#author("2024-01-04T08:59:34+09:00","","")
#author("2024-01-04T09:01:09+09:00","","")
*白黒緑 [#ic561cce]

[[闇]]と、その[[敵対色]]である[[自然]]、[[光]]の[[3色]]の色構成。または、そのカラーで組まれたデッキの構成色のこと。

「''ネクラ''」と俗称されることが多い。
例:[[【白黒緑ドルマゲドン】]]→【ネクラドルマゲドン】

[[自然]]の[[マナブースト]]からスタートし、[[光]]と[[闇]]で[[バトルゾーン]]と[[手札]]にある相手のカードを両面から圧迫していく。相手への干渉の手段が多く、[[コントロール]]が得意である。
[[白青黒]]デッキと比べると、手軽な[[水]]の[[ドローソース]]を扱えない分、[[自然]]の[[マナブースト]]で大型[[フィニッシャー]]の扱いに長ける。

[[自然]]と[[光]]とで[[パワー]]の高い大型[[クリーチャー]]を揃えることができるのも特長。[[闇]]の[[除去]]や[[ハンデス]]で妨害しながら、[[墓地回収]]を絡めて粘り強く戦っていけるのも利点。
[[光]]は[[呪文]]の扱いに長けており、[[墓地回収]]も容易にできる。

[[光]]は[[《雷鳴の守護者ミスト・リエス》]]、[[自然]]は[[《ハッスル・キャッスル》]]や[[《口寄の化身》]]、[[闇]]は各種[[墓地回収]]と、どれも[[手札補充]]手段を持っている。おおよそクリーチャーを何らかの形で利用したものとなるため、[[【除去コントロール】]]よりも[[【クリーチャーコントロール】]]を得意とするカラーである。かつては[[《凶星王ダーク・ヒドラ》]]もよく使われていた。

[[ツインパクト]]が登場して以降は、光の呪文回収と、闇と自然のクリーチャー回収の両方を活かしやすくなった。

代表的なデッキは[[【白黒緑ガーディアン】]]([[【シャングリラ】]])や、[[【ギャラクシーコントロール】]]、[[【白黒緑超次元】]]など。[[【キング・アルカディアス】]]もこの色で組まれることが多かった。

-[[墓地]]と[[マナゾーン]]を絡めた複雑な動きができるため、かなりテクニカルなデッキを組める色構成である。[[《超次元リバイヴ・ホール》]]と[[《黙示護聖ファル・ピエロ》]]の[[コンボ]]で毎ターン[[サイキック・クリーチャー]]を出したり、[[《激天下!シャチホコ・カイザー》]]で[[《霞み妖精ジャスミン》]]を使い回すなどの芸当が可能である。(→[[【激天下コントロール】]])

-[[エンジェル・コマンド]]や[[デーモン・コマンド]]でデッキを組む場合、この色でデッキが組まれることが多い。[[マナブースト]]や[[マナ回収]]、[[《母なる星域》]]を扱えるので[[《偽りの悪魔神王 デス・マリッジ》]]や[[《死神明王ガブリエル・XENOM》]]などの大型[[進化クリーチャー]]の運用も容易である。
--[[【ヘブンズ・ゲート】]]や[[【ウェディング・ゲート】]]は少々事情が異なる。手札の消費が激しいため、質より量の大量ドローができる[[水]]を添えるものが多い。
[[DMX-23]]で「([[水]]ではなく)[[自然]]を絡めた【ヘブンズ・ゲート】」が提案されたこともある。これについては、[[王来篇]]にて[[《巨大設計図》]]8枚体制が実現した事で主流となった。

-このカラーに[[水]]を加えるとリソース確保力をさらに高める事ができる。[[青黒緑]]の爆発的なリソース確保力と合わせて展開していくデッキを組む事ができ、[[【4色ロマノグリラ天門】]]などは環境でも活躍した。

-俗称の「ネクラ」は、[[MTG>Magic:The Gathering]]のカード[[《ネクラボルバー》>http://mtgwiki.com/wiki/%E3%83%8D%E3%82%AF%E3%83%A9%E3%83%9C%E3%83%AB%E3%83%90%E3%83%BC/Necravolver]]が由来。後に、[[《収穫するものテネブ》>http://mtgwiki.com/wiki/%E5%8F%8E%E7%A9%AB%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%82%E3%81%AE%E3%83%86%E3%83%8D%E3%83%96/Teneb,_the_Harvester]]を語源とする「テネブカラー」、タルキール次元の1色とその敵対2色の組み合わせからなる氏族の一つ、「[[アブザン家>http://mtgwiki.com/wiki/%E3%82%A2%E3%83%96%E3%82%B6%E3%83%B3%E5%AE%B6/The_Abzan_Houses]]」を語源とする「アブザンカラー」というという俗称が登場した。いずれにせよ、色の組み合わせは俗称を使うより、色名で言った方が親切だろう。

-[[極神編環境]]では[[【白黒緑ガーディアン】]]の登場で初めて明確に[[メタゲーム]]に食い込む。当時の[[ハンデス]]の主流だった[[《クローン・バイス》]]が[[殿堂入り]]し、[[《ロスト・ソウル》]]が多用されるようになったためである。[[《母なる大地》]]で大型[[フィニッシャー]]を軽々扱えたのも大きい。

-[[戦国編]]では[[《不滅の精霊パーフェクト・ギャラクシー》]][[《ソウル・アドバンテージ》]][[《ハッスル・キャッスル》]]を獲得。[[【クリーチャーコントロール】]]の代表格として君臨した。

-[[覚醒編]]では各種[[サイキック・クリーチャー]]と[[超次元]][[呪文]]を獲得し、[[【白黒緑超次元】]]が成立。[[エピソード1]]ではこの色での[[【ヴォルグ・サンダーライブラリアウト】]]が組まれるなど、様々な形を見せている。だが、[[環境]]の高速化で[[トップメタ]]からは退き気味である。

-[[王来篇]]では[[敵対色]]で構成される[[ディスペクター]]のうち、「接続」の名称を持つカードがこの色を担当している。[[光]]が[[手札]]、[[闇]]が[[墓地]]、[[自然]]が[[マナゾーン]]からの[[クリーチャー]]展開をそれぞれ得意としていることからか、[[王来篇]]ではこの3ヶ所から展開できる[[カード]]が追加されている。だが、この色では[[カードパワー]]の[[インフレ]]に伴った[[マナブースト]]、[[手札補充]]手段を獲得出来ていない事、強力な高コストフィニッシャーが多数[[火文明]]に集中している事も影響し、[[環境]]からは一歩引いた立ち位置である。[[3色]]カードも主に[[【5色コントロール】]]のパーツとしての採用が目立つ。

**白黒緑のカード [#hbcf1959]
#taglist(白黒緑^3色^多色-用語集)
ゲームオリジナルカード
#taglist(白黒緑 (デュエプレ)-白黒緑)

絶対数が少なく、[[王来篇]]以前に存在していた[[カード]]はわずか4枚のみだった。
勝太編までは絶対数が少なく、[[王来篇]]以前に存在していた[[カード]]はわずか4枚のみだった。
一応、[[【ヒャックメーカウンター】>【カウンターマッドネス】]]や[[【アルカクラウン】]]といった[[専用デッキ]]が構築されたが、どれも[[環境]]で目立った活躍を残せていなかった。
[[王来篇]]ではそれまでの19年間で登場していた総数を超える量のカードが一気に追加され、[[《砕慄接続 グレイトフル・ベン》]]や[[《零獄接続王 ロマノグリラ0世》]]を筆頭に強烈な展開能力を持つ[[カード]]も登場した。

-[[DM23-EX2]]時点では、[[超次元ゾーン]]のカードでこの[[3色]]を持ったカードは登場していない。

**参考 [#v0b3286e]
-[[用語集]]
-[[デッキカラー]]
-[[多色]]
-[[回収]]
-[[ハンデス]]
-[[DM23-BD5 「エキサイティング・デュエパ・デッキ 不敬なり!真邪眼騎士団」>DM23-BD5]]

-[[【白黒緑コントロール】]]
--[[【白黒緑ガーディアン】]]
--[[【キングロック】>【キング・アルカディアス】]]
--[[【ギャラクシーコントロール】]]
--[[【白黒緑超次元】]]

-[[友好色]](「弧」)
--[[白青緑]]
--[[白青黒]]
--[[青黒赤]]
--[[黒赤緑]]
--[[白赤緑]]
-[[敵対色]]([[対抗色]]、「楔」)
--[[白黒赤]]
--[[青赤緑]]
--''白黒緑''
--[[白青赤]]
--[[青黒緑]]

&tag(用語集,光文明,闇文明,自然文明,白黒緑,3色,多色);