#author("2023-11-11T17:09:13+09:00","","")
#author("2023-11-11T17:11:32+09:00","","")
*バウンス [#i3c934f8]

[[バトルゾーン]]にある[[カード]]を[[手札]]に加えさせる[[除去]]。
稀に[[山札]]に戻すことも指すが、混同を避けるために[[山札送り]]、ないしは「デッキバウンス」と称されることが多い。

語源は「跳ね返す」という意味の「Bounce」。
[[水]]がこの[[能力]]を多く擁している。

|スパイラル・ゲート C 水文明 (2)|
|呪文|
|S・トリガー|
|クリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。|

|アクア・サーファー UC(R) 水文明 (6)|
|クリーチャー:リキッド・ピープル 2000|
|S・トリガー|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻してもよい。|

ほとんどのバウンス[[能力]]は、[[パワー]]などの条件が無いため、厄介な[[重量級]]の[[フィニッシャー]]にも有効である。

[[水]]の主な[[除去]]手段だが、[[手札]]に戻った[[クリーチャー]]は再び出せるので、時間稼ぎにしかならないことがほとんどで、[[cip]]能力を使い回す利敵行為になることも多い。[[アドバンテージ]]となる「時間」をどれだけうまく使えるかがポイントになる。

時間稼ぎにしかならない分、他の[[除去]]に比べて[[コスト]]は軽く設定されている。また相手の[[クリーチャー]]だけでなく、自分の[[クリーチャー]]を戻すことも可能なものが多い。

[[破壊]]や[[マナ送り]]とは一長一短なので、自分の[[デッキ]]に合ったものを選択したい。

-[[召喚酔い]]のない[[スピードアタッカー]]や[[進化クリーチャー]]などには効果が薄い。
また、[[cip]]持ちの[[クリーチャー]]に対して使った場合、[[cip]]を再使用する機会を与えてしまう。しかし、それを逆手にとって自分の[[cip]]持ちを再利用することもできる。
逆に[[《爆勇士ユーカーン》]]など、[[デメリット]]の[[cip]][[能力]]を持つ[[クリーチャー]]に対しては有効。[[デメリット]]の程度にもよるが、相手は迂闊に再[[召喚]]することができなくなる。
-[[召喚酔い]]のない[[スピードアタッカー]]や[[進化クリーチャー]]などにも効果が薄い。とはいえ、それらの再召喚に手間を取らせるにはなるため、全くの無駄という訳ではない。

-[[cip]]持ちに部が悪いことがほとんどだが、逆に[[《爆勇士ユーカーン》]]など、[[デメリット]]の[[cip]][[能力]]を持つ[[クリーチャー]]に対しては有効。[[デメリット]]の程度にもよるが、相手は迂闊に再[[召喚]]することができなくなる。

-[[サイキック]]や[[ドラグハート]]のように[[手札]]に戻されると即座に[[超次元ゾーン]]に置かれるため、これらには事実上他の[[除去]]と同質の除去して働く。かつてバウンス呪文の代表格であった[[《スパイラル・ゲート》]]の殿堂入りは[[サイキック・クリーチャー]]に対する強烈なメタとなるからとも言われている。
--[[強制]]的に[[除去置換効果]]が発生する[[EXライフ]]に対しても、他の除去と同等の効果を発揮出来る。

-あくまで[[バトルゾーン]]の[[カード]]を[[手札]]に加える場合に使われ、[[墓地]]や[[山札]]の[[カード]]を[[手札]]に加えることはバウンスとは言わない。(それらについては、[[サルベージ]]や[[ドロー]]、[[手札補充]]を参照)&br;なお、[[破壊]]されるかわりにバウンスされる[[能力]]は[[モヤシ]]と呼ばれる。

-[[《スパイラル・ゲート》]]の影響からか[[《ザ・ストロング・スパイラル》]]、[[《神羅スパイラル・ムーン》]]など、バウンス[[能力]]を持つ[[カード]]には「スパイラル」と付くものが多い。ちなみに「スパイラル」の意味は「螺旋」。

-[[《コーライル》]]など、[[山札の上]]に送る[[除去]]は山札バウンスなどと呼ばれることがある。

-[[火]]の[[スピードアタッカー]]の中には、強力な代わりに[[ターンエンド]]に自身を[[バウンス]]させるものがある。通常は[[デメリット]]として計算されているが、[[殴り返し]]や除去能力・呪文などの対象にされない点、[[cip]]を使い回しできる点など、むしろ[[メリット]]に変換できる場面も多い。

-先述の通り、[[cip]][[ループ]]を組み込む上では重要な戦術たりうる。

-アニメ「デュエルマスターズ ビクトリー」8話でもバウンスという言葉を使っている。

**テキストについて [#j5f7fe06]
-[[革命編]]以前は「''バトルゾーンにある''クリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す」といった[[テキスト]]だったが、[[革命編]]に入り[[テキスト]]の一新が行われ、今までにあった「''バトルゾーンにある''」という記述がほとんどのバウンスカードで消された。文面上は[[公開ゾーン]]である[[墓地]]や[[マナゾーン]]からも[[回収]]できるような[[テキスト]]だが、今まで通り[[バトルゾーン]]にある[[カード]]のみ[[手札]]に戻すことができる。
***旧[[テキスト]]([[革命編]]より前) [#pf94c994]
|スパイラル・ゲート C 水文明 (2)|
|呪文|
|S・トリガー|
|バトルゾーンにあるクリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。|
***新[[テキスト]]([[革命編]]以降) [#n8963d4a]
|スパイラル・ゲート C 水文明 (2)|
|呪文|
|S・トリガー|
|クリーチャーを1体選び、持ち主の手札に戻す。|

**代表的なバウンスカード(原則、対象はクリーチャーのみ) [#y7211571]
-[[《スパイラル・ゲート》]]
-[[《アクア・サーファー》]]
-[[《ドンドン吸い込むナウ》]](条件あり
-[[《転生スイッチ》]]
-[[《龍脈術 落城の計》]](6コスト以下カード全般
-[[《幾何学艦隊ピタゴラス》]]
-[[《英雄奥義 スパイラル・ハリケーン》]]
-[[《謎帥の艦隊》]]
-[[《連弾スパイラル》]]
-[[《レアリティ・レジスタンス》]](条件あり、[[プレミアム殿堂]]
-[[《斬隠蒼頭龍バイケン》]]([[マッドネス]]時のみ
-[[《アクア・バースター》]]
-[[《一角魚》]]および[[《封魔バルゾー》]]
-[[《スパイラル・チャージャー》]]および[[《サーファー・チャージャー》]]
-[[《ザ・ストロング・スパイラル》]]
-[[《爆進エナジー・スパイラル》]]
-[[《スパイラル・ドライブ》]]
-[[《斬隠テンサイ・ジャニット》]](3コスト以下のみ
-[[《キング・アトランティス》]]
-[[《アクア・ナルトサーファー》]]
-[[《深海の伝道師 アトランティス》]]
-[[《陰謀と計略の手》]]([[非進化]]のみ
-[[《執拗なる鎧亜の牢獄》]]
-[[《アラゴト・ムスビ》]](自分の他のクリーチャのみ・[[マーシャル・タッチ]])
など

**参考 [#kdd61dba]
-[[用語集]]
-[[水]]
-[[除去]]
-[[ドロー]]
-[[サルベージ]]
-[[《スパイラル・ゲート》]]
-[[《アクア・サーファー》]]

&tag(用語集,バウンス,除去);