリザード》は「回収したスノーフェアリーの分だけ山札の上からマナブースト」という能力が足され、大幅に強化。《怒髪の豪腕》の相互互換に上方修正された《愛嬌妖精サエポヨ》をはじめとするスノーフェアリーがいくつか追加された事も手伝い、第3弾実装直後は【ダイヤモンド・ブリザード】(デュエル・マスターズ プレイス)が環境を席巻した。デッキの作成難度が低かったことも流行に拍車をかけた。

《聖天使グライス・メジキューラ》《ダイヤモンド・ブリザード》より軽いコスト、《ブリザード》に勝てるパワー、相手の攻撃を阻止できる能力を持ちながら《火炎流星弾》などのブロッカー破壊の対象にならずタップでも無力化しないことなどが評価され、この時期に強さが周知された。

スノーフェアリーは《光器ペトローバ》を出さなければクリーチャーのパワーが低いという弱点があるため、《聖天使グライス・メジキューラ》をバトルで破壊できないという弱点はあった。
そのため【イニシエート】【二角コントロール】が対抗デッキとして登場した。
さらに《神滅竜騎ガルザーク》を活用したビートダウン型【黒赤緑ドラゴン】も、【ブリザード】が動き出す前に殴り勝てる可能性もあるということで登場した。

《ダイヤモンド・ブリザード》調整後(Ver.1.2.1〜) [編集]

【ブリザード】の弱体化後は、【黒赤緑ドラゴン】の急成長と、それまでは【ブリザード】の存在で難しかった10ターンのハードルが下がり《無双竜機ボルバルザーク》環境を支配した。

《神滅竜騎ガルザーク》は「条件付きでスピードアタッカー、自分の闇のドラゴンが破壊された時に相手1体を除去できる」という能力が付加され、こちらも強化されていた。定番除去の《デーモン・ハンド》などで破壊しづらいという厄介な性能を持ったパワーカードである。当時のドラゴンは【デアリ(黒赤緑)ガルザーク】とも呼ばれるなど、デッキの顔となっていた。
【黒赤緑ドラゴン】(デュエル・マスターズ プレイス)では、《コッコ・ルピア》を絡めた最速5キルデッキ、軽量除去に弱い《コッコ》を省いた《龍の呼び声》デッキ、相手の《ガルザーク》の破壊に対する避雷針として《青銅の鎧》を採用するデッキ、《幻想妖精カチュア》の自壊付与で《ガルザーク》のトリガー能力を能動的に使うデッキなどが存在し、多様性に富んでいた。
相性のいい《黒神龍ゾルヴェール》のみでは後半に息切れしやすいという欠点を補うため、水文明を足し、青黒赤緑または青黒赤にするデッキも登場している。

《無双竜機ボルバルザーク》エクストラターンを得るのに「開始10ターン以降に召喚する」と条件がついた。だが、この環境では10ターンで勝負が決まらないということは珍しいことではなく、コントロールのフィニッシャーから、ビートダウンでのダメ押しの一手などにも盛んに採用された。新たに付加された「召喚時にS・トリガーが使えなくなる」デメリットは、1ターンのみのためプレイングで容易にカバーができ、色さえ合えばどんなデッキにも採用できる汎用性を持っていた。

序盤に弱い【ガルザーク】のメタとして【赤緑速攻】が盛り返した。《冒険妖精ポレゴン》の登場により1コストクリーチャーを12枚にできるようになり、《無頼勇騎ゴンタ》も獲得するなどデッキ自体も強化されている。
また、速攻の弱点であるハンデスには手札補充で対抗でき、ブロッカーや中型クリーチャーにはバウンステンポアドバンテージを得られる【青単速攻】も復活した。

速攻デッキにはS・トリガーで対抗でき、リソース確保と暴発ギミックに《黒神龍ブライゼナーガ》を採用した【ブライゼボルバル】(デュエル・マスターズ プレイス)というデッキも誕生した。

一時は弱体化の影響で数を減らした《ダイヤモンド・ブリザード》だが、依然として速攻デッキとしてなら十分高い性能を持っていたため、《ボルバルザーク》の分水嶺である10ターン未満に勝つことを目的としたデッキとして再び増え始めている。

基本的に《ボルバルザーク》デッキは10ターン以上の長期戦を見据えているため、《ホーリー・スパーク》《ロスト・ソウル》といった強力な遅延性能を持つカードをよく採用する。
そのため、高いリソース補充力を持つ《アクアン》と組ませた《陽炎の守護者ブルー・メルキス》をフィニッシャーにしたコントロールデッキも開発された。

「ボルバルザークカップ」末期は、《ボルバルザーク》入りの構築が異常なまでに跋扈し、環境が停滞した。
第2弾環境でも《アストラル・リーフ》が環境を支配していたが、そちらは一応進化元であるサイバー・ウイルスが必要ということでデッキ構築に制限があった。
ところが《ボルバルザーク》はエクストラターンを得ることには別のカードは必要としないため、デッキ構築の制限が非常に緩い。
唯一の普遍的な弱点である「10ターン経過しないとエクストラターンを得られない」ことも、手を替え品を替え速攻デッキを対策できてしまうため、《ボルバルザーク》に勝つために、相手より上手く《ボルバルザーク》を使わざるを得ない状況に陥ってしまっている。流石に本家よりはマシだが、第二のボルバル・マスターズと形容すべき事態であろう。
ただし、ボルバルザークカップで最終的に上位進出を果たしたプレイヤーには《ダイヤモンド・ブリザード》を使ったデッキの使用者が多く見られた。《ボルバルザーク》デッキが互いにメタを張り合っていた所のスキを突くような形になっていたと言えるだろう。弱体化実施後であってもそのカードパワーは決して侮れるものではなかった。

この時期に活躍したカード・アーキタイプ [編集]

参考 [編集]


[1] TCG版でも登場した闘魂編では結果を残せておらず、環境に進出したのは《緑神龍ミルドガルムス》《母なる紋章》《龍仙ロマネスク》などの登場がきっかけである。