#author("2024-03-25T19:56:50+09:00","","")
#author("2024-03-25T19:57:26+09:00","","")
*《&ruby(ばくげきおとこ){爆撃男};》 [#l43c3acc]

|爆撃男 C 闇文明 (3)|
|クリーチャー:ヘドリアン 1000|
|このクリーチャーがどこからでも自分の墓地に置かれた時、相手のクリーチャーを1体選ぶ。そのターン、そのクリーチャーのパワーを-2000する。(パワー0以下のクリーチャーは破壊される)|

[[DMRP-03]]で登場した[[闇]]の[[ヘドリアン]]。

どこからでも[[墓地]]に置かれた時に相手の[[クリーチャー]]1体の[[パワー]]を-2000する[[能力]]を持つ。

通常は直接[[アドバンテージ]]を得られない[[墓地肥やし]]に[[除去]][[能力]]を与える[[カード]]。
[[パワー低下]]である事から[[汎用性]]が高く、同一[[ターン]]中に複数回[[墓地]]に置ければ、それなりの[[火力]]を放てる。2枚ならば4000ラインの[[《洗脳センノー》]]、[[《制御の翼 オリオティス》]]、[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]といった軽量[[メタ]][[クリーチャー]]のほとんどを[[除去]]できる。

[[墓地]]を経由する[[ループ]][[コンボ]]に組み込むだけで相手の[[クリーチャー]]を全滅させることもできる。[[コスト]]となるものが完全に不要で、しかも[[バトルゾーン]]に出す必要がないため、任意の[[カード]]を[[墓地]]から出し入れできる[[コンボ]]なら何でもよい。

相手の[[カード]]の[[効果]]で[[墓地]]に置かれても当然誘発するので、[[ハンデス]]等にも若干の[[耐性]]があると言える。
普通に[[召喚]]して使っても、[[除去]]威力が1000低い代わりに[[破壊]]されやすい[[《ドンバク・ボボボーン》]]であり、率先して戦えるかはともかく、睨みを効かせるには十分である。

ただし、[[能力]]は[[強制]]であることには注意が必要である。選ばれるか[[破壊]]されると能力を発動する[[クリーチャー]]を相手が出していても、一度[[墓地]]に置かれたら何が何でも選んで[[パワー低下]]させなければならない。
定番の[[《レッド・ABYTHEN・カイザー》]]などを相手にした場合は当然[[墓地肥やし]]を控える必要があるが、相手がこの[[カード]]を[[ハンデス]]等してきた場合は回避のしようがない。
時には悪い方に働く[[カード]]でもあるので、過信は禁物である。

**ルール [#p1c2b2f6]
「[[どこからでも]]」も参照。

-[[パワー低下]]は[[強制]]。

-[[バトルゾーン]]で[[トリガー]]する能力ではないため、[[《勝熱英雄 モモキング》]]などのクリーチャー指定のアンタッチャブルは無効([[2021年5月21日の単色クリーチャーのG・ストライクに関する公式Q&A>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39639/]]準拠)

**環境において [#s7b3bc66]
[[新章デュエル・マスターズ環境]]では[[《轟く侵略 レッドゾーン》]]系統のデッキ、[[【白緑メタリカ】]]、[[【ジョーカーズ】]]、[[【緑単ループ】]]など、場に残る必要がある軽量[[クリーチャー]]に初動を任せるケースが多く、刺さる場面が非常に多いため[[【墓地ソース】]]で大きく結果を残していた。

後攻でも2ターン目に[[《戦略のD・H アツト》]]で墓地を肥やしたついでに除去を放てるため、軽量のシステムクリーチャーを見るなら[[《学校男》]]を焦って投げつける必要もないということである。[[《異端流し オニカマス》]]のような[[アンタッチャブル]]には流石にノータッチだが、[[【墓地ソース】]]自体召喚がメインであり相手の[[《異端流し オニカマス》]]が腐りやすいので無視して[[ビートダウン]]を行えばよいだけのことであり、心配なら終盤に[[《暴走龍 5000GT》]]で退場させてしまうことができた。

ただ、[[【ロージアミラダンテ】]]や[[【モルト NEXT】]]など、[[ウィニー]]を一切使わないデッキに対しては大きく腐るため、そこは割り切りが必要であった。個々の[[カードパワー]]が非常に低い【墓地ソース】のデッキパワーをそれ以上下げたくないというプレイヤーからは比較的評価が低かった。

2018年7月14日の[[殿堂レギュレーション]]改訂によって[[《プラチナ・ワルスラS》]]が殿堂入りに指定されると【墓地ソース】は[[青黒赤]]構築が下火になり、それまで[[《一なる部隊 イワシン》]]と共に使われていたこのカードは不採用が目立つようになった。

だが、2018年12月初頭のチャンピオンシップを優勝した[[《貝獣 ヒラーガ》]]入りの【墓地ソース】が周知になると、[[青黒赤]]構築の【墓地ソース】が多少なれど復権。このカードも一度失いかけた立場が改善された。この頃には[[《貝獣 ヒラーガ》]]と合わせて[[【赤白“轟轟轟”ブランド】]]に採用される[[ウィニー]]に干渉する札としての性質を帯びるに至った。[[【チェンジザダンテ】]]に入るクリーチャーの多くがこれで1回[[パワー低下]]させてから[[《暴走龍 5000GT》]]を当てると処理できるラインにあるため、そういう意味でも再評価された。

[[DMEX-04]]期には終盤に1コストで[[召喚]]されては[[《デスマッチ・ビートル》]]をも溶かす[[《龍装鬼 オブザ08号》>《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》]]に比べて[[腐りやすい>腐る]]ことが浮き彫りになり、チャンピオンシップ4位以内入賞構築で2枚に抑えるケースも見られるようになった。

[[DMRP-12]]で[[《滅亡の起源 零無》]]/[[《零龍》]]と[[零龍星雲]]カードのセットが登場すると、[[《墓地の儀》]]のリンク時効果との複合でノー[[コスト]]にして[[パワー]]5000以下に対処できるという強みが生まれ、評価を持ち直した。

2022年11月下旬から[[【青黒緑DOOM・ドラゲリオン】>【超神星DOOM・ドラゲリオン】#h644ed23]]が[[オリジナル]]に急増すると、そちらのデッキのキーパーツである[[《黒神龍エンド・オブ・ザ・ワールド》]]での大量[[墓地肥やし]]のついでに[[除去]]を飛ばせるという事でそこそこ環境で見かけるようになった。

初期の[[【絶望神サガループ】]]ではコスト踏み倒しメタ対策として利用されていたが、後に掘り当てさえすれば遥かに広い除去範囲を誇る[[《疾封怒闘 キューブリック》]]に立場を譲るようになった。

[[DM23-EX2]]期にはオリジナルの64チーム規模の3人1チーム戦チャンピオンシップ4位入賞チームの1人が、[[《堕∞魔 ヴォゲンム》]]で[[4枚積み]]のこれを落として[[コスト踏み倒しメタ]]を処理する型の[[【青黒魔導具】]]を使用していた。この頃の[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]の主力コスト踏み倒しメタである[[《キャディ・ビートル》]]のみに焦点を当てるなら1枚[[落ちる]]だけで十分である。
**その他 [#g93fb112]

-[[プレイ]]しなくても[[強制]]で[[効果]]が発動するという珍しい[[カード]]であり、処理を忘れてしまう可能性はかなり高い。使用の際は要注意。

-これがもし[[火力]]であれば、そもそも[[パワー]]2000超の[[クリーチャー]]は選ぶことができないため、[[《レッド・ABYTHEN・カイザー》]]などを回避することができる。唯一この点では[[火力]]に劣ると言える。

-[[《レッド・ABYTHEN・カイザー》]]を選んでしまった際は、[[マナゾーン]]にも《爆撃男》が2枚あれば、重ね掛けで[[《レッド・ABYTHEN・カイザー》]]を倒すことができるが、全[[ランデス]]の不利は覆らないだろう。

-[[闇]][[単色]]であることも利点としては大きい。[[【墓地ソース】]]の場合は[[《戦略のD・H アツト》]]、[[《【問2】ノロン⤴》]]などを[[召喚]]するための闇マナが必要だが、テンプレ構築だと墓地ソースに[[闇]][[単色]][[クリーチャー]]は5枚から10枚程度しかない。急に間に合わせでマナゾーンに闇マナを確保するのに都合が良く、いざとなったら[[墓地]]に落とすだけで能力を利用できるのはこの[[カード]]程度であろう。

-[[《勇愛の天秤》]]で捨てれば両方の[[モード]]を使用したのとほぼ同じ効果が得られる。

-過去にこの手の[[除去]][[カード]]は[[アウトレイジ]]の[[《沈黙の戦士 ダンプ・タンク》]]や[[《吸血男爵 シャドウ》]]がすでに登場していたが、前者は[[火力]]で威力が低く、後者は条件を満たして初めてこの[[カード]]と同じ[[効果]]を得られ、さらに[[召喚]]する際の[[コスト]]が高いなどの欠点があり、実用的な[[スペック]]ではなかった。

-[[イラストレーター]]は[[《飛行男》]]と同じく[[Iron Pot]]氏が担当。《飛行男》は翼に「殺」「死」と文字が書かれていたが、この[[クリーチャー]]には「減」と書かれている。また、尾翼には「4000」とあるが、関連は不明。[[イラスト]]のオーダー時には[[パワー]]を4000低下する[[能力]]だったのかもしれない。
--イラストがよく似た[[《獣面の銃弾》]]がパワーを4000低下する能力なので、それとの関連性があるのではないかとも思われる。

-[[DMEX-07]]版の[[カードイラスト]]は[[DMRP-03]]版と比べて無機質な印象が強い。

-アニメ「デュエル・マスターズ(2017)」では第44話で[[デュエル・ウォーリア]]として登場。真のデュエルの最中に逃亡するが[[キラ]]の[[《煌龍 サッヴァーク》]]に阻まれ、[[ダイレクトアタック]]を受けて敗北し消滅した。
-アニメ「デュエル・マスターズ(2017)」では第44話で[[デュエル・ウォーリア]]として登場。[[キラ]]との[[真のデュエル]]の最中に逃亡するが[[《煌龍 サッヴァーク》]]に阻まれ、[[ダイレクトアタック]]を受けて敗北し消滅した。

**戦績 [#t9c49a8a]
***アニメ「デュエルマスターズ(2017)」 [#e2af0bab]
-通算成績:1戦0勝1敗
|話数|対戦相手|勝敗|デッキ名|h
|44話|[[キラ]]|敗北|(不明)|

**関連カード [#q1034263]
-[[《飛行男》]]
-[[《妖魔賢樹フライ・ラブ》]]
-[[《吸血男爵 シャドウ》]]
-[[《刃の御家人 タチ・ウォー》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#r315e6d5]
-[[DMRP-03]]&br;'''[[ジャババ・ハット>《ジャババ・ハット》]]を始め、次々と[[デュエル・ウォーリア]]が消滅させられていることを重く見た影の者達は、外の世界へ行くことを禁止し、[[プランDG>《プランDG》]]の正体を探るべく天空城へ凶鬼の大群を送り込んだ。'''
-[[DMEX-07]]&br;'''虚無の象徴として、あらゆる存在を消し去る魔空間、[[龍頭星雲]]……再び[[クリーチャー]]世界を滅亡させる為に現れた[[龍頭星雲>ドラゴンズ・ゼロ]]を打ち破るべく、[[マスター・ドラゴン]]が立ち向かう!'''
-[[DM23-EX2]]&br;'''[[《終焉の開闢》>《龍装鬼 オブザ08号/終焉の開闢》]]を唱え、[[墓地]]を3枚肥やすと《爆撃男》を回収した。対して[[《堕魔 グリペイジ》]]を[[召喚]]するが、これが《爆撃男》を引き抜いてしまい、《堕魔 グリペイジ》は[[破壊]]されてしまう。 ― [[超CS]]Ⅱ 決勝第2回戦より'''


**収録セット [#t9cfc276]
//***[[デュエル・マスターズ]]
//デュエル・マスターズ プレイスで実装された場合は上のコメントアウトを外して、下部にデュエル・マスターズ プレイスの収録情報を追記してください。
-illus.[[IronPot]]
--[[DMRP-03 「デュエル・マスターズ 新3弾 気分J・O・E×2 メラ冒険!!」>DMRP-03]](75/93)
--[[DM23-EX2 「頂上決戦!!デュエキングMAX2023」>DM23-EX2]](96/112)
-illus.[[MISAWA_K]]
--[[DMEX-07 「必殺!!マキシマム・ザ・マスターパック」>DMEX-07]](38/48)

**参考 [#m73ed543]
-[[ヘドリアン]]
-[[パワー低下]]

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