万年(まんねん)(こう) ガメッシュ》 [編集]

万年の甲 ガメッシュ VR 水文明 (7)
クリーチャー:ムートピア 7000+
自分のターン中にこのクリーチャーがタップした時、ターンの残りをとばす。(次のプレイヤーのターンをすぐに始める)
このクリーチャーは、アンタップした時、相手のシールドを2つブレイクする。
このクリーチャーが攻撃された時、そのターン、これのパワーを+10000する。
相手が呪文の効果によってバトルゾーンにあるクリーチャーを選ぶ時、このクリーチャーは選べない。

DMRP-03で登場したムートピア

一見すると能力がややこしくデザイン意図がわかりづらいが、攻撃した時のタップ攻撃の処理を含めたターンをスキップし、次のターンのはじめで相手のシールドを2つブレイクする実質1ターン遅れのW・ブレイカーみたいなもの。

能力によるブレイクなのでブロッカー攻撃曲げ、その他の攻撃に反応して阻止してくる能力はほとんど貫通できる。また、ブレイクのタイミング上、相手が手札に加えたシールドカードを使用するまでには時間が空くため、ハンデスなどと組み合わせれば実質的なシールド焼却になるのが強み。2つの耐性のおかげで場持ちは非常に良い。

もっとも、普通に使っていたら、召喚したターンは召喚酔いをしており何もできず、次の自分のターンでようやく攻撃できると思いきやターンが飛ばされるため、召喚してから相手のシールドをブレイクするまでに2ターンかかる。しかも、相手のクリーチャーを攻撃することすらできない上に、S・トリガーの脅威が付いて回る点に変わりはない。
特有のメリットこそあれ、単体ではフィニッシャー格のクリーチャーと同等の7コストを支払って出して、そこから2ターンも費やして初めて相手のシールドを2つブレイクするというのは、あまりにも低速すぎる。

2つの耐性もこのクリーチャーにしか影響せず、ブロッカーも持たないため、防御札にも使えない。

ただし、それは普通に使えばの話であり、その能力の特異さから、このクリーチャーならではのコンボを生み出すことはできる。

このカードの使い方 [編集]

タップ時のターンの残りをとばす効果は自分のターン中のみである。特に相手のターンのはじめに相手のクリーチャーをタップさせる能力を持つカードには注意。タップ状態でターンを迎えた場合、アンタップはできるため、ブレイクはできるのだが、アンタップ状態でターンを迎えた場合だと、こちらが何もできないままターンが飛び、相手に実質的な追加ターンを与えてしまう。

逆にアンタップ時のシールドをブレイクする効果に「自分のターン中」などの制限はないので、相手のターン中にタップとアンタップを繰り返す事ができれば相手のシールドをブレイクしまくる事ができる。例えば《Dの牢閣 メメント守神宮》ブロッカーを付与し、《鬼の轟き 参角》ラビリンスで擬似的な攻撃曲げを付与する事で、他の自分の攻撃曲げを持つクリーチャーと攻撃先を変更させ続けてタップとアンタップを繰り返し、相手のシールドを全てブレイクする事も可能である。

  • ただしこの場合「攻撃された時」は攻撃曲げブロッカーのタイミングより先に解決されるため、別のクリーチャーから攻撃対象をこのクリーチャーに変更した場合はパンプアップできないため注意。

攻撃しようとするだけでターンを飛ばせるため、「ターンの終わり」に発動するデメリットを帳消しにするのに使える。《光姫聖霊ガブリエラ》《メッチャ無敵なじーさん》《ジバボン3兄弟》などの特殊敗北ですらなかったことにできる。それらのカードは強烈なデメリットの代わりに高い防御性能を持つため、隙の多いこれらのカードと組み合わせることでお互いの欠点を克服できる。ただし、当然ながら除去には注意。

その他 [編集]

  • こちらのアンタップを封じる能力、具体的にはフリーズが最大の弱点。
    • ただし、呪文によるフリーズは、自身の能力でほぼシャットアウトできる。

アニメでの活躍 [編集]

  • アニメ『デュエル・マスターズ(2017)』では第34話でデュエル・ウォーリアとして登場。声優はチョー氏。
    ピンク色の亀と一緒に和菓子屋を経営して静かに暮らしていたが、ジョーに正体がバレるも、彼との真のデュエルを拒むジョーの優しさから自分からクリーチャー世界に帰ろうとした。しかし、直後に現れたキラ真のデュエルに挑まれて敗北し消滅してしまう。
    この出来事を境に、ジョーとキラは一時的に友情と絆に溝ができることとなってしまい、この関係は第42話まで続く致命的なものになった。
    • 基本的にギャグ寄りの展開が多いアニメの中で、このキャラやストーリー展開はシリアス色が強くかなり異質であり、かつての勝舞編を沸騰とさせる。
    • また、ピンク色の亀は後の回でジョーが世話をしているシーンがあり、ジョーに引き取られたと思われる。
  • 正体が人外でお菓子屋を経営しているという点や、劇中で彼の正体がバレるきっかけの場面でうさぎ型のケーキが出てくるなど、新章時にデュエマと同時間帯の裏番組だった「キラキラ☆プリキュアアラモード」のパロディが盛り込まれている。
  • その後は「デュエル・マスターズ!」の第1期エンディングテーマ「キラリ☆夢音頭」の映像で人間態の姿で登場している。

戦績 [編集]

デュエル・マスターズ(2017) [編集]

  • 通算戦績:1戦0勝1敗
    話数対戦相手勝敗デッキ名
    34話キラ敗北ガメッシュ、戦いの年季

主な使用カード [編集]

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 1つ目の能力について

Q.自分のターン中、自分の《万年の甲 ガメッシュ》《ジョバート・デ・ルーノ》の「出た時」の能力で、タップしてアンタップさせた場合、どうなりますか?
A.《ジョバート・デ・ルーノ》の効果を解決し終わった後、《万年の甲 ガメッシュ》の「タップした時」と「アンタップした時」の能力を、自分は好きな順番で使います。先に「タップした時」を使った場合、ターンの残りを飛ばすので「アンタップした時」の能力は解決できません。先に「アンタップした時」の能力を使って相手のシールドを2つブレイクした場合、相手の「S・トリガー」や「S・バック」を使ってから、「タップした時」の能力でターンの残りをとばします。
引用元(2022.5.20)