#author("2022-03-31T23:54:58+09:00","","")
#author("2024-01-15T06:13:01+09:00","","")
*グランド・デビル [#l239f2cc]

デッキとしてのグランド・デビル→[[【グランド・デビル】]]

[[DM-19]]より登場した[[種族]]で、[[闇]]、[[水]]の2[[文明]]で構成されている[[ハイブリッド種族]]。[[サポート種族]]に[[ディープ・マリーン]]を持つ。

他種族の[[クリーチャー]]を自らの肉体に取り込むという設定から、生物や怪物のようなものと人型が融合している風貌を持つものが多い。
-[[《封魔ガルマジアス》]]など、何とも融合していない容姿のクリーチャーもいる。[[パワー]]が高いものに多い。

[[進化クリーチャー]]は悪魔のような本体とは別に女神の像のようなものが取り込まれている。[[《封魔ゼレス》]]の[[フレーバーテキスト]]から察するに、[[エンジェル・コマンド]]や[[メカ・デル・ソル]]を取り込んだものと思われる。

[[命名ルール]]は「封魔~」で、[[多種族]]でも基本的にこれを[[冠詞]]にする。[[進化]]すると「魔皇~」。名前はソロモン72柱の悪魔を元にしたものが多い。
また、[[闇]][[単色]]の[[多種族]]は[[フレイム・コマンド]]のように冠詞が短くなる場合が多い。

『デュエル・マスターズ パーフェクト ルール BOOK』によると、厳格なタテ社会で上下関係を守って暮らしているが、年に1度だけ下剋上のチャンスを与えられるという。

|封魔ウェバリス C 水文明 (1)|
|クリーチャー:グランド・デビル 3000|
|ブロッカー|
|このクリーチャーは攻撃することができない。|
|相手のクリーチャーが自分を攻撃してブロックされなかった時、このクリーチャーを破壊する。|

|魔皇バルパス R 水文明 (5)|
|進化クリーチャー:グランド・デビル 7000|
|進化−自分のグランド・デビル1体の上に置く。|
|メテオバーン−クリーチャーが攻撃する時、このクリーチャーの下にあるカードを1枚選び墓地に置いてもよい。そうした場合、バトルゾーンにあるコスト3以下のカードを1枚選び、持ち主の手札に戻す。|
|W・ブレイカー|

全体的に3~5[[マナ]]域の小粒なものが目立ち、[[能力]]面は別として、[[パワー]]面ではやや非力である。しかし、サポート[[種族]]である[[ディープ・マリーン]]のバックアップを受けることで強力な展開力を得ることができる。

進化クリーチャーも直線的な強さではなく、独特かつ癖のある能力を持つものばかり。特に[[進化GV]]先はかなり充実しており、屈指の強さを持つ[[フェニックス]]が揃い踏みしている。

[[ビートダウン]]から[[コントロール]]はもちろん、[[コンボデッキ]]も扱える臨機応変な[[ハイブリッド種族]]の中でもかなり優秀な種族である。
[[ビートダウン]]から[[コントロール]]はもちろん、[[コンボデッキ]]も扱える種族である。

-[[ハイブリッド種族]]中、[[スーパーレア]]のカードとして収録されたことは''[[DMRP-19]]まで一度もなかった''。一応、[[《超神星ネプチューン・シュトローム》]]の進化元になれる唯一の[[ハイブリッド種族]]ではある。
ちなみに2019年3月現在、他の[[ハイブリッド種族]]では[[アーク・セラフィム]]が''3枚''、[[グレートメカオー]]が''5枚''、[[ドリームメイト]]が''[[1枚>《災勇鬼ダイゴクウ》]]''、[[ティラノ・ドレイク]]が''6枚''である。
[[《封魔の戦慄ジュマゾール》]]や[[エピソード3]]など、高レアリティのカードになれるチャンスは多かったものの、それらが全てフイにされたのが残念である。
そして2021年9月に[[スーパーレア]]のグランド・デビルの[[《魔素縫合 アモデゴラス》]]が登場。[[DM-19]]にて登場してから実に15年越しの快挙である。
--[[デュエル・マスターズ プレイス]]では、[[《魔聖デス・アルカディア》]]が[[スーパーレア]]に昇格。事実上初の[[スーパーレア]]収録となった。しかし[[エンジェル・コマンド]]との複合であり、その後[[《霊王機トリファリオン》]]が出たがこちらも多種族であり、単種族の[[スーパーレア]]は未だにない。

-[[《封魔ヴィレ・アポストロ》]]の種族名には「グラン・ドデビル」と書かれているが、「グランド・デビル」の誤植である。これが元で「ドデビル」の愛称が用いられることもある。詳細は後述。

-[[不死鳥編背景ストーリー]]では[[《インフェルノ・ゲート》]]を使用して[[デーモン・コマンド]]や[[ドラゴン]]を復活させるなど、ストーリーの流れにもっとも大きく関わっている。[[アーク・セラフィム]]と比べるとはるかに優遇されている。
--[[神化編背景ストーリー]]では[[オリジン]]の吸収を企むが、[[オリジン]]の用いる[[アークの力によって逆に支配されてしまう>《電磁封魔ロッキオ》]]。この無謀な[[グランド・デビル]]達の行動は[[オリジンによる世界侵攻の危機を加速させてしまった>《封魔トリノマンサー》]]。恐らくだが、太古の存在であって本来は[[終末魔導大戦>転生編背景ストーリー]]以降の新種族を抱えているはずがない[[オリジン]]が、[[グランド・デビル]]を広く取り込んでしまった事が大きい痛手となったのだろう。
--その後何の偶然か、[[転生編]]から1万年が経った[[不死鳥編]]と同じ様に、[[エピソード2]]から1万年経った[[エピソード3]]でフィーチャーされる。新[[種族]][[ゴッド・ノヴァ]]が降臨する前から、[[ゴッドの力をも虎視眈々と狙っていた>《封魔バルゾー》]]が、[[ミイラ取りがミイラになる>《封魔のイザナイ ガラムマサラ》]]呆気ない結末を迎え、最後に登場したのは[[名前そのままのバニラ>《封魔神官 バニラビーンズ》]]であった。他の[[種族]]にも言えるがフィーチャーされたのかされてないのかよく分からない立ち位置である。
--一方で不死鳥編を元にした[[デュエル・マスターズ プレイス]]では、生存のために他種族と融合していたものが、いつしか世界全てを取り込む野望へと歪んでいき、[[《超神星ネプチューン・シュトローム》]]を生み出しそれに仕えるという、「デビル」の名のイメージに違わぬ悪役らしい活躍を見せている。

-[[極神編]]ワールドマップでは、[[闇]]文明らしく地底に「[[冥城ロノヴェル>《封魔ロノヴェル》]]」を構え、仲間同士の融合を繰り返しているようだ。この頃[[闇]]文明は弱体化の一途をたどっていたらしく、「禁断の秘術」に手を染めて日夜バロム復活の儀式を行っているようだ。
--尚、[[《聖霊王アルカディアス》]]は[[極神編]]ワールドマップにて健在である様子が確認できる。

-上記のように[[エピソード3]]で一応フィーチャーされ、[[DMX-14]]でもいくつかのグランド・デビルが[[再録]]された。しかし、[[デッキ]]の核となる[[ディープ・マリーン]]の[[《メディカル・アルナイル》]]と[[《スナイプ・アルフェラス》]]は未だに[[絶版]]のため、[[種族デッキ]]は組みづらい状況となっている。

-Devilは悪魔と言う意味だが、厳密にはキリスト教でいう神に対する悪魔を指す。

//-支配力に長けた種族であるが、[[《電磁封魔ロッキオ》]]や[[《封魔のイザナイ ガラムマサラ》]]など、より強大な支配力を持つ種族の噛ませ犬のような役を持たされる傾向にある。

**グランド・デビルに関連する効果を持つカード [#haf76484]
-[[《スナイプ・アルフェラス》]]
-[[《封神ゴート》]]
-[[《封魔ガルプルス》]]
-[[《封魔のイザナイ ガラムマサラ》]]
-[[《封魔サルバドル》]]
-[[《封魔リベンジ・アラスト》]]
-[[《悪魔提督アルゴ・バルディオル》]]
-[[《封魔の戦慄ジュマゾール》]]
-[[《封魔ソウル・アヴァルス》]]
-[[《メディカル・アルナイル》]]
-[[《封魔ガルシャ》]]
-[[《アクア・スクリュー》]]
-[[《ウェービング・アルゴルス》]]
-[[《封魔グレミー》]]
-[[《封魔ダンリモス》]]
-[[《デモメイト・エリダヌス》]]
-[[《封魔エリゴウル》]]
-[[《魔塊流ギガンドル》]]
-[[《封魔ダイダロギヌス》]]
-[[《アイズ・カノープス》]]
-[[《ラディアック・ガルクス》]]
-[[《封魔ゾルファス》]]
-[[《封魔ヴィレ・アポストロ》]]
-[[《ミスティック・ガストゥール》]]
-[[《霊王機トリファリオン》]]

-[[《デビルカース・エナジー》]]
-[[《デビル・リンク・タブー》]]

**グランド・デビルを進化元とするカード [#gbb0d565]
-[[《魔皇バルパス》]]
-[[《魔皇アスティマート》]]
-[[《魔皇アゼルザード》]]
-[[《魔皇グレンベルク》]]
-[[《闇彗星アステロイド・ゲルーム》]]([[グランド・デビル]]or[[ディープ・マリーン]]or[[ドラゴン・ゾンビ]])〈[[進化V]]〉
-[[《超神星マーキュリー・ギガブリザード》]]([[グランド・デビル]]or[[グレートメカオー]]or[[リキッド・ピープル]])〈[[進化GV]]〉
-[[《超神星プルート・デスブリンガー》]]([[グランド・デビル]]or[[ティラノ・ドレイク]]or[[デスパペット]])〈[[進化GV]]〉
-[[《超神星ネプチューン・シュトローム》]]([[グランド・デビル]]or[[エンジェル・コマンド]]or[[デーモン・コマンド]])〈[[進化GV]]〉
-[[《超神星ペテルギウス・ファイナルキャノン》]]([[グランド・デビル]]or[[グレートメカオー]]or[[ポセイディア・ドラゴン]])〈[[進化GV]]〉
-[[《超神星ブラックホール・サナトス》]]([[グランド・デビル]]or[[ディープ・マリーン]]or[[ティラノ・ドレイク]]or[[ブレイブ・スピリット]])〈[[進化GV]]〉

**グランド・デビルが目玉カードとなった商品 [#pcea4f6b]
-[[DMC-28 「グランド・デビル・フィニッシャー1/2」>DMC-28]]
-[[DMC-35 「ビギナーズ・ビートスラッシュ・デッキ」>DMC-35]]

**参考 [#b4a0b694]
-[[種族リスト]]
-[[ディープ・マリーン]]
-[[【グランド・デビル】]]
-[[《封魔ウェバリス》]]
-[[《魔皇バルパス》]]

&tag(種族,水文明,闇文明,グランド・デビル,ドデビル,ハイブリッド種族);

*ドデビル [#l1758497]

[[グランド・デビル]]の俗称、略称。

誤植で[[《封魔ヴィレ・アポストロ》]]に「グラン・ドデビル」と記されているのが由来。後に[[エラッタ]]され、正しい表記に訂正されている。

しかし「''ドデビル''」というやや間の抜けた語感は多くの[[プレイヤー]]を惹き付け、[[グランド・デビル]]や[[《封魔ヴィレ・アポストロ》]]の俗称として浸透することとなった。

[[テキスト]]の誤植は本来望まれないものではあるが、それが愛されたという珍しい事例である。

-似たようなミスには「ライト・ブリンガー」(正しくは[[ライトブリンガー]])、「アークセラフィム」(正しくは[[アーク・セラフィム]])などがある。このような[[種族]]名の中点の打ち間違いはたびたび発生しているものの、中点の位置がズレている誤植は非常に珍しい。


-もっとも、こういった例(「[[デューン・ゲッコー>デューンゲッコー]]」や「[[スノー・フェアリー>スノーフェアリー]]」)は大抵意味が通るのに対して、「グランド・デビル」の場合、「グラン・ドデビル」だと意味が通らないことも単なる誤植ではなくネタとして扱われる要因になっている。

**参考 [#a286146e]
-[[用語集]]
-[[俗称一覧]]
-[[エラッタ]]
-[[種族誤植の一覧]]
-[[【リベンジドデビル】]]

&tag(用語集,俗称,グランド・デビル,ドデビル);