#author("2023-07-28T22:16:13+09:00","","")
#author("2023-11-01T17:23:56+09:00","","")
*《&ruby(ざんぎゃくはおう){残虐覇王};デスカール/ロスト・ソウル》 [#s062b370]

|残虐覇王デスカール P 闇文明 (8)|
|クリーチャー:ダークロード 4000|
|このクリーチャーで攻撃するかわりに、タップして次のTT能力を使ってもよい。|
|TT−相手の手札から2枚見ないで選び、捨てさせる。|
//さすがにマーク効果のアイコン部分だけを太字にする必要はないかと
|BGCOLOR(#ccd):|
|ロスト・ソウル P 闇文明 (7)|
|呪文|
|相手は自身の手札をすべて捨てる。|

[[DMEX-04]]で登場した[[闇]]の[[ダークロード]][[ツインパクト]]。
[[《残虐覇王デスカール》]]と[[《ロスト・ソウル》]]が融合して[[ツインパクト化]]した[[カード]]であり、両方とも元となった[[カード]]と同じ。

[[《ロスト・ソウル》]](および[[《残虐覇王デスカール》]])の入った[[デッキ]]にそれらと差し替える形で使われている。
後者はお世辞にも使いやすい[[カード]]ではないため、[[ハンデス]]の最上級[[呪文]]である[[《ロスト・ソウル》]]での運用が主体となる。

既存の[[カード]]を二つ組み合わせただけだが、単体の[[カード]]と比較すると、[[ツインパクト]]化したことにより格段に腐りにくくなっており、運用性もかなり向上している。

[[ツインパクト化]]して[[クリーチャー]]がついたことで、[[闇]][[文明]]お得意の[[サルベージ]]に対応するのは注目すべき。
[[《ロスト・ソウル》]]はその強力な効果故に相手の行動を大きく制限できるため、[[手札]]に握るだけで十分なプレッシャーは与えられる。それが[[手札]]に加えやすくなったのは嬉しいだろう。
同じく[[闇]][[文明]]お得意の[[墓地肥やし]]と合わせれば、大量[[墓地肥やし]]からの[[サルベージ]]よる疑似[[サーチ]]も可能。

[[《ロスト・ソウル》]]としての強みはそのままであり、相手の[[手札]]をすべて叩き落すことで[[今引き]]での戦いを強いることができる。[[コントロール]]軸の相手には大打撃であり、この[[カード]]が通ることがその[[ゲーム]]での勝利につながることも多々ある。

[[《残虐覇王デスカール》]]は単体ではネタにされがちではあるが、2枚目以降が腐りやすい[[《ロスト・ソウル》]]に[[クリーチャー]]としての選択肢が増えたのはありがたい。
[[高速化]]した[[環境]]ではあまり多くはないが、相手の[[手札]]をすべて叩き落した後であれば出せる状況もあるだろう。

この[[カード]]単体でも相手の[[手札]]をがら空きにした後、[[《残虐覇王デスカール》]]で引き続き相手の[[手札]]を牽制するという美しいムーブが可能。盤面が整っていなければ抜け出すのが難しい一手であり、[[マナカーブ]]も7→8と無駄がない。また、後に登場した[[《天上天下双極∞》]]を使えば、即座にこうした動きができる。

すでに[[手札]]がない相手に2枚以上ダブついてしまったら迷わず出していい。[[【ターボ】]]などでは[[《ロスト・ソウル》]]を大量に入れるため、腐りにくくなった恩恵も大きい。
一度[[バトルゾーン]]に出せばノーコストで毎ターン[[ハンデス]]でき、[[除去]]を挟まないと抜け出せないジリ貧の状況を作り出せる。

他の[[クリーチャー]]で[[シールド]]を[[ブレイク]]した後から[[ハンデス]]できるのも見逃せない。[[S・トリガー]]を踏む可能性はあるが、相手の[[手札]]を増やさずに[[シールド]]を減らしていける。

1発で相手をジリ貧にできるが、2枚目以降は腐りやすい[[《ロスト・ソウル》]]と、ジリ貧の相手には強気に出れるが、[[システムクリーチャー]]で[[除去]]に弱く、相手の[[手札]]が多い状況では効力が薄い[[《残虐覇王デスカール》]]、両者の欠点を見事に補い合っている。[[闇]][[文明]]らしい[[コントロール]]を[[プレイヤー]]に提供してくれる、非常に完成度の高い[[ツインパクト]]といえるだろう。

[[《ロスト・ソウル》]]目的だけでみても元の[[上位互換]]であり、[[ツインパクト]]化及び[[クリーチャー]]化した分より幅広い活躍が期待できるだろう。
知名度だけで[[環境]]には縁のなかった[[《残虐覇王デスカール》]]が、実際の[[環境]]でその名を聴くことになったというのもなかなか感慨深い。

これは他のリメイク型[[ツインパクト]]にもいえることだが、片面目的で使うにしても選択肢が増える分、元のカードより、よりプレイヤーの腕が発揮されるようになったといえる。実際の[[ゲーム]]ではうまく扱いたい。

**環境において [#fa320fff]
[[超天篇環境]]では[[【青黒緑シャコガイル】]]が主な居場所であり、偶に[[【5色ジョリー】]]でもその姿が見掛けられた。[[【青黒緑デッドダムド】]]でも若干重めの構築で使われることがあった。
[[王来篇環境]]では、[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]で唱えられるため、[[【5色コントロール】]]で採用されるケースがある。このシリーズにおける[[【5色コントロール】]]は[[リアニメイト]]を主流戦術とし、コスト8のクリーチャーも普通にリアニメイト範囲内に入る構築であるため、詠唱して墓地に落ちれば「無いよりマシな[[リアニメイト]]先」としてクリーチャー面が役立つようになった。

[[【赤緑ボルシャック】]]が環境に進出すると、相手の展開始動前に[[《ドラゴンズ・サイン》]]からの[[《龍風混成 ザーディクリカ》]]呼び出しによる4ターン目の早撃ちで対処できる札として評価されるようになった。それをアテに3枚投入する型の[[【5色グレンモルト】]]もそこそこ見られるようになった。2021年8月頃はチャンピオンシップ出場デッキの約半数が環境外のデッキという環境であったため、このカードの採用には[[地雷]]耐性を持たせるためという意味合いもあった。

[[《ロスト・Re:ソウル》]]が登場すると採用率が衰えたが、[[《超七極 Gio/巨大設計図》]]型の[[ビッグマナ]]の場合はそちらの[[呪文]]面で[[回収]]できる対象となる点、[[《灰燼と天門の儀式》]]などで[[リアニメイト]]や[[踏み倒し]]が出来る点で[[《ロスト・Re:ソウル》]]では替えが効かない。
**その他 [#eb458960]
-地味ながら[[システムクリーチャー]]の弱点である[[バウンス]]をある程度克服している。通常なら実に8[[コスト]]分の[[テンポ>テンポアドバンテージ]]ロスになりかねないが、[[《ロスト・ソウル》]]を[[手札]]に握っている状態も、結局相手の[[手札]]をけん制していることには変わりないからである。[[《残虐覇王デスカール》]]が即効性を得たと考えることも出来、改めて双方の相性の良さがうかがえる。

-種族が[[ダークロード]]なので依然として[[《大邪眼バルクライ王》]]との相性が良い。[[呪文]]面を使って[[墓地]]に置いた後、[[《大邪眼バルクライ王》]]の[[リアニメイト]]で[[墓地]]から[[《残虐覇王デスカール》]]の面を[[場>バトルゾーン]]に出せる。

-[[クリーチャー]]面の[[コスト]]が8なので、[[【8軸ガチロボ】]]との[[シナジー]]も考えられる。味方に[[スピードアタッカー]]を付与してもらえば、すぐにハンデスができる。

-[[新章デュエル・マスターズ]]以降で登場した初めての[[タップ能力]]持ち[[クリーチャー]]であり、[[ツインパクト]]としても[[タップ能力]]を持つのはこれが初。これまでのカードは白地に黒文字で[[能力]]が書かれていたが、この[[カード]]では見やすくするために白字で書かれている。その為、[[タップ能力]]の表記も黒から白に反転している。

-[[ツインパクト]]は設定上、[[呪文]]面は[[クリーチャー]]面が放つ必殺技のようなものとされている。このカードも例外ではなく、イラストでは[[《残虐覇王デスカール》]]が[[《ロスト・ソウル》]]を放っているのが見受けられる。後述するフレーバーテキストである「拳で語り合う」を再現しているのだろう。

-[[フレーバーテキスト]]では、[[ドラゴン]]や[[ゼニス]]はおろか、どんな相手とでも拳で語ると豪語している。拳=ハンド=[[手札]]と変換すれば、[[ハンデス]]=「拳で語り合う」と解釈できなくもない。なにも「『バトルゾーン』で語り合う」とは一言も言ってはおらず、しかも[[《ロスト・ソウル》]]側のイラストでは[[《残虐覇王デスカール》]]の拳が放電しているため、あながち間違いではないのかもしれない。しかし、パワーがどうしようもなく高く、かつ[[バトルゾーン]]から離れると[[特殊敗北]]する[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]と[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]とは、相手が[[ゲームに負けない>敗北回避能力]]状態でない限り、拳で殴り合う機会はないだろう。
-[[フレーバーテキスト]]では、[[ドラゴン]]や[[ゼニス]]はおろか、どんな相手とでも拳で語ると豪語している。拳=ハンド=[[手札]]と変換すれば、[[ハンデス]]=「拳で語り合う」と解釈できなくもない。なにも「『バトルゾーン』で語り合う」とは一言も言ってはおらず、しかも[[《ロスト・ソウル》]]側のイラストでは[[《残虐覇王デスカール》]]の拳が放電しているため、あながち間違いではないのかもしれない。しかし、パワーがどうしようもなく高く、かつ[[バトルゾーン]]から離れると[[特殊敗北]]する[[《伝説の禁断 ドキンダムX》]]と[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]とは、相手が[[ゲームに負けない>敗北回避]]状態でない限り、拳で殴り合う機会はないだろう。
--穿った見方だが、厳密には拳で「語り続ける」であって「語り合う」ではないため、相手が何であれ[[《残虐覇王デスカール》]]には関係ないのかもしれない。[[ハンデス]]は手札のカードタイプに関わらず作用するのも理由だろうか。

-アニメ「デュエル・マスターズ!!」23話では、[[闇の卵]]が[[ゼーロ]]戦でデッキに入れているのが確認できる。[[《大卍罪 ド・ラガンザーク 卍》]]にブレイクされたシールドの中にあり、[[《罪修羅ジャ悪ペンドラ》]]の能力によってすぐに手札から捨てられた。

**関連カード [#eb458960]
-[[《残虐覇王デスカール》]]
-[[《ロスト・ソウル》]]
-[[《覇王 スカール-1》]]

-[[《エミール・シオラン/怒髪の鎮魂打》]]
-[[《スケルトン・バイス》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#a522d216]
-[[DMEX-04]]&br;'''いつ何時誰とでも、[[拳>ハンデス]]で語り続ける!'''
-[[DMEX-16]]&br;'''[[バロム>《悪魔神バロムハデス》]]降臨までの時間を稼ぐために相手の[[手札]]を攻めろ!'''

**収録セット [#bbda5ca2]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[Eiji Kaneda]]/[[KISUKE]]
--[[DMEX-04 「夢の最&強!!ツインパクト超No.1パック」>DMEX-04]](12/75)
--[[DMEX-16 「20周年超感謝メモリアルパック 技の章 英雄戦略パーフェクト20」>DMEX-16]](39/100)

**参考 [#ecb7f2ce]
-[[ツインパクト]]
-[[ダークロード]]
-[[タップ能力]]
-[[ハンデス]]
-[[ランダムハンデス]]
-[[ツインパクト化]]

----
[[公式Q&A]]

-クリーチャー面の能力について

>Q.'''''《残虐覇王デスカール》'''''が、「次のターンのはじめまで攻撃もブロックもできない」状態になっているとき、タップ能力は使えますか?
A.使えません。タップ能力は攻撃の代わりに行うものなので、攻撃ができる状態でなければいけません。
[[引用元:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/31896]](2019.7.2) [[引用元2:https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa_old/38018]](過去のよくある質問より)

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