#author("2023-12-18T22:16:58+09:00","","")
#author("2023-12-28T12:08:45+09:00","","")
*《&ruby(がいあ){鎧亜};の&ruby(ほうこう){咆哮};キリュー・ジルヴェス》 [#v5fdcf97]

|鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス UC 闇/火/自然文明 (5)|
|クリーチャー:ロスト・クルセイダー 1000|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、そのターン、自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」と「スレイヤー」を与える。そのターン中、それらのクリーチャーが破壊される時、墓地に置くかわりに自分のマナゾーンに置く。|

[[DM-25]]で登場した[[闇]]/[[火]]/[[自然]]の[[ロスト・クルセイダー]]。

[[cip]][[能力]]により、自身も含めた自分の[[クリーチャー]]すべてに「[[スピードアタッカー]]」と「[[スレイヤー]]」を[[付与]]する。さらに、それらのクリーチャーが[[破壊]]される場合には[[置換効果]]で[[マナゾーン]]に置く。

3つの[[能力]]は各[[文明]]の特色をよく表しており、[[シナジー]]を形成している。
《キリュー・ジルヴェス》単体でも、[[スピードアタッカー]]で奇襲しながら[[殴り返し]]時に[[スレイヤー]]で相打ちを取り、[[置換効果]]で[[マナブースト]]できる。自身の[[バトルゾーン]]に[[クリーチャー]]が多ければ効力を増し、相手の[[タップ]]されている[[クリーチャー]]をことごとく相打ちに持ち込みつつ、大量の[[マナブースト]]が狙える。
相手の[[シールド]]に切り込むにしても、相手の[[シールド]]を割るか[[ブロッカー]]を道連れにするかのどちらかなので、高い[[ビートダウン]]性能を持つ。[[置換効果]]で[[マナゾーン]]に置く能力のおかげで、[[《地獄スクラッパー》]]等の[[S・トリガー]]を踏んでしまっても、総合的な[[ディスアドバンテージ]]を0にしてくれる。[[マナゾーン]]から展開できる[[デッキ]]なら、容易に盤面の立て直しが出来るだろう。

[[コントロール]]では[[ビートダウン]]への対抗策として、[[ビートダウン]]では[[スピードアタッカー]]付与による奇襲として、様々な[[デッキ]]に採用が検討出来る。接戦の時は、《キリュー・ジルヴェス》の作り出した数打点で勝負が決まることも少なくない。
[[自然]]を含む3色なので、序盤の[[マナ基盤]]としても優秀。

また、[[スピードアタッカー]]付与は[[cip]]による[[継続的効果]]であるのも大きな特徴。
[[《マイキーのペンチ》]]や[[《永遠のリュウセイ・カイザー》]]などの[[常在型能力]]と違い、本体が[[S・トリガー]]などで[[除去]]されても自軍の[[スピードアタッカー]]は失われず、ワンショット性能が高い。一方で、この[[カード]]よりも後に場に出たカードには[[スピードアタッカー]]が付与されない短所もある。

《キリュー・ジルヴェス》本体が5[[コスト]]と比較的手軽な「[[クリーチャー]]」であるのも見逃せない。
[[《サイバー・G・ホーガン》]]、[[《「命」の頂 グレイテスト・グレート》]]、[[《邪帝類五龍目 ドミティウス》]]、[[《ガチャンコ ガチロボ》]]といった[[コスト踏み倒し]]による大量展開で出すことが出来れば、[[スピードアタッカー]]付与で即座に[[攻撃]]に転じることが出来[[1ショットキル]]が狙える。
[[《神聖麒 シューゲイザー》]]や[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]の範囲にも対応しており、手軽に[[コスト踏み倒し]]して[[スピードアタッカー]]付与が出来る。
[[《母なる大地》]]や[[《母なる紋章》]]があった時代は、[[マナ基盤]]として[[マナゾーン]]に待機しつつ、それらを[[スピードアタッカー]]付与[[呪文]]の様に使うことが可能であった。

高い汎用性を持ちつつも、手軽に[[1ショットキル]]の可能性を作り出す強力な[[クリーチャー]]である。
尖った[[能力]]を持つものが多い[[ロスト・クルセイダー]]の中でも、特に優秀な1枚だろう。

**環境において [#z9306721]
評価が上昇するのは[[極神編環境]]終盤であり、[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]及び[[ヘヴィ・デス・メタル]]の[[メタ]][[カード]]として徐々に注目されるようになる。
[[《龍神ヘヴィ》]]/[[《龍神メタル》]]は[[リンク解除]]を盾にしつつ、自身に強制[[攻撃]]させて12000未満の[[クリーチャー]]をすべて[[破壊]]してしまう強力な[[フィニッシャー]]だったが、《キリュー・ジルヴェス》と他に適当な[[ウィニー]]があれば簡単に処理しつつ[[マナブースト]]の[[アドバンテージ]]まで得られる。[[スレイヤー]]によって仮に[[《龍神ヘヴィ》]]/[[《破壊神デス》]]/[[《龍神メタル》]]を完成され[[アンタッチャブル]]が付与されたとしても、《キリュー・ジルヴェス》は安易に処理できてしまう強烈な[[メタ]][[カード]]であった。

[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]は[[《聖鎧亜クイーン・アルカディアス》]]や[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]のセットで凶悪な[[ロック]]が出来るが、《キリュー・ジルヴェス》はそれらをすり抜けて[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]を処理することが出来る貴重な[[カード]]の1つであった。運用としては、[[ロック]]が出てくる前にあらかじめ[[シールド]]を十分に削っておくことで、[[《聖鎧亜キング・アルカディアス》]]に盤面処理の[[バトル]]を強要させて[[タップ]]させたり、[[多色]]の[[スピードアタッカー]]という点で[[ロック]]を無視した最後の一押しとして用いられた。

[[【グールジェネレイド】]]では[[《魔龍バベルギヌス》]]で[[リアニメイト]]することで、[[《黒神龍グールジェネレイド》]]を呼び出しつつ[[スピードアタッカー]]を付与できた。ただ、[[置換効果]]で[[マナゾーン]]に置いてしまうことと、事前に盤面に置いておくことも出来るため[[《マイキーのペンチ》]]もよく使われていた。

[[戦国編]]で[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]が登場すると、処理札としてさらに評価が上昇。
[[シールド・フォース]]を割るための特攻を[[マナブースト]]に置換した上で、[[ブロック]]した[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]を打ち取ることまで可能だった。

この頃には上記の要素に加え、単体でも[[除去]]札・[[マナブースト]]・詰めの一手に使える[[グッドスタッフ]]性や[[マナ基盤]]性能など、実力が幅広く知られるようになり、[[【5色フェアリー・ミラクル】]]や色の合う[[コントロール]]や[[グッドスタッフ]]に採用されるようになった。
[[《母なる大地》]]や[[《母なる紋章》]]で[[コスト踏み倒し]]し、手軽に[[スピードアタッカー]]付与する手段としてよく用いられた。

土壇場で高いポテンシャルを発揮する[[クリーチャー]]であり、小型の[[コントロール]]用[[ウィニー]]をそれなりに採用している[[デッキ]]であれば、それらを即席の打点に変換することで、[[ビートダウン]]ではない[[デッキ]]であっても強烈な[[ごり押し]]性能を持たせることが可能であった。
これは後半になると腐ってしまう[[ウィニー]]を用いて最後の一押しを作り出す点で非常に合理的であり、出すタイミングを逃してしまった[[クリーチャー]]達を打点として綺麗に吐き切れるため、[[グッドスタッフ]]性を持たせることにもつながった。

劣勢の状況でも無理やり[[シールド]]を削っておけば、上記の様に[[殴り返し]]に[[自爆特攻]]することで[[アドバンテージ]]差を埋めたり、そのまま詰め切る機会を生み出すことにつながるため、《キリュー・ジルヴェス》を数枚差すだけでも[[デッキ]]に攻撃的な[[プレイング]]の幅をもたせることが出来た。

2008年度ギャラクシーマスターレギュラークラスの優勝デッキ[[【カウンターバイケン】]]にも採用されており、決勝戦では激しい攻防の末、ダメ押しの一手としてラストを飾っている。

[[DM-32]]で[[《エンペラー・キリコ》]]が登場すると、専用[[デッキ]][[【エンペラー・キリコ】]]で採用された。
[[《エンペラー・キリコ》]]で[[コスト踏み倒し]]した[[クリーチャー]]に[[スピードアタッカー]]を付与して[[1ショットキル]]するために使われていたが、[[《母なる星域》]]登場後はSAの必要性が薄れ、同じ役割は[[《蒼狼の始祖アマテラス》]]からの[[《ダイヤモンド・ソード》]]が優先されるようになった。

[[覚醒編]]では[[サイキック・クリーチャー]]が登場し、またもや処理札として注目される。5,6ターン目には[[解除]]を盾に切り込んでくる[[覚醒]][[サイキック・クリーチャー]]を、[[ヘヴィ・デス・メタル]]と全く同じノウハウで処理することが可能であった。
ただし、[[《恐気の覚醒者ランブル・レクター》]]は[[バトル]]の[[置換効果]]によって[[スレイヤー]]を無効化してしまうため、《キリュー・ジルヴェス》では対策できなかった。

[[DM-36]]で[[《サイバー・G・ホーガン》]]が登場すると、専用[[デッキ]][[【サイバー・G・ホーガン】]]で採用された。
[[激流連鎖]]で捲ることが出来れば、[[《サイバー・G・ホーガン》]]自身や他の[[コスト踏み倒し]]した[[クリーチャー]]に[[スピードアタッカー]]を付与して一斉[[攻撃]]することが可能だった。
[[激流連鎖]]で捲ることが出来れば、[[《サイバー・G・ホーガン》]]自身や他の[[コスト踏み倒し]]した[[クリーチャー]]に[[スピードアタッカー]]を付与して一斉[[攻撃]]の起点となった。

[[DMR-10]]で[[《神聖麒 シューゲイザー》]]が登場すると、専用[[デッキ]][[【シューゲイザーワンショット】]]で採用された。
[[《神聖麒 シューゲイザー》]]と《キリュー・ジルヴェス》の相性は最高であり、この組み合わせて[[【シューゲイザーワンショット】]]は手軽かつ強烈な[[1ショットキル]]性能を持っていた。
[[エピソード3環境]]で暴れた結果、2014年5月24日付けで[[殿堂入り]]が決定した。

[[DMR-14]]で[[《邪帝類五龍目 ドミティウス》]]が登場すると、専用[[デッキ]][[【ドミティウス】]]で採用された。
[[《サイバー・G・ホーガン》]]と同じく、[[《邪帝類五龍目 ドミティウス》]]の効果で捲ることが出来れば、[[《邪帝類五龍目 ドミティウス》]]自身や他の[[コスト踏み倒し]]した[[クリーチャー]]に[[スピードアタッカー]]を付与して一斉[[攻撃]]することが可能だった。
[[《サイバー・G・ホーガン》]]と同じく、[[《邪帝類五龍目 ドミティウス》]]自身や共に[[コスト踏み倒し]]された[[クリーチャー]]に[[スピードアタッカー]]を付与して総[[攻撃]]をかけることができる。

[[DMX-18]]では[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]と[[《龍覇 イメン=ブーゴ》]]が登場。端的に言えば[[《神聖麒 シューゲイザー》]]と同じ動きが出来る。
[[DMX-18]]では[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]と[[《龍覇 イメン=ブーゴ》]]が登場。端的に言えば[[《神聖麒 シューゲイザー》]]と同じ動きが可能。
[[革命編環境]]における[[【緑単サソリス】]]では、[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]の[[コスト踏み倒し]]による[[スピードアタッカー]]付与として利用された。[[革命編環境]]終期になると[[【緑単サソリス】]]はループ型が主流となっていたが、[[S・トリガー]]の決して厚くない[[ミラーマッチ]]がそこそこ多かったためループせずに[[打点]]を並べてこれを使って[[ワンショット]]するだけでも案外何とかなることがままあった。

単体のスペックもかなりのものだが、[[《神聖麒 シューゲイザー》]]を始めとして[[殿堂入り]]以降の活躍には、[[コスト踏み倒し]]による[[スピードアタッカー]]付与とそれによる[[1ショットキル]]補助が絡んでいる。
同じく5[[コスト]][[クリーチャー]]で[[スピードアタッカー]]付与が出来る[[《E-GO55》]]も登場したものの、[[多色]]である事がデメリットにならない限り《キリュー・ジルヴェス》が優先されている。

近い時期に[[《次世代龍覇 グラッサ&タレット》]]という新たな5コストスピードアタッカー付与クリーチャーが登場し、これも良いカード止まりであった事などから、5コストの[[スピードアタッカー]]化手段として既に[[スペック]]が適正値に収まっていると判断されたか、2022年7月1日に[[殿堂解除]]。
その後カードプールが全体的に強化されるとあまり使われなくなり、新たな比較対象となる[[《次世代龍覇 グラッサ&タレット》]]も良いカード止まりであった事などから、2022年7月1日に[[殿堂解除]]された。5コストの[[スピードアタッカー]]化手段として既に[[スペック]]が適正値に収まっていると判断されたのだろう。

殿堂解除後の実績は現状は皆無。[[スピードアタッカー]][[付与]]手段としては、2コスト上だが[[呪文]][[ロック]]も出来る[[《覚醒連結 XXDDZ》]]が幅を利かせている。
殿堂解除後の環境での実績は特に見られない。[[スピードアタッカー]][[付与]]手段としては、2コスト上だが[[呪文]][[ロック]]も出来る[[《覚醒連結 XXDDZ》]]が幅を利かせている。

**ルール [#f14641f2]
-よく勘違いされがちだが、''この[[能力]]を[[解決]]した後に場に出た[[クリーチャー]]には、この[[能力]]は与えられない''。

-相手の[[《ローズ・キャッスル》]]などにより、場に出てすぐ[[破壊]]された場合でも、能力は[[解決]]できる。ただし、《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》自体は[[マナゾーン]]に置かれない。(2011.10.28正式回答)
--[[《ローズ・キャッスル》]]の[[常在型能力]]の[[パワー低下]]のほうが《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》の[[cip]]よりも優先して解決される。よって《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》の[[cip]]は[[解決]]できるが、《キリュー》自体は[[墓地]]に置かれている。
--[[《ローズ・キャッスル》]]の[[常在型能力]]の[[パワー低下]]のほうが《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》の[[cip]]よりも優先して処理されるため。よって《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》は先に破壊され、[[墓地]]に置かれた状態で[[cip]]を[[解決]]することになる。

**その他 [#d52d987b]
-[[【ジュラシック連鎖】]]に入れる手もある。[[《帝王類増殖目 トリプレックス》]]の[[cip]]で[[《連鎖庇護類 ジュラピ》]]とともに出してやれば[[1ショットキル]]も夢ではない。
-[[【ジュラシック連鎖】]]とも好相性。[[《帝王類増殖目 トリプレックス》]]の[[cip]]で[[《連鎖庇護類 ジュラピ》]]とともに出してやれば[[1ショットキル]]も夢ではない。この手の[[スピードアタッカー]]を付与するカードの中では[[自然]]文明を持つことが強みで、他にも[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]や[[《ナ・チュラルゴ・デンジャー》>《ナ・チュラルゴ・デンジャー/ナチュラル・トラップ》]]など、奇襲要因として引っ張り出せるカードは多い。

-[[スレイヤー]]付加として考えると、[[《母なる紋章》]]が使えたころは[[クロスギア]]の[[《イモータル・ブレード》]]よりも運用しやすかった。

-[[ヘヴィ・デス・メタル]]など[[G・リンク]]した[[ゴッド]]や、[[解除]]持ち[[サイキック・クリーチャー]]への[[メタ]][[カード]]となる。相手が[[タップ]]されていれば、これと[[攻撃]]が可能な[[クリーチャー]]を2、3体で全滅させることができる。

//-[[ヘヴィ・デス・メタル]]など[[G・リンク]]した[[ゴッド]]や、[[解除]]持ち[[サイキック・クリーチャー]]への[[メタ]][[カード]]となる。相手が[[タップ]]されていれば、これと[[攻撃]]が可能な[[クリーチャー]]を2、3体で全滅させることができる。
//同じ記述が上にあるため割愛
-大量展開からの[[1ショットキル]]を狙う[[デッキ]]の大敵[[《アポカリプス・デイ》]]にも耐性があるといえる。[[S・トリガー]]で全て[[破壊]]されたとしても[[マナ]]が一気に貯まるため展開力を損ないにくい。ただし、[[能力]]は[[強制]]のため、[[pig]]持ち[[クリーチャー]]が[[マナゾーン]]へ落ちてしまう事もあるので注意したい。

-[[イラスト]]は5つの目玉を備えた[[闇]]/[[火]]/[[自然]]に相当する色が塗られた円盤状の顔に、外套を纏った下半身の存在しない人間型という不気味な外見となっている。
その能力の強力さも含めて背景世界での立ち位置が気になる存在ではあるが、[[フレーバーテキスト]]は「怒りと嘆きと歓喜が混ざり合った」という抽象的な内容に終止しており、詳細な設定についてうかがえる材料は特に存在しない。
そのため未だに謎が多く残っており、結果として独特の存在感とインパクトの強さを持つクリーチャーとなっている。

-漫画「覇王伝ガチ!!」にて、[[大虎>赤星 大虎]]が[[ニニ]]戦で使用。[[《鋼の緑爪ギル・ルイテン》]]を[[スピードアタッカー]]に変え、一斉[[攻撃]]したが、「最後のアガキ」と[[《ボルカニック・アロー》]]で[[破壊]]された。また描写は無いものの、[[破壊]]された《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》は[[マナゾーン]]に置かれるため、[[《武者の超人》]]と[[《鋼の緑爪ギル・ルイテン》]]の[[スペース・チャージ]]能力の誘発条件を満たしてしまっている。
-漫画「覇王伝ガチ!!」にて、[[大虎>赤星 大虎]]が[[ニニ]]戦で使用。[[《鋼の緑爪ギル・ルイテン》]]を[[スピードアタッカー]]に変えて[[フィニッシャー]]となった。「最後のアガキ」と[[《ボルカニック・アロー》]]で[[破壊]]されたが、ゲーム自体は大虎の勝利に終わっている。また描写は無いものの、[[破壊]]された《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》は[[マナゾーン]]に置かれるため、[[《武者の超人》]]と[[《鋼の緑爪ギル・ルイテン》]]の[[スペース・チャージ]]能力の誘発条件を満たしてしまっている。

**[[デュエル・マスターズ プレイス]]では [#i1b6eabc]
***最新バージョンの性能 [#f5d29aa0]

|鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス R 闇/火/自然文明 (5)|
|クリーチャー:ロスト・クルセイダー 1000|
|バトルゾーンに出た時、そのターン、自分のクリーチャーすべてに「スレイヤー」と「スピードアタッカー」と「破壊される時、かわりにマナゾーンに置く」を与える。|

[[DMPP-08]]で実装。レアリティは[[レア]]に。
[[DMPP-20]]での再録に際し、TCG版と同じ能力に修正された。

-能力修正時には既に[[殿堂解除]]されているが、TCG版で[[殿堂入り]]を経験したカードを無調整で収録した上、[[殿堂入り]]の原因である[[《神聖麒 シューゲイザー》]]とのコンボをそのまま使用可能にするという思い切った措置が取られた。
--とはいえ、《ジルヴェス》実装時に比べれば、[[殿堂入り]]したカードを無調整で実装する例そのものは着実に増えている。[[《超次元ホワイトグリーン・ホール》]]など環境で大いに活躍しているものも多く、無調整どころかTCG版の[[上位互換]]になった[[《超次元ガロウズ・ホール》]]という例もある。

-基本的には上方修正と言えるが、変更後には出来なくなった挙動もいくつか存在する。
--攻撃中にパワーが上がらないので[[パワード・ブレイカー]]とのコンボができなくなった。
--[[pig]]を持つクリーチャーでも[[置換効果]]で[[マナゾーン]]に置かれてしまうため、[[自爆特攻]]で能力を発動できなくなった。
---ただし、確実に相打ちをとりつつ[[マナ]]を増やせるので、汎用的に[[自爆特攻]]を活かせるのはこちらである。特に、[[《神聖麒 シューゲイザー》]]と組み合わせ、《ジルヴェス》自身や[[《逆転王女プリン》]]などその他のコスト5以下を繰り返し利用する動きは強力。

-環境では、公式の想定通り[[DMPP-20]]には[[【シューゲイザー】>【シューゲイザー】 (デュエプレ)]]が組まれ活躍した。しかし、同環境で数が多い[[【アウトレイジ墓地ソース】>【アウトレイジ墓地ソース】 (デュエプレ)]]など、キルターンが[[《神聖麒 シューゲイザー》]]より短かったり、[[《終末の時計 ザ・クロック》]]で残り打点数に関係なく[[ワンショット]]を中断させられた場合が苦しいため、使用率は伸び悩んだ。また、【シューゲイザー】以外のデッキでは当時《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》は全くといっていいほど採用されなかった。
--[[DMPP-23]]以降は[[《邪帝類五龍目 ドミティウス》]]や[[《邪帝斧 ボアロアックス》]]などの[[ワンショット]]補助として【シューゲイザー】以外にも声がかかることが増えた。

***アップデート履歴 [#o813729a]
2021年2月18日に使用可能になってから、2023年5月25日実施のメンテナンスまでの826日間、以下のような性能だった。

|鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス R 闇/火/自然文明 (5)|
|クリーチャー:ロスト・クルセイダー 1000|
|バトルゾーンに出た時、そのターン、自分のクリーチャーすべてに「スピードアタッカー」と「パワーアタッカー+8000」と「バトルする時、バトルの後、このクリーチャーを破壊する。」を与える。|

強さの根源であった、[[cip]]で自軍全員[[スピードアタッカー]]という性能はそのままだが、後の2つは大きく弱体化している。

[[置換効果]]でマナゾーンに置かれる効果は完全に削除され、[[スレイヤー]]付与でパワー関係なく自爆特攻させる戦術は、[[パワーアタッカー]]+8000で勝てる範囲までしかできなくなった。
[[逆スレイヤー]]の付与により、[[パワーアタッカー]]でバトルに勝てても、攻撃したクリーチャーも必ず破壊されてしまう。

それ以上に相手にブロックされた場合は悲惨で、どれだけの大型で攻撃しても小型ブロッカー1体で簡単に除去されるようになってしまう。

総じて、相手がブロッカーを出していない状況でなら従来と同等の性質を保っているが、それ以外の汎用性は大きく損なわれた形となる。

変更がメリットになるのは[[パワード・ブレイカー]]を付与すればブレイク数を増やせる点だろう。
-[[《緑神龍ハルクーンベルガ》]]とこのクリーチャーだけでも相手のシールドを6つブレイクでき、攻撃できるクリーチャーがもう1体居れば[[ワンショット]]も成立しうる。ただし最初に[[《緑神龍ハルクーンベルガ》]]がブロックされて破壊されてしまっては元も子もないため、なんらかの下準備は必要となる。

-破壊を置換する効果がなくなり、[[逆スレイヤー]]のおかげで破壊されにくいクリーチャーでも破壊しやすくなったと考えることもできる。実際、公式ツイッターでも、強力な[[pig]]を持つ[[《霊翼の宝アルバトロス》]]の直前に《鎧亜の咆哮キリュー・ジルヴェス》が発表され、[[デザイナーズコンボ]]であることを暗に示している。
--TCG版と比べて置換効果を失った事で[[pig]]が発動できるため、[[《封魔魂具バジル》]]等と併用したい。また、軽量の[[ドラゴン・ゾンビ]]にこのカードを使い[[《神滅竜騎ガルザーク》]]、[[《ダーク・ルピア》]]、[[《黒神龍グールジェネレイド》]]といったカードのトリガーとする手もある。

**関連カード [#teb00108]
-[[《E-GO55》]]
-[[《次世代龍覇 グラッサ&タレット》]]
-[[《頂上龍覇 サソリス2nd/「ナチュラル、タイマン!」》]]

-[[《ジルヴェ鬼硫の巻》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#h7f349cb]
-[[DM-25]]、[[DMC-61]]、[[DMPP-08]]
'''[[怒り>火]]と[[嘆き>闇]]と[[歓喜>自然]]が混ざり合い、聞く者全てが戦慄する咆哮となる。'''
-[[プロモ>プロモーション・カード]](P17/Y6)
'''この一瞬に勝利の咆哮を上げよ!'''
-[[DMPP-20]]
'''咆哮せよ。怒りが、嘆きが、そして歓喜が、お前を呼んでいる。'''

**関連カード [#teb00108]
-[[《E-GO55》]]

-[[《ジルヴェ鬼硫の巻》]]
-[[《頂上龍覇 サソリス2nd/「ナチュラル、タイマン!」》]]

**収録セット [#dde5bcff]
***[[デュエル・マスターズ]] [#l743c487]
-illus.[[Koji Harada]]
--[[DM-25 「極神編 第2弾 人造神の創造(バイオレンス・クリエイター)」>DM-25]](35/55)
--[[DMC-61 「コロコロ・ドリーム・パック4(エターナル・ヘヴン)」>DMC-61]](59/94)
--[[DMX-08 「激熱!ガチンコBEST」>DMX-08]](24/37)
--[[DMX-22 「超ブラック・ボックス・パック」>DMX-22]](108b/???)
--[[DMBD-01 「クロニクル・レガシー・デッキ アルカディアス鎮魂歌」>DMBD-01]](14/16)
--[[DMEX-08 「謎のブラックボックスパック」>DMEX-08]](21/???)
--[[プロモーション・カード]](P17/Y6)

***[[デュエル・マスターズ プレイス]] [#p3762cc0]
-CV:[[梶川翔平]]
-illus.[[Koji Harada]]
--[[DMPP-08 「極神創世譚 -VIOLENCE FUSION-」>DMPP-08]]
-illus.[[douzen]]
--[[DMPP-20 「レイジ・オブ・インフィニティ -神人類光臨- 」>DMPP-20]]

**参考 [#r422db98]
-[[ロスト・クルセイダー]]
-[[タップイン]]
-[[cip]]
-[[ターン]]
-[[クリーチャー]]
-[[スピードアタッカー]]
-[[スレイヤー]]
-[[付与]]
-[[破壊置換効果]]
-[[マナゾーン]]
-[[黒赤緑]]
-[[殿堂入り]]
-[[【キリュー・ジルヴェスビート】]]
-[[【シューゲイザーワンショット】]] (TCG版)
-[[【シューゲイザー】 (デュエプレ)]]

&tag(クリーチャー,闇文明,火文明,自然文明,黒赤緑,3色,多色,コスト5,ロスト・クルセイダー,パワー1000,cip,スピードアタッカー付与,スレイヤー付与,破壊置換効果付与,自己マナ送り付与,マナブースト,・,UC,アンコモン,Koji Harada,殿堂解除,クリーチャー (デュエプレ),闇文明 (デュエプレ),火文明 (デュエプレ),自然文明 (デュエプレ),黒赤緑 (デュエプレ),3色 (デュエプレ),多色 (デュエプレ),コスト5 (デュエプレ),ロスト・クルセイダー (デュエプレ),パワー1000 (デュエプレ),cip (デュエプレ),スピードアタッカー付与 (デュエプレ),スレイヤー付与 (デュエプレ),破壊置換効果付与 (デュエプレ),自己マナ送り付与 (デュエプレ),R (デュエプレ),レア (デュエプレ),Koji Harada (デュエプレ),douzen (デュエプレ));