#author("2021-06-20T19:01:06+09:00","","")
#author("2021-06-20T19:04:02+09:00","","")
*ハンドアドバンテージ [#od8e1ae4]

対戦相手との[[手札]]枚数の差。またはその差による優位性。
多くの行動は[[手札]]から[[カード]]を出すことで行われるため、[[アドバンテージ]]の中では最も基本概念となるものと言える。

[[ドロー]]や[[手札]][[破壊]]によって差がついた場合、
x(自分が使用したカード、または自分の現在の手札):y(相手が失ったカード、または相手の現在の手札)
などと表記する。
1[[ターン]]に取れる行動の幅、数ともに増えるために、[[山札]]がなくならない限りは[[手札]]が多い方が有利となる。

-カードを使うことが可能な状態でこそアドバンテージになるので、[[ロック]]手段によって動きを封じるのは間接的にハンドアドバンテージを削っているとも言える。例えば[[《偽りの王 ナンバーナイン》]]を出されている状況だと、[[手札]]の[[呪文]]は存在しないも同然となる。

-[[《ロスト・ソウル》]]や[[《忘却人形ラビオール》]]を使われると、ハンドアドバンテージを全て失ってしまう。

-[[ドロー]]、[[サルベージ]]などの[[手札補充]]はこれを得るための行為、[[ハンデス]]はこれを失わせるための行為である。

-[[ドローステップ]]の[[ドロー]]の他、相手に[[ブレイク]]された[[シールド]]からも[[手札]]は得られる。当然、打点の高い[[クリーチャー]]に[[攻撃]]された方が大きなハンドアドバンテージになりやすい。
--[[コントロール]]が相手の[[シールド]]を積極的に[[ブレイク]]しないのは、このハンドアドバンテージを相手に与えないことが目的として大きい。大抵は上記の[[ロック]]や[[ハンデス]]を交えてさらに相手の選択肢を奪っていく戦法を取る。
--一方で[[速攻]][[デッキ]]はハンドアドバンテージを相手に与えることを承知の上で序盤から積極的に[[シールド]]を[[ブレイク]]していく。増えた相手の手札のカードを使われる前に[[ダイレクトアタック]]に持ち込む戦法を取る。
//手札だけ多くても、[[マナ]]不足などで使えない状況なら、有利な状況とは言い難い。


-手札は、その枚数だけでなく「質」もまた重要な要素である。例えば[[サーチ]]は手に入る[[カード]]の枚数が少ないが、代わりにその時必要なカードを確実に手元に引っ張って来られる。そのため、[[コンボデッキ]]のように特定の[[キーカード]]を必要とするデッキでは[[ドロー]]の上位の働きをすることが多い。どのようにしてハンドアドバンテージを得るのが自分のデッキに合っているかを、よく選ぶべきだろう。

-手札が尽きて後が続かず、不利な状況に陥ってしまうことを俗に「[[息切れ]]」と呼ぶ(例:「[[赤単]]は[[手札補充]]がないので息切れしがち」)。

**参考 [#a1e0aa84]
-[[用語集]]
-[[手札]]
-[[ドロー]]
-[[手札破壊]]

&tag(用語集,手札);
&tag(用語集,手札,アドバンテージ);