#author("2022-09-19T15:05:41+09:00","","")
#author("2023-06-12T03:15:26+09:00","","")
*【ヴォルグ・サンダーライブラリアウト】 [#u6641835]

山札破壊[[能力]]を持つ[[サイキック・クリーチャー]]、[[《ヴォルグ・サンダー》]]を大量展開し、相手の[[山札]]をごっそり削り落し[[ライブラリアウト]]させる[[デッキ]]の総称。
本項では[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]の[[cip]][[能力]]を利用したものを扱う。

|ヴォルグ・サンダー VIC 闇文明 (6)|
|サイキック・クリーチャー:デーモン・コマンド/ハンター 7000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、プレイヤーを一人選ぶ。そのプレイヤーは、自身の山札の上から、クリーチャーが2体出るまでカードを墓地に置く。|
|W・ブレイカー|
|(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自分の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)|
|BGCOLOR(white):[[《サンダー・ティーガー》]]と覚醒リンク後⇒[[《雷獣ヴォルグ・ティーガー》]]|
|BGCOLOR(#933):COLOR(white):''※プレミアム殿堂''|

|復活の祈祷師ザビ・ミラ SR 闇文明 (8)|
|クリーチャー:デーモン・コマンド/エイリアン 9000|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、自分の他のクリーチャーを好きな数破壊してもよい。こうして破壊したクリーチャー1体につき、コスト6以下のサイキック・クリーチャーを1体、自分の超次元ゾーンからバトルゾーンに出してもよい。|
|(ゲーム開始時、サイキック・クリーチャーは山札には含めず、自身の超次元ゾーンに置き、バトルゾーン以外のゾーンに行った場合、そこに戻す)|
|W・ブレイカー|

[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]、[[《ヴォルグ・サンダー》]]の[[闇]]、コストの重いザビ・ミラの為の[[マナ加速]][[カード]]が豊富な[[自然]][[文明]]を中心に組まれ、ここに[[手札補充]]の[[水]][[文明]]を加えるのがベターか。[[《ハッスル・キャッスル》]]の存在もあり、[[白黒緑]]や[[黒>闇]][[緑>自然]]で構築することも十分に狙える。
ザビ・ミラの[[能力]]を十分に生かすためにも、[[クリーチャー]]比率を高め、展開力に優れた構築にするのが良い。[[《ヴォルグ・サンダー》]]以外にも小型の[[サイキック・クリーチャー]]をばら撒ける[[超次元]][[呪文]]も単純に強い。

-全盛期の環境では猛威を振るっていた[[《ミラクルとミステリーの扉》]]や[[《ホーガン・ブラスター》]]などの[[S・トリガー]][[呪文]]によって「下手に攻撃すると[[覇>《勝利宣言 鬼丸「覇」》]]が飛んでくる」という風潮も僅かながらあったため、このような殴らずに相手を負かす[[ライブラリアウト]]の戦術はどんなデッキにも突き刺さる強烈なものであった。

**主要カード [#ya01a4c5]
|[[《ヴォルグ・サンダー》]]☒|[[山札破壊]]コンセプト 3〜4投入|
|[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]|サンダーを大量展開|

**自然の候補カード [#ae1a1c71]
|[[《霞み妖精ジャスミン》]]|初動[[マナブースト]]。終盤は[[自壊]][[cip]]を使わず[[《ザビ・ミラ》>《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]の種として[[場>バトルゾーン]]に残す|
|[[《大冒犬ヤッタルワン》]]|[[手札]]からの[[マナブースト]]だがクリーチャーが残る2コスト初動|
|[[《シビレアシダケ》]]|~|
|[[《幻緑の双月》]]|~|
|[[《青銅の鎧》]]|3[[コスト]]だが[[山札]]からの[[マナブースト]]で[[クリーチャー]]が残る|
|[[《天真妖精オチャッピィ》]]|墓地にカードさえあれば[[《青銅の鎧》]]の[[S・バック]]版になる|
|[[《ハッスル・キャッスル》]]|[[置きドロー]]。[[エピソード1]]当時の[[環境]]の速度では十分使えた|
|[[《次元流の豪力》]]※|基本は[[《勝利リュウセイ》>《勝利のリュウセイ・カイザー》]]で疑似[[ランデス]]するために|
|[[《口寄の化身》]]|大規模[[ドローソース]]|
|[[《フェアリー・ギフト》]]※|《ザビ・ミラ》早出し手段。対面次第では必要|
|[[《リーフストーム・トラップ》]]|防御札。[[マナブースト]]付き[[除去]]とも《ザビ・ミラ》の種を減らす[[デメリット]]付きとも取れる|

**闇の候補カード [#q6cdeac7]
|[[《解体人形ジェニー》]]|[[ピーピングハンデス]]|
|[[《虚構の影バトウ・ショルダー》]]|[[呪文メタ]]。[[超次元]][[呪文]]だらけの[[エピソード1環境]]に刺さった|
|[[《停滞の影タイム・トリッパー》]]|疑似[[ランデス]]。[[【速攻】]]でもない限り刺さる。対面次第では3マナで[[追加ターン]]を得たようなものになる|
|[[《白骨の守護者ホネンビー》]]|[[墓地回収]]を伴う[[墓地肥やし]]。[[ブロッカー]]付き|
|[[《百発人形マグナム》]]|[[コスト踏み倒しメタ]]。主に[[【ミラクルとミステリーの扉】]]系統への対策に|
|[[《超次元ミカド・ホール》]]|呼び出し範囲重視の超次元呪文。申し訳程度に[[除去]]が付いている|
|[[《超次元リバイヴ・ホール》]]|[[墓地回収]]付き[[超次元]][[呪文]]。[[《ジャスミン》>《霞み妖精ジャスミン》]]と好相性|
|[[《威牙忍ヤミノザンジ》]]|[[防御札]]|

**光の候補カード [#r7fbf7ae]
|[[《黙示賢者ソルハバキ》]]|実質1コストでクリーチャーが残る[[マナ回収]]|
|[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]]|[[置きドロー]]。エピソード1当時[[殿堂入り]]|
|[[《光牙忍ハヤブサマル》]]※|定番[[ニンジャ・ストライク]]|
|[[《アポカリプス・デイ》]]|[[ミラーマッチ]]対策。《ザビ・ミラ》の種を少しずつ並べる相手に刺さる|

**水の候補カード [#abb36250]
|[[《封魔ゴーゴンシャック》]]|呪文メタ|
|[[《エナジー・ライト》]]|このデッキの全盛期当時の定番[[ドローソース]]|
|[[《アクア・サーファー》]]|エピソード当時の定番[[S・トリガー]]|
|[[《コーライル》]]|[[《時空の喧嘩屋キル》]]/[[《巨人の覚醒者セツダン》]]貫通の[[除去]]|
|[[《サイバー・N・ワールド》]]|各[[プレイヤー]][[手札]]・[[墓地]][[リセット]]から5枚[[ドロー]]|
|[[《サイバー・N・ワールド》]]|各[[プレイヤー]][[手札]]・[[墓地リセット]]から5枚[[ドロー]]|

**多色の候補カード [#mfbaeca8]
|[[《魔光騎聖ブラッディ・シャドウ》]]|実質0コストの《ザビ・ミラ》の種|
|[[《腐敗無頼トリプルマウス》]]|5[[マナ]]で1[[ハンデス]]1[[マナブースト]]。ミラーマッチでは相手の《ザビ・ミラ》の種を出る前に叩き落とすことも|


**このデッキの特徴 [#ac7181ec]
最終的に[[クリーチャー]]が3〜4体並んでいるところに[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]を[[召喚]]し、[[cip]][[能力]]で[[《ヴォルグ・サンダー》]]を呼び出せれば良いため、このギミックを既存の[[白黒緑]]や[[緑青黒]]の[[コントロール]][[デッキ]]に流用する場合が多い。[[《魔龍バベルギヌス》]]や[[《フォース・アゲイン》]]、[[《獰猛なる大地》]]などの[[cip]][[能力]]の使いまわしに優れるカードを加えることでザビ・ミラとの[[シナジー]]を見込める。[[オーバーキル]]気味だが《ヴォルグ》達を[[《超時空ストーム G・XX》]]に[[進化]]させたり、[[《漆黒戦鬼デュランザメス》]]で生贄を釣り上げることも可能。

また小型の[[ブロッカー]]軍団を築く[[【ジェスターソード】]]や、ザビ・ミラの[[種族]]を生かし[[【連デモ】]]のギミックを利用するのもよい。

このデッキを組むと自ずと[[自然]]、[[闇]]の[[クリーチャー]]の比率が高くなる。[[闇]]には優秀な妨害札が多数存在しており、特に[[《虚構の影バトウ・ショルダー》]]は対面次第でゲームを決するほどの刺さりとなった。

[[《ヴォルグ・サンダー》]]の性質上、[[【超次元コントロール】]]などの[[呪文]]主体の[[コントロール]]には山札破壊が恐ろしく突き刺さるものの、[[クリーチャー]]比率の高い[[デッキ]]の山札を削ることは難しい。
そのため別のフィニッシュ手段として[[《時空の霊魔シュヴァル》]]を1〜2枚差し込み、ザビ・ミラの能力で並べられるようにしておくとよい。
[[《ヴォルグ・サンダー》]]と[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]が[[デーモン・コマンド]]であるため、[[《霊魔の覚醒者シューヴェルト》]]への[[覚醒]]条件を満たしやすく、[[クリーチャー]]が多く含まれるであろう[[ビートダウン]][[デッキ]]に[[《霊魔の覚醒者シューヴェルト》]]の[[能力]]は非常に相性が良い。

**このデッキの弱点 [#l65af537]
[[《サイバー・N・ワールド》]]や[[返霊]]などのライブラリ回復能力には要注意。また、相手の[[超次元ゾーン]]に[[《時空の邪眼ロマノフZ》]]が見えた場合は[[《ヴォルグ・サンダー》]]の能力のタイミングを良く推し量る必要がある。[[《邪神の覚醒者ロマノフ・Z・ウィザード》]]への[[覚醒]]をサポートする形になってしまい、山札も一気に回復されてしまうからである。

さらに[[ライブラリアウト]][[メタ]]である[[《悠久を統べる者 フォーエバー・プリンセス》]]が登場した。
山札に入っていれば戦術そのものが機能しなくなるので、当時ほどの勢いはなくなったといえる。このカードが見えた時は素直に戦略を切り替えるといい。

山札回復機能がない[[デッキ]]の場合、一度[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]からの[[《ヴォルグ・サンダー》]]を決められてしまうと一気にライブラリアウトの危険性が高まるため、ザビ・ミラを出させないようプレイするのが得策。
ザビ・ミラが[[召喚]]される前にケリを付けるか、[[ハンデス]]でこまめに脅威となるカードを取り除く、もしくは[[クリーチャー]]への[[除去]]によってザビ・ミラからの[[《ヴォルグ・サンダー》]]大量展開の流れを事前に防ぐ必要がある。

**参考 [#uff17e14]
-[[デッキ集 (一覧)]]
-[[デッキ集/超次元コントロール]]
-[[山札破壊]]
-[[ライブラリアウト]]
-[[《ヴォルグ・サンダー》]]
-[[《復活の祈祷師ザビ・ミラ》]]
-[[【紅蓮ゾルゲ】]]

&tag(デッキ集,超次元コントロールデッキ,ライブラリアウトデッキ);