《テック(だん)波壊(はかい)Go(ゴー)!》 [編集]

テック団の波壊Go! R 水/闇文明 (7)
呪文
S・トリガー
次のうちいずれか1つを選ぶ。
►バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。
►相手のコスト6以上のクリーチャーを1体、破壊する。

DMR-23で登場した/S・トリガー呪文

モードで相手のコスト5以下のカードを全てバウンスするカード指定除去か、相手のコスト6以上のクリーチャー1体を破壊する除去を選ぶことができる。

前者のカード指定除去コスト5以下とは実はかなり広く、クロスギアドラグハート・フォートレス革命ファイナルで登場したD2フィールドのほとんどが射程圏内である。特に強力な除去耐性を与える《Dの禁断 ドキンダムエリア》除去できるのは大きいだろう。
当然クリーチャーバウンスできるので、ウィニーを並べる類のデッキにも有効。

後者のクリーチャー破壊コスト6以上が対象となる。
除去したいクリーチャーがいるならば、それがコスト5以下なら前者、それ以外なら後者の効果を選べば良く、実質的な確定除去とも言える。

ビートダウンコントロールの両方に対応できるモードを持ち、相手によって腐るという事がほぼないため、除去札において高い汎用性を誇る。

7コストという手打ちがキツい重さだが、同弾に収録されている《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》と組み合わせることにより、重いカードが手札に溜まって腐りがちという弱点もある程度克服できている。《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》展開できれば、手札にキープし相手へのカウンターとして手軽に全体除去を放てる。

カード指定除去ではコスト0として扱われる封印カードをすべてバウンスで吹き飛ばすことができ、相手の《禁断〜封印されしX〜》を意図しないタイミングで禁断解放することもできる。

環境において [編集]

登場するなり《禁断〜封印されしX〜》封印外しによる墓地肥やし戦術を得意する【赤黒ドギラゴン剣】のメタとなり、【ドルマゲドンX】への抑止力にもなった。

新章デュエル・マスターズ環境に復帰した【レッドゾーン】はこのカードを苦手としており、S・トリガーで唱えられたこれによって望まぬ禁断解放をさせられ、《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》Dスイッチで踏み倒した《超次元ガロウズ・ホール》《伝説の禁断 ドキンダムX》バウンスされ特殊敗北、というパターンは当時よく見られた光景である。

このカードは【ロージアミラダンテ】白青黒構築になった要因とも言える。1体目の《音感の精霊龍 エメラルーダ》で仕込んだこのカードを2体目の《エメラルーダ》で暴発するという光景は新章デュエル・マスターズ環境ではそれなりにメジャーな動き方であった。

【オールデリート】においては、《波壊Go!》で相手の《ドキンダムX》を禁断解放させてから、《オリオティス・ジャッジ》で除去する動きを取ることでミラーマッチに対処することが可能となり、それを行いたいがために【白青黒超次元】でも《異端流し オニカマス》を抜いてその枠に《波壊Go!》を仕込むための《アクア・スーパーエメラル》を入れる構築が稀にあった。

《禁断〜封印されしX〜》の存在は総合的には苦手とも得意とも言えた。バトルゾーンに相手の《禁断〜封印されしX〜》がある時にこの呪文を使えば、先述の通り無理やり禁断解放させる事もできるが、それが逆に言えば全体除去を放つ3打点の大型クリーチャーを呼び出す事にも繋がってしまう。状況によっては逆に追い詰められてしまうという事も大いに考えられる。
新章デュエル・マスターズ環境では、「火のコマンドが一切入らないにもかかわらず、この呪文のメタを張るために《禁断〜封印されしX〜》をわざわざ積む」というデッキも増えた。特に4積みのカードが多く、パーツが封印落ちする事が気にならない【ジョーカーズ】では特にこの傾向が目立った。

ただ、DMRP-03あたりから《音精 ラフルル》クリーチャーを採用した多数のデッキに入るというべき状況となり、さらにDMRP-04魔期には【ジョーカーズ】《ジョジョジョ・マキシマム》を獲得した。
このように呪文封じが充実した中で、何が何でも除去対象を一掃されると脆いデッキをカモにできる訳ではなくなった。

後に殿堂レギュレーション改訂の影響で【ジョーカーズ】が早期の大量展開を行えなくなり【ジョット・ガン・ジョラゴン】に移行するなど、仮想敵に定めるべきトップメタが様変わりしたということで採用率は低下。新章デュエル・マスターズ終期にセットで使われた《超次元ガロウズ・ホール》が殿堂入りしたのも大きく、同じ頃大幅弱体化によって【青黒赤ドギラゴン剣】が環境から姿を消したのも決して無関係ではない。

双極篇環境は大量展開するデッキがほとんど存在せず、【白青黒超次元】で使われる以外はそれほど目立った使用実績はない。
一見ウィニー中心のコントロールであり刺さりの良い【デ・スザーク】は、6打点を揃え次第1ショットキルするか無月の門持ちでカード枚数を稼ぎ次第さっさと《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》で締めてしまうので、双方の構築やプレイング次第では腐ることも珍しくなかった。その後色々なドルスザクの登場で《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》フィニッシュ型は減ったものの、やはりこの呪文は刺さりにくくなっている。
他にも【サッヴァーク】【バラギアラループ】【白緑ツインパクト】などS・トリガーを無視するようなデッキが増え、この呪文のみならず全体的に除去S・トリガーを入れるデッキが減っていった。
それから【ロージアミラダンテ】などに代表される《時の法皇 ミラダンテXII》《瞬封の使徒サグラダ・ファミリア》殿堂入りで呪文がロックされる事が減ったのは追い風。

超天篇環境ではGRクリーチャーによる大量展開の嵐となり、コストが低いそれらをまとめて弾き飛ばせるトリガーとして再注目された。
《無修羅デジルムカデ》と合わせて低コストクリーチャーの存在を許さない壁として立ちはだかっている。ただ、【赤白“轟轟轟”ブランド】の場合は単体GR召喚呪文などによってウィニーを盤面を並べるため、相手も単体除去《Dの牢閣 メメント守神宮》のDスイッチを活かしたタップキルで十分に処理できる場合が少なくなく、無ければ困るほどの防御札というわけではない。DMBD-09DMBD-10期になると《伝説の禁断 ドキンダムX》《龍装者 バルチュリス》との組み合わせでこのカードをケアできることが知れ渡り、刺さりが悪くなった。

双・超マーク2ブロック構築環境では《禁断〜封印されしX〜》が存在しないため、ウィニー系統のデッキにとっては天敵。ただ、色の問題やツインパクトでないことから双・超2ブロックでは【青魔導具】程度にしか入らずそこまで猛威を振るうことはなかった。

十王篇環境環境、正確に言えばDMEX-12期環境になると【青黒緑デッドダムド】【ジョット・ガン・ジョラゴン】などのコスト6以上を重用するデッキが増えたため、やや刺さりが悪くなった(この頃の【ジョット・ガン・ジョラゴン】コスト7以上のクリーチャーメインデッキの半分以上の割合で入れるケースが目立った)。それ以前からも【カリヤドネループ】《魔導管理室 カリヤドネ》《次元の嵐 スコーラー》などの大型を何体も並べた1ショットキルなどこのカード1枚では受けきれない場面が増え始めていた。

DMRP-15期には【ライベルモットループ】でのチャンピオンシップ上位入賞報告がされた。自分のターンに使う場合は暴発前提だが事実上全てのコスト踏み倒しメタ全体バウンスにより除去できるのが利点。

王来篇環境に入ると、《聖魔連結王 ドルファディロム》呪文ロックに掛からない防御札として評価されるようになり、【5色コントロール】で積極的に採用された。【5色コントロール】系統の活躍により、チャンピオンシップでも見ない日はない防御札となった。ただDMBD-16DMBD-17期辺りになると以外の呪文を封殺する《アルカディアス・モモキング》の登場や、《聖魔連結王 ドルファディロム》の採用が減ったことなどにより、こちらも下火となっていった。リソース確保効果と一体になった除去S・トリガーと比べ、除去しか役割が無いことも採用率を下げた要因と言える。

DMSD-20DMSD-21期のオリジナルでは【5色バラモルド】を中心に使われている。

DM22-BD1期に【緑単オービーメイカー】アドバンス環境のトップに立つと、そちらに対する防御札として需要が回復。《十番龍 オービーメイカー Par100》本体を単体除去の方で除去でき、全体除去の方では脇のウィニーたちを除去できる。呪文なのでお供の《ベイB セガーレ》や偶に使われる《式神シシマイ》にも邪魔されない。特に【青黒緑キリコチェイングラスパー】のようにコンセプト上クリーチャーによる除去を安易に採用できないデッキの場合、《Dの博才 サイバーダイス・ベガス》《エンペラー・キリコ》の邪魔にならないということで、セットで採用されるケースも見られるようになった。

アビス・レボリューション環境時点では《「必然」の頂 リュウセイ/「オレの勝利だオフコース!」》《飛翔龍 5000VT》など全体除去インフレによってコストパフォーマンスが相対的に下がったため若干採用率に陰りが見え、一部の【青黒緑キリコチェイングラスパー】【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】に使われる程度である。後はアドバンスで一部の《フェアリー・ミラクル》基盤の【5色グレンモルト】に使われるぐらいか。クリーチャー全体バウンスだけを目当てにするなら単色マナとなる《B.F.F. モーメント》の方が優先されるようになっていた。

アドバンス【トリガービート】では主戦力となる。アビス・レボリューション環境で考えると【モルトNEXT】【赤黒バイク】【青黒赤バイク】など相当割合のデッキが《禁断〜封印されしX〜》を採用するため、無理やり《伝説の禁断 ドキンダムX》側にしてから除去S・トリガーでそちらを撃ち抜いて勝つ動きが安定しやすい。2023年6月にはこのデッキが予選6戦と本戦7戦、合計13戦を全勝して105人参加のチャンピオンシップを優勝している。しかも13戦中11戦はこれを起点に《伝説の禁断 ドキンダムX》の特殊敗北を突いたパターンである。

その他 [編集]

  • カード名は「壊Go!」ではなく、「壊Go!」である。おそらく、波はバウンス、壊は破壊のことを指すのだろう。
  • オーバースペックなカードの多いこのサイクルの中にあって、最も大胆かつ強力な効果を持っている。カードのスペックや背景ストーリーでは何かと不遇な扱いのテック団においてある意味異色。
    • 上述の理由もあり、デュエマのカードの話で「テック団」と出てきた場合は種族そのものや種族デッキなどではなく、専ら《波壊Go》を指すことが多い。
  • 初登場時期に比べるとカードの裁定に伴い弱体化している。かつての裁定ではサイキック・スーパー・クリーチャーなどの複数のカードが合体したクリーチャーを構成するカードもすべて置換効果を使わせることなくバウンスできたほか、進化クリーチャーの下がコスト6以上であってもコスト参照が無視され全てバウンスすることできた。

サイクル [編集]

DMR-23で登場した「Go!」サイクル
カード名に革命ファイナルで結成された革命軍イラストにその属する団員が描かれている。全てS・トリガー呪文で2つの異なる効果モードで選べる。

関連カード [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • 2つ目の効果について

Q.《テック団の波壊Go!》を唱えて「バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」能力を選択しました。コスト6以上の進化クリーチャーの下に《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》がある状況で、その呪文側のコストを参照して手札に戻す事はできますか?また《機術士ディール/「本日のラッキーナンバー!」》《大魔王 ウラギリダムス》の下に置かれていた場合どうなりますか?
A.はい、どちらも手札に戻せます。カードの下に置かれているカードの、呪文側のコストが5以下のツインパクトカードは《テック団の波壊Go!》の「►バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」の効果によって、手札に戻せます。

+  (総合ルール 200.3a 808.1)

引用元(2020.11.13)

Q.自分の《大卍罪 ド・ラガンザーク 卍》が付いた《全能ゼンノー》がいる状況で、相手が《テック団の波壊Go!》を唱えて「バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」を選択しました。《全能ゼンノー》が手札に戻されますが、付いていた《大卍罪 ド・ラガンザーク 卍》はどうなりますか?
A.オレガ・オーラが付いたGRクリーチャーがバトルゾーンを離れる時、オレガ・オーラは付いていたクリーチャーと同じゾーンに移動します。《大卍罪 ド・ラガンザーク 卍》が付いた《全能ゼンノー》を手札に戻す場合、《大卍罪 ド・ラガンザーク 卍》も手札に戻ります。

+  (総合ルール 310.7)

引用元(2020.11.13)

Q.《テック団の波壊Go!》の「バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」の効果を使う場合、《コッコ・ルピア GS》から「スター進化」している《ボルシャック・モモキング》はどうなりますか?
A.進化元の《コッコ・ルピア GS》がバトルゾーンに残り、《ボルシャック・モモキング》だけが手札に戻ります。《テック団の波壊Go!》の効果により《コッコ・ルピア GS》《ボルシャック・モモキング》の両方が手札に戻ろうとしますが、《ボルシャック・モモキング》が持つ「スター進化」の置換効果によって《コッコ・ルピア GS》はバトルゾーンに残ります。
引用元(2021.4.2)

Q.バトルゾーンに自分の《覇王速 ド・レッド》《Dの侵略 クリム・ゾーン》がある状況です。
相手が《テック団の波壊Go!》を唱え、「バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」を選んだ際、《覇王速 ド・レッド》《Dの侵略 クリム・ゾーン》はどちらもコスト5以下のカードですが、どうなりますか?
A.この場合、《Dの侵略 クリム・ゾーン》のみが手札に戻ります。
《テック団の波壊Go!》の「バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」効果は、コスト5以下のカードをすべて同時に手札に戻そうとしますが、《覇王速 ド・レッド》《Dの侵略 クリム・ゾーン》の能力により手札に戻りません。
引用元(2021.7.16)

Q.自分のリンク状態の《極限究極神アク》《極限超絶神ゼン》がバトルゾーンにいる状況で、相手が《テック団の波壊Go!》を唱えて、「バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」を選択し、効果を解決した場合、どうなりますか?
A.結果的に、自分は《極限究極神アク》《極限超絶神ゼン》のうち、好きな方を手札に戻します。
リンク状態の《極限究極神アク》《極限超絶神ゼン》はコスト8のクリーチャーですが、カードとして参照される場合にはどちらもコスト4のカードであるため《テック団の波壊Go!》の効果で両方が同時に手札に戻ろうとします。その際、状況起因処理によって自分は《極限究極神アク》《極限超絶神ゼン》のうち1枚を選び、手札に戻します。

+  (総合ルール 803.7)

引用元(2021.10.22)

Q.《無敵剣 プロト・ギガハート》を装備している自分の《龍覇 グレンアイラ》がバトルゾーンにいる状況です。相手が《テック団の波壊Go!》を唱えて、「バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」を選択し、効果を解決した場合、どうなりますか?
A.装備している《龍覇 グレンアイラ》《無敵剣 プロト・ギガハート》の置換効果によってバトルゾーンに残ります。それにより、《無敵剣 プロト・ギガハート》は「龍解」しますが、《最強龍 オウギンガ・ゼロ》《テック団の波壊Go!》の効果の影響を受けたままですので、手札に戻り、その後即座に超次元ゾーンに置かれます。
引用元(2021.10.22)

Q.自分の《極限邪神M・ロマノフ》がバトルゾーンにいて、その下に裏向きのカードが1枚置かれている状況です。相手が《テック団の波壊Go!》を唱えて、「バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」を選択した場合、《極限邪神M・ロマノフ》の下に裏向きに重ねてあるカードはどうなりますか?
A.裏向きに重ねてあるカードも手札に戻ります。効果によってカードを参照する場合、裏向きのカードはマナコスト0のカードとして扱います。
引用元(2021.10.22)

Q.自分のリンク状態の《極限龍神ヘヴィ》《極限龍神メタル》がバトルゾーンにいる状況で、相手が《テック団の波壊Go!》を唱えて、「相手のコスト6以上のクリーチャーを1体、破壊する。」効果で《極限龍神ヘヴィ》《極限龍神メタル》を選んだ場合、どうなりますか?
A.リンク状態の《極限龍神ヘヴィ》《極限龍神メタル》のうち、どちらか好きな方を1体自分が選び、破壊します。

+  (総合ルール 803.7)

引用元(2021.10.22)

Q.自分のリンク状態の《極限龍神ヘヴィ》《極限龍神メタル》がバトルゾーンにいる状況で、相手が《テック団の波壊Go!》を唱えて、「バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」を選択し、効果を解決した場合、どうなりますか?
A.結果的に、自分は《極限龍神ヘヴィ》《極限龍神メタル》のうち、好きな方を手札に戻します。
リンク状態の《極限龍神ヘヴィ》《極限龍神メタル》はコスト10のクリーチャーですが、カードとして参照される場合にはコスト4と6のカードであるため《テック団の波壊Go!》の効果で《極限龍神ヘヴィ》が手札に戻ろうとします。その際、状況起因処理によって自分は《極限龍神ヘヴィ》《極限龍神メタル》のうち1枚を選び、手札に戻します。

+  (総合ルール 803.7)

引用元(2021.10.22)

Q.下にカードが4枚あり、そのうち《卍堕呪 ゾグジグス》が1枚含まれている自分の《卍 新世壊 卍》がバトルゾーンにある状況です。相手が《テック団の波壊Go!》を唱えて、「バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」を選択し、効果を解決した場合、どうなりますか?
A.《卍 新世壊 卍》と、その下にあったコスト5以下のカードをすべて、自分の手札に戻します。その後、《卍堕呪 ゾグジグス》はコスト6のカードなのでバトルゾーンに残りますが、不適正なカードなので墓地に置きます。

+  (総合ルール 302.3)

引用元(2021.10.22)

Q.自分の、「エクストラEXライフ」シールドのある《Volzeos-Balamord》がバトルゾーンにいる状況で、相手が《テック団の波壊Go!》を唱えて、「バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」を選択し、効果を解決した場合、どうなりますか?
参照:《新世界王の権威》《新世界王の思想》《新世界王の闘気》
A.離れるかわりに「エクストラEXライフ」シールドを1つだけ墓地に置きます。クリーチャーの構成カードを複数移動させる効果に対して、「離れるかわりに」適用される置換効果が適用された場合、構成カードを移動させようとしていた効果はそれ以上何もしません。《テック団の波壊Go!》の効果により《Volzeos-Balamord》を構成しているキング・セルがすべて手札に戻ろうとしますが、これらは同時に手札に戻ろうとしますので、「エクストラEXライフ」の置換効果を1度適用することで《Volzeos-Balamord》はバトルゾーンに残ります。
引用元(2021.12.17)

Q.自分の《影速 ザ・トリッパー》と、《轟速 ザ・Re:ッド》が下に置かれている《轟く侵略 レッドゾーン》がバトルゾーンにいる状況で、相手は《テック団の波壊Go!》を唱え、効果で「バトルゾーンにある相手のコスト5以下のカードをすべて、持ち主の手札に戻す。」を選びました。
この時、どのカードが手札に戻りますか?
A.《影速 ザ・トリッパー》と、《轟く侵略 レッドゾーン》の下に置かれている《轟速 ザ・Re:ッド》の2枚が手札に戻ります。
進化元など、カードの下に置かれているなどして特性が参照できないカードは、通常は効果で参照されません。ですが、《テック団の波壊Go!》の手札に戻す効果のように、カードを指定する効果によっては参照されます。
引用元(2022.4.8)