ワラマキ [編集]

漫画「VS」およびアニメ「VSR」、「VSRF」に登場するキャラクター
アニメ版の声優は石田彰氏が担当。また、第20話では「新世紀エヴァンゲリオン」の渚カヲルのパロディもある。
普段はオカッパ頭で体に藁(ワラ)を巻き、異様に長い手足に赤いハイヒールを履く等不気味な容姿をしている。強烈な田舎訛りがあり、「手も足も出ねぇ」と口癖のように言う。普通に歩けるのだが、藁を巻いているためか寝たまま転がって移動することが多い。藁の中にはゴメスのレスラー本や《超級の面 ゴメス》、他ガラクタなどが詰まっている。

本気を出すと真の姿である金髪で色黒の筋肉質のイケメンになる。この姿のときに発するフェロモンは、男のランボーですら魅力的だと思ってしまうほどである。普段の情けない姿は「男は藁の中に旨味を閉じ込めておくものだ」というポリシーに基づく偽装であり、稾の中から見える真の姿は黄金色に輝く。真の姿になるとデュエマの腕前は格段に跳ね上がる。

使用デッキは自然単色侵略者を投入したデッキである。切り札は《超幻影 ワラシベイベー》。彼自身は使用していないが《藁巻の化身》はワラマキをモデルにしたカードであり、彼の悶絶台詞である「ズギャーン」が名前に込められている。

主人公側のキャラクターなのに侵略者を使用するのは、元々彼自身がデュエマーランド側の人間だったからである。元々その美貌により手のつけられない我儘な性格だったが、滝川 るるに似た納豆売りの少女に「ズギャーン!」としたラリアットを喰らったために改心、戒めのために侵略者にいた過去を藁に封印していた。しかし藁を巻いている時の自分の事は「不甲斐ない」と思っており、それを変えるキッカケを求め、ラリアットに固執することになってしまった。ラリアットを喰らった時には目を大きく見開き、鼻の穴をヒクヒクとさせながら顔面を紅潮させるなど、変態のような表情を見せる。

アニメ [編集]

主に「VSR」に登場。第4話で初登場し、切札 勝太がデュエマーランドの地下帝国に落とされた際に知り合った。普段は労働をサボり、床に寝てゴロゴロと過ごしており、しばしば駄目人間の象徴のように扱われる。地下帝国の体制に手も足も出ずに一番の古株となっているが、情報には通じており、「ガチロボ攻略には革命カードが必要だ」と勝太に教え、脱出のために協力することになる。また、太古に起こった侵略者革命軍の戦いの伝承にも通じ、《燃える革命 ドギラゴン》の在り処すら把握していた。

第8話でDXデュエマーロボと化したウルトラ・ブッダーラを相手に、往年の特撮ヒーロー番組「デュエマー戦隊デュエマーファイブ」で対抗するしかないと意気込み、全く知識のない勝太とギョウに番組の知識を叩き込むなど、オタクぶりを遺憾なく発揮していた。同話では子供時代も描かれていたが、稾を巻いた時とさほど変わらない容姿だった。

第9話でガチロボを攻略して地下から脱出する際には、手がワラから出なかったため、射出されるガチャにしがみつくことが出来ず1人残されてしまった。

ガチロボを倒した勝太は俺の子分だと嘯いて、フトマキとチビマキという2人の弟子ができた。カードショップ滝川が女子プロレスカフェになるというチラシを見て、「ズギャーン!」としたラリアットを喰らいたいと、弟子たちと共に地下帝国脱出のために修行していた。

第20話で脱出を賭けてランボーと戦い、数々のハッタリやこけおどしで有利に進めるが、「地下帝国の主が俺の勝利を後押ししてくれる」と、調子に乗って貧乏ゆすりで地震を起こしたために、こけおどしが見破られ追い詰められてしまう。このピンチに「パーマネントゴリラ」と煽ったチビマキとフトマキがバズーカで気絶させられたのを見計らって真の姿を解放して勝利し、見事地上へ脱出する。弟子達には侵略者のカードを使う姿を見られたくなかったため、本気を出せなかったのだった。

第21話で滝川に来店し、念願のズギャーンとしたるるのラリアットを食らい満足した。帰り際に今の切札 勝太ではバサラに勝てないと告げている。その後もラリアット目当てに通い詰めるが、客は文無しのワラマキだけのようで閑古鳥が続いている。弟子達はデュエマーランドに残ったようで、地下帝国の待遇改善を訴えるストライキに参加していた。

第47話でルシファーギョウの戦いを途中から観戦していた時には、ギョウがデュエマーランドのスパイだった事に大げさに驚いたこと以外は終始、無表情で観戦を続けた。タイムストップデュエルによってワラマキのように手足を拘束されても、なおも「負けたくない」と必死にあがくギョウを見て、彼にもアツかりしデュエ魂があったことを感じた。敗北したギョウの前に真の姿を見せ、「楽しかっただろ?」と告げると、穏やかな顔で答えるのだった。その後、主だった出番はない。

「VSRF」第29話では藁の代わりに海苔を巻くカレーパン王のノリマキが登場。どう見てもワラマキそっくりであるが、同一人物かは明言されていないが、声は同じく石田氏が担当している。カレーパン作りに勝った者にカレーパン屋台を贈呈するために来日した富豪で、ドラゴン龍と勝太の戦いを《ドンスカレ・パンパン》とともに見守った。後に本人は第35話、第50話ではモブとして登場した。

「デュエル・マスターズ!」で再登場。《メガロ・デストロイト》に幸せエネルギーを吸われていた。

漫画 [編集]

デュエマ甲子園の出場者として登場。45歳独身で戦闘力は0。

戦績 [編集]

アニメ「デュエル・マスターズVSR」 [編集]

  • 通算成績:1戦1勝0敗
    話数対戦相手勝敗デッキ名
    20話ランボー勝利手も足も出ない男

主な使用カード [編集]

関連カード [編集]

参考 [編集]