#author("2023-08-21T14:24:14+09:00","","")
#author("2024-03-21T10:34:10+09:00","","")
*【シノビドルゲーザ】 [#yfefed79]

[[【ドルゲーザ】]]の発展形であり、[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]と各種の[[シノビ]]を組み合わせた[[デッキ]]。
[[ジャイアント]]軸の為、[[【シノビ】]]とは別物として扱われる。
多くは[[自然]]・[[水]]・[[闇]]の[[3色]]か、それに[[4色]]目を[[タッチ]]する形で構成される。

|剛撃戦攻ドルゲーザ SR 水/自然文明 (8)|
|クリーチャー:アースイーター/ジャイアント 9000|
|シンパシー:アースイーターおよびジャイアント(このクリーチャーを召喚する時支払うコストは、バトルゾーンにある自分のアースイーターまたはジャイアント1体につき1少なくなる。ただしコストは2より少なくならない)|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにある自分のアースイーター1体につき1枚、カードを引いてもよい。その後、バトルゾーンにある自分のジャイアント1体につき1枚、カードを引いてもよい。|
|W・ブレイカー|

[[マナブースト]]や[[シンパシー]]元となる[[アースイーター]]または[[ジャイアント]]を展開していく点は通常の[[【ドルゲーザ】]]と同じだが、[[《土隠雲の超人》]]を媒介として、[[シノビ]]を攻守共に活用している点に特徴がある。

採用される主な[[シノビ]]としては、[[除去]]および追加の[[フィニッシャー]]である[[《威牙の幻ハンゾウ》]]、味方または自身を[[ブロッカー]]化する[[《光牙忍ハヤブサマル》]]、[[ハンデス]]対策である[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]などが挙げられる。

[[ジャイアント]]の強力なサポート[[クリーチャー]]である[[《西南の超人》]]の登場により、最短4[[ターン]]という早さで[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]を[[召喚]]することが可能となった。これにより、シノビドルゲーザは高い展開力、[[ビートダウン]]耐性を持ち合わせる優秀な[[デッキタイプ]]として成立した。

[[戦国編環境]]当時としては[[《光牙忍ハヤブサマル》]]、[[《威牙の幻ハンゾウ》]]、[[《斬隠テンサイ・ジャニット》]]を合わせて10枚前後採用するなど非常に受けが強固であった。また、[[《西南の超人》]]の[[セイバー]]で単体[[破壊]]をケアすることができたことから、防御札対策もある程度できた。

**主要カード [#ce734762]
|[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]|[[コンセプト]]。[[アタッカー]]兼[[ドローソース]]|
|[[《怒流牙 佐助の超人》]]|[[マナブースト]]、[[手札交換]]、[[マッドネス]]起動を一手に引き受ける[[シノビ]]|
|[[《電脳鎧冑アナリス》]]|基本[[マナブースト]]or[[手札補充]]|
|[[《デスマッチ・ビートル》]]|[[ガードマン]]かつ[[コスト踏み倒しメタ]]|
|[[《土隠雲の超人》]]|自身を含む[[シノビ]]を[[サーチ]]|
|[[《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》]]|[[切り札]]。[[G・ゼロ]]:[[ジャイアント]]4体以上|

**ジャイアントの候補 [#gb2e9a87]
|[[《西南の超人/断断打つべしナウ》]]|[[ジャイアント]]の[[コスト軽減]]・[[セイバー]]/&br;防御用[[S・トリガー]]。《iFormulaX》の[[特殊勝利]]条件にも|
|[[《西南の超人》]]|5枚目以降の[[《西南の超人/断断打つべしナウ》]]|
|[[《二角の超人》]]|[[cip]]で[[マナブースト]]と[[マナ回収]]|
|[[《仁王の超人》]]|[[cip]]で[[マナブースト]]。ドルゲーザを実質除去に|
|[[《自撮の超人》]]|水と自然のクリーチャーに[[ブロッカー]][[付与]]|
|[[《格調の超人》]]|[[cip]]で[[ガチンコ・ジャッジ]]。勝てば[[マナ送り]]|
|[[《特攻隊長 鬼流院 刃》]]|相手のクリーチャーが出る度に[[ガチンコ・ジャッジ]]。&br;勝てばパワー9000の[[効果バトル]]。[[マッハファイター]]|
|[[《絢爛の超人》]]|[[マナ爆誕]]4で出せる《ドルゲユキムラ》の[[進化元]]|
|[[《とこしえの超人》]]|1[[マナ]]の[[コスト踏み倒しメタ]]|
|[[《スナイプ・モスキート》]]|最軽量。[[攻撃時>アタックトリガー]]に[[マナ回収]]|
|[[《キャディ・ビートル》]]|相手[[ターン]]中[[マナ]]枚数より大きい[[コスト]]の相手クリーチャーは出ること自体を規制される|
|[[《ベニジシ・スパイダー》]]|相手が3枚[[ドロー]]したら[[リベンジ・チャンス]]で出せる|
|[[《環嵐!ホールインワン・ヘラクレス》]]|[[cip]]で[[プレイヤー]]1人を選んで[[墓地リセット]]、&br;自身の[[ターン]]中にクリーチャーを1体[[マナ召喚]]できる[[常在型能力]]、&br;[[アタックトリガー]]で相手[[クリーチャー]]1体を&br;[[マナ送り]]しつつ最大2[[マナブースト]]といった[[能力]]を持つ[[ACE]]|
|[[《剛撃無双カンクロウ》]]|[[リベンジ・チャンス]]持ちの[[Q・ブレイカー]]|
|[[《真実の名 ジャイアント・マック》]]|[[cip]]で[[除去]]と[[コスト踏み倒し]]|
|[[《電脳鎧冑アカシック・オリジナル》]]|[[山札の上]]2枚から[[クリーチャー]]1枚を[[手札]]に|
|[[《サテライトスラム・スコーピオン》]]|[[革命チェンジ]]。&br;疑似[[エターナル・Ω]]付与で[[シノビ]]が使い減りしない|
|[[《飢限電融 ファタル・エレガンス》]]|[[cip]]で2体まで[[バウンス]]。&br;相手のクリーチャーが出る度に任意で[[マナブースト]]|
|[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]|[[山札回復]]と[[シールド追加]]を行う[[シノビ]]の[[防御札]]|
|[[《ナ・チュラルゴ・デンジャー/ナチュラル・トラップ》]]|大型[[マッハファイター]]、呪文側は確定[[マナ送り]][[S・トリガー]]|
|[[《インフェル星樹》]]|[[非クリーチャー]]メタ|
|[[《ソーナンデス <レイザー.Star>》]]|[[スター進化クリーチャー]]。[[マッハファイター]]|
|[[《雲の超人》]]|最大3マナブースト|
|[[《氷打の妖精/巨打設計図》]]|[[コスト踏み倒しメタ]]/[[ジャイアント]]と[[スノーフェアリー]]を最大3枚[[手札補充]]する効果|
|[[《運命の親衛隊シウバ/「その運命、我らもそれに従おう」》]]|[[cip]]で1[[マナブースト]]、その[[コスト]]が7以上なら1[[ドロー]]できる[[マッハファイター]]/1重い[[《零分後の世界》]]|
**アースイーターの候補 [#c5614221]
|[[《ハリケーン・クロウラー/ブレイン・チャージャー》]]|ドロー兼ブースト、クリーチャー面でマナ回収。使い回し可能|
|[[《スペース・クロウラー》]]|[[ドロー]]補助|
|[[《メチャ映えクローラー》]]|[[バズレンダ]]で[[マナ回収]]|
|[[《戦攻のイザナイ アカダシ》]]|[[光臨]]で7マナ以下の[[アースイーター]]を[[リクルート]]|
|[[《スベンガリィ・クロウラー》]]|相手を[[タップイン]]|
|[[《ガイアクラッシュ・クロウラー》]]|互いの[[マナゾーン]]の[[呪文]]の[[アンタップ]]を封じる|
|[[《戦攻竜騎ドルボラン》]]|[[cip]]で[[火力]]と[[バウンス]]を放つ大型|
|[[《怒流牙 セイカイザ》]]|[[ドロー]]と[[マナ加速]]、《土隠雲》か《アカダシ》とセットで|

**その他 [#z6b8922a]
|[[《フェアリー・ライフ》]]|基本[[マナブースト]]|
|[[《フェアリー・Re:ライフ》]]|~|
|[[《霞み妖精ジャスミン》]]|~|
|[[《イチゴッチ・タンク/レッツ・ゴイチゴ》]]|~|
|[[《魂の呼び声》]]|西南とドルゲーザを呼び、3→4→5の流れ|
|[[《水上第九院 シャコガイル》]]|大量ドローを活かした勝ち筋|
|[[《偽りの名 iFormulaX》]]|~|
|[[《光牙忍ハヤブサマル》]]※|防御用[[ニンジャ・ストライク]]|
|[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]|旧型[[マッドネス]]、《佐助の超人》と[[シナジー]]|
|[[《終絶電融 パワーロビン》]]|[[シノビ]]と相性のいい大型[[システムクリーチャー]]|
|[[《トレジャー・マップ》]]|[[サーチ]]呪文、自然メインなのでサーチ先は広い|
|[[《地龍神の魔陣》]]|[[G・ストライク]]持ち2コスブースト。中盤以降もサーチカードとして活躍する|


**超次元関連 [#re5a6c7a]
|[[《電流戦攻セブ・アルゴル》]]|中型[[サイキック・クリーチャー]]を出せる[[アースイーター]]|
|[[《次元院のヤヌス・クロウラー》]]|[[pig]]で4コスト以下の[[サイキック・クリーチャー]]を出す|
|[[《超次元フェアリー・ホール》]]|《セツダン》や《カンクロウ》を出す|
|[[《巨人の覚醒者セツダン》]]/&br; [[《時空の喧嘩屋キル》]]|[[《超次元フェアリー・ホール》]]から出せる[[ジャイアント]]|
|~|上の[[覚醒]]前。2体ばら撒いて使う|
|[[《時空の役者カンクロウ》]]|[[パワー]]7000以上を出すと[[覚醒]]する[[ジャイアント]]|

**このデッキの動かし方 [#g3184790]
2マナ[[ブースト]]の[[《フェアリー・ライフ》]][[《霞み妖精ジャスミン》]]からスタートし、[[《西南の超人》]][[《華麗の超人》]][[《スペース・クロウラー》]]などを出す。

[[《西南の超人》]]が次の[[ターン]]まで生き残れば、[[シンパシー]]と[[コスト軽減]]で[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]がいきなり出せる。

中型の[[ジャイアント]]と[[アースイーター]]が数体並べば、その分[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]の[[スペック]]も跳ね上がる。[[《西南の超人》]]の[[コスト軽減]]も活用すれば、恐ろしい速度で[[クリーチャー]]が展開していく。

[[マナ]]が十分たまったら、[[《土隠雲の超人》]]の[[サーチ]]、[[《二角の超人》]]や[[《タイタンの大地ジオ・ザ・マン》]]などの[[マナ回収]]で[[シノビ]]を[[手札]]に加える。[[《威牙の幻ハンゾウ》]]や[[《光牙王機ゼロカゲ》]]をちらつかせながら[[ビートダウン]]し、相手を追い詰めていく。[[ハンデス]]が飛んできそうならば[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]で牽制するといい。

5[[マナ]]の状態で[[《超次元フェアリー・ホール》]]から[[《巨人の覚醒者セツダン》]]を呼び出せば次の[[ターン]]には[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]が呼び出せたり、[[シンパシー]]元として優秀な[[《スペース・クロウラー》]]が[[《時空の賢者ランブル》]]の[[覚醒]]条件を満たしてくれるなど、[[超次元]]との相性もいい。

また、逆に相手の[[超次元]][[呪文]]に対抗するために[[《封魔ゴーゴンシャック》]]や[[《ガイアクラッシュ・クロウラー》]]を入れたタイプもある。

基本となる動きは[[水]]と[[自然]]のみで完結している。
したがって、サイドカラーに何を持ってくるかで[[デッキ]]の動きにバリエーションを付けやすいのが特徴である。さらに、[[4色]]以上で構成しても[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]の[[ドロー]][[能力]]のおかげで安定性を失いにくい。

入れる[[カード]]によって備わる利点は以下の通り。

***光 [#v80a2a8d]
|[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]|[[呪文ロック]]|
|[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]|[[シールド・フォース]]で[[耐性]]ブロッカーに|
|[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]※|強力な防御[[D2フィールド]]|
|[[《Dの光陣 ムルムル守神宮》]]|~|

優良な[[ブロッカー]]による[[ビートダウン]]への耐性がつき、[[《光神龍スペル・デル・フィン》]]、[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]]などの相手を[[ロック]]する[[カード]]を投入できる。
また[[《光牙忍ハヤブサマル》]]や[[《光牙王機ゼロカゲ》]]といった[[シノビ]]を投入しやすくなり色基盤に使える[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]を得た。また[[ニンジャ・ストライク]]と相性が良い[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]も投入可能になる。

***闇 [#h458e403]
[[フシギバース]]を持つ[[ジャイアント・ドラゴン]]と組み合わせた[[【不死樹ドルゲーザ】]]も参考のこと。
|[[《解体人形ジェニー》]]|おなじみ[[ピーピングハンデス]]|
|[[《神徒 メイプル-1》]]|~|
|[[《ロスト・ソウル》]]|必殺の[[オールハンデス]]|
|[[《ロスト・Re:ソウル》]]|~|
|[[《残虐覇王デスカール/ロスト・ソウル》]]|~|
|[[《ガンヴィート・ブラスター》]]|[[確定除去]]+2枚[[ハンデス]]|
|[[《超次元リバイヴ・ホール》]]|[[墓地回収]]+《ランブル》などを出す|
|[[《時空の賢者ランブル》]]|[[《スペース・クロウラー》]]によって[[覚醒]]しやすい|

[[除去]]や[[ハンデス]]を終の怒流牙 ドルゲユキムラ撃つことができ、それらを[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]で補充することができる。
強力かつ[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]とマッチした[[《ガンヴィート・ブラスター》]]や[[《魔天降臨》]]を使用できるのも強み。特に[[《魔天降臨》]]は決定力の高いフィニッシュ手段である。

どの[[色]]を入れるかは大体は個人個人の好みの問題であることが多いので、自分に合ったものを入れるといい。

いくら[[シンパシー]]で[[コスト軽減]]できるとはいえ、[[シンパシー]]元も中型のものが多いので、[[マナブースト]]は必須といえる。
[[【除去コントロール】]]のように粘ってから出してもよいが、この[[デッキ]]は[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]が動き出してから真価を発揮するため、あまりおすすめできない。
ただ、後続の[[カード]]を引いてくることができるため、[[フィニッシャー]]の候補に挙がることもあるだろう。
**このデッキの弱点 [#r7c3a5fb]
メインカードの[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]は8マナと[[重い]]ことが難点である。

よって、[[コスト軽減]]の[[《西南の超人》]]や、[[シンパシー]]元の[[ジャイアント]]が次々に[[除去]]されてしまうと動きが非常に緩慢になってしまう。また、《ドルゲーザ》を出す前に[[ハンデス]]されても、動きがそこで止まってしまうので苦しい展開となる。

こちらも[[ハンデス]]で対抗するなどの対策を講じたいところである。

**その他 [#z24d6bb3]
-[[戦国編環境]]では一時[[メタゲーム]]に組み込むものの、[[バトルゾーン]]の[[ジャイアント]]に依存するゆえの不安定さ、[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]自体の重さから、それ以降は目立った活躍から遠ざかっている。もっとも中堅デッキとしてはまだまだ有力なので、組み意義は未だにあると言える。

-[[《大宇宙シンラ》]]や[[《大神秘ハンニャ》]]を楽に採用できるため、[[【クリーチャーコントロール】]]に対してはある程度強め。ただし、自分も損害を受けるため、やや本末転倒の感がある。

-「ドルゲーザには[[《西南の超人》]]が[[必須カード]]だ」という固定観念が数多く見受けられる。ただし、必ずしも[[《西南の超人》]]を採用する必要はなく、最終的に[[デッキ]]から抜ける場合もある。

-[[《魂の呼び声》]]と[[《西南の超人》]]を合わせれば、3→4→5の流れできれいに[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]を呼び出せる。&br;3[[ターン]]目:呼び声を唱える(西南、ドルゲーザ、ジャイアント1体の順番)&br;4ターン目:西南を召喚&br;5ターン目:5マナになったドルゲーザを召喚、3ドロー&br;[[《フェアリー・ライフ》]]に速さでは劣るものの、[[ハンデス]]に引っかからないという大きな利点を持つ。

-[[《戦攻のイザナイ アカダシ》]]などを使って[[アースイーター]]軸で組むことも一応できるが、[[ジャイアント]]の[[シナジー]]が優秀すぎるために、[[ジャイアント]]軸で組まれることが圧倒的に多い。

-[[種族カテゴリ]]の裁定により、[[ジャイアント・インセクト]]も[[ジャイアント]]に含まれるようになり、[[デッキビルディング]]の可能性が広がった。

-最大の天敵は[[《超神星 DEATH・ドラゲリオン》]]。最大[[パワー]]が9000になりがちな上に、[[パワー低下]]による[[除去]]のため、[[《西南の超人》]]の[[セイバー]][[能力]]が通用せず、一気に壊滅してしまうためである。相手の[[マナゾーン]]には常に警戒しておきたい。

-2015年より毎年発売されている[[マスターズ・クロニクル・デッキ>クロニクルデッキ]]シリーズだが、2017年は、このシノビドルゲーザを元にしたデッキ、[[風雲!怒流牙忍法帖>DMBD-02]]が発売された。デッキタイプそのものをリメイクしたデッキは[[ロマノフ煉獄からの復活>DMD-25]]が存在するが、それが非常に強力なデッキであったのと同様、こちらも強力なデッキになっている。詳しくは後述。
-因みに、もう1つのデッキは[[【キング・クイーンロック】>【キング・アルカディアス】]]を元にした[[アルカディアス鎮魂歌(レクイエム)>DMBD-01]]である。

**環境において [#jd52f504]
[[DM-13]]で登場して以来、長らく注目されることがなかった[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]だが、[[戦国編]]に入ると[[DM-29]]の発売で転機が訪れる。

[[《威牙の幻ハンゾウ》]]や[[《光牙忍ハヤブサマル》]]などの優秀な[[ニンジャ・ストライク]]持ち、[[ハンデス]]を牽制できる[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]、それらを[[サーチ]]できる[[《土隠雲の超人》]]を獲得。[[シノビ]]のギミックを取り入れたシノビドルゲーザが開発された。

爆発力こそ当時の他のトーナメント[[デッキ]]にやや劣るものの、大多数の[[デッキ]]と渡り合える動きの柔軟性と安定性で、[[DM-29]]以降の公式大会、公認大会で多くの戦績を残した。

[[DM-31]]では[[《西南の超人》]]が登場し、更なる強化がなされる。

しかし、[[神化編環境]]からは[[トップメタ]]から退いている。得意なはずの[[【速攻】]]には[[《フェアリー・ライフ》]]などの2[[ターン]]目の[[マナブースト]]を引けないと厳しく、[[《エンペラー・キリコ》]]系列のデッキへの妨害手段が[[《解体人形ジェニー》]]や[[《パクリオ》]]程度しかないためである。

よって、この辺りから[[【ドルゲーザ】]]は[[地雷]][[デッキ]]という立ち位置にとどまることになる。

[[覚醒編環境]]では、相性のいい[[《時空の賢者ランブル》]]+[[《超次元リバイヴ・ホール》]]や、[[《巨人の覚醒者セツダン》]]+[[《超次元フェアリー・ホール》]]などを獲得。新ギミックである[[超次元]]をうまく活用できた。
しかし、[[トップメタ]]である[[【白青黒超次元】]]や[[【マッドロマノフワンショット】]]の速度にはまるで付いていけず、やはり[[環境]]に食い込むことは難しかった。

2011年1月15日に[[《光牙忍ハヤブサマル》]]や[[《威牙の幻ハンゾウ》]]が[[殿堂入り]]する。しかし[[超次元]][[メタ]]に[[《封魔ゴーゴンシャック》]]を投入した型が生まれ、しぶとく存続していた。また、[[《光牙王機ゼロカゲ》]]に注目が集まり、[[《光牙忍ハヤブサマル》]]に代わってよく使われるようになる。

2011年7月23日には、[[【不滅オロチ】]]の規制のために[[《斬隠オロチ》]]までもが[[殿堂入り]]。しかし、それほど積まれる[[カード]]ではなかったので、大きな影響は無かった。

[[エピソード2]]では、他の[[種族]]とともに[[ジャイアント]]もプッシュされ、新たな戦力を獲得する。[[エピソード3]]では特に相性のいい[[《二角の超人》]]が登場。よく使われる一枚となった。
また、[[種族カテゴリ]]の[[エラッタ]]により、[[ジャイアント・インセクト]]が[[ジャイアント]]として扱えるようになった。

その後しばらく音沙汰はなかったが、前述の「[[風雲!怒流牙忍法帖>DMBD-02]]」の発売をきっかけにシノビドルゲーザの流行が再燃。そこで登場した[[《怒流牙 佐助の超人》]]が[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]と強いシナジーを発揮した他、[[《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》]]という強力なフィニッシャーを手に入れた。それにより、各地のチャンピオンシップでも優勝が報告されるデッキとなった。それ以前にも登場していた[[《Dの牢閣 メメント守神宮》]]、[[《デスマッチ・ビートル》]]の存在も【シノビドルゲーザ】が環境で戦えるようになった要因と言える。同時期に[[【ドルゲユキムラループ】]]も成立。直後に[[DMRP-03]]で[[《水上第九院 シャコガイル》]]が登場し、[[エクストラウィン]]という勝ち筋も手に入れた。

2020年1月1日の[[殿堂レギュレーション]]改訂により〆に使える出張パーツであった[[《音精 ラフルル》]]が[[プレミアム殿堂入り]]に。これにより[[《呪紋のカルマ インカ》]]との並びによる強固なカウンター封じを狙って行うことが不可能になった。

**参考 [#q6cc2dab]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/種族デッキ]]
-[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]
-[[【ドルゲーザ】]]
-[[【ランデスドルゲーザ】]]
-[[【シノビ】]]
-[[【不死樹ドルゲーザ】]]
-[[DMBD-02 「クロニクル・レガシー・デッキ 風雲!! 怒流牙忍法帖」>DMBD-02]]

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