#author("2023-06-18T17:28:04+09:00","","")
#author("2023-10-15T05:47:17+09:00","","")
*《アンヤク&ruby(やしゃ){夜叉};》 [#w952c889]

|アンヤク夜叉 R 火文明 (4)|
|クリーチャー:デモニオ/鬼札王国 3000|
|クリーチャーが攻撃する時、自分のマナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上あれば、このクリーチャーを自分の手札から相手に見せ、山札の下に置いてもよい。そうしたら、相手のパワー3000以下のクリーチャーを1体破壊する。|
|<鬼エンド>このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、シールドが1つもないプレイヤーがいれば、相手のパワー6000以下のクリーチャーを1体破壊する。|

[[DMRP-16]]で登場した[[火]]の[[デモニオ]]/[[鬼札王国]]。

敵味方問わず[[クリーチャー]]の[[攻撃]]時に、自分の[[マナゾーン]]に[[闇]]と[[火]]の[[カード]]が各1枚以上あるだけで、手札から自身を[[見せて>見せる]][[山札の下送り>山札送り]]にすることで、1体への3000火力を放てる。
さらに[[鬼エンド]]時には、[[cip]]で6000[[火力]]を放つ。

[[侵略]]や[[革命チェンジ]]といった[[攻撃]]時に[[コスト踏み倒し]]を行う[[デッキ]]との相性がよく、[[コスト踏み倒しメタ]]を[[除去]]しつつ踏み倒しを成功させられる。
[[【赤黒ドギラゴン閃】]]や[[【黒赤デッドゾーン】]]といった[[デッキ]]であればデッキカラーも合致するため、無理なく採用できるだろう。

ただ、3000単体火力というのは役割対象が微妙に狭くなりがち。小型を全く使わないデッキというのはそうそうないため序盤は働けるが、中盤以降になると[[腐る]]ことが増えてしまう。
また小型と言えど一部のメタクリーチャーはパワーが少し高めになっているものも多く、特に主要な[[コスト踏み倒しメタ]]である[[《洗脳センノー》]]が対象外になってしまうのは痛手。
環境を見定めて採用を決めるべきだろう。

また、能力の[[トリガー]]となる[[攻撃]]に敵味方の区別は無いため、攻撃用の露払いだけでなく、防御札としても利用できる。
非常に発動条件が緩いため[[【赤単速攻】]]などにも余裕で間に合い、効果の発動に[[バトルゾーン]]を介さないため[[ニンジャ・ストライク]]以上に警戒・対策しにくい。
相手ターン中に手札から[[《単騎連射 マグナム》]]を倒せるため、[[《ファイナル・ストップ》]]などの[[呪文]][[ロック]]系と組み合わせて[[1ショットキル]]を仕掛けてきた相手に対して、反撃のチャンスを作れるようになった。
ウィニーで1枚[[ブレイク]]してから始動する[[キリフダッシュ]]には強烈に刺さるところが[[チーム切札]]の宿敵たる[[鬼札王国]]らしさがある。

似たような条件で使用できる[[《百鬼の天邪閣》]]は、条件にさらに[[鬼エンド]]が加わり全体[[パワー低下]]-2000なのに対し、こちらは単体3000[[火力]]だが[[鬼エンド]]状態でなくても使える。ウィニーの横並べが増えるなら前者、メタクリーチャーが多いなら後者、等と使い分けたい。

[[cip]][[能力]]も持ってはいるが、[[手札]]から誘発する[[能力]]が非常に強力なので[[バトルゾーン]]に出ることは少ない。
一応[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]などで[[バトルゾーン]]に出た際には[[能力]]を使うチャンスはある。
[[《一王二命三眼槍》]]とは[[デザイナーズコンボ]]と思われるほど好相性。[[山札の下]]に送られた後、[[鬼エンド]]発動時に[[《一王二命三眼槍》]]の[[cip]]で出す事ができ、その際6000[[火力]]を放てる。

-[[シークレットカード]]の鬼エンドの能力テキストの最後の「破壊する」が「破壊してもよい」と誤植され、公式からアナウンスが来ている。

-[[シールド戦]]では貴重な[[コンバット・トリック]]枠となる。

**環境において [#tbd84858]
登場当初から[[【赤黒バクロ法師】]]で使われていたが、[[DMEX-17]]期の[[オリジナル]][[環境]]で[[【我我我ブランド】]]への[[カウンター]][[デッキ]]としてそちらが大流行すると、[[【我我我ブランド】]]に非常に有効な手札誘発として利用価値が上昇。

2023年のゴールデンウィーク時点では[[汎用性]]があまり高くないことから不採用がザラになっている。それでも、[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]や[[【青黒緑オービーメイカー】]]、[[【我我我ブランド】]]などの[[ウィニー]]を溜める動きをするデッキにはそこそこ[[刺さる]]。
**[[背景ストーリー]]での活躍 [#gff411ad]
[[《鬼ヶ覇王 ジャオウガ》]]と戦うべく[[鬼札王国]]に乗り込んだ[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]の前に立ち塞がる。
《ゲンムエンペラー》が生み出す[[《夢幻の無》]]を[[鬼エンド]]の力で何度も無効化し「ジャオウガ様と戦うには一万年早いな」と余裕を見せる。
しかし無効化した《夢幻の無》はおとりで、背後からの一撃を無防備な状態で受け、再起不能に追い込まれてしまった。
-実際のゲームではこの[[クリーチャー]]に[[ムゲンクライム]]や[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]および[[《夢幻の無》]]を無効化するような[[能力]]は無い。むしろ《ゲンムエンペラー》の[[能力]]で逆に[[能力]]を[[無視]]される側である。しかし、[[手札]]から[[山札の下]]へ置く事で放つ3000[[火力]]は《ゲンムエンペラー》の[[能力]]でも[[無視]]されないため、全く的外れの話とも言い切れない。もっとも、《ゲンムエンペラー》本体をどうこうできるかはまた別だが。

//-[[背景ストーリー]]ではなんと単身で[[《∞龍 ゲンムエンペラー》]]の前に立ち塞がる。そのうえ《ゲンムエンペラー》が生み出す[[《夢幻の無》]]を[[鬼エンド]]の力で何度も無効化するという活躍を見せる。
//--結局無効化した《夢幻の無》はおとりだったようで、アンヤク夜叉は再起不能にされてしまったようだ。

**ルール [#b598f820]
[[闇]]と[[火]]を含む[[多色]]カード1枚で3000[[火力]]が使える可能性がある。(暫定)

というのも、[[《護天!銀河MAX》]]の「自分の光のクリーチャーと水のクリーチャーがそれぞれ1体以上あれば」は[[《「正義帝」》]]1体だけでも条件を満たすことができるというルールになっているためである。

《アンヤク夜叉》の場合、テキストの意味が「『条件1:自分のマナゾーンに闇のカードが1枚以上ある』『条件2:自分のマナゾーンに火のカードが1枚以上ある』をそれぞれ満たしているのなら」であれば、マナゾーンにあるカードが多色1枚でも問題なく使うことができるだろう。

**関連カード [#zea69155]
-[[《フレア・フュージョン・ドラグーン》]]
-[[《百鬼の天邪閣》]]
-[[《“罰怒”ブランド Ltd.》]]

**収録セット [#zc38d7f0]
-illus.[[Murakami Hisashi]]
--[[DMRP-16 「十王篇 第4弾 百王×邪王 鬼レヴォリューション!!!」>DMRP-16]](18/95)
--[[プロモーション・カード]](P91/Y19)(P92/Y19)
-illus.[[Murakami Hisashi]]/[[otumami]]
--[[DMRP-16 「十王篇 第4弾 百王×邪王 鬼レヴォリューション!!!」>DMRP-16]](秘9/秘15)

**参考 [#e19849c2]
-[[デモニオ]]
-[[鬼札王国]]
-[[攻撃]]
-[[手札]]
-[[山札の下]]
-[[火力]]
-[[鬼エンド]]
-[[cip]]
-[[コンバット・トリック]]

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[[公式Q&A]]

-1つ目の能力について
--[[コンバット・トリック]]も参照のこと

>Q.マナゾーンに火と闇のカードが1枚もない状況で、自分の[[《抹茶ップリン》]]が攻撃しました。自分は''《アンヤク夜叉》''の誘発型能力の宣言はできますか?
A.はい、誘発型能力の宣言ができます。自分の[[《抹茶ップリン》]]の「攻撃する時」の能力を解決したが、マナゾーンに闇のカードと火のカードがそれぞれ1枚以上なかった場合、解決できずに手札に残ります。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39093]](2020.12.15)

>Q.相手の[[《ニコル・ボーラス》]]が自分のクリーチャーを攻撃し、「攻撃する時」の能力を解決してその攻撃されていたクリーチャーを破壊しました。その後、自分は手札から''《アンヤク夜叉》''を相手に見せ、「クリーチャーが攻撃する時」の能力を使えますか?
A.いいえ、使えません。攻撃ステップ中に攻撃クリーチャー、もしくは攻撃先のクリーチャーがいなくなった場合、即座に攻撃終了ステップに移行します。新たに能力の使用を宣言することもできません。
#region2((総合ルール 505.6a)){{
:505.6a |一旦クリーチャーが攻撃クリーチャーかブロッククリーチャーとして指定されたなら、そのクリーチャーが攻撃やブロックに参加することを禁止する能力がその後で発動したとしても、そのクリーチャーを現在行われている攻撃やブロックから取り除くことはありません。ただし、何らかの効果によって攻撃クリーチャーまたは攻撃先のクリーチャーが「その攻撃」から取り除かれた場合、その攻撃は即座に終了し、攻撃終了ステップへ移行します。この時、すでに解決待ちの効果は解決されますが、(506.3d で定義される)非ターン・プレイヤーの任意で使用を宣言できる能力を新たに追加することはできません。
>(総合ルール 506.3d)
:506.3d |非ターン・プレイヤー側の、使用宣言が必要な誘発型能力の宣言を行います。攻撃クリーチャーを指定した時点では条件を満たしていなかったものであっても、この時点で条件を満たしていれば使用宣言が可能です。
}}
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39094]](2020.12.15)

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