Dis(ディス)ジルコン》 [編集]

Disジルコン R 水/闇/自然文明 (3)
クリーチャー:スピリット・クォーツ/ディスタス 3000
ブロッカー(このクリーチャーをタップして、相手クリーチャーの攻撃先をこのクリーチャーに変更してもよい)
このクリーチャーを、自分のマナゾーンまたは墓地から召喚してもよい。
このクリーチャーが出た時、カードを2枚引き、自分の手札を1枚捨てる。

DMRP-17で登場した//自然スピリット・クォーツ/ディスタス

cipで2ドロー1ディスカード手札交換を行うマナ召喚墓地召喚もできるブロッカー。さらに、の軽量ブロッカーとしては珍しく攻撃できないデメリットを持たない。

壁としての性能はそこそこ程度だが、破壊されようがマナ送りにされようが自力でバトルゾーンに戻ってこれるチャンプブロック上等のスペック。何度も復活可能な性質上、単にしぶといブロッカーというだけでなくcipも使い回せる。

また、序盤にマナ基盤としてマナゾーンに置いても、後から余ったマナで手札調整や防御に回せる点は小回りが利く。ブロッカーが不足しがちでマナ基盤の重要性が高い【5色コントロール】などとは相性が良い。

同じ色・コストの《天災 デドダム》と比較すると、そちらはマナを含めてまんべんなくリソースを稼ぐ部分で優れ、《Disジルコン》は墓地と手札の2のゾーンのみで量と質を高める。また、墓地やマナゾーンに置かれた自身をクリーチャーとして再利用できる点も優れる。手札を減らさずにクリーチャーを出せるのは《闇王ゼーロ》など他のカードとの組み合わせで輝く。

ルール [編集]

環境において [編集]

DMSP-04期のアドバンスチャンピオンシップではこれを入れた【青黒緑シャコガイル】が優勝している。終盤にマナに貯まったこのクリーチャーを連打することで《水上第九院 シャコガイル》エクストラウィンを補助できた。

速攻系統が息切れしたところに合わせると延々と耐久出来るため、【ダークネスコントロール】にも採用されることがある。【我我我ブランド】の場合はフィニッシャー格を除けばパワー負けする相手があまりいないため、バトルゾーンに残すこともタイミングによっては比較的容易。

そして2021年7月1日殿堂レギュレーション改定を機に、アドバンスのトップメタを支配するようになった【ゼロ・ルピアループ】のパーツとして大成を見た。オリジナルでも《天災 デドダム》と異なり山札掘削がドローであることを活かして《水上第九院 シャコガイル》型においてエクストラウィン補助を担当する。

2022年1月1日に【ゼロ・ルピアループ】は消滅するが、今度は【青黒緑退化】オリジナルを中心に活躍。初手が良い時の墓地肥やしの確実性では《天災 デドダム》に勝るため、こちらのプレイが優先される。頭数が比較的並びにくい【青黒緑退化】同士のミラーマッチでは案外ブロッカーが馬鹿にならない(《禁断竜王 Vol-Val-8》で突破されるため、劇的な遅延札になる訳でもないが)。マナ召喚墓地召喚を持つため、《ロスト・Re:ソウル》を武器とする【5色ザーディクリカ】対面でも復旧が楽。

《砕慄接続 グレイトフル・ベン》軸の【5色ディスペクター】でも5枚目以降の《天災 デドダム》として使われる場合がある。墓地から自己復帰できるため《禁断竜王 Vol-Val-8》追加ターンを得る際のコストとしても優秀。

【5色ガイアハザード退化】が成立するとそちらでも使われるようになった。用が済んだら《生魂転霊》で砕いてマナに変換できるのが美味しい。《飛ベル津バサ「曲通風」》に能力を阻害されないのも重視すべき点。

【青黒緑ハンデス有象夢造】でも特に《有象夢造》で射出するハンデスウィニーを蓄えるための墓地肥やしとして採用される場合がある。

【青黒緑ゼーロベン】でも、《闇王ゼーロ》の種兼《不死鳥縫合 ブラック・ビッグバン》によるループパーツの5枚目以降として採用される。墓地やマナから出せば手札を削らずに出すことができ、また《困惑の影トラブル・アルケミスト》を引き込めなかった時や《水上第九院 シャコガイル》のエクストラウィンを狙う時に《砕慄接続 グレイトフル・ベン》から出すこともできる。

その後、【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】【青黒緑オービーメイカー】など、青黒緑ウィニー基盤デッキには確定で採用されるようになった。

DM23-EX2期には【青赤マジック】《芸魔王将 カクメイジン》が跋扈しているため、青黒緑ウィニー基盤系統においては誇張でも何でもなく《天災 デドダム》より優先して場に出されるぐらいである。

2ターン目の《幻緑の双月》→3ターン目の《キユリのASMラジオ》と乱暴に手札消費しながら動く場合でもこのクリーチャーを1ターン目にマナチャージしていれば、《キユリのASMラジオ》で無理にリソース回復を狙えるクリーチャーを選ばなくとも、《キユリのASMラジオ》を唱えた次のターンにこのクリーチャーをマナ召喚することで巻き返せる。

その他 [編集]

  • このクリーチャーが再録すると前後して《天災 デドダム》も再録するジンクスがある。実際のゲームでもこの2体は相性が良く、多くのデッキがセットで採用した。また、DM23-BD1《天災 デドダム》のイラストではついに2体が共演を果たした。

関連カード [編集]

フレーバーテキスト [編集]

収録セット [編集]

参考 [編集]


公式Q&A

Q.バトルゾーンに自分の《Disジルコン》《デスマッチ・ビートル》がアンタップ状態でいる状況で、相手のクリーチャーが自分に攻撃してきました。その攻撃に対して、まず《Disジルコン》の「ブロッカー」を使い、それに対してさらに《デスマッチ・ビートル》の「ガードマン」を使って、攻撃先をプレイヤーから《デスマッチ・ビートル》に変更できますか?
A.いいえ、できません。プレイヤーへの攻撃に対して「ブロッカー」は使用できますが、「ガードマン」は使用できません。攻撃先を変更する能力を複数使用する場合は、能力を使うクリーチャーを同時に選ぶ必要があり、かつ、それらの能力がすべて適正に使用できる状態でなければいけません。

+  (総合ルール 507.1a)

引用元(2021.9.7)