マッハファイター [編集]

マッハファイター(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)

月刊コロコロコミック2018年4月号付録で初登場したキーワード能力、またはこの能力を持つクリーチャーの総称。

進化王来 モモキング P 火/自然文明 (4)
クリーチャー:ジョーカーズ/レクスターズ 5000
マッハファイター(このクリーチャーは、出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
シンカパワー:このクリーチャーが進化する時、自分の手札を1枚捨ててもよい。そうしたら、カードを2枚引く。
ハザード・オウ禍武斗 SR 自然文明 (9)
クリーチャー:グランセクト 14000
マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
T・ブレイカー
禍武斗の轟印 SR 自然文明 (7)
呪文
このターン、自分のクリーチャーすべてのパワーを+12000し、「T・ブレイカー」を与える。

自然クリーチャーのみが持つ能力で、当初はグランセクトジョーカーズなど限られた種族が主に持っていたが、現在はスピードアタッカーのように自然を持つクリーチャーであれば種族関係なしに持つようになっている。

この能力を持つクリーチャーは、バトルゾーンに出たターン限定で相手のタップアンタップ状態に関係なく相手クリーチャー攻撃できる。事実上、フュリー・チャージの上位能力である。

スピードアタッカーを強く意識した能力と思われる。

ルール [編集]

  • テキストには書かれていないがこの能力は当然ながら召喚酔いを無視して、相手のクリーチャーに攻撃できる。
  • マッハファイターがアンタップしているクリーチャーを攻撃できるのは出たターンのみ。
    • 気をつけなければならないのはマッハファイターを他のクリーチャーに付与する場合(《キノコ将軍》など)。付与したところでバトルゾーンに出たターンにしか効果がない事には変わりがないため、バトルゾーンに出たターンが過ぎているクリーチャーにこの能力を付与してもアンタップしているクリーチャーは攻撃できない。もちろん、召喚酔いは解けているので、タップしているクリーチャーは攻撃できる。
    • マッハファイターが有効な状態のクリーチャーから進化し、同一ターン中にそこからさらに退化した場合、マッハファイターは有効。(2018/8/6正式回答)

ゲームにおいて [編集]

これまで主な除去手段が利敵行為にもなりかねないマナ送りだった自然にとっては、双極篇で登場して以来、非常にありがたい破壊手段として活躍。

出たターンにこの能力を持つクリーチャーのパワー分だけ火力を放つようなもので、ブロッカーガードマンに防がれるが、アンタッチャブルを狩りにいけるのはかなりの利点。

スピードアタッカー同様アタックトリガーと相性が良いのはもちろんのこと、「バトルする時」または「バトルに勝った時」能力とも相性がいい。

主な弱点は、相手のクリーチャーがいなければ腐ること。
そのため、マッハファイターとアタックトリガーバトル関連の能力がよく組み合わせられる環境では、相手にマッハファイターを使わせまいと、クリーチャーを極力出さないプレイングが求められることもある。

超天篇では、《虹速 ザ・ヴェルデ》マッハファイターを起点にした侵略をさせないことが、《解体人形ジェニー》より《解罪 ジェ霊ニー》《解体事変》が大きく評価されるポイントとなっていた。

汎用性が高いことで大注目を集めた《天災 デドダム》も、《グレープ・ダール》マッハファイターを起点としたJチェンジを使わせてしまうことから、それを避けるために墓地肥やしが必要ではないデッキなら《フェアリー・シャワー》を優先的に使われたことがある。

メタゲームにおいては、同じく「出たターンに攻撃できる」スピードアタッカー進化クリーチャーと弱点が被ることも難点。マッハファイターが警戒されてない環境でも、《無修羅デジルムカデ》のようにタップインをさせられたり、速攻メタとしてよく使われる《ボン・キゴマイム》《全能ゼンノー》などでスピードアタッカー進化クリーチャーのついでのようにメタられる。
後にアビスラッシュも登場したため、このようなメタカードは主流になっており、マッハファイターもその煽りを受けることになる。

マッハファイターの対抗策として誕生したジャストダイバーにも弱い。返しの1ターンの間、攻撃されない効果も得るため、アンタッチャブルだけなら貫通できるマッハファイターでも除去できない。

その他 [編集]

  • 前述の通りバトルゾーンに出たターンにしか効果を発揮できない。そのため、バトルゾーンに出たターンに革命チェンジ侵略の踏み台にしても能力が無駄になることはない。
  • この能力を持つクリーチャーは高パワーが多いので、文明のブロッカーでも犠牲を出さずに防ぐのは難しい。
    • 一方で《デスマッチ・ビートル》は天敵。パワーが13000もあるので殆どのマッハファイターが返り討ちにされてしまう。低コストなのも凶悪。
  • 王来篇よりテキストが変更となった。十王篇までのテキストは以下の通り。
    マッハファイター(このクリーチャーは、バトルゾーンに出たターンの間、タップまたはアンタップしているクリーチャーを攻撃できる)
  • Deadmanは2021年4月に「自分の作ったカードで一番の傑作は?」と公式動画で質問された際に「作ったというとちょっとオーバーだけど」と前置きしながら「マッハファイター全般」と答えている。参考

類似概念との比較 [編集]

相手プレイヤータップクリーチャーアンタップクリーチャー備考
(普通のクリーチャーがバトルゾーンに出たターン)攻撃できない攻撃できない攻撃できない
スピードアタッカーがバトルゾーンに出たターン攻撃できる攻撃できる攻撃できないルールによって召喚酔いしないクリーチャー[1]も同様
マッハファイターがバトルゾーンに出たターン攻撃できない攻撃できる攻撃できる出たターンのみアンタップクリーチャーも攻撃目標に選ぶことができる
出た次以降のターンはアンタップクリーチャーは攻撃目標に選べない
フュリー・チャージがバトルゾーンに出たターン攻撃できない攻撃できる攻撃できない
ターン指定アンタップキラーがバトルゾーンに出たターン攻撃できない攻撃できない攻撃できる「このターン攻撃できる」など、指定されたターン中の攻撃が認められたもののみ
ターン指定のないものは召喚酔いだと攻撃できない
バトルゾーンに出たターン、相手プレイヤーを攻撃できるクリーチャーがバトルゾーンに出たターン攻撃できる攻撃できない攻撃できない

参考 [編集]


公式Q&A

Q.マッハファイターとスピードアタッカーは似ていると思うのですがどう違うのですか?
A.スピードアタッカーは出たターンに攻撃することができる能力ですが、アンタップしているクリーチャーを攻撃することはできません。
マッハファイターを持つクリーチャーは出たターンにクリーチャーであればタップしていてもアンタップしていても攻撃できる能力ですが、プレイヤーを攻撃することはできません。
引用元(2019.7.2)

Q.《ナ・ハナキ・リー》のようにマッハファイターを持つクリーチャーは出た次のターン以降もアンタップしているクリーチャーを攻撃できますか?
A.いいえ、アンタップしているクリーチャーを攻撃できるのは出たターンの間だけです。
引用元(2019.7.2)

Q.前のターンに出した、下にカードが置かれていない自分の《禁断英雄 モモキングダムX》がバトルゾーンにいます。
自分は《時空の庭園》を唱え、この《禁断英雄 モモキングダムX》の下に《超神龍バイラス・カースド》を置きました。その後、同ターン中に《禁断英雄 モモキングダムX》を破壊し、再構築で《超神龍バイラス・カースド》をバトルゾーンに残した場合、この《超神龍バイラス・カースド》は「マッハファイター」で相手のクリーチャーに攻撃できますか?
A.はい、攻撃できます。再構築で残った《超神龍バイラス・カースド》はこのターン《禁断英雄 モモキングダムX》の下に置かれたカードですので、このターンに出たクリーチャーとして扱います。「マッハファイター」は出たターン中は有効な能力ですので、このターン、《超神龍バイラス・カースド》はクリーチャーを攻撃できます。
引用元(2021.11.19)

Q.《MAX-Gジョラゴン》を召喚し、その「このクリーチャーが召喚によって出た時」の能力で《ジョリー・ザ・ジョニー》を手札からマナゾーンに置きました。召喚したターン中に、能力で得た「マスター・W・ブレイカー」によってシールドをブレイクする時、各ブレイクの前に相手のクリーチャーを破壊しますか?
類似能力:「マッハファイター
A.はい、破壊します。《MAX-Gジョラゴン》がバトルゾーンに出たターン中であれば、各ブレイクの前に「マスター・W・ブレイカー」によって相手のクリーチャーを破壊します。
ただし、前のターンからいた《MAX-Gジョラゴン》の能力で、自分のターンのはじめに《ジョリー・ザ・ジョニー》をマナゾーンに置いた場合は、「マスター・W・ブレイカー」によって相手のクリーチャーは破壊できません。
引用元(2022.6.24)