もしかして:シールド戦

カタカナだと同じ「シールド」だが、上の用法は「sealed」で英単語が異なる。

シールド (shield) [編集]

ゲーム中、自分を守る盾としての役割を果たすカードのこと。

シールドは1枚以上のシールドカードから構成されるオブジェクトである。
ゲーム開始時に各プレイヤーの正面に、それぞれ1枚のシールドカードから構成される5つのシールドが裏向きで伏せられる。

クリーチャープレイヤー攻撃してブロックされなかった場合に、シールドが1枚でも有ればプレイヤーの盾となってブレイクされ、プレイヤーを守る。

相手のシールドを全てブレイクしたあと、相手プレイヤー自身に最後の一撃を与えることができれば、勝ちとなる。

基本的にブレイクされたシールドはその持ち主の手札に加わり、返しのターンに反撃するチャンスを得ることができる。さらにそれがS・トリガーS・バックの指定カードなら、ターンを待たずにすぐ使うことも可能。

デュエル・マスターズではシールドをブレイクすると相手の手札を増やす事になるため、不用意なプレイヤーへの攻撃は利敵行為になりかねない。

ルール [編集]

  • シールドは非公開情報である。何らかのカード能力を使用しない限り、自分も相手もシールドの中身を確認することはできない。ゲーム開始時に置くシールドも、山札の上から見ないで5枚取って伏せる。
    • 当然ながら、ゲーム開始時に特定のカードをシールドに仕込む(入れ替える)行為は牛次郎さながらの重大な反則である。
  • シールドの枚数に上限は無く、何枚でも増やすことができる。
  • 数え方は「1つ」「2つ」「3つ」…が正しい。枚と数えるのはシールドカードという別概念である。
    • 革命編以前は数え方が「枚」であったため、今でもこの数え方が浸透してしまっている。
  • 公認大会などで、横に詰めて置いたり、ばらして置いてプレイするプレイヤーがいるが、正確に5枚を自分の正面に広げてプレイすることが正式なルールである。なお、自分が左からブレイクするからといって相手もそうではないので、相手が指定するまでシールドは捲らないように注意したい。S・トリガーであった場合に問題になる。
  • カード能力でシールドを追加する時、元からあったシールドと明確に区別できるようにする必要がある。やり方としては、横向きでシールドに置く、元あったシールドと距離を取っておくなどがある。(これらのやり方は公式が推奨しているわけではないが、特に禁止されているわけでもなく、公式大会でもよくこうしたやり方を見かけるので、特に問題はないと思われる)
    《エメラル》《魂と記憶の盾》などでシールドの増減や操作があった場合、これがとても重要となる。

複数枚のカードによって構成されるシールドについて [編集]

  • シールド・プラスによって、複数枚のカードが同じシールドに重なっていた場合、その束をまとめて1つのシールドとして扱う。1つのシールドにいくらシールド・プラスを使ったとしても1つのシールドに変わりは無い。
  • 表向きになっているシールドカードが他のカードによって参照される際、他のシールドカードの下に置かれ見えなくなっていても(参考
  • シールドの枚数が変化している時も、要塞化されたシールド・フォースで選ばれたシールド、EXライフシールドなどの位置や、シールド・プラスなどで変化したシールドの枚数は、そのシールドの位置に記憶される。シールドそのものがシールドゾーンを離れない限り、何があってもその位置が変化することは無い。《冥界の手》のページも参照。

要確認 [編集]

テクニック [編集]

シールドのブレイクに際して使用できる能力には、S・トリガーS・バックG・ストライクなどがある。詳細はそれぞれの頁を参照のこと。

シールドの中身はランダムに決定されるため、使いたかったカードがシールドに埋まってしまうこともある。そのため、エピソード1環境では防御も兼ねて【エンペラー・キリコ】《スローリー・チェーン》が採用されることが多々あった。

カード能力シールドを増やせば、それだけ敗北までの距離が遠のき、粘り強く戦うことができる。シールド追加は基本的に強力な防御能力だが、ブロッカーと違い「ブロックされなかった時」の能力をトリガーさせてしまうおそれがあるため、慎重に選ぼう。

何らかの効果山札を確認した場合、それは擬似的にシールドの中身を確認したも同然となる。山札手札、さらに墓地マナバトルゾーンの中にデッキに入れていたはずのカードが抜けていた場合、それは残ったシールドにしか入っていないからである。(ただし、封印されたカードがある場合はこの限りではない)
もちろん、そのような確認を行うためには自分のデッキの内容を完全に把握しておく必要がある。そこまでするのは初心者には難しいかもしれないが、最低でもS・トリガーの有無程度は把握できるようにしておきたい。

  • 「自分のシールドが多い時」「相手のシールドが少ない時」等攻撃する事で有利となる能力が存在する。これらは基本的にビートダウンと相性が良い。

その他 [編集]

  • 漫画などでシールドをブレイクする際「シールドを破壊する」という表現が見受けられるが、これは不適切な表現である。「シールドを破壊」の場合どちらかというとシールド焼却の方が意味が近く、ルール上シールドは「破壊」できない。
  • フレーバーテキストにおいては「楯」という言葉で表わされる事が多い。こちらの字だと優勝楯など記念品のイメージが強いが、防具の「盾」と同じ意味である。
  • アニメ『デュエル・マスターズ(2017)』では、「真のデュエル」を中心に「相手プレイヤーに向けられた攻撃をシールドが遮る」という大元の設定に忠実な描写が取り入れられるようになってきている。2017年3月25日ルール改訂との兼ね合いもあるのだろう。

参考 [編集]


公式Q&A

Q.《殺意の悪魔龍 マガンド》の「攻撃する時」の能力は、2枚重なっているシールド・カードのうち、1枚だけを手札に戻せますか?
A.いいえ、2枚重なっているシールド・カードは2枚で1つのシールドとして数えます。そのシールドを選んだ場合、2枚とも手札に戻さなければなりません。
引用元

Q.《「剛力の火砲」》の「自分のカードをシールドゾーンに置いた時」の能力は、《凄惨なる牙 パラノーマル》などが持つ「シールド・ゴー」でシールドゾーンにカードが追加された場合にも発動しますか?
A.はい、発動します。「ギャラクシールド」のような「シールドゾーンに置く」と書かれた能力に限らず、シールドゾーンに新たなカードが加えられた場合はいつでも発動することができます。
引用元

Q.《「剛力の火砲」》の「自分のカードをシールドゾーンに置いた時」の能力は、《冥界の手》を唱えてシールドをシャッフルして並べた時にも発動しますか?
A.いいえ、発動しません。「並べる」、「表向きにする」など、シールドゾーンに新たなカードが追加されていない場合は能力は発動しません。
引用元