#author("2023-12-22T04:49:51+09:00","","")
#author("2024-01-30T13:27:25+09:00","","")
*《&ruby(ハックイーン){電脳の女王}; アリス/&ruby(プラチナ・ハッキング){不埒な再侵入};》 [#s7da3454]

|電脳の女王 アリス P 水文明 (3)|
|クリーチャー:アウトレイジMAX 3000|
|このクリーチャーが出た時、自分の山札の上から3枚を見る。そのうちの1枚を手札に加え、1枚を墓地に置き、残りの1枚を山札の上に置く。|
|BGCOLOR(#ccd):|
|不埒な再侵入 P 闇文明 (7)|
|呪文|
|''S・トリガー''|
|相手のクリーチャーを1体破壊する。|
|自分の山札の上から3枚を墓地に置いてもよい。|

[[DMBD-17]]で登場した[[水]]の[[アウトレイジMAX]]と[[闇]]の[[呪文]]の[[ツインパクト]]。

[[クリーチャー]]面は、[[cip]]で[[山札操作]]・[[手札補充]]・[[墓地肥やし]]を行う。
コスト的に見ると、[[マナブースト]]の代わりにデッキトップを固定するようになった[[《天災 デドダム》]]というべきか。

《デドダム》との最大の差は[[水]][[単色]]であることであり、安定して3ターン目に着地できるのがポイント。こちらの面だけを使う目的なら【青単】や[[【赤青覇道】]]にも入れられる点で汎用性に優れる。[[《無重力 ナイン》]]の[[G・ゼロ]]を達成できる点も見逃せない。
[[山札操作]]も侮れない効果であり、手札の質を高める他、[[ビビッドロー]]の発動や[[《無限皇 ジャッキー》]]などの[[コスト踏み倒し]]と非常に相性が良い。
その分、[[自然]]の[[マナ基盤]]にはならない他、[[マナ加速]]が出来ない、[[コマンド]]を持たない、等の点で一長一短。こちらは[[呪文]]面で受け札になることも意識したい。

[[呪文]]面は[[《デビル・ハンド》]]の[[相互互換]]。
クリーチャー参照が可能なものを使いたいなら、[[ツインパクト化]]の[[《骨折人形トロンボ/デビル・ハンド》]]がある。
[[ハンド]]の[[名称カテゴリ]]の有無や、水の[[マナ基盤]]になるという大きな違いがあるため、呪文側を重視して採用するならデッキ構成と要相談といったところ。

両面ともに[[墓地肥やし]]能力を持ち、更に[[ツインパクト]]の恩恵で呪文面を唱えつつ[[墓地]]の[[クリーチャー]]数を増やせる。
よって[[墓地]]の[[クリーチャー]]数を参照する[[【墓地ソース】]]とは極めて相性が良い。【墓地ソース】の初動3コストとしては墓地に落とせるカードの枚数が少ないのが気がかりなので、[[呪文]]面をメインとした防御札としての運用が主になるだろう。[[《戯具 ヴァイモデル》]]、[[《ツルハシ童子》]]などの防御と[[墓地肥やし]]を同時に行う[[S・トリガー]]と枠を争うことになる。こちらは上手く初動カードを引き込めなかった場合に[[クリーチャー]]面を無理なく[[手打ち]]できる点で優れる他、序盤に欲しい[[水]]マナを生み出せる点も差別化要素になる。

[[【ベンゾビートダウン】]]や[[【起源神】]]でも序盤のパーツ探しや[[暴発]]用として活躍が見込める。

呪文面が全く同じ能力である[[《デビル・ハンド》]]が[[【カリヤドネループ】]]に採用された実績を持つため、そちらにも適性がある。
[[クリーチャー]]面は自分の[[呪文]]が[[コスト加重]]効果を受けた時のとりあえずのアクションに使える。

[[クリーチャー]]面で[[リソース]]を稼いでから[[《白騎士の精霊HEAVEN・キッド》]]で[[シールド化]]して呪文面の[[S・トリガー]]での[[カウンター]]を構えることができるため、[[【白青黒退化】]]のパーツとしても優秀。

**ルール [#e7259534]
-[[手札]]に1枚加えた後、[[墓地]]に[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]を置こうとした時、墓地に置こうとする際に[[置換効果]]によって《悠久》と墓地にあるカードを山札に加えて[[シャッフル]]する。この時、[[山札の上]]に置く予定だったカードも一緒にシャッフルされる。((このクリーチャーの能力は[[コスト踏み倒し]]を行う能力ではないので、2021/10/22[[裁定変更>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/rulechange/31641]]の影響は受けない。))
-[[《デュエマの鬼!キクチ師範代》]]がいる時は、[[手札]]に1枚加えた後、墓地にカードを置こうとした時に、[[置換効果]]によって置こうとしたカードを山札に加えて[[シャッフル]]する。[[山札の上]]に置く予定だったカードも一緒にシャッフルされる。[[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39981]]
この時、[[墓地]]に置こうとしたカードは相手には見せない。[[参考>https://dm.takaratomy.co.jp/rule/qa/39569]]
//つまり、墓地に置こうとしたカードが[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]や[[《夜露死苦 キャロル》]]等であった場合、その[[置換効果]]は適用されない。
//↑もしそうだとしたら、場に《不敗のダイハード・リュウセイ》、手札に《一王二命三眼槍》がある時、《一王二命三眼槍》の敗北回避能力が使えないことになってしまう。

//-特に指定がなければ「表向きにされた山札のカードは元の位置に裏向きに戻す」というのがデュエル・マスターズ総合ゲームルールの大原則である。そのため「残りの1枚を山札の上に置く」という[[テキスト]]は本来必要の無いものである。分かりやすさを優先したか、同型のカードの記述に倣ったのだろう。
//↑省略している類例を挙げてください
//↑省略……?しているって書いてありますかね?実際には要らないけれど大抵のカードには書いてあるよね。って意味じゃないですかね?とりま類例は多分バルガアリタ(トップがコスト5以下の超獣、呪文じゃなかった場合)

-余談だが、もしもテキストが「自分の山札の上から3枚を見る。そのうちの1枚を手札に加え、1枚を墓地に置く。」と書かれていたとしても、処理は全く変わらない。「山札を順番を変えずに見る」効果は、その効果が終了した時点ですぐに山札の元の位置に裏向きで戻すという原則(総合ルール401.5.)があるからである。
--山札の一番上のカードの[[特性]]を参照するカードの場合、他に何も書かれていなければ、「そうでなければ、裏向きで[[山札の上]]にとどまる」処理を行うが、そういったテキストは省略される。
そうでない場合は、山札の上3枚をすぐに利用する[[《禁断機関 VV-8》]]、再録時に[[注釈文]]によって処理が明確化された[[《ザ・ユニバース・ゲート》]]ぐらいに限られる。
--山札の上数枚からカードを移動させる[[能力]]の大半は、残りのカードを[[山札の下]]に置く処理を行うため、それらのカードと異なる処理を行うことを明記する必要があるのである。
--同じようなテキストを持つカードの例として、例えば[[《シークレット・クロックタワー》]]がある。

**環境において [#w6e00e81]
登場から[[【カリヤドネループ】]]や[[【白青黒退化】]]などの[[墓地肥やし]]による[[カウンター]]を重視する[[デッキ]]に使われることがある。

登場直後、一瞬だけ[[テスタ・ロッサ]]軸の[[【墓地ソース】]]で使われていた。

[[DM22-EX1]]期の[[アドバンス]]では、これを採用した[[【クランヴィアデリート】]]が[[チャンピオンシップ]]準優勝を果たした。
登場直後、[[テスタ・ロッサ]]軸の[[【墓地ソース】]]で使われたり、[[DM22-EX1]]期の[[アドバンス]]では、これを採用した[[【クランヴィアデリート】]]が[[チャンピオンシップ]]準優勝を果たしたりした。
//《不夜城艦 クランヴィア》のcipの仕込みはホーブラと同じくシャッフル後だから山札操作札は意味ないはずだが?3コストで使えば疑似《シークレット・クロックタワー》、踏み倒しかSTで使えば疑似《デビル・ハンド》として使える二面性が理由?

クリーチャー側が[[《キユリのASMラジオ》]]での呼び出し範囲内であることから、一部の変則の型の[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]に使われることもある。
その後しばらくは[[《キユリのASMラジオ》]]との相性や、手打ちでも[[《天災 デドダム》]]に似た質の高い[[手札補充]]と[[墓地肥やし]]をこなせる受け札として評価され、[[【青黒緑CRYMAX ジャオウガ】]]や[[【青黒緑ゲンムエンペラー】>【青黒ゲンムエンペラー】#wec0d5d6]]に使われることもあったが、環境カードとは認識されていなかった。

しかし、[[DM23-RP4]]期に[[【青黒COMPLEXコントロール】]]が制作されると、[[《DARK MATERIAL COMPLEX》]]との相性の良さが評価され、[[【青黒COMPLEXコントロール】]]に4投されることが多くなり遂に環境入りを果たした。
具体的には、[[山札の上]]にカードを置く能力で[[《DARK MATERIAL COMPLEX》]]の下に入るカードをある程度選択できる上側と、[[S・トリガー]]を持っている単体除去として[[《DARK MATERIAL COMPLEX》]]のカウントを進めることが出来る下側の両方が評価され、当該デッキにおけるほぼ確定枠として扱われた。
[[DM23-BD4]]・[[DM23-BD5]]・[[DM23-BD6]]・[[DM23-BD7]]発売同日に行われた[[超CS]] in 福岡ではこのカードが4投された[[【青黒COMPLEXコントロール】]]を使用したプレイヤーが2人、TOP8(片方は4位)に入賞し、ついに大型大会での結果を残すこととなった。
**その他 [#q5428ae2]
-カード名の[[呪文]]面は「不埒な(''ふらちな'')」と「''プラチナ''」が掛かっており、さらに「プラチナ=白金(''はっきん'')」と「''ハッキン''グ」が、そして[[クリーチャー]]面の「ハッ''クイーン'' (Queen)」と「ハッ''キング'' (King)」が掛かっている。[[アウトレイジ]]らしい秀逸なネーミングである。

**関連カード [#qb746ee7]
-[[《電脳決壊の魔女 アリス》]]
-[[《電脳の女王 アリス》]]([[ゲームオリジナルカード]])

-[[《デビル・ハンド》]]
-[[《骨折人形トロンボ/デビル・ハンド》]]

**[[フレーバーテキスト]] [#ed028c2c]
-[[DMBD-17]]&br;'''その情報の対価は、アリスの命。'''

**収録セット [#q47bd1e6]
-illus.[[sarmat]]
--[[DMBD-17 「20th クロニクルデッキ 熱血!! アウトレイジ・ビクトリー」>DMBD-17]](7/14)

**参考 [#r61143d8]
-[[青黒]]
-[[ツインパクト]]
-[[アウトレイジMAX]]
-[[cip]]
-[[山札]]
-[[見る]]
-[[手札補充]]
-[[墓地肥やし]]
-[[山札操作]]
-[[S・トリガー]]
-[[破壊]]
-[[確定除去]]

&tag(ツインパクト,クリーチャー,水文明,青黒,2色,多色,コスト3,アウトレイジMAX,アウトレイジ,パワー3000,cip,サーチ,手札補充,墓地肥やし,山札操作,呪文,闇文明,コスト7,S・トリガー,除去,単体除去,確定除去,破壊,単体破壊,墓地肥やし,・,アリス,P,レアリティなし,sarmat);