キャップ [編集]

漫画『デュエル・マスターズ(2017)』およびアニメ「デュエル・マスターズ!!」シリーズから登場するキャラクター。アニメ版の声優は市川太一氏が、幼少期は遠山ハカセ《潜水兎 ウミラビット》と同じ安齋由香里氏が担当。

一人称は「ぼく」で、口癖は「天国行こうぜ」。スマホンと共に行動している。

行方をくらましていた文明のデュエル・マスター候補である。
超GRGRクリーチャーを造り出し今までにない戦術を利用している。
サーファーのような姿をした、陽気な兄貴分で親しい間柄の人物を「ブラザー」と称している。

漫画版・アニメ版共にジョーを含めた他の文明のデュエルマスター候補にそれぞれ接触して上述の新戦術を教えている。
また、ジョー闇文明によって滅ぼされかけている水文明を救ってほしいと願い出ている。
使用するデッキはムートピアトリックス/ワンダフォース超GRをメインにした水デッキ。後に大長老からレインボーの力を与えられてからは水と自然のチームウェイブを使用。『キング!』からは青単レクスターズに切り替えた。

同時期に同じ様に闇文明のデュエル・マスター候補であるゼーロに接触していた人物もキャップを名乗っていた為、表と裏があるキャラクターではないかと推測されていた(特にナレーターの助からは二重人格を疑われていた)。
しかし、性格や態度が明らかに違うことと谷口ハカセオレガ・オーラを使用した際に、オーラそのものは知っているが自身は知識として持っているだけ(=使用したことがない)の様なそぶりを見せたこと等からそもそも二人いるのではないかという推測もあった。

その後、闇文明と接触している方のキャップはジョーと接している方のキャップの双子の兄にあたる存在ということが判明し、二重人格ではなくそもそも別人であった。
彼らが接触した際に兄の方は、「キャップが2人ではわかりづらい」とゼーロから「ギャップ」の名前を与えられている。
共に水文明を救うために行動しているようだがギャップゼーロによって一度水文明をリセットさせたうえでの再生を考えているのに対し、彼はジョーと共に水文明を救済するという形を取ろうと考えている。
その結果、二人は同じ水文明のマスター候補でありながら敵対することとなる…。

  • 一見陽気な彼ではあるが、超GRGRクリーチャーを教えることでジョーキラボルツから何かしらのデータを集めていたが、結局これが何だったのかは明かされずに不明であり、単純にキャップとギャップの関係性のミスリードの可能性もあるが。
  • 彼とギャップは《マザーブレイン》によって生み出された、所謂デザイナーベビーのような存在。ギャップが「ゼーロや《Code:1059》を利用し水文明をリセットする」という考えを曲げず、ひたすらキャップと対立し続けたのも、全てはマザーブレインの指示に従っていたまでであった。ギャップによればマザーは2人に水文明の未来の形を託し、どちらの未来を実現させるかを委ねる存在として彼らを産んだとのこと。
    • 第45話において、彼らはついに最後の直接対決を行う事に。ギャップと戦いたくないと訴えるもギャップとマザーは聞く耳を持たず、3度目の戦いとなる。
      勝利を収めたキャップはギャップとの和解を求めるも、直後マザーが暴走。2人が自らの望まぬ道を選んだため、両方を消し去ろうとする。しかし、ギャップはマザーの攻撃からキャップを庇い、自爆プログラムを起動させて自身諸共マザーを破壊した(漫画版では生存しているが、和解することは無かった)。
      こうしてキャップは兄の犠牲と引き換えに、マザーから解放されたのであった…。
  • 『キング』では漫画版よりも先に第1話から登場し、ジョーの学校に転校して以来はジョーとキラと共に行動をする機会が多くなった。
    このシリーズから衣装や髪形が変化し、サンバイザーを身に付けた(『キング!』まで)。
    第8話にて新たな切り札キングマスターカードである《キング・マニフェスト》を手に入れた。
    兄やマザーと死別し、ストーリーの主軸が人間界へと移ったことで使命感からある程度解放されたのか、はたまたようやく分かり合えた兄の喪失を紛らわせるためなのか、ノリで動く一面が強調され発言もよりストレートになった。しかし後術の『キングMAX』での発言からも分かるように、引き続き使命感も感じていた様子も見せていた。
  • 第37話ではサイキとデュエマをするが、敗北した。
  • 第40話ではジョーの前にキラボルツと共に鬼の力で暴走した形で立ち塞がり、普段よりテンションが高い状態になっている。デュエマではシークレット版の《キング・マニフェスト》バズレンダにより踏み倒した《引き裂かれし永劫、エムラクール》ランデスを仕掛けて追い詰めるも、最終的にジョーに敗れ正気に戻った。
    • 漫画版ではアニメとは異なり鬼札 アバクに真っ向勝負を挑むも敗北したことでアニメと同様に鬼になってしまうが、キラボルツと違って意識までは乗っ取られておらず、手下になったフリをして機会を伺っていた。その後はサイキとデュエマし、アニメとは異なり勝利している。
  • 水文明生まれであるためか、アニメ『キング!』では第2話で切札 勝舞について知らず、ボルツに驚かれている。
  • アニメ『キング!』以降は出番が激減しており、唯一まともに描写されたデュエマでもG・ストライクの初披露という形でヒミコに敗北するなど散々である。
  • アニメ『キングMAX』では衣装や髪形が変化し、サンバイザーの代わりにサングラスを身に付け、漫画版とは異なりゼーロJr.と共に最終決戦に同行した。
    また、ジョーとキラとボルツがS-MAX進化で姿が変化していたが、彼は省略された都合か《Code:-MAX》を使用しても姿が変化していなかった。前作でうららか ももを初めとした出番の少ないキャラ達をディスったしっぺ返しだろうか。
    『キングMAX』および漫画版では小学校卒業後に水文明の発展のためにクリーチャーワールドに帰って行った。
  • 漫画版の終盤ではクリーチャーワールドにいたためかアニメ『キングMAX』とは異なりゼーロJr.と共に最終決戦に同行しなかったが、第31話の扉絵に登場し、その後のエピローグを描いた第32話で本編に再登場した。また、衣装や髪形が初期状態に戻った。
  • 上記の通りデザイナーベビーではあるものの、実は兄共々デュエマ作品において初めて登場した「クリーチャー世界に住む異世界人」である。背景ストーリーのE3からクリーチャーに住む世界の人間の存在が示唆されていたが、キャップ兄弟の登場で明確化されることになった。

プロフィール[1] [編集]

  • 身長:145cm→150㎝[2]
  • 体重:38kg
  • 文明:水
  • 好きなもの・こと:楽しいこと、ウインドサーフィン

水文明のデュエルマスター。常にポジティブでハイテンションな少年。 親友のことを「ブラザー」と言うなど、独自の言語センスを持つ。

戦績 [編集]

  • 通算成績:20戦11勝9敗

デュエル・マスターズ!! [編集]

「デュエル・マスターズ キング」 [編集]

「デュエル・マスターズ キング!」 [編集]

「デュエル・マスターズ キングMAX」 [編集]

主な使用カード [編集]

登場カード [編集]

関連パック [編集]

関連デッキ [編集]

参考 [編集]


[1] 公式サイト、アプリ「デュエマであそぼう!」、「デュエマであそぼう!2022」より
[2] 5cm高くなった。
[3] 暴走した状態で挑んだ。
[4] デュエマシーンはカットされた。
[5] 元ネタの《Code:1059》1059(テンゴク)に対して、本編で使用しなかった《Code:1500》1500(イコーゼ)であり、合わせるとギャップキャップの口癖である「天国行こうぜ」になる。