#author("2022-07-14T18:09:47+09:00","","")
#author("2023-07-28T01:22:54+09:00","","")
*【フォーミュラエクストラウィン】 [#cdf43742]

#contents

[[《偽りの名 iFormulaX》]]を[[タップ]]状態で[[手札]]を10枚以上揃えてターンを終えることで[[エクストラウィン]]を狙うデッキ。

|偽りの名(コードネーム) iFormulaX(アイフォーミュラテン) R 水文明 (7)|
|クリーチャー:グレートメカオー/アンノウン 6000|
|自分のターンの終わりに、このクリーチャーがタップされていて、自分の手札が10枚以上あれば、自分はゲームに勝利する。|
|W・ブレイカー|

|ドンドン打つべしナウ UC 自然文明 (1)|
|呪文|
|S・トリガー|
|バトルゾーンにある自分のクリーチャーを1体、タップする。次の自分のターンのはじめまで、相手のクリーチャーが攻撃するたび、そのクリーチャーは可能であればこのようにしてタップしたクリーチャーを攻撃する。このようにしてタップしたクリーチャーが水または闇のクリーチャーであれば、カードを1枚引いてもよい。|


[[《偽りの名 iFormulaX》]]の[[エクストラウィン]]条件は、ターンエンド時に自身が[[タップ]]されており、かつ[[手札]]が10枚以上を持つことであるため、その過程での[[コンボ]]は様々あり、その[[コンセプト]]も一概には統一されていない。

**共通主要カード [#v15513d0]
|[[《偽りの名 iFormulaX》]]|コンセプト|
|[[《ドンドン打つべしナウ》]]|[[《偽りの名 iFormulaX》]]を[[タップ]]させる|

非常に多くの派生が存在する。なお、現在構築困難および不可能なものには''※'',''☒''をつけてある。
+[[大型ドロースペル詠唱型>#f1]]
+[[ジョバンニギフト型>#f2]]''☒''
+[[ガガ・ラスト・ミステリカ型>#f3]]''☒''
+[[種族デッキ型>#f4]]
+[[メルゲループ型>#f5]]''☒''
+[[マーシャル・クイーン型>#f6]]
+[[ラララオプティマス型>#f7]]
+[[Q.E.D.型>#f8]]
+[[ダイシャリンループ型>#f9]]
+[[ライヤジャックループ型>#f10]]''☒''
+[[シノビドルゲーザ型>#f11]]
+[[ジャックジョーカーズ型>#f12]]''☒''
+[[オボロセカンド型>#f13]]''☒''
+[[ジョット・ガン・ジョラゴン型>#f14]]

''[[弱点>#check]]''も併せて参照されたし。
**大型ドロースペル詠唱型 [#f1]
最もわかりやすい[[コンボ]]の型。&br;[[《パーロックのミラクルフィーバー》]]、[[《知識の包囲網》]]、[[《悪魔の契約》]]などで一度に大量の[[手札]]を得て、余った[[マナ]]で[[《ドンドン打つべしナウ》]]により[[《偽りの名 iFormulaX》]]を[[タップ]]し、[[エクストラウィン]]を決める。
[[《パーロックのミラクルフィーバー》]]に主軸を置く場合、構築を[[ハイランダー]]気味にし、[[《ドンドン吸い込むナウ》]]や[[《ライフプラン・チャージャー》]]で山札の下を確定させるパターンが主流化している。

[[DMデッキ開発部]]でもこのタイプが考案されており(週刊!DMデッキ開発部DASH Vol.23)、そちらでは[[ゼニス]]のコストの重さを利用し、[[《知識の包囲網》]]で[[《「智」の頂 レディオ・ローゼス》]]を見せて一気に10枚ドローするという方法が紹介されている。

//[[《パーロックのミラクルフィーバー》]]殿堂入り前当時は、[[《パーロックのミラクルフィーバー》]]による大量ドローの隙をニンジャ・ストライクを溜め込むことで補っていた。[[《パーロックのミラクルフィーバー》]]殿堂解除後、2[[コスト]][[スノーフェアリー]][[マナブースト]]基盤で組み、[[《パーロックのミラクルフィーバー》]]を使ったことによる隙を[[《エンドレス・フローズン・カーニバル》]]で補う型が開発された。
//弱点の記述と被るためコメントアウト

|パーロックのミラクルフィーバー R 水文明 (7)|
|呪文|
|カードの名前をひとつ選んで言う。その後、自分の山札の上から、選んだ名前のカードが出るまで1枚ずつすべてのプレイヤーに見せる。見せたカードをすべて自分の手札に加える。|

|知識の包囲網 R 水文明 (7)|
|呪文|
|自分の手札を1枚見せる。そのカードのコストと同じ枚数のカードを引く。|

|悪魔の契約 C 闇文明 (2)|
|呪文|
|自分のマナゾーンから好きな枚数のカードを自分の墓地に置く。その後、その枚数と同じ数のカードを引く。|

***候補カード [#t42c9086]
|[[《パーロックのミラクルフィーバー》]]|指定した[[カード]]が出るまで擬似[[ドロー]] |
|[[《知識の包囲網》]]|[[手札]]から見せた[[カード]]の[[マナコスト]]分[[ドロー]]|
|[[《リッチ警官 キャッシュ!》]]|~|
|[[《悪魔の契約》]]|自身の[[マナ]]を削った分だけドロー|
|[[《転々のサトリ ラシャ》]]|フォーミュラを[[タップ]]|
|[[《ドンドン吸い込むナウ》]]|キーカードを[[サーチ]]、[[山札の下]]を固定する|
|[[《ライフプラン・チャージャー》]]|~|
|[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]|[[ライブラリアウト]]対策|
|[[《ラ・ズーネヨマ・パンツァー/逆転のオーロラ》]]|[[コンボパーツ]]回収|
|[[《ハリケーン・クロウラー/ブレイン・チャージャー》]]|~|
|[[《セイレーン・コンチェルト》]]※|~|

**ジョバンニギフト型 [#f2]
[[《天雷王機ジョバンニX世》]]の[[呪文]][[回収]][[効果]]により[[手札]]が増えることを利用したタイプ。[[《氷牙レオポル・ディーネ公》]]と[[《爆獣マチュー・スチュアート》]]を用いた[[【マチューヘル】]]エンジンをベースに、1[[コスト]][[呪文]]の連打&回収でアドバンテージを広げ、[[《フェアリー・ギフト》]]+[[《ドンドン打つべしナウ》]]での早期[[エクストラウィン]]を狙う。[[【ジョバンニギフト】]]の項も参照。

2017年2月26日にアーキタイプの根幹となる《天雷王機ジョバンニX世》のプレミアム殿堂指定により完全消滅


**ガガ・ラスト・ミステリカ型 [#f3]
[[《聖霊王ガガ・ラスト・ミステリカ》]]の[[ドロー]][[能力]]によって[[手札]]を確保し、続く[[S・トリガー]]の[[コスト踏み倒し]]を利用して[[《偽りの名 iFormulaX》]]を場に出して[[タップ]]させ、[[エクストラウィン]]を狙うタイプ。
[[2017年3月25日ルール改訂]]に伴い、''現在は不可能なコンボとなった。''

|聖霊王ガガ・ラスト・ミステリカ SR 光文明 (9)|
|進化クリーチャー:エンジェル・コマンド/エイリアン 13000|
|進化―自分の光のクリーチャー1体の上に置く。|
|T・ブレイカー|
|このクリーチャーがアンタップされた時、自分の山札を一番下の2枚を残してすべて引く。その後、「S・トリガー」付き呪文を好きな枚数コストを支払わずに唱え、「S・トリガー」付きクリーチャーを好きな数コストを支払わずに召喚してもよい。|

主な流れは以下の通り。

+[[墓地]]に[[《聖霊王ガガ・ラスト・ミステリカ》]]、[[バトルゾーン]]に[[《貴星虫ヤタイズナ》]]と[[タップ]]した[[光]]の[[クリーチャー]]を用意する。
+ターン開始時に、[[《貴星虫ヤタイズナ》]]の[[能力]]で[[タップ]]されている[[光]][[クリーチャー]]を[[進化元]]に[[《聖霊王ガガ・ラスト・ミステリカ》]]を[[リアニメイト]]。続く[[アンタップ]]ステップでその[[能力]]が起動し、[[山札]]を2枚残して全て[[ドロー]]する。
+そこから[[《転生スイッチ》]]で[[《聖霊王ガガ・ラスト・ミステリカ》]]を[[バウンス]]、[[《偽りの名 iFormulaX》]]を出し、[[《逆転王女プリン》]]や[[《交錯のインガ キルト》]]で[[《偽りの名 iFormulaX》]]を[[タップ]]。[[ターン]]を終えて、勝利。

***候補カード [#w6f812c0]
|[[《聖霊王ガガ・ラスト・ミステリカ》]]|コンセプト|
|[[《貴星虫ヤタイズナ》]]|~|
|[[《転生スイッチ》]]|フォーミュラをコスト踏み倒し|
|[[《逆転王女プリン》]]|フォーミュラをタップできるS・トリガー|
|[[《交錯のインガ キルト》]]|同上。こちらはミステリカの進化元にも|
|[[《時空の不滅ギャラクシー》]]|除去されにくい進化元|
|[[《巡霊者キャバルト》]]|ハンデス 進化元|
|[[《エマージェンシー・タイフーン》]]|手札交換|
|[[《戦略のD・H アツト》]]|~|

**種族デッキ型 [#f4]
[[《救急機装レスキュー・スペース》]]の[[コスト軽減]]と[[《特警機装パトロール・ファンクション》]]等の[[ドローソース]]で[[グレートメカオー]]を展開し、[[《グレイトマーチ・エナジー》]]で[[《偽りの名 iFormulaX》]]含めた[[グレートメカオー]]数体を[[タップ]]、効果による大量の[[手札補充]]で[[エクストラウィン]]を目指す。

|グレイトマーチ・エナジー R 水文明 (3)|
|呪文|
|S・トリガー|
|ランチャーE:グレートメカオー(この呪文を唱える時、バトルゾーンにある自分のタップされていないグレートメカオーを好きな数タップする)|
|この呪文を唱えた時にタップしたグレートメカオーの2倍の枚数のカードを山札の上から表向きにする。その中からグレートメカオーをすべて自分の手札に加え、残りを好きな順序で山札の一番下に戻す。|

***候補カード [#id3ee8c1]
|[[《グレイトマーチ・エナジー》]]|コンセプト|
|[[《救急機装レスキュー・スペース》]]|コスト軽減|
|[[《奇術ロボ・ジェントルマン》]]|メカオー専用のドローソース|
|[[《合身秘伝メカ・マシーン》]]|~|
|[[《特警機装パトロール・ファンクション》]]|~|
|[[《電磁王機ピッコリ・コイルンガー》]]|手札交換|
|[[《月光電人オボロカゲロウ》]]|~|


**メルゲループ型 [#f5]
[[デュエル・マスターズ公式HP]]で紹介された[[コンボ]]。[[【メルゲループワンショット】]]のギミックで[[手札]]を補充し、[[エクストラウィン]]へとつなげるものだが、[[《アクア・メルゲ》]]が[[殿堂入り]]しているため、構築は難しいか。[[【メルゲループワンショット】]]の項も参照。
しかし、《アクア・メルゲ》の[[プレミアム殿堂]]に伴いこのタイプも消滅した。


**マーシャル・クイーン型 [#f6]
[[【マーシャルビートダウン】]]のパーツを無限[[ドロー]]の[[ループ]]に特化させたもの。手順は以下のとおり。

+[[《マーシャル・クイーン》]]で、[[《クール・ビューティー》]]、[[《ヘブンズ・ゲート》]]、[[《転生スイッチ》]]の3枚を踏み倒す。
+[[《ヘブンズ・ゲート》]]で[[《知識の精霊ロードリエス》]]、[[《真実の名 バウライオン》]]の2体をこの順で出す。
+[[《転生スイッチ》]]で[[《真実の名 バウライオン》]]を[[バウンス]]し、[[《クール・ビューティー》]]を[[《マーシャル・クイーン》]]に[[進化]]させる。
+[[《知識の精霊ロードリエス》]]の[[cip]]を[[解決]]。2[[ドロー]]
+[[《クール・ビューティー》]]の[[cip]]を[[解決]]。[[《クール・ビューティー》]]を[[進化元]]とする[[《マーシャル・クイーン》]]を[[バウンス]]。
+[[《真実の名 バウライオン》]]の[[cip]]を[[解決]]。[[《ヘブンズ・ゲート》]]、[[《転生スイッチ》]]を[[サルベージ]]。これで[[手札]]に[[《クール・ビューティー》]]、[[《ヘブンズ・ゲート》]]、[[《転生スイッチ》]]、[[《真実の名 バウライオン》]]の4枚が揃う。
+[[《マーシャル・クイーン》]]の[[cip]]を解決。1.〜6.までの動作を同様に繰り返すことで確実に[[手札]]が増える。
+[[手札]]が10枚以上あり、[[《偽りの名 iFormulaX》]]と[[《ドンドン打つべしナウ》]]が揃った場合、[[《マーシャル・クイーン》]]で[[《ヘブンズ・ゲート》]]、[[《転生スイッチ》]]、[[《ドンドン打つべしナウ》]]の3枚を踏み倒す。
+[[《ヘブンズ・ゲート》]]で[[《真実の名 バウライオン》]]を出す。
+[[《転生スイッチ》]]で[[《真実の名 バウライオン》]]と[[《偽りの名 iFormulaX》]]を交換。
+[[《ドンドン打つべしナウ》]]の対象を[[《偽りの名 iFormulaX》]]に宣言。後は、ターンエンドを宣言し、勝利。
+相手の場に[[《早撃人形マグナム》]]等がいた場合には、[[《転生スイッチ》]]2枚と[[《スパイラル・ゲート》]]等の[[S・トリガー]][[除去]]を用意し、8.の前に[[《マーシャル・クイーン》]]で[[《クール・ビューティー》]]、[[《転生スイッチ》]]、[[S・トリガー]][[除去]]を踏み倒す。[[《早撃人形マグナム》]]を[[除去]]したのち、[[《転生スイッチ》]]で[[《クール・ビューティー》]]を[[バウンス]]し、場にいるであろう[[《マーシャル・クイーン》]]を[[《マーシャル・クイーン》]]に再[[進化]]させ、8.に繋げる。


**ラララオプティマス型 [#f7]
[[《常勝ディス・オプティマス》]][[《妖精の裏技ラララ・ライフ》]][[《薫風妖精コートニー》]]の無限ブースト[[コンボ]]を利用し、貯めた[[マナ]]を[[《神々の逆流》]]で[[手札]]に変換、もう一度[[マナ]]を貯め直してから[[《偽りの名 iFormulaX》]]+[[《ドンドン打つべしナウ》]]で勝利する。[[【ラララオプティマス】]]の項も参照。

**Q.E.D.型 [#f8]
[[《龍素王 Q.E.D.》]]の[[能力]]で[[《偽りの名 iFormulaX》]]を[[コスト踏み倒し]]し、さらに[[能力]]で[[《神々の逆流》]]や[[《インビンシブル・テクノロジー》]]を[[コスト踏み倒し]]して[[手札]]を10枚以上にし、[[《ドンドン打つべしナウ》]]で[[タップ]]させて勝利する。[[《龍素王 Q.E.D.》]]に[[龍解]]させるために、[[水]][[文明]]の[[クリーチャー]]や[[呪文]]は多く投入される。

**ダイシャリンループ型 [#f9]
[[DMデッキ開発部]]SAGEのVol.09でも紹介されたタイプ。
[[《龍素記号Cg ダイシャリン》]]の能力で[[《セイレーン・コンチェルト》]]を[[チャージャー]]化し、[[マナゾーン]]にあるもう1枚の[[《セイレーン・コンチェルト》]]を[[回収]]する。この手順を繰り返すことで[[手札]]が尽きない限り[[マナ]]を増やせる[[無限ループ]][[コンボ]]を利用する。事前に[[《氷牙レオポル・ディーネ公》]]がいれば[[山札]]がある限り続き、増えた[[マナ]]は[[《神々の逆流》]]でまとめて[[回収]]。

**ライヤジャックループ型 [#f10]
[[《ベイB ジャック》]]の登場により、2体の[[《アクア忍者 ライヤ》]]をバトルゾーンの自身らをマナリソースとして[[タップ]]して交互に[[召喚]]し続けるというプレイングが可能になった。これに[[《ハッスル・キャッスル》]]ないしは[[《Dの悪意 ワルスラー研究所》]]を絡めれば、無尽蔵にドローできるようになる。足りないマナは[[《ルナ・コスモビュー》]]の[[G・ゼロ]]と3体目以降の[[《アクア忍者 ライヤ》]]で[[バトルゾーン]]の[[クリーチャー]]を増やして補う。《iFormulaX》のタップは[[《アクア忍者 ライヤ》]]の[[マナコスト]]の支払いと言う形で行う。それ以外の[[マナ回収]]手段等は「大型ドロースペル詠唱型」と同様。

2018年3月1日にアーキタイプの根幹となる[[《ベイB ジャック》]]の[[プレミアム殿堂]]指定により完全消滅。

**シノビドルゲーザ型 [#f11]
[[【シノビドルゲーザ】]]が[[DMBD-02]]で強化されたことと、[[《ベイB ジャック》]]の登場により台頭した型。[[クリーチャー]]のマナ回収が[[《終の怒流牙 ドルゲユキムラ》]]で易化したので、[[《剛撃戦攻ドルゲーザ》]]の大量ドローを活かしやすい。[[《ハリケーン・クロウラー》]]も最悪《ドルゲーザ》に貢献する札と見なすこともできる。そもそも《ドルゲユキムラ》で殴りきるというサブプランが取れる他、ループでもチェイン・コンボでもないが[[《怒流牙 サイゾウミスト》]]が[[シールド回収]]の役割を兼ねるため、敢えて[[《逆転のオーロラ》]]は積まずに、2パターンの勝ち筋を用意するのが主流。

このようにチェイン・コンボとして構築してループさせなくてもフォーミュラエクストラウィンが成立するが、[[【ドルゲユキムラループ】]]というチェイン・コンボに近いデッキが生まれている。

2018年3月1日に[[《ベイB ジャック》]]が[[プレミアム殿堂]]に指定されて弱体化を被ったが、これが無くてもデッキとしては元々成り立っていたので修正可能な状況にとどまった。


**ジャックジョーカーズ型 [#f12]
[[【ジョーカーズ】]]の[[S・トリガー]]に対する脆弱性が、特に無理対面である[[【ブライゼシュート】]]の存在によって浮き彫りになったことなどを契機として成立したタイプ。
[[【ジョーカーズ】]]の[[S・トリガー]]に対する脆弱性が、特に不利対面である[[【ブライゼシュート】]]の存在によって浮き彫りになったことなどを契機として成立したタイプ。
構築は2コストから3コストのジョーカーズ・クリーチャーに寄せており、[[《超特Q ダンガンオー》]]を始めとした過剰打点で4ターン目あたりにビートダウンするというサブプランを用意しつつ、基本は[[《ヘルコプ太》]]や[[《ゼロの裏技ニヤリー・ゲット》]]による大量手札補充を活かしてエクストラウィンを狙うコンセプトとなっている。
並べたクリーチャーを[[《メガ・マグマ・ドラゴン》]]などの[[全体除去]][[cip]]を持つクリーチャーから守れる[[《消王ケシカス》]]は[[《ヘルコプ太》]]とコストが被るので搭載されないケースが多い。

[[《ベイB ジャック》]]ありきのデッキタイプなので、2018年3月1日に[[《ベイB ジャック》]]が[[プレミアム殿堂]]に指定されたことによりこの型は完全消滅。2017年12月下旬に行われたチャンピオンシップ優勝報告から活躍の歴史が始まったと考えると、通常環境ではわずか2ヶ月程度の歴史に終わった。

**オボロセカンド型 [#f13]

[[【オボロセカンド】]]をベースとしつつ、[[《薫風妖精コートニー》]]による[[マナゾーン]]の[[文明追加]]を前提として[[青緑]]中心の色構成で組まれた[[《ベイB ジャック》]]系統のアーキタイプ。

[[DMRP-04魔]]に登場した[[《絶海の虎将 ティガウォック》]]によるドローと[[《月光電人オボロカゲロウ》]]による手札交換を活かしてクリーチャーを連打しつつ[[《妖精の裏技ラララ・ライフ》]]や[[《天災超邪 クロスファイア 2nd》]]などの[[G・ゼロ]]でマナリソースを拡大。[[《攻守の天秤》]]によるマナリソースの回復を挟んで、[[《困惑の影トラブル・アルケミスト》]]による[[マナ回収]]からフィニッシュに向かう。

キーパーツの[[《絶海の虎将 ティガウォック》]]が登場した[[DMRP-04魔]]の発売開始日と2018年3月1日に[[《ベイB ジャック》]]が[[プレミアム殿堂]]に指定されることが発表された日が実質的にほぼ同日なので、[[殿堂レギュレーション]]下では約1ヶ月の期間限定という形でしか使用できなかったが、その短い間にこのデッキ機構に当てはまるものが[[チャンピオンシップ]]での優勝が報告された強力なデッキタイプ。

**ジョット・ガン・ジョラゴン型 [#f14]

[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]の登場と同時に生まれた、[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]の[[ジョラゴン・ビッグ1]]による[[cip]]戦略に特化したアーキタイプ。

[[《蒼神龍ヴェール・バビロニア》]]の[[置換効果]]と[[【ジョーカーズ】]]の豊富な[[ドローソース]]で[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]の[[ジョラゴン・ビッグ1]]の繰り返し発動し、[[ドロー]]の[[cip]]のある[[カード]]を[[捨てる]]ことと捨てた[[カード]]の[[cip]]で[[ドロー]]することを繰り返す。

そうして[[《偽りの名 iFormulaX》]]の[[エクストラウィン]]に必要な手札枚数を確保し、流れで用意した[[《最終兵ッキー》]]で[[《ジョット・ガン・ジョラゴン》]]の[[攻撃]]をキャンセルしつつ[[《偽りの名 iFormulaX》]]を踏み倒し、最後に[[《ゲラッチョ男爵》]]で[[《偽りの名 iFormulaX》]]を[[タップ]]し、フィニッシュに向かう。

このデッキでは通常見向きもされない[[《燃えるデット・ソード》]]が[[カード指定除去]]や[[ハンデス]]、[[ランデス]]、[[ドロー]]として手軽に使える。選んでいるわけではないのでアンタッチャブルも怖くない。

**蓄積された魔力型 [#t1be0950]
[[《蓄積された魔力》]]や[[《蓄積された魔力 パーノレ》]]を使い、大量に[[ドロー]]して[[《偽りの名 iFormulaX》]]の[[エクストラウィン]]を発動させるアーキタイプ。
詳細は[[【蓄積された魔力】]]を参照。

//フォーミュラエクストラウィンと呼ぶにふさわしい、著名なデッキタイプを追記しました。
**弱点 [#check]
//文章としておかしいので訂正
***共通事項 [#r9bff324]
[[《偽りの名 iFormulaX》]]の[[エクストラウィン]]による勝利に特化しすぎているため、いざというときに[[ダイレクトアタック]]による勝利へと戦略を変更するのが難しい。加えて、[[攻撃]]するのを全く想定していないため、[[タップ]]要員を回収できず、[[攻撃]]せざるを得ない状況下では、[[S・トリガー]]や[[ニンジャ・ストライク]]の可能性を考慮すると極めて不利となる。
また、[[エクストラウィン]]を参照する場面が、1[[ターン]]につき1度しか訪れないため、相手の[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]でその一瞬を防がれると、勝利できなくなる。[[ターン]]終了までに[[《不敗のダイハード・リュウセイ》]]の枚数以上の、[[タップ]]された[[《偽りの名 iFormulaX》]]を用意するか、[[破壊]]以外の[[除去]]を用意するかなど、最低限の対策を取る必要性がある。なお、[[《十弐制覇 鬼「王者」》]]相手の場合は必ず[[除去]]でなければならない。

***大型ドロースペル詠唱型 [#rba2c5aa]
[[《パーロックのミラクルフィーバー》]]や[[《知識の包囲網》]]を主軸に置く場合、7[[マナ]]必要な都合上、必ずと言っていいほど相手に1度[[ターン]]を渡さなければならない。従って、返しの[[《ロスト・ソウル》]]、[[《ヴォルグ・サンダー》]]に対して極めて耐性が低い。[[《パーロックのミラクルフィーバー》]]の場合は、[[《ドンドン吸い込むナウ》]]などで確定させた[[山札の下]]を[[《お清めトラップ》]]などで[[シャッフル]]されてもツラいところ。
-[[殿堂解除]]後は、[[シノビ]]を大量に抱えるのではなく[[《エンドレス・フローズン・カーニバル》]]を唱えることでより安全にターンを渡すことができるようになっている。

***ジョバンニギフト型 [#v75fc379]
[[呪文メタ]]である[[《封魔ゴーゴンシャック》]]、[[《虚構の影バトウ・ショルダー》]]、[[《剛厳の使徒シュライバー》]]などが最も刺さるタイプである。前提である[[チェイン・コンボ]]が根底から覆るため、失速を免れることはできない。&br;その後、[[《天雷王機ジョバンニX世》]]が[[プレミアム殿堂]]となった事で消滅を余儀なくされた。

***ガガ・ラスト・ミステリカ型 [#u7934c11]
こちらも相手に必ず[[ターン]]を渡す都合上、[[《貴星虫ヤタイズナ》]]等の[[コンボパーツ]]を[[除去]]されただけで勝ち筋を失う。また、[[墓地]]にある[[《聖霊王ガガ・ラスト・ミステリカ》]]を[[リアニメイト]]するのが理想的なので、大型ドロースペル詠唱型と同様に[[《お清めトラップ》]]などで[[墓地]]が空になっても辛い。
[[2017年3月25日ルール改訂]]によって、ターン開始時能力が[[アンタップステップ]]の後から処理することになった都合、そもそもコンボ自体が出来なくなってしまった。

***種族デッキ型 [#o2a158bb]
最も[[呪文メタ]]の影響を受けないが、[[《グレイトマーチ・エナジー》]]を最大限に生かす為に[[パワー]]の低い[[グレートメカオー]]を大量に並べる必要がある。故に[[全体除去]]に弱い。[[《ボルシャック・スーパーヒーロー》]]や[[《暴走龍 5000GT》]]を出されると勝利は絶望的となる。

***メルゲループ型 [#o5f01add]
[[《アクア・メルゲ》]]、[[《盗掘人形モールス》]]、[[《疾封怒闘 キューブリック》]]の[[殿堂入り]]により、[[コンボ]]の成功率はもはや不可能に近い程低くなった。また、[[【メルゲループ】>【メルゲループワンショット】]]は序盤に決めてナンボの側面が強い(十分な[[山札]]が必要)ため、決まったとしても[[《偽りの名 iFormulaX》]]と[[《ドンドン打つべしナウ》]]を同時にプレイするための8[[マナ]]が揃っているか、あるいは[[ライブラリアウト]]せずに済むかは疑問である。仮に[[《ルナ・コスモビュー》]]と[[《転生スイッチ》]]を介したとしても、6[[マナ]]は必要である。[[今引き]]でキーパーツが揃った場合を除けば、大型ドロースペル詠唱型同様、基本的には相手に1度[[ターン]]を渡すため、[[《ロスト・ソウル》]]には弱い。

***マーシャル・クイーン型 [#h3ec1d46]
[[コンボ]]始動には、最低条件として以下が必要である。

-[[手札]](''7枚'')
--[[《マーシャル・クイーン》]]2体
--[[《クール・ビューティー》]]
--[[《ヘブンズ・ゲート》]]
--[[《転生スイッチ》]]
--[[《真実の名 バウライオン》]]
--[[《知識の精霊ロードリエス》]]
-[[バトルゾーン]]に[[スプラッシュ・クイーン]]の[[進化元]]
-[[マナゾーン]]に3[[マナ]]

このため[[コンボ]]成功率は極めて低く、[[《海底鬼面城》]]等のサポートは必須。

また、[[《マーシャル・クイーン》]]の踏み倒し3枠をほぼフルで何度も使い回すため、[[《百発人形マグナム》]]1体で[[ループ]]の目的が達成できなくなる。序盤で[[除去]]すると[[ループ]]が不成立となり、終盤で[[除去]]する頃には自軍の全滅が確約されるためである。

***ラララオプティマス型 [#uf7cea32]
基本的な弱点は[[【ラララオプティマス】]]の頁を参照。
強いて挙げるとすれば、わざわざ勝ち筋に[[《偽りの名 iFormulaX》]]を選ぶ必然性が若干なりとも薄い点か。


**参考 [#pa8121d5]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/即死コンボ]]
-[[《偽りの名 iFormulaX》]]
-[[《ドンドン打つべしナウ》]]
-[[《ベイB ジャック》]]
-[[エクストラウィン]]