青黒緑 [編集]

自然とその敵対色である3色の色構成のこと。また、そのカラーで組まれたデッキの構成色のこと。

  • MTGのように中心色を中央に表記する場合「黒緑青」となる。

アナカラー」と俗称されることが多い。
例:【青黒緑デッドダムド】→【アナカラーデッドダムド】

自然マナブースト手札補充カードを扱えるため、デッキを潤滑に回すことが可能。それらで獲得した大量のリソースを、除去ハンデスなどで無駄なくアドバンテージに変換できるのが長所である。マッハファイター選ばせ除去にも恵まれているため、アンタッチャブルにも強い。
ブーストによって足が早く、回収・ドローの粘りもあるため様々な相手に対応でき、ビートダウンコントロールもできる。

また、この色構成だと自分の全てのゾーン(山札墓地マナゾーンシールド)からカードを回収できる。よってテクニカルな動きが可能で、コンボデッキでよく使われるカラーでもある(【変換エンドレス】など)。

ターボや大量墓地肥やし墓地回収マナ回収もできるため、山札圧縮リソースの確保には事欠かず、ゲームを動かすうえで理にかなった方法論を持つカラー。

ただ、山札圧縮リソース確保するカードに多く枠を取ってしまうと、全体のカードパワーが下がり気味になるため、そのあたりのバランスはしっかり考えるべきである。

コントロール力がそこそこ高いとはいえ、ロックに長けるを持たないため、相手が手も足も出せない制圧状態に追い込むことは難しい。コントロールデッキを組む際にも、頃合いを見てビートダウンに切り替えた方が安定することもあるだろう。

青黒緑デッキの変遷 [編集]

勝舞編時代では【青黒緑コントロール】【シノビドルゲーザ】【サイバー・G・ホーガン】などが主流だった。

覚醒編エピソード1期頃にはカードプールの増加(というより超次元呪文の登場)によって少ない文明でも多様な動きが取れるようになり、【青黒ハンデス超次元】【黒緑超次元】など、青黒黒緑デッキに押され気味になっている。
しかし、【ラムダビート】超次元呪文《解体人形ジェニー》を搭載するためにこの色で組まれることもあったり、2013年度にはトップメタであったアナカラー【シューゲイザーワンショット】が日本一を獲得したりしている。

革命編環境では【超次元デッドゾーン】のようなメタ格に進出したタイプのデッキも見られるが、革命ファイナル環境以降では《タイム3 シド》などの強力な呪文メタによって環境落ちしたり、《テック団の波壊Go!》《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》の獲得によって再び環境に戻ったりしている。

ジョー編では、新章デュエル・マスターズ環境【青黒緑シャコガイル】超天篇環境【青黒緑デッドダムド】などが登場し、環境に大きなインパクトを残した色になった。特に《天災 デドダム》《終末王秘伝オリジナルフィナーレ》の獲得は大きく、青黒緑のデッキや、それにのいずれかをタッチしたデッキが多く環境に台頭し、往年の白青黒にも劣らないリソース確保力を誇る色として認知されるようになった。2色が共通する《地龍神の魔陣》《流星のガイアッシュ・カイザー》の登場もこの色のパワーを底上げしており、【青黒緑デッドダムド】【青黒緑退化】のように殿堂入りカードを生み出したデッキも少なくない。

ウィン編になっても躍進は止まらず、【青黒緑オービーメイカー】【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】などがゴッド・オブ・アビス環境に台頭。結果、相性の良い《ダンディ・ナスオ》《生命と大地と轟破の決断》プレミアム殿堂入りするに至った。

青黒緑のカード [編集]

勝太編までは、主にコンボに使える《偽りの名 スネーク》くらいしか活躍が見込めるカードがなかった。
ジョー編からは、汎用性の高さがウリの《天災 デドダム》《Disジルコン》カードパワーが高い《SSS級天災 デッドダムド》《偽槍縫合 ヴィルジャベリン》が登場。

王来篇では敵対色で構成されるディスペクターのうち、「縫合」の名称を持つカードがこの色を担当しており、能力の傾向としては山札に関する能力が多い。

【5色コントロール】では、《フェアリー・シャワー》《ドンドン水撒くナウ》《怒流牙 サイゾウミスト》と文明がダブることが多く、それらとマナ基盤の補完をしにくいのが難点。そのため、《フェアリー・シャワー》からを奪える《天災 デドダム》以外が投入されることはほとんどない。

参考 [編集]