#author("2024-01-29T07:51:18+09:00","","")
#author("2024-03-05T18:58:51+09:00","","")
*《&ruby(せいぎょ){制御};の&ruby(つばさ){翼}; オリオティス》 [#f03739a1]

|制御の翼 オリオティス R 光文明 (2)|
|クリーチャー:ジャスティス・ウイング 2500|
|ブロッカー|
|このクリーチャーは、相手プレイヤーを攻撃できない。|
|相手が、自身のマナゾーンにあるカードの枚数よりコストの大きいクリーチャーを出した時、相手はそのクリーチャーを自身の山札の一番下に置く。|

[[DMR-15]]で登場した[[ジャスティス・ウイング]]。

初めて登場した[[不正]][[メタ]]。
初めて登場した[[不正]][[メタ]]([[コスト軽減]][[メタ]])。

[[コスト踏み倒し]]や[[コスト軽減]]は、[[革命編]]に入ってから[[環境]]において強力さをましているため、著名なデッキでも[[侵略]]、[[【墓地ソース】]]、[[【超次元コントロール】]]、[[革命チェンジ]]など名目値が[[実質コスト]]を上回るケースは数多い。
他にも、正しくコストを支払って出てきた[[マナ進化]][[クリーチャー]]も[[マナ]]の[[カード]]を1枚[[進化元]]にしたことによって[[マナ]]の枚数が減っているので強制送還の対象となる場合がある。
[[コスト]]2と軽いので光のデッキに入れやすく、パワー2500によりギリギリ[[《超次元ミカド・ホール》]]の[[除去]]範囲外であるところが嬉しい。

ただし一度バトルゾーンに出してからの山札の下へ送るので、''[[cip]]は使われてしまう''。また、[[マナゾーン]]の枚数が十分に達した後の[[コスト踏み倒し]]等には反応しなくなるため、あくまで最序盤にしか機能しないのが最大の弱点である。

後に全く同じメタ[[能力]]を持つ[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]が登場。
[[ツインパクト]]故に相手の[[マナ]]が伸びきった後でも腐りにくく、[[光]]の[[コスト踏み倒しメタ]]としてはあちらが採用されるケースが多くなっている。あちらと異なり[[ブロッカー]]である点、パワーが500高い点で差別化を図りたいところ。

**ルール [#t593a4b4]
-[[マナゾーン]]の[[カード]]の状態は問わないので、マナゾーンのカードの数がコストを上回ってさえいればどれだけコストを踏み倒しても山札送りにはならない。またあくまで「マナゾーンにあるカードの枚数」を参照しているため、[[5色]][[カード]]等も1枚として計算する。

**環境において [#qbb41d5f]
登場当初の[[ドラゴン・サーガ環境]]では[[【墓地ソース】]]や[[【ミステリー・キューブ】]]に対する強力なメタとして評価されていたが、当時としても前者は[[《学校男》]]で、後者は[[ファッティ]]の[[cip]]でこの[[クリーチャー]]を[[除去]]できるため、それほど対処は困難ではなかった。[[【サイクリカランデス】]]をこのカードに寄せた亜種【オリオティスランデス】でもその名前を広めていた。

[[革命編環境]]では[[【レッドゾーン】]]への強力なメタとして[[【白青黒超次元】]]や[[【サザン・ルネッサンス】]]を中心に活躍していたが、メタを張るよりも「目には目を」というつもりで[[【速攻】]]で対処した方が良い場合もあったため、[[【レッドゾーン】]]に対してどうしても使わなければならないメタカードではなかった。

[[革命ファイナル環境]]では[[【赤黒ドギラゴン剣】]]が仮想敵になったが、この頃は[[《革命の鉄拳》]]や[[《悪革の怨草士 デモンカヅラ》]]で簡単に除去されてしまうため若干不遇であった。よしんば除去されなくとも[[《禁断〜封印されしX〜》]]の[[禁断解放]]に近づかれるだけでもマイナスであった。だからといって環境で全く使われなかったわけではなく、[[【ドレミ団】>【サザン・ルネッサンス】#doremi]]や[[【ジョバンニスコール】]]で出番を貰っていた。

[[新章デュエル・マスターズ環境]]では[[【赤単ブランド】]]に刺さる札として利用されることもあったが、[[【ジョーカーズ】]]、[[【白緑メタリカ】]]のような[[ウィニー]]中心のデッキ、[[【緑単ループ】]]のような無限マナブーストによりこのカードの能力を避けるデッキなど、[[刺さる]]対面と[[腐る]]対面にはっきり分かれるようになった。

[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]登場以降は基本的には5枚目以降の《奇石 ミクセル》として運用され、[[双極篇環境]]における[[【赤白“轟轟轟”ブランド】]]や[[【サザン・ルネッサンス】]]などでは《奇石 ミクセル》と同時に採用されていた。

[[【白青黒超次元】]]の場合はブロッカーで[[【速攻】]]に対処できること、完全に手札を枯らせていれば呪文をロックする必要がそもそもないこと、[[《ヴォルグ・サンダー》]]プランの場合は[[1ショットキル]]を行わないことから、依然としてこちらが採用されることもあったが、[[超天篇環境]]における[[《ヴォルグ・サンダー》]]の[[殿堂入り]]及び[[プレミアム殿堂]]によって[[ライブラリアウト]]戦略ができなくなったため、それ以降は事情が異なっていくか。少しずつ環境に3000火力の相対数が増え、《奇石 ミクセル》に対する優位性が薄まっていった。

-[[殿堂ゼロデュエル]]においては[[【キクチパトロール】]]に採用される。[[コンボ]]が決まれば[[手札誘発]]以外の[[防御札]]と[[ブロッカー]]以外では[[ワンショット]]を止められない上に[[殿堂レギュレーション]]と異なり手札誘発の防御札が殆ど通用しない環境でそれらを見掛けづらいためである。

**他のカード・デッキとの相性 [#u0ced4bb]
-[[【サザン・ルネッサンス】]]が[[マナ]]を伸ばすデッキである[[【モルト NEXT】]]とかち合った場合、この[[カード]]は積極的に[[ビートダウン]]しつつ[[《熱血龍 バトクロス・バトル》]]や[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]などによる[[効果バトル]]を躱す手段としての役割が強くなる。そんな中では、無理に2ターン目に早出しせずに打点となる[[ウィニー]]を並べるのを優先することが重要。

-性質上[[ランデス]]戦略との相性がよく、[[【ジョバンニスコール】]]を環境に押し上げる一つの要因となった。

-先述の通り[[マナ進化]]が山札送還の対象となりうる他、[[シンパシー]]等の[[コスト軽減]]、[[S・トリガー]]や[[G・ゼロ]]といった[[コスト踏み倒し]]など、正規の[[マナコスト]]を支払って出てくることの少ない[[クリーチャー]]を扱う上では注意が要る。特に[[《伝説の正体 ギュウジン丸》]]等の場合、不正をしていなくとも無条件で強制送還されてしまう。[[フレーバーテキスト]]では「[[不正>コスト踏み倒し]]は許さない!」と豪語する彼だが、正規コストを支払っているのに強制送還されてしまう冤罪も多いのではなかろうか。

**その他 [#vae902e2]
//-その強力な効果によってシングルカード市場では高額で取引され、[[革命編]]、[[革命ファイナル]]において登場した[[侵略]]と[[革命チェンジ]]という強力なコスト踏み倒しギミックへのメタとして需要はさらに高まっていった。[[DMX-26]]にて待望の[[再録]]を果たすも、[[フォイル]]枠であった上に[[ブースターパック]]自体が早々に品薄になるほどの人気を博したため、価格の高止まりは続いた。ゲーム終盤でも腐りにくい[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]の登場と、[[超天篇]]の[[DMEX-07]]での再録によって、ようやく価格も落ち着きを見せている。

-[[DMRP-01]]では、[[《異端流し オニカマス》]]を意識してか、[[コスト軽減]]による正規召喚や[[召喚]]を伴う[[コスト踏み倒し]]が多数収録されている。その分《制御の翼 オリオティス》がさらに刺さりやすくなっている。

-名前の由来はオリオン座から。

***「[[不正]]」という俗称について [#dishonest]
-あからさまなコスト踏み倒し・コスト軽減へのメタ能力に加え、フレーバーテキストの「不正は許さない!」から、デュエマプレイヤーに「コスト踏み倒し=不正」という概念を誕生させた張本人である。

-このカードの存在から、マナにあるカードの枚数より大きいコストのカードを使うことを「不正」と呼ぶ者がいる。特に、侵略や革命チェンジなどの高速環境でそう呼ばれることが多かった。''言うまでもないが、ルール上の不正とは全く関係がない。ネタを知らないプレイヤーもいるので、ネタでこの言葉を使うときは、きちんと相手がネタを理解していることを確認すべきである。相手に言いがかりをつけられたと勘違いされてトラブルになりかねないので注意。''

-コスト踏み倒しのことを「不正」あるいはそれに類するものとして扱っているカードの例
--[[《オリオティス・ジャッジ》]]……「'''%%%不正%%%は許さない! ---制御の翼 オリオティス'''」
--[[《異端流し オニカマス》]]……「'''我が異端流しの魔術は、%%%不正%%%を審問する魔術。...そう、貴様のようなやつを追い返すための術であるよ。 ---異端流し オニカマス'''」
--[[《ポクチンちん》]]……「'''%%%ルール違反%%%は正座の刑! 墓地のカードを成仏させる念仏を、じっくり聞かせてやるチ〜ン。 ― ポクチンちん'''」
--[[《赤攻銀 ハムラービ/ハムラティス・ジャッジ》]]……「'''%%%不正%%%は許さない! ……私以外は。'''」

-この言葉に対応して、[[マナ進化]]などで正規コストを支払って出したクリーチャーを[[除去]]することを「冤罪」と呼ぶこともある。[[《オリオティス・ジャッジ》]]はマナをジャストで支払ったクリーチャーでも除去できるため、冤罪ネタが使われている。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#k38e394c]
[[DMPP-22]]で実装。

マナゾーンから複数のクリーチャーの踏み倒しは、出す予定のカードをすべて[[保留状態]]にしてから1枚ずつ出していく。
保留状態になったマナゾーンのカードは最大マナではなくなるため、《制御の翼 オリオティス》に有利な数え方で不正を裁いていく。

#region2(対応済みの不具合){{

過去のバージョンでは間違った最大マナの数え方で不正を裁いていた。現在は修正済み。

>●対戦相手の《制御の翼 オリオティス》がバトルゾーンにある状況で、自分が《「必勝」の頂 カイザー「刃鬼」》の「召喚によってバトルゾーンに出た時」の効果で複数のハンターをマナゾーンからバトルゾーンに出した場合、対戦相手の《制御の翼 オリオティス》の「相手が、自身の最大マナよりコストの大きいクリーチャーをバトルゾーンに出した時」の効果の「最大マナ」に正しくない値が参照されている場合がある。
}}

-このクリーチャーを召喚以外で出した際のボイスは「''まともにやりなさい!''」。[[名目コスト]]を守らないのは[[コスト踏み倒し]]につきものということで、セルフツッコミをしている形となる。
--ただしコスト2という軽さから、[[《湧水の光陣》]]や[[《トロワ・チャージャー》]]など最軽量級の踏み倒しカードを使っても『不正』になってくれることは難しい。実戦で起こりうるとしたら、[[《レッド・ABYTHEN・カイザー》]]のオール[[ランデス]]をくらった後に、既に場に出していた[[《聖霊龍王 アガピトス》]]の[[アタックトリガー]]で踏み倒した場合などになるか。
対人戦では現実的ではないが、[[《怨念怪人ギャスカ》]]で最大マナが1枚を維持して[[墓地肥やし]]し、[[S・トリガー]]の[[《インフェルノ・サイン》]]など[[リアニメイト]]で《制御の翼 オリオティス》が呼び出されたら、「まともにやりなさい!」と言いながら自身を『不正』で出している状況を作れる。

**関連カード [#z02d5ce8]
-[[《オリオティス・ジャッジ》]]
-[[《獣軍隊 ヤドック》]]
-[[《奇石 オリオン》]]
-[[《奇石 ミクセル/ジャミング・チャフ》]]
-[[《天翼 クリティブ-1》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#va4e8e68]
-[[DMR-15]]、[[DMPP-22]]&br;'''[[不正>コスト踏み倒し]]は許さない! ---制御の翼 オリオティス'''
-[[DMX-26]]&br;'''[[エバーラスト>《天命王 エバーラスト》]]の魂が解放された後、[[ローズ>《龍覇 エバーローズ》]]は、[[アリエース>《龍覇 アリエース》]]とともに新たな[[光]][[文明]]の正義の定義を求める旅へ出た。'''

**収録セット [#y6b78987]
***[[デュエル・マスターズ]] [#j8d35466]
-illus.[[Tonbi Aburaya]]
--[[DMR-15 「ドラゴン・サーガ 第3章 双剣オウギンガ」>DMR-15]](7/55)
--[[DMX-26 「ファイナル・メモリアル・パック 〜DS・Rev・RevF編〜」>DMX-26]](15/54)
--[[DMEX-07 「必殺!!マキシマム・ザ・マスターパック」>DMEX-07]](9/48)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#tc1e32c0]
-CV:[[渡辺紘]]
-illus.[[Tonbi Aburaya]]
--[[DMPP-22 「龍解紅蓮伝 -BEGINNING SAGA-」>DMPP-22]]

**参考 [#p15ab65e]
-[[ジャスティス・ウイング]]
-[[ブロッカー]]
-[[攻撃できない]]
-[[コスト踏み倒しメタ]]
-[[山札送り]]
-[[不正]]
-[[DASHゴールデンリスト]]

&tag(クリーチャー,光文明,白単,単色,コスト2,ジャスティス・ウイング,パワー2500,パワーの最後の三桁が「500」,ブロッカー,攻撃制限,相手プレイヤーを攻撃できない,コスト踏み倒しメタ,cip付与 (相手),除去,単体除去,山札送り,単体山札送り,R,レア,Tonbi Aburaya,クリーチャー (デュエプレ),光文明 (デュエプレ),白単 (デュエプレ),単色 (デュエプレ),コスト2 (デュエプレ),ジャスティス・ウイング (デュエプレ),パワー2500 (デュエプレ),パワーの最後の三桁が「500」 (デュエプレ),ブロッカー (デュエプレ),攻撃制限 (デュエプレ),相手プレイヤーを攻撃できない (デュエプレ),コスト踏み倒しメタ (デュエプレ),cip付与 (相手) (デュエプレ),除去 (デュエプレ),単体除去 (デュエプレ),山札送り (デュエプレ),単体山札送り (デュエプレ),R (デュエプレ),レア (デュエプレ),Tonbi Aburaya (デュエプレ));