#author("2023-07-31T01:30:41+09:00","","")
#author("2024-02-10T12:38:19+09:00","","")
*《ゼロの&ruby(うらわざ){裏技};ニヤリー・ゲット》 [#ka88ea4b]

|ゼロの裏技ニヤリー・ゲット C 水文明 (4)|
|呪文|
|G・ゼロ:バトルゾーンに自分の無色クリーチャーがあれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。|
|自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から無色カードをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に置く。|
|''G・ゼロ'':自分の無色クリーチャーがあれば、この呪文をコストを支払わずに唱えてもよい。|
|自分の山札の上から3枚を表向きにする。その中から無色カードをすべて手札に加え、残りを好きな順序で山札の下に置く。|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※殿堂入り''|

[[DMR-10]]で登場した[[水]]の[[G・ゼロ]][[呪文]]。2018年7月14日付で[[殿堂入り]]。

自分の[[無色]][[クリーチャー]]が[[バトルゾーン]]に存在すれば[[G・ゼロ]]で唱えられ、[[カード名]]の通り[[《ニヤリー》]]の[[呪文]]版といった[[手札補充]][[能力]]を持つ。つまり[[デッキ]]構築次第で、最大3枚の[[手札補充]]をノー[[コスト]]で行える[[カード]]となり、非常に強力。

メインの[[効果]]が[[無色]][[カード]]を[[デッキ]]に複数枚積むことを要求しているため、この[[G・ゼロ]]条件を満たす事に関しては容易である。
また[[コスト]]を支払ったとしても元[[殿堂]]カードである[[《サイバー・ブレイン》]]と同等の枚数[[アドバンテージ]]を得られる。
そしてもちろん[[コスト]]を支払わなかった場合ではあちらの[[コストパフォーマンス]]を遥かに上回る。
更に[[G・ゼロ]]を持つことにより、[[青]][[マナ]]が全く出ない[[デッキ]]でも採用できるという利点もある。
このように考えると[[G・ゼロ]]が付いているこの[[カード]]がいかに破格の性能かよく分かる。

[[殿堂入り]]によって[[無色]]型の[[ジョーカーズ]]は弱体化したものの、今後[[無色]]の[[ジョーカーズ]]に[[呪文]][[サーチ]]を行うものが現れたら再び暴走するかもしれない。

**ルール [#n8de7626]
-些細な事ではあるが、こちらは3枚を「[[表向き]]」で、[[《ニヤリー》]]は3枚を「[[見る]]」。従って、こちらは[[情報アドバンテージ]]を相手に与えやすい。
--かつては「表向き」なら[[《巡霊者メスタポ》]]に妨害されなかったが、2019年2月14日の正式回答により、こちらの場合も《メスタポ》等で封じられるものとなった。

**環境において [#md8e727a]
この[[カード]]が登場した[[DMR-10]] 当時の[[カードプール]]においては、[[無色]]カードは最軽量でも[[《ノウメン》]]の様な4[[コスト]]域の[[クリーチャー]]しかなく、おまけに[[汎用性]]に欠けるものしかなかった。結果的に[[デッキ]]内における[[無色]][[カード]]の比率を高めづらく、早期にこの[[ドロー]]スペルを唱えることは不可能という事から[[【ブータンビート】]]などに採用される程度のカードに留まっていた。
しかし、さすがに最大3枚の0[[コスト]][[手札補充]]はやはり魅力的であり、将来性を感じさせる高いポテンシャルは秘めていた。

そして[[DMRP-01]]にて登場した[[ジョーカーズ]]によって状況は一変。この[[カード]]を除く、[[デッキ]]36枚全てを軽量かつ強力な[[無色]][[カード]]で構築するという当時では考えられない事が可能になった。
2コストの[[《ヤッタレマン》]]から[[コスト]]を支払わずに3枚の[[手札補充]]という、全盛期の[[《アストラル・リーフ》]]に匹敵する暴力的なまでの[[手札補充]]は、[[【ジョーカーズ】]]の鉄板の動きであった。

特に[[《ガンバトラーG7》]]で3[[ターン]]キルをするのに必要な[[手札]]枚数を用意するのにはこれが必須であり、逆に言えばこれさえ引けると比較的容易に3[[ターン]]キルが実現できるようになった。早期の[[手札補充]]と[[ウィニー]]による【速攻】が絶大な[[シナジー]]を発揮するため、それによるゲーム性の低下を懸念してか2018年7月14日に[[殿堂入り]]することが決定した。

殿堂入り後はビート型の[[【ジョーカーズ】]]は目に見えて弱体化した。[[【ジョット・ガン・ジョラゴン】]]では[[《7777777》>《キング・ザ・スロットン7/7777777》]]のハズレになるにもかかわらず必ずと言っていいほど採用されたが、[[無色]]カードの比率が低い[[【緑ジョーカーズ】]]では採用されなかった。2019年7月1日に[[《ガヨウ神》]]が[[殿堂入り]]したことによって[[【ジョット・ガン・ジョラゴン】]]系デッキが弱体化すると、このカードもあまり見られなくなった。

2021年7月1日[[殿堂レギュレーション]]改訂により[[【オカルトアンダケイン】]]が事実上消滅すると[[【ゼロ・ルピアループ】]]が[[アドバンス]]環境のトップに立ち、このカードも[[《希望のジョー星》]]により0マナ確定3枚[[手札補充]]になるカードとして需要が回復。しかし、その《希望のジョー星》も後に[[殿堂入り]]。

**他のカード・デッキとの相性 [#y61484d8]
-[[【ドルマゲドンX】]]との対面では[[《爆霊魔 タイガニトロ》]]を警戒して1枚だけ打ち惜しんでおく[[プレイング]]も考えられる。1枚残しておけばまた唱えてケアできるからである。

-[[ジョーカーズ]]登場前までは[[【ブータンビート】]]の[[手札補充]]として活用されることが多かった。

**その他 [#g85bd581]
-[[イラスト]]に描かれている[[クリーチャー]]は表情から[[《ニヤリー》]]だと思われるが、[[文明]]の関係上か、体色が青くなっている。ちなみに、この配色は[[《ニヤリー》]]の[[MODE→CHANGE]]版と同じ。[[文明]]が変更されたのは、同じ[[サイクル]]の[[自然]]の枠に[[《妖精の裏技ラララ・ライフ》]]がある点、既存の[[無色]][[デッキ]]に[[水]]が入るものが少ない(従って、単純に入れると[[色事故]]が発生しやすい)点などが考慮されてのことと考えられる。

-[[ジョーカーズ]]の登場・活躍により、[[《破界秘伝ナッシング・ゼロ》]]と共に大躍進を果たした[[呪文]]であり、[[コモン]]とは言え[[再録]]も無く[[絶版]]状態だったため[[シングルカード]]価格も高騰した。後に[[《破界秘伝ナッシング・ゼロ》]]が再録されると、[[ジョーカーズ]]弱体化のための[[殿堂入り]]候補としてプレイヤーの間でささやかれ、価格は徐々に下落していったが、2017年7月の発表にて[[殿堂入り]]を免れたことから、再び価格が高騰。しかし、半年で3回もの[[再録]]と[[殿堂入り]]によって、価格は落ち着いた。

-プロモ版は[[ジョーカーズ]]達が描かれており、公式がこの[[カード]]を[[ジョーカーズ]]用の[[ドローソース]]として認識していることがうかがえる。同時に、完全に[[《ニヤリー》]]の要素が無くなっており、元々の[[背景ストーリー]]との繋がりよりも環境での使用状況を反映した[[カード]][[イラスト]]となったと言える。

-DASH TVでは[[アツト>デュエルヒーロー アツト]]が使用。[[《戦慄のプレリュード》]]でタダで出した[[《墓地の守護者メガギョロン》]]によって、この[[呪文]]を2連続で使用した。その後もメガギョロンで何度も使い回し、パーツを揃えて久々にユウに勝利した。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#j0006430]
|ゼロの裏技ニヤリー・ゲット UC 水文明 (4)|
|呪文|
|G・ゼロ : バトルゾーンに自分の無色クリーチャー1体以上|
|自分の山札の上から2枚を表向きにする。 その中から無色カードをすべて手札に加え、残りをランダムな順番で山札の一番下に置く。|

[[DMPP-21]]で実装、[[レアリティ]]が[[アンコモン]]、山札の上を表向きにする枚数が2枚になった。

効果自体はTCG版から弱体化しているが、TCGでの初出時は無色獣はコスト2はおろかコスト3すら存在していなかったため使い勝手が悪かったが、デュエプレでは登場と同時に[[《透明妖精リリン》]]も存在していたため、最速2ターン目にノーコストで唱えることができる。

40枚のうち、無色以外が10枚投入されていたとして、現在唱える《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》を除外した30/39枚から2枚表向きにして、0ヒットになる確率は約4.9%。その程度無色以外を混ぜるだけなら、基本的には唱えて[[空撃ち]]で終わることのない安定した初動といえる。

-TCG版の実例通り、コスト5以下の無色クリーチャーは[[《戦慄のプレリュード》]]を唱えることで3ターン目に召喚できる。[[《墓地の守護者メガギョロン》]]以外のクリーチャーだと手札消費が激しくなってしまうが、《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》で補充できれば良いと割り切るなら十分実戦でも狙える。

**[[サイクル]] [#ueeb5c74]
[[DMR-10]]の「裏技」サイクル。すべてがこの[[エキスパンション]]が初となる[[G・ゼロ]][[呪文]]となっている。
-[[《神の裏技ゴッド・ウォール》]]
-[[《光器の裏技ディーヴァ・ライブ》]]
-''《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》''
-[[《人形の裏技ペット・パペット》]]
-[[《無法の裏技ドドンガ・ドン》]]
-[[《妖精の裏技ラララ・ライフ》]]

**関連カード [#ze9d79be]
-[[《ニヤリー》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#mceabbf3]
-[[DMR-10]]、[[DMPP-21]]&br;'''[[ゼニス]]の欠片を[[ゲット>サーチ]]ニャリー!!! ---[[ニヤリー>《ニヤリー》]]'''
-[[DMEX-01]]&br;'''[[アウトレイジ]]はルールを破って世界に自由をもたらす[[種族]]。オイラも裏技使って、再登場ニャリー。 ― [[ニヤリー>《ニヤリー》]]'''
-[[DMSD-04]]&br;'''[[デッキ]]の中の[[ジョーカーズ]]は[[光]]、[[水]]、[[闇]]、[[火]]、[[自然]]のどの[[文明]]にも属さない!つまり[[無色]]。コイツで全[[ゲット>サーチ]]のチャンス!'''
-[[DM23-EX3]]&br;'''[[トライストーン]]は、[[アンノウン]]と[[ゼニス]]に[[ゼロ>ゼロ文明]]の力を与える役割を担っていた。'''
-[[プロモ>プロモーション・カード]](P115/Y16)&br;'''裏技で[[ジョーカーズ]]を[[ゲット>サーチ]]しまくってニヤリ!!'''

**収録セット [#d325a086]
***[[デュエル・マスターズ]] [#e6d71cf0]
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[DMR-10 「エピソード3 デッド&ビート」>DMR-10]](39/55)
--[[DMEX-01 「ゴールデン・ベスト」>DMEX-01]](60/80[2013])
--[[DMSD-04 「ジョーカーズ・弾銃炸裂・スタートデッキ」>DMSD-04]](14/14)
--[[DM23-EX3 「アビス・レボリューション 外伝 邪神と水晶の華」>DM23-EX3]](T17/T20)
-illus.[[otumami]]
--[[プロモーション・カード]](P115/Y16)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#p0637c76]
//-CV:[[]]
-illus.[[MATSUMOTO EIGHT]]
--[[DMPP-21 「ジ・オーバー・ロワイヤル -無法神聖紀-」>DMPP-21]]

**参考 [#a0269200]
-[[G・ゼロ]]
-[[バトルゾーン]]
-[[水]]
-[[無色]]
-[[クリーチャー]]
-[[山札の上]]
-[[表向き]]
-[[カード]]
-[[手札補充]]
-[[山札の下]]

-[[殿堂入り]]

----
[[公式Q&A]]

-2つ目の能力について

>Q.''《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》''の効果で表向きにした[[《神豚 ブータンPUNK/ブータン両成敗》]]は、無色のカードとして手札に加えられますか?
A.いいえ、手札に加えられません。[[《神豚 ブータンPUNK/ブータン両成敗》]]のクリーチャー側は無色ですが、カードとしては闇文明のカードです。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/42358]](2022.10.28)

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