#author("2024-01-12T18:03:23+09:00","","")
#author("2024-01-12T21:17:06+09:00","","")
*《&ruby(ぼうりゅうじへん){暴龍事変}; ガイグレン》 [#j811b9a3]

|暴龍事変 ガイグレン VIC 火文明 (9)|
|クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン/ヒューマノイド爆/ドラグナー 11000+|
|スピードアタッカー|
|マナ武装 9:このクリーチャーが攻撃する時、自分のマナゾーンに火のカードが9枚以上あれば、そのターン、このクリーチャーをアンタップしてパワー+3000する。|
|W・ブレイカー|
|相手がこのクリーチャーを選んだ時、このクリーチャーのパワー以下のパワーを持つ相手のクリーチャーをすべて破壊する。|

[[DMR-14]]で登場した[[ビクトリー]]を持つ[[ガイアール・コマンド・ドラゴン]]/[[ヒューマノイド爆]]/[[ドラグナー]]。

[[《龍覇 グレンモルト》]]が[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]に取り込まれた姿であり、そのためか《ガイギンガ》に似た能力を持っている。

なんと言ってもこのクリーチャーの目玉は、[[マナ武装]]9によって[[無限アタッカー]]になるという点。

相手からすれば即座に除去したいところだが、[[《デーモン・ハンド》]]や[[《アクア・サーファー》]]などで選ぼうとすると、このクリーチャーのパワー以下のクリーチャーを全て[[破壊]]されてしまう。
さらに[[攻撃]]する度に[[パンプアップ]]されていくため、どんどん[[除去]]の範囲が広がっていく。
その名のごとく、1度バトルゾーンに出ると強引に暴れ回り場を荒らす非常に厄介な能力となっている。

最大の問題は[[マナ武装]]9であるという点。[[マナブースト]]が決して得意ではない[[火]]だけで9マナを確保する頃にはゲームが決着している可能性がある。
[[マナ武装]]を達成していなければpigで全体除去を放つ[[スピードアタッカー]]、[[パワー]]11000、[[W・ブレイカー]]という準バニラ並の能力しかもたないため、[[コストパフォーマンス]]が悪い。やはり使うのであれば[[マナ武装]]を活かしたいところ。

この問題を解決する方法はいくつかある。
まずは[[赤単]]にして[[《勝負だ!チャージャー》]]などの3コストの[[チャージャー]]呪文を多く投入して連打するという方法。
公式サイトに上げられている動画でもこの方法が用いられている。
単色デッキだと[[《爆炎シューター マッカラン》]]や[[《天守閣 龍王武陣》]]などの除去を利用でき、後者に関してはこのカードを持ってこれるため、十分時間を稼ぐことはできるだろう。

次は[[【薫風武装】]]に入れる方法。
[[《薫風妖精コートニー》]]などでマナを全文明にして、[[《フェアリー・ミラクル》]]などの優秀なマナブーストを用いて[[マナ武装]]9を達成する。
この場合は他の文明の[[マナ武装]]と併用できる点でも優れている。
特に[[《理英雄 デカルトQ》]]は5枚ドローでこのクリーチャーを持ってこれ、シールドにカードを仕込めるので相性の良いカードである。

最後は[[【連ドラ】]]を火文明寄りにするという方法。
[[【連ドラ】]]に入れる大型は火文明が多い上、他の文明も[[《偽りの王 ヴィルヘルム》]]といった多色カードで補完できる上、主なマナブーストに火との多色である[[《メンデルスゾーン》]]や火文明を置けば連続して使える[[《フェアリーの火の子祭》]]などあり意外にも《ガイグレン》 の[[マナ武装]]は達成しやすい。

ただし[[《ミステリー・キューブ》]]や[[《超天星バルガライゾウ》]]のような踏み倒しに関しては優先度が下がる。

条件は少々厳しいが、出せば即決着を付けられるだけの[[カードパワー]]を持っている強力なカードである。ロマンとヒーロー性は光るので、ぜひとも上手く使いこなしたい。
[[DMD-20]]の発売以降[[【準赤単】]]が強化され、将来性も高いのでこのカードの使い勝手も少しずつ良くなってきている。

[[【赤単】>赤単]]や[[【準赤単】]]であれば十分[[マナ武装]]を狙えるようになったものの、それでも[[マナ武装]]9という条件は重い。その為、このカードは1,2枚入れ、サブフィニッシャーにする立場に落ち着いている。やや運が絡む[[《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]よりも安全にフィニッシュを決められることも多い。

**ルール [#f340ddfa]
-このカードが登場した当初は[[《朱雀神ガリョウ》]]と同じ[[ルール]]だと解釈されていた。つまり、[[《デーモン・ハンド》]]などで[[除去]]されると[[バトルゾーン]]から離れてしまい、[[パワー]]を参照できないことになり、[[全体除去]]は成立しないことになっていた。しかし即座に修正され、選ばれた時点での[[パワー]]を参照し[[全体除去]]を発動できるようになった。のちに引っ張られる形で[[《朱雀神ガリョウ》]]の[[エラッタ]]が公表された。

**環境において [#ea9cd865]
当初は[[【準赤単】]]の概念がなかったため[[ドラゴン・サーガ]]に登場した[[火]]の[[フィニッシャー]]の中でも底辺を争う評価であったが、[[DMD-20]]で相性の良い防御札やデッキの潤滑油を手に入れ、実用レベルにはなった。

だが活躍と言うべき使用実績は[[超天篇環境]]あたりになってからであり、ようやくこのカードを採用したデッキの[[チャンピオンシップ]]4位入賞がポツポツと報告されるようになった。
この時期には[[《決闘者・チャージャー》>《ボルシャック・ドラゴン/決闘者・チャージャー》]]で[[《ボルシャック・ドギラゴン》]]をかき集めやすくなったおかげで9マナ貯まるまで凌ぎやすくなり、環境に単体[[除去]]が多いため除去[[耐性]]を活かしやすくなった。[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]の[[ニンジャ・ストライク]]を何回使われようと[[S・トリガー]]で[[除去]]が捲れない限り無限攻撃は続くのである。単純に[[双極篇]]までより[[環境]]が低速化したのも活躍の要因としては大きい。[[アタックトリガー]]1回で[[《ドンジャングルS7》]]に[[バトル]]で勝てる[[パワー]]になるのも環境的に強い。
環境的にこのカードの持ち主のターン中に安全に処理できる札が[[【5色蒼龍】]]に入る[[《蒼龍の大地》]]から出せる[[《ドキンダム・アポカリプス》]]など限られているが、それでも[[【チェンジザドンジャングル】]]あたりには折角選ばれた時の能力で相手の盤面を一掃しても[[《ドンジャングルS7》]]1枚でリソースを回復されてしまうことも少なくなく、それほど圧倒的なフィニッシャーとも言い切れない。

その活躍は[[DMRP-11]]期に[[ミッツァイル・マスターズ]]と揶揄される超高速環境となると共に終息し、9マナという重さでは環境に太刀打ちできなくなった。

[[DMSD-19]]期開始前になると、[[《切札勝太&カツキング -熱血の物語-》]]、[[《ボルシャック・サイバーエクス》]]、[[《斬龍電融 オロチリュウセイ》]]を採用した[[青赤緑]]型の[[【モルト NEXT】]]に2枚投入され、そちらが[[チャンピオンシップ]]([[リモートデュエマ]])3位入賞を果たした。

**その他 [#m93c06de]
-[[ドラゴン・サーガ]]で3種族を持つカードはこのカードが初。また、[[ドラグナー]]でありながら、[[ドラグハート]]を出す能力を一切持たないカードである。

-シークレットカードが2種類存在する。1つはイラストが全体的に黒くなり、大きく「暴走」の文字が書かれた[[Dramatic Card]]風のカード。もう1つは[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]の時にもあったような全体が金色のカード。

-選ばれる事で[[火力]]を放つ[[クリーチャー]]は他に[[《朱雀神ガリョウ》]]が存在する。あちらと同じく選ばれた時点での[[パワー]]を参照するので、例えば1回[[攻撃]]した後で[[破壊]]されると、[[パワー]]14000以下の[[クリーチャー]]を全滅させられる。

-[[背景ストーリー]]上ではガイグレンは[[グレンモルト>《龍覇 グレンモルト》]]が[[ガイギンガ>《熱血星龍 ガイギンガ》]]に取り込まれ誕生したが、その力を暴走させて味方を巻き込み大暴れする顛末となった。
--[[藤異秀明>Hideaki Fujii]]氏による[[背景ストーリー]]漫画では[[父親>《暴君の悪魔龍 デストロキール》]]を目の前で殺された[[グレンモルト>《龍覇 グレンモルト》]]が怒りの感情で逆に[[ガイギンガ>《熱血星龍 ガイギンガ》]]を吸収した事で誕生。[[グレンモルトの父親>《暴君の悪魔龍 デストロキール》]]を殺した[[ドラグナー]]の男の力を上回っており、[[ドラグナー]]の男の上半身を一瞬で消し飛ばした。
--[[デュエチューブ]]の動画によれば、下の名前にあたる「モルト」ではなく苗字の「グレン」が使われているのは、[[父親>《暴君の悪魔龍 デストロキール》]]同様に[[ドラゴン]]に取り込まれてしまった、グレン家の呪いのようなものらしい。そしてその後に[[王>《二刀龍覇 グレンモルト「王」》]]を超えてその呪いを断ち切った姿が、名前に「グレン」を含まない[[《超戦龍覇 モルト NEXT》]]である。

-アニメおよび漫画「VS」では[[切札 勝太]]が使用。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#y9826c65]

|暴龍事変 ガイグレン SR 火文明 (9)|
|クリーチャー:ガイアール・コマンド・ドラゴン/ヒューマノイド爆/ドラグナー 11000+|
|スピードアタッカー|
|W・ブレイカー|
|マナ武装 7:攻撃する時、自分のマナゾーンに火のカードが7枚以上あれば、このクリーチャーをアンタップし、そのターン、パワー+3000する。|
|相手がこのクリーチャーを選んだ時、このクリーチャーのパワー以下のパワーを持つ相手のクリーチャーをすべて破壊する。|

[[DMPP-23]]で実装。[[スーパーレア]]になった。それに伴って[[ビクトリーアイコン]]を失っている。

[[マナ武装]]の条件が9から7に緩和され[[《怒英雄 ガイムソウ》]]等で踏み倒した場合でも条件を満たしやすくなった。一方、[[ビクトリーアイコン]]がないことで[[《希望の絆 鬼修羅》]]の踏み倒し・サーチ対象から外れている弱体化もある。(ただしサーチから外れる点は[[探索]][[濁り]]避けに利用できる。)

単にゲームに勝つだけなら[[《二刀龍覇 グレンモルト「王」》]]でも十二分の性能を持っているが、[[《怒英雄 ガイムソウ》]]が絡まない場合にコスト9とコスト10による1ターンの差が明暗を分けたり、両方採用してフィニッシュ手段を5枚以上確保するなどの理由で《暴龍事変 ガイグレン》が活躍するデッキも少なくなかった。

[[【モルト「王」】>【モルト「王」】 (デュエプレ)]]では[[【ヘブンズ・ゲート】>【ヘブンズ・ゲート】 (デュエプレ)]]対策としても貢献している。NDのそれには被害を出さず《ガイグレン》に対処する方法がほぼない。数少ない方法は、[[《不敗英雄 ヴァルハラ・グランデ》]]の[[敗北回避]]能力で攻撃を受け止めるか、《ガイグレン》のために[[オールタップ]]呪文を採用するかぐらい。
非[[ターン・プレイヤー]]側が[[《護英雄 シール・ド・レイユ》]]を出しても「選んだ時」の被害を回避できない。先に選ぶ[[シールド送り]]→[[ターン・プレイヤー]]の「選んだ時」の誘発→[[破壊されない]]付与という順番になり、《シール・ド・レイユ》を残すことができない。

**関連カード [#oc58c14d]
-''Prev''
--[[《龍覇 グレンモルト》]]

-''Next''
--[[《龍覇 グレンモルト「爆」》]]

-[[《熱血星龍 ガイギンガ》]]
-[[《暴龍警報》]]

-[[《不敗英雄 ヴァルハラ・グランデ》]]
-[[《朱雀神ガリョウ》]]
-[[《燃える革命 ドギラゴン》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#xa1ec524]
-[[DMPP-23]]&br;'''ドラグハートの力に取り込まれたモルトは、ガイグレンとなり暴走を開始。圧倒的な力で、敵も味方も次々と破壊していった。後に言う暴龍事変である。'''

**収録セット [#b41b1f1a]
***[[デュエル・マスターズ]] [#sdaf24b8]
-illus.[[lack]]
--[[DMR-14 「ドラゴン・サーガ 第2章 暴龍ガイグレン」>DMR-14]](V2/V2)
-illus.[[hatapug]]
--[[DMART-13 「神アート デュエマ×デュエプレ」>DMART-13]](5/6)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#b44c9fa2]
-CV:[[新井良平]]
-illus.[[lack]]
--[[DMPP-23 「双剣王凱旋 -DRAGHEART SOLUTION-」>DMPP-23]]

**参考 [#d97185d2]
-[[ガイアール・コマンド・ドラゴン]]
-[[ヒューマノイド爆]]
-[[ドラグナー]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[アタックトリガー]]
-[[マナ武装]]
-[[無限アタッカー]]
-[[パンプアップ]]
-[[無限アタッカー]]
-[[W・ブレイカー]]
-[[火力]]
-[[全体除去]]
-[[アンタッチャブル]]

-[[ビクトリー]]
-[[シークレットカード]]

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