召喚(しょうかん) [編集]

クリーチャーカードマナコストを支払って手札からバトルゾーンに出すように呼び出しを行うこと。

クリーチャーバトルゾーンに出すための、最も基本的な手段である。

カード効果によって召喚が行われる場合もあり、その場合は「マナコストを払わずに召喚する」「山札の1番上から召喚する」など、通常と違った手順になる場合がある。

召喚のルール [編集]

原則として「メインステップ中」、「手札にあるクリーチャー・カード」のみ召喚を行うことができる。
しかし、上記の手順や原則を守らずにクリーチャーを場に出す手段も存在する。

召喚の詳細な手順は以下の通り

  1. 召喚するクリーチャーカードを今あるゾーンから公開する。これは主に「召喚宣言」と呼ばれる。
    • この時、代替コストG・ゼロなどのコストを支払わずに召喚する能力を使うなら、そちらを使うことを宣言する。
  2. マナコストを支払う。コスト増加コスト軽減がある場合、それらを適用する。
    • 追加コストを持つ場合、どれを支払うか宣言してから、好きな方を使う。
  3. クリーチャーカードがバトルゾーンに出る。

まず、召喚するクリーチャーを相手に宣言・公開し、保留状態となる。その後で宣言・公開したクリーチャーのコストを支払う。これが正しい処理となる。

コストを支払った後、バトルゾーンに出すタイミングで初めて召喚するクリーチャーを公開するのは誤り。対戦相手にしてみれば、何を召喚するか分からない内からいきなりコストを支払われるので当然だろう。
ただし、コストの支払いを先に行ってもプレイの進行に問題ないことの方が多く、ルール違反と見なされることは少ない。

「コストを支払わずに」という文面がない限り、召喚はすべてマナコストを支払って召喚することになる。これは、何かしらの効果によって手札以外のゾーンから召喚できる時も同様。

  • 例えば、《不死帝 ブルース》は「このクリーチャーを自分の墓地から召喚してもよい」という能力を持つが、「コストを支払わずに」とは書かれていないため、墓地から召喚する際もコストを支払って行うことになる。
  • カードの効果などによって召喚ロック状態にある時は、召喚ができないことはもちろんのこと、それに伴う効果も使えない。詳しくは、「召喚できない」を参照。

「召喚」と「出す」の違い [編集]

デュエル・マスターズルールでは「出す」というテキストと「召喚」というテキストは区別される。

「召喚」というクリーチャーの呼び出しを行った結果として「出す」という状態が生まれる。

単に「出す」と書かれている場合、「召喚」という過程を経ず「召喚」された扱いにはならない。漫画やアニメなどのメディアではコスト踏み倒しによってクリーチャーバトルゾーンに出す時でも「召喚」と言いながら行うことが多いので誤解を招きやすい。

+  2022年9月14日のルール変更前に基づく記載

「召喚」のみを行い「出す」を行わないケース [編集]

以下の2パターンが存在する。

どちらも、出たことを参照する効果は誘発しないが、召喚されたことを参照する効果は誘発する。例えば《卍 デ・スザーク 卍》の召喚に成功したら、実際に出ていなくても《追憶人形ラビリピト》のオールハンデスは発動する。

1.「かわりにバトルゾーン以外のゾーンに置かれる」状況

2.「特定のゾーンを離れない」状況

出せない」と「召喚できない」 [編集]

  • 召喚できない状態では、「召喚を行おうとする能力」の使用宣言もできない
    • 「召喚することもできず、召喚したことにもならない」という部分は同じだが、宣言ができるかできないかの違いがある。

特殊な例 [編集]

上記の手順のうち、いくつかを変更するもの。
変更された部分以外は全て正規の手順を守らなければならないので注意。
文中には例外なく「召喚」と書かれているが、キーワード能力注釈文が省略されることもあるので注意。

その他 [編集]

  • 前述の「コストを支払わずに召喚〜」と書かれているテキストのケースでは、テキストに「召喚」と書かれているため召喚扱いとなる。よって、コスト踏み倒しであるにもかかわらず、ゼニス能力O・ドライブが使用可能。テキストに「カードを使う」という能力で、クリーチャーを使う時も召喚扱いとなる。
  • よくある変換ミスで気づいていない人も多いが「召還」ではない。
    「召還」は“呼び戻す”という意味で、“呼び出す”という意味の「召喚」とは正反対である。
  • 「召喚しなければ保留状態にならない」という誤認識をしているユーザーが多い。実際は保留状態になってから召喚を行う。

参考 [編集]