《バジュラズ・ソウル》 [編集]

バジュラズ・ソウル SR 火文明 (5)
クロスギア
これをクロスしたクリーチャーのパワーは+2000され、シールドをさらにもう1枚ブレイクする。
これをクロスしたクリーチャーが攻撃する時、相手のマナゾーンからカードを2枚まで選び、持ち主の墓地に置いてもよい。
※殿堂入り

DM-15で登場したクロスギア

クロスしたクリーチャー攻撃する時、一度に2枚のカードをランデスできるようになる。

手札からのマナチャージは原則1ターンに1回」であり、毎ターン2枚のマナを減らすクリーチャーはそれだけで勝負を決し得る。このクロスギアはあらゆるクリーチャーをフィニッシャーに変えることができるため、全クロスギア中でも屈指のカードパワーを誇ると言える。

クロスギアにしては5マナと比較的重いが、一度クロスできれば非常に強力。
登場当時、環境におけるコントロールデッキでは5ターン目にゲーム中初めてのアクションを起こしても事故と呼ばれない速度であったため、少なくとも当時の基準で5コストというのは寧ろ軽いぐらいであった。

《青銅の鎧》《アクア・ハルカス》など、本来非戦闘員であるcipクリーチャーフィニッシャーになるのが最大の魅力。地味ながらパンプアップも付いているので火力殴り返しに耐性が付く。特に《青銅の鎧》は3→5の流れで綺麗に繋がるので非常に相性が良く、セットで使われることが多かった。

登場当初から、他のクロスギアに比べて明らかに頭一つ抜けた強さであった。
2005年秋、当時メタゲームの中心だったデッキ【除去ボルバル】に組み込まれるや、あっという間に【除去バジュラズ】という形で活躍。かつてクロスギア除去などによる対処が難しく、環境を染めたのはなるべくしてなった結果と言える。

《無双竜機ボルバルザーク》プレミアム殿堂入りした後も【青赤緑ビートダウン】デッキにはもちろん、マナブーストが可能なあらゆるデッキに組み込まれ、使用されていた。

このような活躍を踏まえ、2008年10月15日、《凶星王ダーク・ヒドラ》とともに殿堂入りを果たした。クロスギアとして初の、そして現在においても唯一の殿堂入りである。
元々強力なカードではあったが、直前に登場した《アクア・ツバメガエシ》とのコンボが決定打となったのだろう。

時が流れ、「クロスギアを主軸としたデッキ」も有名どころはエピソード3環境で活躍した【オール・イエス】程度となり、このカードメタゲームで見かけることはほとんどなくなった。《テック団の波壊Go!》のようなカード指定除去が増えたこと、クロスジェネレートに2回マナが必要で動き出しが遅いなど、クロスギアそのものが時代に取り残されてしまった部分も大きく、環境で使用するには厳しい状況が続いている。

とはいえ、依然として使われると厄介なカードである。特にクロスギア主体のデッキにはほぼ必ず積まれていることが予想されるため、対戦する際は警戒すべきだろう。

  • 殿堂入りから時間が経ち、クロスギアそのものが厳しい立場に立たされる状況が続いているため殿堂入り相当のカードパワーではないが、ランデス効果を持つため殿堂解除されるかどうかは不透明である。
    • DM23-EX1でのクロスギアデッキ大幅強化以降は事情が異なるか。
  • フレーバーテキストは、圧倒的な力を持ってはじめて平和を実現出来るという皮肉だろう。事実このカードを使われた相手は、平和どころか地獄を見ることになる。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

  • DMC-39
    持つ者だけが、世界に平和を与えることができる。

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

Q.《バジュラズ・ソウル》をクロスした《炎渦双奏 タイダル&バーン》の「プレイヤーが呪文を唱えた時」の能力で「相手のシールドを1つブレイクする」を選んだ場合、相手のシールドを2つブレイクしますか?
A.はい、相手のシールドを2つブレイクします。
この能力は《炎渦双奏 タイダル&バーン》自身がシールドをブレイクするため、《バジュラズ・ソウル》の能力が適用されます。
引用元(2023.6.23)