伝説(でんせつ)禁断(きんだん) ドキンダムX(エックス) [編集]

伝説の禁断 ドキンダムX KDL 火文明 (99)KNDN LEGEND DKDMX KDL Fire (99)
禁断クリーチャー:(種族なし) 99999KNDN Creature 99999
T・ブレイカーTriple Breaker
このクリーチャーが禁断解放した時、相手は自身のクリーチャーすべてに封印をひとつ付ける。When this card is flipped to this creature side, your opponent puts a seal on each of his creatures.
相手はコスト4以下の呪文でこのクリーチャーを選べない。Whenever a spell that costs 4 or less would cause your opponent to choose a creature, he can't choose this one.
このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、自分はゲームに負ける。If this card is anywhere other than the battle zone, you lose the game.
禁断解放前⇒《禁断〜封印されしX〜》
ゲーム開始時にバトルゾーンに存在出来るカード」のルールが適用される

カード名の「エックス」の表記は、実際のカードでは禁断文字、公式カードリストでは「X」

DMR-19で登場した禁断クリーチャー
T・ブレイカーに加え、禁断解放した時、相手のクリーチャー全てに封印をひとつ付けるトリガー能力、コスト4以下の呪文限定のアンタッチャブル能力、バトルゾーン以外のゾーンに存在する場合継続的特殊敗北効果が発生する常在型能力を持つ。

禁断クリーチャーというだけあって過去最高のコストパワー、さらに派手なフレームが印象的なカード
封印によって相手のクリーチャー能力は全て無効化され、バトルゾーンにいないものとして扱う。封印の解除は解除したいクリーチャーと同文明コマンドを出すことによってできるが、コマンドを搭載していないデッキであればゲーム中は一切使えないものとなってしまう。
また封印は1体につき、山札を1枚用いなければならない。相手のクリーチャーが多ければ多いほど山札の消費数は増える為、ライブラリアウトを狙うこともできる。

その強力な除去能力を持つ反面、その封印を解放してしまったら最後、このクリーチャー除去されてしまうと強制的にゲームに負けてしまうという致命的なデメリットが存在する。

一応アンタッチャブルを持っているものの、コスト4以下の相手の呪文と守れる範囲はやや狭く、あまり信用できるものではない。
《デーモン・ハンド》《凶殺皇 デス・ハンズ》のような採用率の高い除去では普通に選ばれ、破壊されてしまう。その為T・ブレイカーを持っているものの、このクリーチャーシールドブレイクさせるとなるとS・トリガーが非常に怖い。
隣に《禁断C マーモ》を置いておくか、シールドがない相手の駄目押しに使うとよい。
特に【レッドゾーン】であれば、このクリーチャー封印を解く頃にはシールドがほぼない状況まで追いつめられるはずである。
シールドを割って増えた手札によってブロッカーを大量展開された時にこのクリーチャー禁断解放させて丸ごと封印してトドメを刺してやるとよい。

相手のターンを跨いでしまうと除去カードを使われてしまいあっさりとゲームに負けてしまう可能性が高いため、《禁断C マーモ》がいたとしても禁断解放したターンで決着を付けるべきだろう。

ルール [編集]

  • 敗北回避能力を発動させた状態でドキンダムXを手札に戻した場合、《禁断〜封印されしX〜》プレイする事は不可能な点に注意。これはカードのコストが定義されていないため。
    一方、《伝説の禁断 ドキンダムX》はコストを持っているので、払えるのであれば99コスト支払って召喚することができる。

環境において [編集]

DMR-19の発売前は、《無双竜機ボルバルザーク》と同じく特殊敗北の危険性を重くみられ、また封印を6枚外さなければならず「速攻デッキである【レッドゾーン】に入れても禁断解放する前に決着がつく」と大半のプレイヤーからの評価は良くなかった。
しかし、DMR-19の発売直後、殿堂レギュレーションブロック構築はおろか殿堂ゼロデュエルでも、公式大会、非公式大会問わず《ドキンダムX》入りのデッキが席巻し、多くのプレイヤー達を驚かせた。

DMR-19の発売直後の環境においては特に【レッドゾーン】【モルト NEXT】での活躍が目立った。
【レッドゾーン】では、6枚の封印を外す手間は思われていた以上に少なく、このカードが禁断解放するタイミングでは既にシールドが0枚になっていることが多いため、デメリットデメリットとして機能しないままダイレクトアタックが成立してしまう事態が多発。さらに言えば、特殊敗北によるデメリットがあろうがなかろうが、《ドキンダムX》を除去されたらどのみち負け、というケースも多く、デメリットがあまり機能していなかった。
【モルト NEXT】では劣勢時の逆転手段として積まれ、相手のターン中に攻撃を受けた際に、S・トリガー《熱血龍 バトクロス・バトル》《熱血龍 メッタギルス》をバトルゾーンに出すことで《ドキンダムX》を禁断解放させ、封印によって相手の攻撃を阻止。相手の攻撃を止めた上で返しのターンに《超戦龍覇 モルト NEXT》に繋げれば、一気にカウンターでダイレクトアタックに持ち込むことができた。
当時【白単天門】のような除去に乏しいデッキがトップメタの一角であったのも両デッキに有利に働いた。
他にも、《オールデリート》を使ったデッキタイプ(詳しくは【オールデリート】参照)や、封印は外れると墓地に置かれるという性質から、《ドキンダムX》の封印を《百万超邪 クロスファイア》のコスト踏み倒しに利用するデッキなども考案されたりもした。

また、同じDMR-19で登場した《ボルシャック・ドギラゴン》と《ドキンダムX》を使ったカウンターデッキが考案される。《ボルシャック・ドギラゴン》も火のコマンドのため、ダイレクトアタックを受けそうになった時に《ボルシャック・ドギラゴン》革命0トリガーでバトルゾーンに出せば、禁断解放に繋がる。このカウンター型は、前述【レッドゾーン】【モルト NEXT】にはもちろんのこと、様々なデッキで使われた。
また、《燃える革命 ドギラゴン》敗北回避能力は、《ドキンダムX》が除去されても特殊敗北を防ぐことが可能で相性が良かった。

革命ファイナル環境では【赤黒ドギラゴン剣】で活躍。《絶叫の悪魔龍 イーヴィル・ヒート》と合わせての墓地戦術は元より、終盤に禁断解放することにより《ボルシャック・ドギラゴン》貫通のダイレクトアタック要員として運用することも強力であった。

DMR-21でまさしくデザイナーズコンボと言える《Dの禁断 ドキンダムエリア》が登場し、【赤黒レッドゾーン】【黒赤デッドゾーン】で活躍。当時は5マナ到達時点でこれを立てても遅過ぎはしないとされていた環境の速度であったため、特殊敗北デメリットすら払拭されたとして界隈が騒然とした。それらはコマンド満載のデッキなのでそちらの置換効果で自軍を封印してもすぐに復帰できた。侵略を行わずに禁断解放による全体封印を誘発できるということで、地味にコスト踏み倒しメタに強いという利点ももたらされた。

新章デュエル・マスターズ環境以降は2コストコスト踏み倒しメタの普及によって侵略革命チェンジ系統のデッキでも打点が不足しがちになり、禁断解放しても相手のシールドが数枚残っているケースも目立つようになった。【5色ドギラゴン剣】などでは《単騎連射 マグナム》、もしくは《音精 ラフルル》のおかげで比較的安全に打点として利用できるが、それらを利用しないデッキではS・トリガーなどで《ドキンダムX》が除去されたり、ダイレクトアタックまで持ち込めず、《ドキンダムX》を晒して相手にターンを返してしまうことも。《怒流牙 佐助の超人》《斬隠蒼頭龍バイケン》の組み合わせというお手軽な対策が登場したのも痛かった。ここにきて、発売前によく挙げられた強制敗北のデメリットが重くのしかかることに。
そのため、新章以降は《ドキンダムX》はコスト踏み倒しメタの影響を受けにくい上、カードプールの増加で運用しやすくなった【オールデリート】で使われることが多くなった。《単騎連射 マグナム》《音精 ラフルル》が殿堂入りした後は、さらに【オールデリート】型が増えることに。

また、単に《テック団の波壊Go!》の全体バウンス対策として【速攻】系統のデッキにこのカードが採用される場合が増えた。シールド0枚まで追い詰めれば《テック団の波壊Go!》の全体バウンスを受けての禁断解放からダイレクトアタックまで持って行ける。新章デュエル・マスターズ環境では《超特Q ダンガンオー》シールドをすべてブレイクしてからこのカードの禁断解放でフィニッシュするケースが目立った。

相手のコスト踏み倒しメタとの相性は一概に悪いとは言い切れない。確かにコスト踏み倒しメタによってシールドを守られることは特殊敗北を突かれるリスクを上げるが、禁断解放全体除去なので《異端流し オニカマス》のような耐性付きのものも処理できる。そのようなことから【ドギラゴン剣】でも封印外しさえすれば1ショットキルを行う事自体はまるでできないこともない。

DMBD-09DMBD-10期には《龍装者 バルチュリス》と組み合わせることでシールドが3枚以下の状況で禁断解放したらダイレクトアタックまで持ち込めるという認識が浸透。特に【赤白サンマックス】はこの動きを環境でよく見せるようになった。ここに来て、T・ブレイカーであることが大きな意味を持つことになった。

十王篇環境【赤白レッドゾーン】が復帰すると対戦でよく見るカードという立ち位置に戻ったが、この頃になると【ドッカンデイヤー】【バーンメアジョーカーズ】などこのカードに有効な除去にあまり厚くないデッキが環境の主流となったため、特殊敗北のデメリットを突かれるケースがそれほど目立たなくなった。《九番目の旧王》の-12000のパワー低下では溶かしきれない上に、《斬罪 シ蔑ザンド》選ばせ除去なのでループさせたり予め他のカウンター札で取り巻きを除去したりしない限りこのカードを射抜くことはできないのである。

【赤黒ドギラゴン閃】では最初期型には採用されていたが、《一王二命三眼槍》が登場した辺りからこれが無くても防御札が十分になり、寧ろ特殊敗北デメリットの方が大きいため、不採用がざらになった。

そのため王来篇環境になると山札圧縮として利用する【我我我ブランド】を除いてほとんど見かけないカードとなった。

DMRP-21《禁断〜封印されしX〜》封印のカードからマナ加速をしつつドローも行える《インフェル星樹》が登場。
2022年5月上旬のCSでは《インフェル星樹》入り【白青赤緑ドラグナー】が実力を発揮した。
DMRP-21発売直前の時点ではしばらく目立たなかったこのカードだが、《インフェル星樹》のおかげで勢いを取り戻したと言える。

そんな中、2022年7月1日にこのカードがまさかの殿堂解除
ルール整備によりそもそも1セットしか展開できなくなったが故の、殿堂解除と言えよう。

DM22-EX2期頃になると、【モルト NEXT】【赤黒バイク】【ダーツデリート】といったこのカードを使うデッキが次々と環境に復帰し、非常によく見かけるカードとなった。

DM23-SP1期にはアドバンスに溢れかえる状況となり、その影響から《テック団の波壊Go!》除去S・トリガーコンボ《伝説の禁断 ドキンダムX》を撃ち抜いて勝ちを狙う【トリガービート】が予選6-0、本戦7-0でCS優勝する事態となった。構築者によると最初はベスト8が取れれば良い程度にしか思っていなかったが、いざCSに出ると一度も不利対面である【絶望神サガループ】に当たらなかったため、あれよあれよという内に優勝できたという。この時期にはカウンター封じを利用せず速度でカウンター札をケアする型のデッキが多かったのも刺さった理由である。

対策 [編集]

シールドが0枚かつバトルゾーンにある非ドキンダム側のクリーチャーはすべて封印されている場合に、《ドキンダムX》をバトルゾーンから除去特殊敗北させる有効な方法は以下の通り。

ニンジャ・ストライク
《斬隠オロチ》または《バイナラドンデン》ならば、確定除去を放てるため《ドキンダムX》を除去することができる。《裏斬隠 カタビラ》すべてのバトルに勝つブロッカーとしてブロックバトル破壊できる。
また、バトルゾーンの相手のクリーチャーが《ドキンダムX》のみであるならば《裏斬隠 ハットリトリ》でも可能。
《怒流牙 サイゾウミスト》シールド追加によりS・トリガーS・バックで《ドキンダムX》の除去を狙う手もある。
cipで除去できるクリーチャーを出す
《ボルシャック・ドギラゴン》《獅子王の紋章》《百鬼の邪王門》といったカウンタークリーチャーを出せるカードでcipで確定除去を放てるクリーチャーをバトルゾーンに出す。スレイヤーブロッカーでも可。
コマンドを出しスレイヤーブロッカー封印を外す
《威牙の幻ハンゾウ》《ボルシャック・ドギラゴン》《百鬼の邪王門》といったカウンタークリーチャーを出せるカードでコマンドを出し、対応する文明を持つスレイヤーブロッカー封印を外して《ドキンダムX》の攻撃ブロックすることで除去できる。
《FORBIDDEN STAR〜世界最後の日〜》《轟牙忍 ハヤブサリュウ》スレイヤーにするのも有効。
その他のカード

  • 先に登場した《禁断》を併用すれば封印したクリーチャーの解放を防ぐことができる。なお、攻撃できなくなるため、封印で相手の山札を少しは削るとはいえ最初から山札が6枚少なくこのクリーチャーを除去されると負けというハンデを背負った自分の方がやや不利という状況に陥ってしまう。頃合いを見て《禁断》を除去するかダイヤモンド状態にする手段は用意しておきたい。

バージョン [編集]

  • シークレットカード版が存在し、なんと全文禁断文字で書かれている。カード名の一部に禁断文字が採用されているカードとしてはイニシャルズが存在するが、カード名全文およびテキスト禁断文字が採用されたのはプロモ《禁断》に続き2枚目。
    • またこちらの面はカードイラストも僅かに異なり、通常版はエフェクトが赤を基調にしたデザインであるのに対し、シークレットカード版のエフェクトは金色を基調にしたデザインである。
    • このシークレットカード版はこれまで登場したシークレットカードの中でもぶっちぎりの封入率の低さを誇り、数カートンに1枚あるかないかである。一応公式大会で使用できるとはいえ知らない人からするとトラブルを招く原因になりかねない意味合いも含めての封入率を低くしているものだと思われる。
    • 初めて情報が出たのが、アニメ「VSR」第30話であったが、その際に公開されたのがこの禁断文字版のシークレットカードだった。コロコロコミック2015年9月号で公開された禁断文字《禁断》のおかげでアルファベット対応表は概ね完成していたものの、文字が細かく、一部の文字が隠れていたため解読は進まなかった。その後、コロコロコミック2015年12月号にて禁断文字版のシークレットカードの詳細が公開され、解読がほぼ完了した。ただし「6」以外のアラビア数字に対応する禁断文字が公表されなかったため、2015年12月15日の新殿堂ポスターの公表、およびコロコロコミック2016年1月号の発売まで、どこまで呪文アンタッチャブルが有効なのか最後まで明らかにされなかった。
  • DMR-21ではシークレットカードになった。《禁断〜封印されしX〜》の面は金箔が大量に貼ってあり、《伝説の禁断 ドキンダムX》の面は3D加工がされており、まるでドキンダムXが槍を投げたかの様に見える。しかしこの3D加工されたカードはかなりペラペラであるため、使用の際にはサイドローダーなどで保護するのが無難だろう。
    • その薄さからパックを物理的に触ることでのサーチをされる危険性を孕んだカード。基本的にパックはレジに置いてあることが多いため簡単にはできないが、もし運良く離れの売り場にあったとしても良心に準じた行動を心がけたい。
    • なお、さすがにDMR-21版の禁断文字仕様は用意されていないようだ。アニメ「VSRF」でのみ見ることができる。
  • 2015年全国大会「デュエルマ☆スターカップ」日本一決定戦の景品として、禁断文字版の金銀銅のメタルカード仕様が制作される。従来のメタリックプレートを用いた表彰楯を実戦で使用できるようにしたものであり、世界にそれぞれ1枚しか存在しない
    • 余談だが、それぞれ「ド金ダム」「ド銀ダム」「銅キンダム」という愛称がある。

背景ストーリーにおいて [編集]

背景ストーリーではランド大陸が創られる以前に封印されていたクリーチャーとして登場。
《伝説の正体 ギュウジン丸》によってその野望の為に封印を解放され、貫かれた者を封印する性質を持つ槍を無数にランド大陸へと降り注がせ、革命軍はおろか侵略者たちも次々と封印していった。
黒幕である《ギュウジン丸》すら槍を投げて刺殺し、そのまま革命軍侵略者もすべて蹴散らしてランド大陸を暗黒大陸へと変えてしまい、革命編中では倒されることなく一旦はバッドエンドで背景ストーリーを終わらせるという凄まじい猛威を見せている。
超全集には「来季もまだまだ暴れるらしい」と書いており、その通り革命ファイナルでも中期まで暴れ続けた。
王来篇背景ストーリーでは《時の法皇 ミラダンテXII》と合成させられ、《禁時混成王 ドキンダンテXXII》としてまたも歴代背景ストーリー最強候補と注目される程盛大に暴れる事となる。

  • 革命編背景ストーリーにおいて、登場した主役の種族である革命軍侵略者、そして黒幕である《ギュウジン丸》は全て彼が一人で倒しきってしまった事になる。
  • 上記の通り背景ストーリーでは封印されていた存在として登場したが、長らく封印した張本人については謎のままだった。
    後にDMEX-12にて《ドキンダムX》を封印したのは当時の《龍世界 ドラゴ大王》である事が判明した。
  • 主任KのTwitterによれば、禁断の力は「規模拡大してくるタイプの属性」とのこと。

開発秘話 [編集]

  • コミックス『デュエル・マスターズ バトルアリーナ決勝編』によると、このカード1枚の開発には6ヶ月もの月日がかかったらしい。たった1枚に6ヶ月もの開発期間をかけたのはなんとデュエマ史上初とのこと。
    種族が存在せずこれまでにないカードタイプやその能力を持ち、カード名の由来の通りデュエル・マスターズというゲームの常識を真っ二つに割る特性を持つこと、ただでさえ強力な【レッドゾーン】【モルト NEXT】をさらに強化できてしまうこと、そして封印が実質最上位クラスの除去であることが理由だと思われる。

メディアでの活躍 [編集]

  • アニメ「VSR」とその続編である「VSRF」および漫画「VS」ではバサラの新たな切り札として登場。声優は内野孝聡氏。
    アニメ「VSR」では社長禁断文字を解析した結果によると「このカードの使用者が敗北した場合、このカードと共に消滅する」とあるらしい。おそらく特殊敗北をアニメではそう判断しているようである。
  • バサラの切札としての存在感を示す他、彼が登場しない「VSRF」第19話(※ショートアニメ3本立て)でも、単独のキャラクターとして大暴れ。このドキンダムの声は神奈延年氏が担当している。劇中ではセルと3Dの両方の作画で登場したほか、本編後のデュエマクリーチャーズ劇場(声は深田純氏)でも登場するというドキンダム尽くしの回であった。
    なお、この話はアニメ「サザエさん」及び「ドラえもん」のパロディ。そしてこの回の脚本は、実際に双方のアニメの脚本も担当している小林英造氏である。
    • 続く第20話でも制作段階のアニメのCGパートに登場。最初は《蒼き団長 ドギラゴン剣》との戦闘シーンだったのを変更され、夫(ドギラゴン剣)を見送る妻という役に変わっており、またしても女性扱いである。ちなみにこのシーンは同話終盤に劇中で放送される「本編」には登場しない(他の収録もそうだが)。
  • 漫画『VS』第9巻のオマケ漫画では「やっと封印から解放された」と言って東京都内で遊びまくっていたが、巨体に任せて悪気なしに破壊行為に及んでいた。勝太達に叱責されて社会のために動こうとするが、またも無茶を働いたため、オチとして再び封印された。
  • 強烈なインパクトのある効果と背景を持ったこのカードだが、一体一体が星を滅ぼす力がある上になんと約378億体居ると言われ、「VSRF」第22話において、このクリーチャーでさえ従える究極神を自称するクリーチャーが存在するという衝撃の事実が発覚した。尚、このクリーチャーの体は大量のドキンダムXが変形した繭に包まれており、非常に巨大である。
    • どうやら全ての個体が邪悪な存在であるというわけではないらしく、漫画『キング』では第19話で勝太に懐いた善良な個体が彼の切り札となっており、後に第20話でモモキング《禁断英雄 モモキングダムX》の力を与えるというアニメ『キング!』と同様の展開になった。
  • 「デュエマTV!!」ではタカが使用し、このクリーチャーのダイレクトアタックを受けると再起不能になるという設定付けがされていた。しかし、タカは封印が解放された直後に禁断に乗っ取られてしまい、各地のデュエマヒーローを封印してしまう。
    最後はヴィッキーのデッキを一つにしたダイキによって敗れ、正気に戻ると同時に各地のデュエマヒーローの封印も解かれた。

その他 [編集]

  • 上述のように、このカードの評価は発売前と発売後で全く逆であるため、その有様は「手のひら禁断解放(「手のひら返し」と、禁断解放時にカードをひっくり返す動作をかけている)」という言葉で表現されることに。この言葉は自虐にも使われ、その後も、発売前と発売後でカードの評価が一変したときに用いられることになる。
  • カード名の由来はアニメ「VSR」とその続編である「VSRF」の演出でも強調されている通り、胸の鼓動の「ドキンドキン」「ダムダム」という音と、DMkindanを合わせた『DkindanM』の意だろう。字面がよく似ている「キングダム」との関連性はないと思われる。
    • 漫画「VS」ではバサラが命名し、その名前の独特な響きからかルシファーには「個性的な名前」と評されていたが、アニメ「VSR」では最初から名前が付いている。
  • 初版のシングルカードは非常に高値で取引されていたが、2度の再録を経て価格は下落。特にDMEX-01で再録されたころには供給過多になったのか、2017年12月頃には簡単に手に入るようになった。デザイン上デッキに2枚以上入れることができないカードなので仕方がないことだろう。
  • 南極で発見された、宇宙から飛来した、槍を使う、磔になっている等の点からアニメ「新世紀 エヴァンゲリオン」に登場するエヴァンゲリオン及び第1使徒 アダム等がモチーフになってる可能性がある。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

  • カード特性について

Q.自分のメインステップに《伝説の禁断 ドキンダムX》を手札に戻しました。このとき、何らかの効果でこのターンゲームに負けなくした場合、手札にある[[《禁断 ~封印されしX~》をコストを支払わずにバトルゾーンに出すことはできますか?
Aいいえ、《禁断〜封印されしX〜》にはもともとコストがなく、コストのないカードは使うことができません。《伝説の禁断 ドキンダムX》はコストがありますので、マナを99払うことができれば召喚することが可能です。また、何らかのクリーチャーを手札から直接バトルゾーンに出す効果で出すこともできます。
引用元(過去のよくある質問より)

Q.自分がゲームに負けない状態で、一度山札に置かれた《伝説の禁断 ドキンダムX》《終焉の禁断 ドルマゲドンX》が相手の効果によってクリーチャーの上に封印として置かれているとき、裏表の状態はどうなっていますか?
A.両面カードはどちらも表面とみなします。山札に入れる時にどちらかの面を選んで入れ、山札に加わった時点での面を封印として付けます。
引用元(2019.9.30)

Q.自分がゲームに負けない状態で、シールドゾーンに《伝説の禁断 ドキンダムX》《終焉の禁断 ドルマゲドンX》が置かれた場合、鼓動の面を上にしてシールドに置くことになりますか? この時、シールドに表向きであるカードとして扱うことになりますか?
A.鼓動の面を上にしてシールドに置きます。カードは両面表向きなので、シールドに置かれた後は表向きのカードとして扱います。
引用元(2019.9.30)

  • 3つ目の能力について

Q.《フェアリー・Re:ライフ》のようなコスト4以下の呪文の「G・ストライク」で《ボルシャック・モモキング・クロスNEX》を選べますか?
類似例:《伝説の禁断 ドキンダムX》
A.いいえ、選べません。「G・ストライク」も呪文の効果ですので、《ボルシャック・モモキング・クロスNEX》を選ぶことはできません。
引用元(2022.10.28)

  • 4つ目の能力について

Q.自分の山札が0枚で、バトルゾーンに《ファビュラス一番ドリップ》がいます。《伝説の禁断 ドキンダムX》が墓地に置かれた場合、自分はゲームに負けますか?
A.はい、ゲームに負けます。
《ファビュラス一番ドリップ》は「山札が0枚になったプレイヤーは、ゲームに敗北する」という状況起因処理だけを回避します。

+  (総合ルール 703.4b)

引用元(2020.6.26)

Q.自分の《聖板龍 ジークシュトルツ》の「アバレチェーン」能力で、相手の《伝説の禁断 ドキンダムX》《終焉の禁断 ドルマゲドンX》を選び、表向きのままシールドゾーンに置いた場合、それらが持つ「このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば」の能力はどうなりますか?
A.相手のシールドゾーンにある表向きのカードの能力は無視されるので、《聖板龍 ジークシュトルツ》がバトルゾーンを離れるまで、何も起こりません。
引用元(2020.12.15)

Q.自分の《伝説の禁断 ドキンダムX》と相手の《伝説の禁断 ドキンダムX》がバトルしました。両者バトルに負け、どちらも墓地に置かれましたが、どちらのプレイヤーがゲームに勝ちますか?
A.ターン・プレイヤーがゲームに負けます。常在型能力が生成した単発的効果が複数ある場合、ターン・プレイヤーの効果が先に適用されます。
引用元(2022.4.8)

Q.進化元が10枚あり、その中に《終焉の禁断 ドルマゲドンX》がある自分の《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》が「メガメテオバーン10」を使いました。《終焉の禁断 ドルマゲドンX》が墓地に置かれますが、自分はゲームに勝ちますか?
類似例:《伝説の禁断 ドキンダムX》《零龍》
A.いいえ、ゲームに負けます。《無限銀河ジ・エンド・オブ・ユニバース》の「メガメテオバーン10」は、下にあるカードを10枚以上墓地に置いてからゲームに勝ちますが、墓地に置いた瞬間に《終焉の禁断 ドルマゲドンX》の常在型能力「このカードがバトルゾーン以外のゾーンにあれば、クリーチャーをすべて破壊し、自分はゲームに負ける」が適用されるためです。

+  (総合ルール 604.4)

引用元(2022.8.5)