#author("2023-11-23T16:37:22+09:00","","")
#author("2024-01-09T12:52:51+09:00","","")
*《スチーム・ハエタタキ》 [#uf5c5c7e]

|スチーム・ハエタタキ C 火文明 (1)|
|呪文|
|相手のパワー4000以下のクリーチャーを1体破壊する。|

[[DMRP-02]]で登場した[[火]]の[[呪文]]。

わずか''1[[マナ]]''で[[《デコピン・クラッシュ》]]が撃てる、[[新章デュエル・マスターズ]]期の[[インフレ]]を象徴する1枚。
[[《デコピン・クラッシュ》]]のみならず[[《クリムゾン・ハンマー》]]、[[《ピコット・ミサイル》]]等の軽量[[火力]]呪文を一斉に[[下位互換]]にした。
序盤の[[システムクリーチャー]]程度なら[[アンタッチャブル]]を除いてたいてい[[除去]]できる。非[[進化]][[クリーチャー]]であればコスト4以下は粗方このカード1枚で葬ることができる。

そのコストの軽さゆえに、[[コスト加重]]にもある程度強く、[[《タイム3 シド》]]を立てられても3コストで除去できる。

おそらく[[《死亡遊戯》]]辺りを参考に調整したのだろうが、もはやここまでやらなければ[[火力]]が使い物にならないと判断されたのだろう。
今でも[[コスト論]]を遥かに逸脱した[[スペック]]だが、これでもなお[[環境]]を揺るがすには至らなかったことは、[[火力]]しか備わってないカードの優位性の低下を物語っている。

そもそも、こちらが後攻で相手が1ターン目にクリーチャーを召喚した時という限定的な状況でしか1ターン目にこの呪文を唱えることは意味はなく、そのような状況でも1ターン目にこの呪文が手札に来る確率は[[4枚積み]]でも半分に満たない。そのため、たいていは2ターン目以降に他のカードを使って余ったマナで使うことになるが、それだと手札消費が激しく、デッキの枠も奪うため、1枚で除去とそれ以外の役割を持てるカードに[[汎用性]]で大きく劣る。

[[DMRP-05]]では1コスト上がったかわりにクリーチャー面がついた[[《暴走 ザバイク/ブンブン・バースト》]]が登場し、更に[[DMRP-08]]では火力が1000下がったかわりに[[S・トリガー]]と[[スマッシュ・バースト]]持ちのクリーチャー面がついた[[《フンバルさん/フンバ・フライ・ダイ》]]、[[DMRP-12]]では1コスト上がったかわりに[[コスト踏み倒し]]手段がついた[[《轟怒プレスユー》]]、同じく1コスト上がったかわりに[[S・トリガー]]付きの[[モード]]で火力か[[非クリーチャー指定除去]]を行うことができる[[《メッチャ映えタタキ》]]も登場している。それらの方がまだ使い勝手はいいだろう。
[[DMRP-05]]では1コスト上がったかわりにクリーチャー面がついた[[《暴走 ザバイク/ブンブン・バースト》]]が登場し、更に[[DMRP-08]]では火力が1000下がったかわりに[[S・トリガー]]と[[スマッシュ・バースト]]持ちのクリーチャー面がついた[[《フンバルさん/フンバ・フライ・ダイ》]]、[[DMRP-12]]では1コスト上がったかわりに[[コスト踏み倒し]]手段がついた[[《轟怒プレスユー》]]、同じく1コスト上がったかわりに[[S・トリガー]]付きの[[モード]]で火力か[[非クリーチャー指定除去]]を行うことができる[[《メッチャ映えタタキ》]]も登場している。汎用性という面ではそれらのほうがまだ使い勝手はいいだろう。

酷評寄りの説明をしてきたが、4000火力なので[[《とこしえの超人》]]を出された返しのターンに焼くことは可能。
ただ、4000火力なので[[《とこしえの超人》]]を出された返しのターンに焼くことは可能。
実際、4000までの範囲に届く単体除去は、[[《ドアノッカ=ノアドッカ/「…開けるか?」》]]のようにCSで結果を残すデッキレシピに採用されていることも珍しくない。やはりネックなのはこれが[[ツインパクト]]ではない部分なのだろう。

**環境において [#e92b1104]
この[[カード]]の登場以降も新章デュエル・マスターズ環境の[[火]]の軽量[[火力]]呪文としては[[《勇愛の天秤》]]が相変わらず優先されていた。あちらは火力の範囲がこちらより狭いものの、状況に応じて[[手札交換]]、[[ドロー]]、[[旧式マッドネス>マッドネス#old]]の利用などの役に立つ。[[【赤青ブランド】]]でも極論[[《プラチナ・ワルスラS》]]+αのウィニーでビートダウンすればコスト踏み倒しメタには邪魔されずダイレクトアタックまで持って行けたため、真剣勝負における構築では採用を見送るケースも多かった。

[[双極篇]]になって[[《“乱振”舞神 G・W・D》]]が登場すると、[[手札]]の減らない汎用[[除去]]としてあちらが好まれるようになった。しかし初期型の[[【赤単ブランド】]]ではわずかなコストで[[《制御の翼 オリオティス》]]や[[《ウソと盗みのエンターテイナー》]]を焼ける手段として採用されており、この[[カード]]のおかげで[[デッキ]]に死角が無くなっていた。

[[【赤単“轟轟轟”ブランド】>【“轟轟轟”ブランド】#hc9809b7]]の現役時代はそちらでも使われることはあったが、当時としてはこれで[[コスト踏み倒しメタ]]対策をしなくとも[[《ドリル・スコール》]]で相手を縛りながら1[[コスト]][[ウィニー]]で[[ビートダウン]]することで十分何とかなったため、これを入れての入賞実績は少なかった。

[[《とこしえの超人》]]が登場すると、これで露骨に対策した[[【連ドラグナー】]]の上位入賞が報告されるなどした。

-[[殿堂ゼロデュエル]]ではそうした[[コスト踏み倒しメタ]]対策として[[【ジョバンニスコール】]]を中心にそこそこ使われる。

**その他 [#l6943b8b]
-[[《爆炎シューター マッカラン》]]が自分の[[マナゾーン]]に[[火]]の[[カード]]を3枚以上必要とする上に[[コスト]]3であることを考えるとその凄さが分かるだろう。ただし、あちらには4000未満を対象にした場合は[[クリーチャー]]が残る、[[呪文メタ]]に引っかからない、[[革命0トリガー]]で捲って[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]の[[進化元]]にすれば《ボルシャック・ドギラゴン》の分と合わせて[[効果バトル]]を2回[[トリガー]]することができるなど、いくつかの利点があるため一概にどちらが優れているかは甲乙付け難い。

-軽い[[コスト]]で[[ディスアドバンテージ]]無しに[[手札]]を減らせるため、[[G・G・G]]との相性もよい。

-1[[コスト]][[呪文]]のため、[[《天雷王機ジョバンニX世》]]があれば[[回収]]して延々と4000[[火力]]を放つ事が可能だった。そちらが[[プレミアム殿堂]]となったからこそ生まれる事を許された1枚と言えるかもしれない。


-[[《封魔ベールゼブブ》]]はこの[[呪文]]で唯一叩くことのできる、ハエもしくは蠅の王ベルゼブブを名前やデザインのモチーフとしたクリーチャーである。
-この呪文で倒せるクリーチャーのマナコストの最高値は[[《雷雲の守護者ラーザ・ベガ》]][[《天井院さま/床弾坊》]][[《深海の伝道師 アトランティス》]]の10である。もっとも、《ラーザ・ベガ》や《天井院さま》は[[破壊置換効果]]で[[シールド]]になり、《アトランティス》は[[cip]]を使い終えればほとんど用済みなので叩き潰されたところで大したダメージにはならない。
-[[《ボルガッシュ・ドラゴン》]]もハエタタキで潰せてしまう。いくら過去の[[カード]]とはいえ、ハエタタキで[[T・ブレイカー]]持ちの[[ドラゴン]]が潰せるのは衝撃的である。
--同じく潰せるドラゴンには[[《メガ・ブレード・ドラゴン》]]や[[《龍素記号Uc プレパラード》]]などがいる。他にも、[[ジャイ>《躍喰の超人》]][[アント>《大地の超人》]]や[[ゴッド>《名も無き神人類》]]、[[玉>《双子の玉 マーキン》]]、[[玉葱>《第2種 タマネギルM》]]、[[蓑虫>《最強虫 ナゾまる》]]、[[ハチ>《Q.Q.QX./終葬 5.S.D.》]]、果てには[[じーさん>《爆笑必至 じーさん》]]や[[切札一家>《遊びだよ!切札一家なう!》]]も潰せてしまうほか、更にはあの[[《零龍》]]すらも、4000までの[[パンプアップ]]を与えてやれば潰せてしまう。
--かの[[《残虐覇王デスカール》]]も除去でき、これにより[[ネタカード]]としての評価も上がることになった。

**関連カード [#v5114f76]
-[[《スーパースチーム・ハエコロリ》]]
-[[《メッチャ映えタタキ》]]
-[[《ハエタタ・チュリス》]]

-[[《封魔ベールゼブブ》]]
-[[《死皇帝ベルセバ》]]

-[[《クリムゾン・ハンマー》]]
-[[《ピコット・ミサイル》]]
-[[《デコピン・クラッシュ》]]
-[[《デコデコピン》]]
-[[《「プレス!粉砕!大圧壊!」》]]
-[[《暴走 ザバイク/ブンブン・バースト》]]
-[[《轟怒プレスユー》]]

-このカードに描かれているクリーチャー(P75/Y19)
--[[《ダチッコ・チュリス》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#h27b3b47]
-[[DMRP-02]]&br;'''どんな敵でも蒸気の力でバチーンと一撃!もちろん、この網の大きさに入る敵ならね!'''
-[[SpDeck6>デュエマGR爆速スタート52枚デッキセット]]&br;'''余った1[[マナ]]で相手の[[クリーチャー]]を[[倒せる>除去]]ニクいヤツ! 相手の数を減らしていくのも勝利の方程式だぞ。'''
-[[カードグミ3]]&br;'''[[マジでボンバーな力>マジボンバー]]、見せてやるぜ! -[[ボルツ]]&[[ダチッコ・チュリス>《ダチッコ・チュリス》]]'''

**収録セット [#u70d6a09]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[500siki]]
--[[DMRP-02 「デュエル・マスターズ 新2弾 マジでB・A・Dなラビリンス!!」>DMRP-02]](86/93)
--[[デュエマGR爆速スタート52枚デッキセット]](15/15)
-illua.[[500siki]]/[[YASUYUKI NODA]]
--[[デュエル・マスターズ カードグミ3>カードグミ3]](P75/Y19)

**参考 [#bf75ffb6]
-[[呪文]]
-[[火力]]
-[[除去]]
-[[破壊]]

&tag(呪文,火文明,赤単,単色,コスト1,火力,単体火力,パワー4000以下,除去,単体除去,破壊,単体破壊,・,C,コモン,500siki,YASUYUKI NODA,十王篇ブロック);