#author("2024-04-13T06:14:37+09:00","","")
#author("2024-04-15T05:17:49+09:00","","")
*全体除去 [#ddfc17d9]

条件に合致するクリーチャー全てを対象にする[[除去]]。またはそのような[[カード]]。

「単体除去」の対義語である。その歴史は古く、[[DM-01]]から登場していた。

|クリムゾン・ワイバーン SR 火文明 (8)|
|クリーチャー:アーマード・ワイバーン 3000|
|このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、バトルゾーンにある「ブロッカー」を持つクリーチャーをすべて、持ち主の墓地に置く。|

|アポカリプス・デイ R 光文明 (6)|
|呪文|
|S・トリガー|
|バトルゾーンにクリーチャーが6体以上あれば、それをすべて破壊する。|

|悪魔神バロム・エンペラー SR 闇文明 (7)|
|進化クリーチャー:デーモン・コマンド 9000|
|進化−自分のデーモン・コマンド1体の上に置く。|
|このクリーチャーをバトルゾーンに出した時、闇以外のクリーチャーをすべて破壊する。|
|W・ブレイカー|

代表的な[[カード]]には[[《アポカリプス・デイ》]]や[[《インビンシブル・アビス》]]などがあげられる。

条件に合う[[クリーチャー]]を全て取り除けるため、通常の[[除去]]に比べると破壊力が段違いである。[[制圧]]された状況で撃てれば、[[バトルゾーン]]を[[リセット]]し、[[フボードアドバンテージ]]を差し引き0に戻すことができる。
条件に合う[[クリーチャー]]を全て取り除けるため、通常の[[除去]]に比べると破壊力が段違いである。[[制圧]]された状況で撃てれば、[[バトルゾーン]]を[[リセット]]し、[[フィールドアドバンテージ]]を差し引き0に戻すことができる。

さらに、1体ずつ「選んで」破壊しているわけではないので、[[《光器ペトローバ》]]のような[[アンタッチャブル]]でも除去することができる。[[《レッド・ABYTHEN・カイザー》]]のような、選ばれると[[トリガー]]する[[能力]]にも引っかからない。

ただし、味方も巻き込むものは扱いが難しいのが欠点。自分の[[クリーチャー]]が並んでいる状況では使いづらいため、味方が被害を受けないような工夫が必要である。

**ルール [#pc160ea1]
全体除去の詳細な手順は次の通り。
+条件を満たすクリーチャーが「破壊されること・離れることが予約された」状態になる。この時点ではまだバトルゾーンにある。
+[[破壊置換効果]]・[[除去置換効果]]を適用する場合は、それも予約する。
--[[《インフィニティ・ドラゴン》]]や[[《超奇天烈 マスターG》]]のように、置換効果の発生に特定の処理を伴うものは、あらかじめそれを[[ターン・プレイヤー]]から行っておく。これらの処理で、[[耐性]]を得ることができなかったクリーチャーも、この時点ではまだバトルゾーンを離れない。
+条件を満たすクリーチャー全てが同時にバトルゾーンを離れる。置換効果によって指定のカードがゾーンを移動する時も、同じタイミングで移動する。また、[[pig]]能力などの[[誘発型能力]]が[[誘発]]しても全体除去の効果が終わるまで、一旦[[待機]]状態になる。
--[[セイバー]]・[[ウルトラ・セイバー]]を持ったクリーチャーは、自身が[[除去]]される場合でも、その能力を使って味方のクリーチャーを除去から守ることができる。
--[[エスケープ]]、[[真・エスケープ]]でシールドを手札に加える場合も、クリーチャーがバトルゾーンを離れるのと同じタイミングで手札に加える。
--[[《インフィニティ・ドラゴン》]]や[[《超奇天烈 マスターG》]]の効果で[[耐性]]を得られなかったクリーチャーも、このタイミングでバトルゾーンを離れる。
+待機状態の[[pig]]能力を解決する。この時、実際に誘発した順番とは関係なく[[ターン・プレイヤー]]から解決していく。[[誘発型能力]]参照。

-「クリーチャーは同時に破壊される」という裁定である。
--長らく「ターン・プレイヤーから一体ずつ破壊していく」という裁定に変更されていたが、2012年9月28日より現行の[[ルール]]に戻った。ただし、逆に複数体のクリーチャーがバトルゾーンに出る時は、1体ずつなので、混同しないように。

-「他のクリーチャーが破壊された時」でトリガーする能力を持ったクリーチャーと他のクリーチャーが同時に破壊された場合、そのクリーチャーが破壊された時点でもうその能力を使用できない。そのため、同時に破壊されたクリーチャーの数を参照してその能力をトリガーすることもできなくなった。
--かつては、同時に破壊されてもトリガーする裁定だったが、[[【ジャバランガループ】]]を弱体化させるためか、2018年9月3日に上記の裁定に変更された。
2体の[[《封魔妖スーパー・クズトレイン》]]が[[破壊]]された場合、お互いの[[能力]]で合計2枚[[ドロー]]できていたが、この裁定により1枚も[[ドロー]]できなくなった。


**その他 [#t9e0a680]

-[[火]]文明には「パワー〜以下」「コスト〜以下」を破壊する''[[全体火力>火力]]''が数多く存在する。[[《暴走龍 5000GT》]]や[[《メガ・マグマ・ドラゴン》]]、[[《温泉 湯あたり地獄》]]などが有名。
-厳密には意味が異なるが、一度にたくさんのクリーチャーを指定し、除去できるカードも全体除去と呼ばれる事がある。

**主なクリーチャーの全体除去 [#j7b4aeef]
-[[《キング・アトランティス》]]
-[[《アクア・ウェイブスター》]]
-[[《超神星ネプチューン・シュトローム》]]
-[[《悪魔神バロム》]]
-[[《悪魔神ドルバロム》]]
-[[《悪魔神バロム・エンペラー》]]
-[[《猛虎ライガー・ブレード》]]
-[[《クリムゾン・ワイバーン》]]
-[[《熱血龍 GENJI・XXX》]]
-[[《ボルシャック・スーパーヒーロー》]]
-[[《剣豪の覚醒者クリムゾン GENJI・XX》]]
-[[《激竜王ガイアール・オウドラゴン》]]
-[[《暴走龍 5000GT》]]
-[[《偽りの名 イーサン》]]
-[[《超絶の名 シャーロック》]]
-[[《悪魔神王バルカディアス》]]
-[[《偽りの悪魔神王 デス・マリッジ》]]
-[[《悪魔神バロム・クエイク》]]
-[[《偽りの王 モーツァルト》]]
-[[《メガ・マグマ・ドラゴン》]]
-[[《百族の長 プチョヘンザ》]]
-[[《終焉の禁断 ドルマゲドンX》]]
-[[《勝利のレジェンド ガイアール》]]

-[[《極真龍魂 オール・オーバー・ザ・ワールド》]]

**主な呪文の全体除去 [#z2f8e0e9]
-[[《アポカリプス・デイ》]]
-[[《インビンシブル・アビス》]]
-[[《バイオレンス・ヘヴン》]]
-[[《超爆デュエル・ファイアー》]]
-[[《温泉 湯あたり地獄》]]
-[[《天使と悪魔の墳墓》]]
-[[《テック団の波壊Go!》]]
-[[《ハムカツ団の爆砕Go!》]]
-[[《オールデリート》]]

**参考 [#c4a83995]
-[[用語集]]
-[[除去]]
-[[火力]]
-[[リセット]]

&tag(用語集,除去,全体除去);